この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章を参考にすることにより、ルータの基本設定を理解し、ネットワークにアクセスすることができます。複雑な設定手順はこのマニュアルの対象外です。ご使用のシスコ ハードウェア製品にインストールされているソフトウェアのリリースに対応した Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション マニュアル セットのモジュラ コンフィギュレーション ガイドおよびモジュラ コマンド リファレンスを参照してください。
Cisco NCS 4216 をコンソールから設定するには、端末をルータ コンソール ポートに接続する必要があります。
ルータを起動する前に、次の条件に適合していることを確認します。
すべてのカード スロットと収納部が塞がっていることを確認してください。空のスロットにはブランクの前面プレートを取り付けます。電源スロットは空の状態にしておかないでください。電源スロットにカバーが付いていない場合、ミッドプレーンの電源ピンの危険電圧に晒される危険があります。
警告 | ブランクの前面プレートおよびカバー パネルには、3 つの重要な機能があります。シャーシ内の危険な電圧および電流による感電を防ぐこと、他の装置への電磁干渉(EMI)の影響を防ぐこと、およびシャーシ内の冷気の流れを適切な状態に保つことです。システムは、必ずすべてのカード、前面プレート、前面カバー、および背面カバーを正しく取り付けた状態で運用してください。ステートメント 1029 |
Cisco NCS 4216 の取り付けとケーブルの接続が完了したら、ルータを起動し、次の手順を実行します。
ステップ 1 | 「DC 電源装置のアクティブ化」に記載された手順を使用して、DC 電源をアクティブ化します。
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ステップ 2 | 初期化プロセスを確認します。システム ブートが完了すると(プロセスには数秒かかります)、Cisco NCS 4216 RSP が初期化を開始します。
ブート プロセス中に、SYSTEM LED を確認します。共有ポート アダプタの LED は不規則に点滅します。ルータが起動すると、ステータス LED はグリーンに点灯し続けます。 |
前面パネルのインジケータ LED では、起動中の電源、動作、ステータスに関する有益な情報が得られます。LED の詳細については、「トラブルシューティング」を参照してください。
ハードウェア機能を表示して確認するには、次のコマンドを入力します。
ご使用の Cisco NCS 4216 ルータに搭載されているハードウェアに対する Cisco IOS ソフトウェアの最小要件を確認するには、Cisco.com の Software Advisor ツールを使用します。このツールでは、個別のハードウェア モジュールやコンポーネントに対する Cisco IOS の最小要件を確認できます。
(注) | このツールにアクセスするためには、Cisco.com のログイン アカウントが必要です。 |
Software Advisor にアクセスするには、Cisco.com で [Login]をクリックして、検索ボックスに SoftwareAdvisor と入力し、[Go]をクリックします。Software Advisor ツールのリンクをクリックします。
製品シリーズを選択するか、または特定の製品番号を入力して、ハードウェアに必要なソフトウェアの最低要件を検索します。
ここでは、Cisco NCS 4216 の基本実行コンフィギュレーションを作成する方法を説明します。
(注) | ルータの設定を完了するためには、あらかじめシステム管理者から正しいネットワーク アドレスを入手するか、システム管理者にネットワーク プランを知らせて、アドレスが正しいかどうかを確認する必要があります。 |
設定プロセスを進める前に、showversion コマンドを入力して、ルータの現在の状態を確認します。showversion コマンドを実行すると、ルータで使用できる Cisco IOS ソフトウェアのリリースが表示されます。
コンフィギュレーションを作成してから変更する方法については、Cisco IOS のコンフィギュレーションおよびコマンド リファレンス ガイドを参照してください。
Cisco NCS 4216 をコンソールから設定するには、端末またはターミナル サーバを Cisco NCS 4216 RSP のコンソール ポートに接続する必要があります。管理イーサネット ポートを使用して Cisco NCS 4216 を設定するには、ルータの IP アドレスが使用可能である必要があります。
コンソールを使用してコマンドライン インターフェイスにアクセスする手順は、次のとおりです。
セットアップ プログラムの初回起動時に、グローバル パラメータを設定する必要があります。これらのパラメータはシステム全体の設定を制御するために使用します。次の手順でグローバル パラメータを入力します。
入力した設定値を確認するには、Router# プロンプトで show running-config コマンドを入力します。
Router# show running-config
設定の変更を確認する場合は、EXEC モードで show startup-config コマンドを使用して変更内容を表示し、copy run-start を使用して NVRAM に保存します。
ROMMON の変数は、IOS を起動するために、工場出荷時に ?"BOOT="bootflash:Image/packages.conf"? に設定されています。ただし、ブート コマンドは事前設定されていません。
ブート コマンドが設定されていないため、最初の電源再投入後はルータが ROMMON モードで起動し、次のメッセージが表示されます。
no valid BOOT image found Final autoboot attempt from default boot device... Located tracelogs.030 Image size 6181 inode num 13, bks cnt 2 blk size 8*512 Boot image size = 6181 (0x1825) bytes Unknown image structure boot: cannot determine first file name on device "bootflash:/" rommon1>.
ROMMON 状態でルータが起動しないように、初回のリロード前にブート コマンドを設定することを強く推奨します。
Router(config)# boot system flash bootflash:/Image/asr900rsp3-universalk9.x.x.x.-ext.bin
NVRAM にあるスタートアップ コンフィギュレーションに設定や変更を保存するには、次のように Router# プロンプトで copy running-config startup-config コマンドを入力します。
Router# copy running-config startup-config
このコマンドを使用すると、コンフィギュレーション モードおよびセットアップ機能を使用してルータに作成した設定値が保存されます。この作業を行わないと、作成した設定値は次回のルータ起動時に失われます。
ここでは、Cisco NCS 4216 のシャットダウン方法を示します。シャーシのすべての電源を切る前に、reload コマンドを発行することを推奨します。これにより、オペレーティング システムによってすべてのファイル システムがクリーンアップされます。リロード処理が完了したら、Cisco NCS 4216 の電源を安全に切断できます。
Cisco NCS 4216 から安全に電源を切断する手順は、次のとおりです(例も参照)。
ステップ 1 | アクセサリ キットに含まれている静電気防止用リスト ストラップの一端を手首に付けます。 |
ステップ 2 | reload コマンドを入力します。 |
ステップ 3 | reload コマンドを確認します。 例: Router# reload Proceed with reload? [confirm] *Sep 7 09:00:40.084 IST:%SYS-5-RELOAD: Reload requested by console. Reload Reason: Reload Command. Sep 7 09:01:02.649 R1/0:%PMAN-5-EXITACTION: Process manager is exiting: process exit with reload chassis code |
ステップ 4 | reload コマンドを確認したあと、システム ブートストラップ メッセージが表示されるまで、システムの電源を切らずに待機します。 |
ステップ 5 | Cisco NCS 4216 から電源コードをすべて取り外します。 |