Cisco UCS Manager を使用した Cisco UCS ファームウェアのアップグレード
UCS インフラストラクチャ ファームウェアには、UCS Manager、スイッチ ファームウェア、ブレード シャーシの IO モジュール ファームウェア、およびラック サーバの FEX ファームウェアが含まれます。UCS インフラストラクチャ ファームウェアは HyperFlex のワークロードを中断することなくアップグレードできます。これは、UCS ファブリック インターコネクトのローリング アップグレードを実行することで実現できます。HX ノードは、UCS ファブリック インターコネクトがリブートしてファームウェアをアップグレードする際にすべてのイーサネット トラフィックをフェールオーバーするように設定されます。
(注) |
先に進む前に、hx-storage-data および vMotion のアップストリーム スイッチがジャンボ フレーム用に設定されていることを確認してください。このように設定しておかないと、HyperFlex クラスタがオフラインになり、すべてのデータストアが ESXi ホストからマウント解除されます。 |
手順
ステップ 1 |
UCS Manager GUI を開きます。 |
ステップ 2 |
の順に選択します。 |
ステップ 3 |
[インフラストラクチャ ファームウェアのインストール(Install Infrastructure Firmware)] をクリックします。 |
ステップ 4 |
該当する UCS インフラストラクチャ バージョンを選択します。それぞれのユース ケースに該当するバージョンを特定するには、互換性マトリックスを参照してください。[Next] をクリックします。 前提条件ダイアログボックスがポップアップで表示されます。警告のリストが表示されます。次に進む前に、まずそれらを修正してください。
ユーザの環境にとって警告が重大でない場合は、[Ignore All] チェックボックスをオンにすることができます。 |
ステップ 5 |
[Upgrade Now] チェックボックスをオンにします。 |
ステップ 6 |
[Finish] をクリックします。 |
ステップ 7 |
IOM がアップグレードされるまで待機します(ブレード シャーシが存在する場合)。
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ステップ 8 |
下位の FI がアクティブ化されるのを待機します。
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ステップ 9 |
FI のリブート時に、すべての HX トラフィックがプライマリ FI に転送されます(ESXi の vSwitch のフェールオーバー ポリシーに基づく)。これにより短いトラフィックの中断が発生します。ストレージの IO 障害は発生しません。 |
ステップ 10 |
下位の FI が UCS クラスタをリブートしており UCS クラスタに接続していることを確認します。
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ステップ 11 |
IOM アクティベーションが完了するまで待ちます。
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ステップ 12 |
HX トラフィックが両方の FI に再ピンされるまで待機します。 UCS Manager の vNIC のエラーが解決されるまで待機します。エラーの解決とは、ESXi が ENIC ドライバをロードし、インターフェイスがアップしていることを示します。ESXi にフェールバック タイマーがあるため、ネットワーク インターフェイスがアップになると、トラフィックはただちに再ピンされません。ただし Net.teampolicyupdelay タイマーはデフォルトで非常に低い設定(100ms)です。 |
ステップ 13 |
プライマリのファブリック インターコネクトをリブートする前に、HX クラスタがオンラインで正常であることを確認します。
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ステップ 14 |
UCS Manager GUI のツールバーから [Pending Activities] をクリックします。完了する前にユーザ確認が必要なタスクを表示する [Fabric Interconnects] タブをクリックします。
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ステップ 15 |
FI のリブート時に、すべての HX トラフィックが新たなプライマリ FI に転送されます。これにより短いトラフィックの中断が発生します。ただし、これによるストレージの IO 障害は発生しません。 |
ステップ 16 |
UCS Manager が接続解除されて、他の FI で再接続されるまで待機します。これは、プライマリ FI のリブートが原因で UCS Manager のフェールオーバーが発生するためです。 下位の FI がプライマリになっていることを確認します。 |
ステップ 17 |
下位の FI がプライマリになっていることを確認します。 FI クラスタ メンバーシップがプライマリであることを確認します。 |
ステップ 18 |
FI がアクティブ化されるのを待機します。
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ステップ 19 |
FI が UCS クラスタをリブートし、下位の FI として接続していることを確認します。 FI クラスタ メンバーシップが [Subordinate] であることを確認します。 |
ステップ 20 |
IOM アクティベーションが完了するまで待ちます。 |
ステップ 21 |
HX トラフィックが両方の FI に再ピンされるまで待機します。 UCS Manager GUI で、すべてのサーバ vNIC のエラーが解決されるまで待機します。 |
ステップ 22 |
FI のリブート後に HX クラスタがオンラインで正常であることを確認します。 vSphere Web クライアント ナビゲータから [Summary] タブにアクセスします。 の順に選択します。 |