リンク バンドルの QoS

バンドルは、1 つ以上のポート グループを集約し、1 つのリンクとして扱うようにしたものです。物理インターフェイスで現在サポートされているすべての QoS 機能は、すべてのリンク バンドル インターフェイスでもサポートされています。サブインターフェイスでの QoS の適用はサポートされていません。

ロード バランシング

ロード バランシング機能は、ルータのレイヤ 3 ルーティング情報に基づいて、複数のリンクにトラフィックを分散する転送メカニズムです。ルータがバンドル内のリンクの 1 つを介してパケットを分散できる宛先別ロード バランシングは、Cisco NCS 540 シリーズ ルータ でサポートされている唯一のロード バランシングです。宛先別ロード バランシングがイネーブルの場合、使用可能なリンクが複数ある場合でも、特定の送信元/宛先のペア間のすべてのパケットが同じリンクを通過します。つまり、宛先別ロード バランシングでは特定の送信元/宛先のペアに対するパケットが順々に着信するようになります。

リンク バンドルのレイヤ 3 ロード バランシング

リンク バンドルのレイヤ 3 ロード バランシングは、パケットの IPv4 送信元および宛先アドレスに基づいて、イーサネット フロー ポイント(EFP)で実行されます。レイヤ 3 サービス固有のロード バランシングが設定されている場合、すべての出力バンドルは IPv4 送信元および宛先アドレスに基づいてロード バランシングされます。パケットに IPv4 アドレスがない場合は、デフォルトのロードバランシング(パケット ヘッダーの MAC SA/DA に基づく)が使用されます。

リンク バンドルでの QoS の設定

QoS は、個々のインターフェイスに設定する方法と同じ方法でリンク バンドルに設定されます。

ガイドライン

  • QoS ポリシーがバンドルに適用される場合(入力または出力方向)、ポリシーはそれぞれのメンバ インターフェイスに適用されます。シェーパーまたは帯域幅の値の計算に使用する参照帯域幅は、物理メンバ インターフェイスの帯域幅に従って適用されます。

  • QoS ポリシーがバンドル インターフェイスに適用されない場合、入力および出力両方のトラフィックがリンク メンバ ポートごとにデフォルト キューを使用します。

  • バンドル ポリシー マップで指定されたシェーピング レートは、すべてのバンドル メンバを集約したものではありません。バンドルに適用されたシェーピング レートは、リンクのロード バランシングによって異なります。たとえば 10 Mbps のシェーピング レートのポリシー マップが 2 つのメンバ リンクを持つバンドルに適用され、トラフィックが常に同じメンバ リンクにロード バランシングされると、全体で 10 Mbps のレートがバンドルに適用されます。ただし、トラフィックが 2 つのリンクの間で均等にロード バランシングされている場合、バンドルの全体的なシェーピング レートは 20 Mbps になります。

  • メンバがバンドルから削除されると、分離したリンクに属している統計情報が失われるので、全体のバンドル統計情報が変わります。

  • バンドルに適用されている QoS ポリシーはそのすべてのメンバ リンクに継承され、シェーパー/帯域幅の計算に使用した参照帯域幅はバンドル全体ではなく、物理メンバ インターフェイスの帯域幅に従って適用されます。

設定例

リンク バンドルで QoS 設定を完了するには、以下を完全に行う必要があります。

  1. クラス マップの作成

  2. ポリシー マップの作成とそれぞれのクラス マップの指定

  3. トラフィックに対するアクション タイプの指定

    ステップ 1、2 および 3 の詳細については、トラフィック ポリシーのインターフェイスへの適用 を参照してください。

  4. リンク バンドルの作成

  5. リンク バンドルへのトラフィック ポリシーの適用

実行コンフィギュレーション

次の例では、トラフィック ポリシーがどのようにイーサネット リンク バンドルに適用されるかを示します。ポリシーは、イーサネット リンク バンドルのメンバであるすべてのインターフェイスに適用されます。

確認

  • バンドルのステータスが UP であることを確認します。

関連項目

関連コマンド

  • bundle maximu-active links

  • interface Bundle-Ether