この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、CSACS-1121 と ACS 5.8 サーバをインストールおよび初期設定する方法について説明します。
■CSACS-1121 シリーズ アプライアンスを使用したインストール
■Cisco Secure ACS 5.8 ISO イメージのダウンロード
CSACS-1121 アプライアンスには、ACS 5.8 ソフトウェアがあらかじめインストールされています。ここでは、インストール プロセスの概要と、ACS をインストールする前に実行する必要がある作業について説明します。
ACS 5.8 のインストールを開始する前に、次の作業を実行する必要があります。
1. 箱を開けて内容を確認します。開梱と出荷内容の確認を参照してください。
2. Cisco 1121 Secure Access Control System ハードウェアの導入を読みます。
3. Cisco 1121 Secure Access Control System ハードウェアの設置準備にある、一般的な注意事項と安全に関する警告を読みます。
4. アプライアンスをラックに取り付けます。Cisco 1121 Secure Access Control System ハードウェアの設置を参照してください。
5. CSACS-1121 をネットワークとアプライアンス コンソールに接続します。ケーブルの接続を参照してください。
6. CSACS-1121 アプライアンスの電源をオンにします。CSACS-1121 シリーズ アプライアンスの電源投入を参照してください。
7. CLI プロンプトで setup コマンドを実行し、ACS サーバの初期設定を行います。セットアップ プログラムの実行を参照してください。
Cisco.com から Cisco Secure ACS 5.8 ISO イメージをダウンロードできます。
1. http://www.cisco.com/go/acs にアクセスします。このリンクにアクセスするには、有効な Cisco.com ログイン クレデンシャルを所有している必要があります。
2. [Download Software] をクリックします。
Cisco.com ページに Cisco Secure ACS リリース 5.8 ソフトウェア イメージが表示されます。インストールおよび初期設定が完了したら、すべての Cisco ACS サービスのテストを実行できます。
注:ACS 5.x ソフトウェア イメージを Cisco.com からダウンロードできるのは、以前のバージョンの ACS 5.x ソフトウェアについて有効な Software Application Support(SAS)契約を結んでいる場合だけです。以前のバージョンで有効な SAS 契約を結んでいない場合は、Cisco.com のソフトウェア イメージを特定のカスタマー アカウントに公開するには、販売エンジニア(SE)、アカウント マネージャ(AM)、またはシスコ パートナーにお問い合わせください。
ここでは、CSACS-1121 シリーズ アプライアンスに ACS をインストールする方法について説明します。
ここでは、ACS サーバをインストールするためのセットアップ プロセスについて説明します。
セットアップ プログラムでは、必要なパラメータの入力を求める、対話型のコマンドライン インターフェイス(CLI)が起動されます。
管理者は、コンソールまたはダム端末とセットアップ プログラムを使用して、ACS 5.8 サーバの初期ネットワークを設定し、初期管理者資格情報を設定します。セットアップ プロセスは一度だけ実行する設定作業です。
ACS サーバをインストールするには、次の手順を実行します。
2. ログイン プロンプトで setup と入力し、Enter を押します。
コンソールにパラメータのセットが表示されます。表 1 の説明に従ってパラメータを入力します。
注:セットアップ プロセスは、最後のセットアップ値を入力する前に、Ctrl を押した状態で C を押すことによりいつでも中断できます。
ACS サーバのインストールが完了すると、システムは自動的に再起動します。
この時点で、セットアップ プロセスで設定した CLI ユーザ名とパスワードを使用して ACS にログインできるようになります。
注:このユーザ名とパスワードを使用して ACS にログインできるのは、CLI を通じてだけです。
注:ACS 5.8 の初期設定では、サーバに IPv4 アドレスを設定する必要があります。初期設定の完了後でないと、サーバの IPv6 IP アドレスを設定できません。
注:ACS 5.8 は、IPv4 と IPv6 のデュアル スタック ネットワーキングをサポートし、純粋な IPv6 ネットワークをサポートしていません。
インストール プロセスが正しく完了したことを確認するには、次の手順を実行します。
1. システムが再起動したら、ログイン プロンプトでセットアップ時に設定したユーザ名を入力し、Enter を押します。
2. パスワード プロンプトで、セットアップ時に設定したパスワードを入力し、Enter を押します。
3. アプリケーションが適切にインストールされていることを確認するために、 show application と入力し、 Enter を押します。
4. システム プロンプトでインストールされているリリースと ACS のバージョンを確認するため、システム プロンプトで show application version acs と入力して Enter を押します。
注:このリリースの別のバージョンでは、[Version] と [Internal Build ID] が変更されている場合があります。
5. ACS プロセスのステータスを確認するために、システム プロンプトで show application status acs と入力し、 Enter を押します。
注:最新の ACS パッチを入手し ACS を最新に保つには、http://software.cisco.com/download/navigator.html?i=rt を参照してください。
管理者パスワードを失ったためにシステムにログインできない場合は、ACS 5.8 Recovery DVD を使用して管理者パスワードをリセットできます。
2. ACS 5.8 Recovery DVD を挿入します。
管理者パスワードをリセットするには、システム プロンプトで、キーボードとビデオ モニタを使用している場合は 3 と入力し、シリアル コンソール ポートを使用している場合は 4 と入力します。
3. 表 2 の説明に従ってパラメータを入力します。
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ACS サーバを再イメージ化するには、次の手順を実行します。
3. コンソール プロンプトで、キーボードとビデオ モニタを使用している場合は 1 と入力し、シリアル コンソール ポートを使用している場合は 2 と入力して、Enter を押します。
再イメージ化処理により既存の ADE-OS と ACS バージョンがアンインストールされ、最新バージョンがインストールされます。インストール手順については、項セットアップ プログラムの実行を参照してください。
法令準拠および安全性に関する情報については、『 Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco Secure Access Control System 』を参照してください。