mSATA SSD モジュールの取り付け
Mini-SATA または mSATA は、ソリッドステートドライブ(SSD)など、名刺に近いサイズの小型フォームファクタドライブでのより効果的なシリアル ATA(SATA)統合を可能にするロープロファイル インターフェイス コネクタです。
この章では、Cisco IR829M および IR829B サービス統合型ルータ(ISR)で利用できる mSATA SSD の概要を示します。mSATA SSD には追加のフラッシュメモリストレージを備え、IR829M/IR829B プラットフォームの mSATA SSD スロットを専有します。
取り付け手順
Note :リストストラップや静電気防止マットなどの適切な静電気除去法を使用していることを確認します。
Caution :モジュールの取り外しまたは取り付けを行う前に、デバイスの電源がオフになっていることを確認します。
mSATA SSD モジュールを品目番号 2 に示されているスロットに差し込みます。 Cisco IR829 デュアルモデムの前面パネル
1 |
CELLULAR 0 AUX |
5 |
シリアル ポート |
2 |
mSATA SSD スロット |
6 |
USB 2.0 タイプ A ポート |
3 |
ギガビット WAN(SFP) |
7 |
電源入力、バッテリ、およびイグニッション コネクタ。DC 電源の項のピン配置を参照してください。 |
4 |
ギガビット イーサネット LAN/PoE(RJ45) |
8 |
WLAN ANT 0 2.4/5.0 GHz |
モジュールを取り付けるには、次の手順を実行します。
1. 制限付きモジュラリティスロットのカバーを固定している 4 本のネジを取り外します。既存のモジュールを交換する場合は、後で新しいモジュールを取り付ける際に使用できるように脇に置いておきます。モジュールを初めて取り付ける場合は、モジュールに付属のネジを使用します。
2. mSATA SSD モジュールを IR829 のスロットに挿入します。モジュールは、mSATA SSD 底部プレートと mSATA SSD PCB の間にある IR829 メタルガイドレールとともに挿入します。
モジュールの配置についてはモジュールの取り付けを参照してください。
3. mSATA SSD モジュールの配置が正しいことを確認します。間違えて取り付けると、モジュールまたは IR829 を破損することがあります。正しい位置に取り付けるには、3 つの詳細な図、モジュールの配置(詳細 1)、モジュールの配置(詳細 2)、およびモジュールの配置(詳細 3)を参照してください。
4. モジュールを正しく挿入したら、4 本のネジを横においてからモジュールプレートを IR829 に固定します。ネジは 5 〜 6 インチポンド(0.6 Nm)のトルクで締める必要があります。新しい mSATA SSD モジュールの固定を参照してください。
5. これで取り付けは完了しました。完了したインストールを取り付け完了後に示します。