Cisco ISDN BRI S/T ネットワーク インターフェイス モジュール ハードウェア設置ガイド
Cisco ISDN BRI S/T ネットワーク インターフェイス モジュール
Cisco NIM-2B-S/T および NIM-4B-S/T のプラットフォーム サポート
NIM-2B-S/T および NIM-4B-S/T の LED
ISDN BRI S/T NIM をネットワークに接続するための前提条件
NIM-2B-S/T および NIM-4B-S/T をネットワークに接続する
このセクションでは、ISDN BRI S/T NIM、およびネットワークに接続する方法について説明します。具体的な内容は、次のとおりです。
警告 安全上の重要事項
「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。各警告の最後に記載されているステートメント番号を基に、装置に付属の安全についての警告を参照してください。ステートメント 1071
これらの注意事項を保管しておいてください。
ISDN BRI S/T は、外部ネットワーク端末 1(NT1)デバイスを介して ISDN ネットワークに接続します。このインターフェイスは S/T インターフェイス とも呼ばれます(図 1 および図 2 を参照)。
(注) フェースプレートは、NIM-2B-S/T と NIM-4B-S/T の 2 および 4 ポート ISDN BRI カードをそれぞれ示しています。
Cisco Network Interface Modules およびシスコのアクセス ルータの概要については、「 Cisco Network Interface and Modules for the Cisco 4000 Series Integrated Services Routers 」を参照してください。
NIM は、Cisco コマンドライン インターフェイス(CLI)を使用して設定できます。CLI はテキスト ベースであるとともに、ナビゲーションにキーボードを使用しているため、第 508 条に準拠しています。CLI から、ルータのすべての機能を設定およびモニタできます。
ガイドラインおよびアクセシビリティ準拠のシスコ製品の一覧については、次の URL でシスコ アクセシビリティ製品について参照してください。
https://www.cisco.com/web/about/responsibility/accessibility/products
NIM-2B-S/T および NIM-4B-S/T NIM は、以下のシスコ ルータ プラットフォームでサポートされます。
警告 設置手順を読んでから、システムを使用、取り付け、または電源に接続してください。ステートメント 1004
警告 感電を防ぐために、安全超低電圧(SELV)回路を電話網電圧(TNV)回路に接続しないでください。LAN ポートには SELV 回路が、WAN ポートには TNV 回路が組み込まれています。一部の LAN ポートおよび WAN ポートは RJ-45 コネクタを使用しています。ケーブルを接続する際は、注意してください。ステートメント 1021
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030
警告 バスタブ、洗面台、台所のシンク、洗濯機の周辺や、湿度の高い地下室、スイミング プールの近くなど、水のある場所の近くでこの製品を使用しないでください。ステートメント 1035
警告 防水設計されていない電話ジャックは、湿気の多い場所に取り付けないでください。ステートメント 1036
警告 電話回線がネットワーク インターフェイスから切り離されている場合以外、絶縁されていない電話ケーブルや端子には、触れないでください。ステートメント 1037
警告 雷雨時には電話(コードレス型を除く)を使用しないでください。雷によって感電する危険性があります。ステートメント 1038
警告 ガス漏れを報告するには、ガス漏れの近くで電話を使用しないでください。ステートメント 1039
警告 本製品の最終処分は、各国のすべての法律および規制に従って行ってください。ステートメント 1040
警告 TNV に接触しないように、シャーシを開く前に電話線を取り外してください。ステートメント 1041
警告 スイッチ内部にはユーザが保守できる部品はありません。感電の危険を避けるため、開かないでください。ステートメント 1073
警告 装置は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。ステートメント 1074
図 1 は NIM-2B-S/T、図 2 は NIM-4B-S/T の LED を示しています。ISDN BRI S/T NIM の LED はインターフェイスに関連付けられています。これらの LED は 2 つの ISDN BRI B チャネルのコール アクティビティを示しています( 表 1 を参照)。
このセクションでは、ISDN BRI S/T NIM をネットワークに接続する前に必要な準備について説明します。NIM をネットワークに接続する前に、NIM がルータにインストールされていること、機器が適切に接地されていること、および NIM をネットワークに接続するための適切なケーブルがあることを確認します。
「 Installing Cisco Interface Cards in Cisco Access Routers 」の指示に従って、Cisco ISDN BRI S/T NIM をインストールします。
「 Installing Cisco Interface Cards in Cisco Access Routers 」の指示に従って、操作している機器が適切に接地されていることを確認します 。
ISDN BRI S/T NIM をネットワークに接続するには、RJ-45-to-RJ-45 ストレート ケーブル(付属していません)を使用します。
警告 ユニットの電源がオフかオンかに関係なく、WAN ポートには危険なネットワーク間電圧があります。感電を防ぐため、WAN ポートの近くで作業するときは注意してください。ケーブルの接続を外すときは、ユニット側ではない方から先に取り外してください。ステートメント 1026
ISDN BRI S/T NIM をネットワーク(NT1)に接続するには、RJ-45-to-RJ-45 ストレート ケーブルを使用します。(図 3 を参照)。これらのポートはオレンジ色で色分けされています。
図 3 ISDN BRI S/T ポートを NT1 デバイスに接続する
ISDN BRI S/T をネットワークに接続するには、次の手順を実行します。
手順 1 RJ-45-to-RJ-45 ストレート ケーブルの一方の端を ISDN BRI S/T の RJ-45 ポートに接続します。
手順 2 RJ-45-to-RJ-45 ストレート ケーブルの他方の端を外付け終端抵抗(100 オーム)に接続します。
手順 3 図 3 に示すように、ケーブルのもう一方の端を NT1 デバイスに接続します。
手順 4 NT1 デバイスに付属しているマニュアルの説明に従って、NT1 デバイスを ISDN のジャックに接続します。
1 つまたは複数の基本 ISDN ポートを接続するには、ISDN BRI インターフェイスを使用してポイントツーマルチポイント S インターフェイスに接続します。
(注) NT1 から最も遠いポイントのバスに抵抗が追加されます。
(注) ポイントツーマルチポイントのサポートは、バスのどのエンドポイントでもバス ループ電力が消費されていない場合にのみ許可されます。ISDN BRI S/T は S バス ループ電力を消費しません。
手順 1 RJ-45-to-RJ-45 ストレート ケーブルの一方の端を ISDN BRI S/T の RJ-45 ポートに接続します。
手順 2 RJ-45 ケーブルの他方の端を、他の最大 7 個のトラフィック エンジニアリング(TE)インターフェイスおよび外付け終端抵抗に接続します。
マニュアルの入手、Cisco Bug Search Tool(BST)の使用、サービス要求の送信、追加情報の収集の詳細については、『 What's New in Cisco Product Documentation 』を参照してください。
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