FC NPV の構成

サポート対象ハードウェア

FC NPV は、N9K-C93180YC-FX、N9K-C9336C-FX2-E、およびN9K-C93360YC-FX2スイッチでサポートされます。

N9K-C93180YC-FX および N9K-C93360YC-FX2 は、次の FC SFP のみをサポートします。

  • DS-SFP-FC8G-SW

  • DS-SFP-FC16G-SW

  • DS-SFP-FC32G-SW

N9K-C9336C-FX2-E は、次の FC SFP のみをサポートします。

  • DS-SFP-4x32G-SW

FC NPV の概要

スイッチは、NPV を有効にした後は NPV モードになります。NPV モードはスイッチ全体に適用されます。NPV モードのスイッチに接続するすべてのエンド デバイスは、N ポートとしてログインし、この機能を使用する必要があります(ループ接続デバイスはサポートされていません)。(NPV モードの)エッジ スイッチから NPV コア スイッチへのすべてのリンクは、(E ポートではなく)NP ポートとして確立されます。このポートは、通常のスイッチ間リンクに使用されます。NPIV は、NPV コア スイッチへのリンクを共有する複数のエンド デバイスにログインするために、NPV モードのスイッチで使用されます。

次の図に、インターフェイスレベルでの FC NPV 構成を示します。

Figure 1. FC NPV のインターフェイスの構成

FC NPV の利点

FC NPV では次の機能を提供します。

  • ファブリックでドメイン ID を追加しなくても、ファブリックに接続するホスト数を増加

  • FC インターフェイスを使用した FC および FCoE ホストとターゲットの SAN ファブリックへの接続

  • トラフィックの自動マッピング

  • トラフィックの静的マッピング。

FC NPV モード

FC NPV モードでは、エッジ スイッチはすべてのトラフィックをコア スイッチにリレーし、コア スイッチのドメイン ID を共有します。

FC NPV を有効にするには、feature-set fcoe-npv をインストールして有効にします。FC NPV モードは、インターフェイスごとに構成できません。FC NPV モードは、スイッチ全体に適用されます。

サーバ インターフェイス

  • Cisco Nexus 9000 シリーズ スイッチでは、サーバー インターフェイスを FC または vFC インターフェイスにすることができます。

  • サーバ インターフェイスは、サーバに接続するエッジ スイッチの F ポートです。N ポート識別子仮想化(NPIV)機能をイネーブルにすると、サーバ インターフェイスは、複数のエンド デバイスをサポートできます。NPIV は複数の FC IDを単一のN ポートに割り当てる手段を提供します。これにより、サーバはさまざまなアプリケーションに一意の FC ID を割り当てることができます。


    Note


    NPIV を使用するには、NPIV 機能をイネーブルにし、複数のデバイスをサポートするサーバ インターフェイスを再初期化します。


  • FC サーバー インターフェイスはトランク モードがオフになっている必要があります。トランク モード オンはサポートされていません。

  • vFC サーバー インターフェイスはトランク モードがオンである必要があります。

  • サーバ インターフェイスが、コアスイッチまでの NP アップリンク間で自動的に配布されます。サーバ インターフェイスに接続されたすべてのエンド デバイスは、同じ NP アップリンクにマッピングされます。

  • Cisco Nexus 93360YC-FX および/または 93360YC-FX2 スイッチの 32G SFP ポートに 16G ホスト アダプタを接続すると、速度が自動速度として設定されている場合にリンクが起動しないことがあります。または、デフォルトで 8G の速度に設定されることもあります。16G 速度を使用するには、switchport speed 16000 コマンドを使用して手動でポートを設定する必要があります。

  • 8G 速度はサーバーおよびターゲット インターフェイスに対してサポートされていません。

NP アップリンク

  • Cisco Nexus 9000 シリーズ スイッチでは、NP アップリンク インターフェイスをネイティブファイバ チャネル インターフェイス、仮想ファイバ チャネル インターフェイス、SANポート チャネル インターフェイス、または仮想イーサネット ポート チャネルインターフェイスにすることができます。

  • エッジ スイッチからコア スイッチまでのすべてのインターフェイスは、プロキシ N ポート(NP ポート)として設定されます。

  • NP アップリンクは、エッジ スイッチの NP ポートからコア スイッチの F ポートまでの接続です。NP アップリンクが確立されると、エッジ スイッチは、コア スイッチにファブリック ログイン メッセージ(FLOGI)を送信し、FLOGI が正常に実行された場合は、エッジ スイッチ自身をコア スイッチのネーム サーバに登録します。この NP アップリンクに接続されたエンド デバイスからの後続の FLOGI はコア スイッチにそのまま転送されます。同じ VSAN からの後続の FLOGI は、fdisc として転送されます。


    Note


    スイッチの CLI コンフィギュレーション コマンドおよび出力表示では、NP アップリンクは外部インターフェイスと呼ばれます。


  • NP リンクのデフォルト速度は auto に設定されています。

  • コア スイッチで次の機能を有効にする必要があります。

    • feature npiv

    • feature fport-channel-trunk

  • FC アップリンク速度が 8G の場合、コア スイッチでフィル パターンを IDLE として設定する必要があります。


    Note


    Cisco MDS スイッチでの IDLE フィル パターンの設定例を次に示します。

    
    Switch(config)# int fc2/3
    Switch(config)# switchport fill-pattern IDLE speed 8000
    Switch(config)# sh run int fc2/3
    
    
    
      interface fc2/3
      switchport speed 8000
      switchport mode NP
      switchport fill-pattern IDLE speed 8000
      no shutdown
    


Note


  • トランキングを有効にし、Cisco Nexus 9000 シリーズ スイッチの NP アップリンクからの FLOGI をコア スイッチで正常に実行するには、コアとCisco Nexus 9000 シリーズ スイッチの両方を相互の OUI で設定する必要があります。

    OUI 値がデフォルトで登録されていない場合にのみ、コアおよび Nexus 9000 スイッチでOUIを構成します。

    OUI は次のように検出および構成されます。

    N9K(config-if)# show wwn switch
        Switch WWN is 20:00:2c:d0:2d:50:ea:64
        N9K(config-if)# 
    
    On the core, we see the output below if the OUI (0x2cd02d) is already registered.
        MDS9710(config-if)# sh wwn oui | i 2cd02d
        0x2cd02d   Cisco                Default
        MDS9710(config-if) #
    If the OUI is not registered with the core, configure it manually.
        MDS9710(config-if)# wwn oui 0x2cd02d
    
  • Cisco NX-OS Release 7.3(0)D1(1) 以降では、Cisco MDS 9700 シリーズコアスイッチで OUI を構成できます。

  • コア スイッチへのアップリンクが FCoE 対応の場合、FKA アドバタイズメント期間はコア スイッチの設定値から取得されます。コア スイッチへのアップリンクが FC 対応の場合、FKA はローカル NPV スイッチの構成値から取得されます。


    Note


    次の例は、FCoE アップリンクを示しています。スイッチには FCoE リンクがあるため、値は FCF から取得されます。

    
    switch(config)# sh run fcoe_mgr | i i fka
    fcoe fka-adv-period 12
     
    switch(config)# sh fcoe
     
    FCF details for interface vfc-po142
            FCF-MAC is 54:7f:ee:ec:71:84
            FC-MAP is 0e:fc:00
            FCF Priority is 128
            FKA Advertisement period for FCF is 8 seconds <<<<<

    次に、FC アップリンクの例を示します。

    
    switch(config)# sh run | i i fka
    fcoe fka-adv-period 10
     
    switch(config)# sh fcoe
    FCF details for interface san-port-channel29
            FCF-MAC is 2c:d0:2d:50:e4:29
            FC-MAP is 0e:fc:00
            FCF Priority is 129
            FKA Advertisement period for FCF is 10 seconds


SAN ポート チャネル

SAN ポート チャネルについて

  • SAN ポート チャネルも、同じファイバ チャネル ノードに接続された FC インターフェイスのセットを組み合わせ、1 つのリンクとして動作する論理インターフェイスです。

  • SAN ポート チャネルにより、帯域の利用率と可用性がサポートされます。

  • Cisco Nexus 9000 シリーズ スイッチの SAN ポート チャネルは、MDS コア スイッチに接続するため、そして VSAN のアップリンク間で最適な帯域幅利用と透過型のフェールオーバーを実現するために使用されます。

SAN ポート チャネルの設定

SAN ポート チャネルを設定すると、デフォルト値で作成されます。チャネル モードを除くすべてのデフォルト値を変更できます。SAN ポート チャネルのいずれか側の各スイッチが、同じ数のインターフェイスに接続されている必要があります。それ以外の場合は、SAN ポート チャネル エラーが表示されます。

SAN ポート チャネルのガイドラインと制限事項

  • Cisco Nexus 9000 シリーズ スイッチでは、SAN ポート チャネルと vFC ポート チャネルの合計数は 8 になります。

  • SAN ポート チャネルに結合できる FC インターフェイスの最大数は 16 個に制限されます。

  • SAN ポート チャネルの Cisco Nexus 9000 シリーズ スイッチのデフォルト チャネル モードは アクティブ です。これは変更できません。

  • N9K-C9336C-FX2-E の san-po 制限に加えて動作速度とメンバーを FC NPV の注意事項と制約事項 で追加できます。

SAN ポート チャネルの作成

ここでは、SAN ポート チャネルを作成する方法について説明します。

手順


ステップ 1

switch# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# interface san-port-channel channel-number

デフォルトのモード(オン)を使用して、指定された SAN ポート チャネルを作成します。SAN ポート チャネル番号の範囲は、1 ~ 256 です。


次の例では、SAN ポート チャネルを作成します。
switch(config)# interface san-port-channel 1
switch(config-if)#

SAN ポート チャネル モードについて

SAN ポート チャネルは、デフォルトではチャネル モードがアクティブの状態で設定されています。アクティブの場合、ピア ポートのチャネル グループ モードに関係なく、メンバー ポートはピア ポートとポートチャネル プロトコル ネゴシエーションを始めます。チャネル グループで設定されているピア ポートがポート チャネル プロトコルをサポートしていない場合、またはネゴシエーション不可能なステータスを返す場合、ポート チャネルは無効になります。アクティブ ポート チャネル モードでは、各端でポート チャネル メンバー ポートを明示的にイネーブルおよびディセーブルに設定することなく自動リカバリが可能です。

SAN ポート チャネルの削除の概要

SAN ポート チャネルを削除すると、関連するチャネル メンバーシップも削除されます。

あるポートの SAN ポート チャネルを削除した場合、削除された SAN ポート チャネル内の各ポートは互換性パラメータの設定(速度、モード、ポート VSAN、許可 VSAN、およびポート セキュリティ)を維持します。これらの設定は、必要に応じて、明示的に変更できます。

SAN ポート チャネルの削除

ここでは、SAN ポート チャネルを削除する方法について説明します。

手順


ステップ 1

switch# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)#no interface san-port-channel channel-number

指定されたポート チャネル、関連するインターフェイス マッピング、およびこの SAN ポート チャネルのハードウェア アソシエーションを削除します。


SAN ポート チャネルを削除する方法の例は、次のとおりです。
switch(config)# no interface san-port-channel 1

SAN ポート チャネル 1 が削除され、そのすべてのメンバーが無効になります。SAN ポート チャネルの反対側のスイッチで同じ操作を実行してください。

SAN ポート チャネルのインターフェイス

物理ファイバ チャネル インターフェイス(またはインターフェイス範囲)を既存の SAN ポート チャネルに追加したり、そこから削除できます。互換性のあるコンフィギュレーション パラメータが、SAN ポート チャネルにマッピングされます。SAN ポート チャネルにインターフェイスを追加すると、SAN ポート チャネルのチャネル サイズと帯域幅が増加します。SAN ポート チャネルからインターフェイスを削除すると、SAN ポート チャネルのチャネル サイズと帯域幅が減少します。


(注)  


仮想ファイバ チャネル インターフェイスは、SAN ポート チャネルに追加できません。


SAN ポート チャネルへのインターフェイスの追加

ここでは、SAN ポート チャネルにインターフェイスを追加する方法について説明します。

手順


ステップ 1

switch# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# interface type slot / port / BO port

指定されたインターフェイスのコンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

switch(config-if)# channel-group channel-number

ファイバ チャネル インターフェイスを指定されたチャネル グループに追加します。チャネル グループが存在しない場合は、作成されます。ポートがシャットダウンする

ファイバ チャネル(FC)インターフェイスのブレーク アウト(BO)ポート オプションは、Cisco Nexus N9K-C9336C-FX2-E プラットフォーム スイッチにのみ必要です。


SAN ポート チャネルにインターフェイスを追加する手順は、次のとおりです。


switch(config)# interface fc9/10 
switch(config-if)# channel-group 15 

fc9/10 が san-port-channel 15 に追加され、無効化されています。san-port-channel の他方の端のスイッチ上で同じ操作を行い、両端で「no shutdown」を実行して、それらを起動してください。

N9K-9336C-FX2-EスイッチのFCサポートは、ポート9〜36でのみ使用できます。

インターフェイスの強制追加

force オプションを指定して、SAN ポート チャネルがポート設定を上書きするように強制できます。この場合、インターフェイスは SAN ポート チャネルに追加されます。


(注)  


SAN ポート チャネルが 1 つのインターフェイス内で作成される場合、force オプションを使用できません。


ここでは、SAN ポート チャネルにポートを強制的に追加する方法について説明します。

手順


ステップ 1

switch# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)#interface type slot / port / BO port

指定されたインターフェイスのコンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

switch(config-if)# channel-group channel-number force

指定されたチャネル グループにインターフェイスを強制的に追加します。E ポートがシャットダウンします。


SAN ポート チャネルにインターフェイスを追加する手順は、次のとおりです。

switch(config)# interface fc9/10 
switch(config-if)# channel-group 15 force 

fc9/10 が san-port-channel 15 に追加され、無効化されています。san-port-channel の他方の端のスイッチ上で同じ操作を行い、両端の no shutdown を実行して、それらを起動してください。

N9K-9336C-FX2-EスイッチのFCサポートは、ポート9〜36でのみ使用できます。

SAN ポート チャネルからのインターフェイスの削除について

物理インターフェイスが SAN ポート チャネルから削除された場合は、チャネル メンバーシップが自動更新されます。削除されたインターフェイスが最後の動作可能なインターフェイスである場合は、ポート チャネルのステータスは、down ステートに変更されます。SAN ポート チャネルからインターフェイスを削除すると、SAN ポート チャネルのチャネル サイズと帯域幅が減少します。

SAN ポート チャネルからのインターフェイスの削除

ここでは、SAN ポート チャネルから物理インターフェイス(または物理インターフェイス範囲)を削除する手順を説明します。

手順


ステップ 1

switch(config)# interface type slot /port / BO port

指定されたインターフェイスのコンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# shut

指定したチャネル グループを削除する前に、インターフェイスをシャットダウンします。

ステップ 3

switch(config)#no channel-group channel-number

物理ファイバ チャネル インターフェイスを指定されたチャネル グループから削除します。

ファイバ チャネル(FC)インターフェイスのブレーク アウト(BO)ポート オプションは、Cisco Nexus N9K-C9336C-FX2-E プラットフォーム スイッチにのみ必要です。


SAN ポート チャネルからインターフェイスを削除する手順は、次のとおりです。


switch(config)# interface fc9/10
switch(config-if)# shut
switch(config-if)# no channel-group 15

fc9/10 が SAN ポート チャネル 15 から削除され、無効になります。

Please do the same operation on the switch at the other end of the san-port-channel

N9K-9336C-FX2-EスイッチのFCサポートは、ポート9〜36でのみ使用できます。

SAN ポート チャネル構成の確認

EXEC モードからいつでも既存の SAN ポート チャネルの特定の情報を表示できます。次の show コマンドを実行すると、既存の SAN ポート チャネルの詳細が表示されます。

show san-port-channel summary コマンドを実行すると、スイッチ内の SAN ポート チャネルの概要が表示されます。各 SAN ポート チャネルの 1 行ずつの概要には、管理ステート、動作可能ステート、接続されてアクティブな状態(アップ)のインターフェイスの数、コントロールプレーン トラフィック(ロード バランシングなし)を伝送するために SAN ポート チャネルで選択された主要な動作可能インターフェイスである First Operational Port(FOP)を表示します。FOP は SAN ポート チャネルで最初にアップするポートで、このポートがダウンした場合は変わることがあります。FOP はアスタリスク(*)でも識別できます。

VSAN の設定情報を表示するには、次のいずれかのタスクを実行します。

手順


ステップ 1

switch# show san-port-channel summary | database | consistency [ details ] | usage | compatibility-parameters

SAN ポート チャネルの情報を表示します。

ステップ 2

switch# show san-port-channel database interface san-port-channel channel-number

指定された SAN ポート チャネルの情報を表示します。

ステップ 3

switch# show interface type slot / port / BO port

指定されたファイバ チャネル インターフェイスの VSAN 設定情報を表示します。

ファイバ チャネル(FC)インターフェイスのブレーク アウト(BO)ポート オプションは、Cisco Nexus N9K-C9336C-FX2-E プラットフォーム スイッチにのみ必要です。


次に、SAN ポート チャネル情報の概要を表示する例を示します。


switch# show san-port-channel summary 
------------------------------------------------------------------------------
Interface    Total Ports Oper Ports First Oper Port-
------------------------------------------------------------------------------
san-port-channel     7         2         0     –
san-port-channel     8         2         0     –
san-port-channel     9         2         2      
次に、SAN ポート チャネルの一貫性を表示する例を示します。
switch# show san-port-channel consistency
Database is consistent 
次に、使用および未使用ポート チャネル番号の詳細を表示する例を示します。

switch# show san-port-channel usage 
Totally 3 port-channel numbers used
===================================
Used : 77 - 79
Unused: 1 - 76, 80 - 256

FLOGI 動作

NP ポートが動作可能になると、スイッチは最初に(NP ポートのポート WWN を使用して)FLOGI 要求を送信し、コア スイッチにログインします。

FLOGI 要求が完了した後、スイッチは自身を(NP ポートおよびエッジ スイッチの IP アドレスのシンボリック ポート名を使用して)コア スイッチのファブリック ネーム サーバに登録します。

次の表に、FC NPV モードで使用されるエッジ スイッチのポートおよびノード名を示します。

Table 1. エッジ スイッチ FLOGI パラメータ

パラメータ

派生元

pWWN

エッジ スイッチの NP ポートの fWWN

nWWN

エッジ スイッチの VSAN ベースの sWWN

シンボリック ポート名

エッジ スイッチ名および NP ポート インターフェイスの文字列

Note

 

スイッチ名が使用できない場合、「switch」が出力されます。たとえば、switch: fc 1/5 です。

[IP アドレス(IP Address)]

エッジ スイッチの IP アドレス

シンボリック ノード名

エッジ スイッチ名

NPV トラフィック管理

自動アップリンク選択

NPV は、NP アップリンクの自動選択をサポートしています。サーバ インターフェイスがアップになると、サーバ インターフェイスと同じ VSAN 内で利用可能な NP アップリンクから負荷が最も少ない NP アップリンク インターフェイスが選択されます。

新しい NP アップリンク インターフェイスが動作可能になっても、新たに利用可能になったアップリンクを含めるために既存の負荷は自動的に再分散されません。NP アップリンクが新しい NP アップリンクを選択できるようになってから、サーバ インターフェイスが作動します。

トラフィック マップ

FC NPV は、トラフィック マップをサポートしています。トラフィック マップにより、サーバ インターフェイスがコア スイッチに接続するために使用可能な NP アップリンクを指定できます。


Note


FC NPV トラフィック マップがサーバ インターフェイスに設定されると、サーバ インターフェイスはそのトラフィック マップ内の NP アップリンクからだけ選択する必要があります。指定された NP アップリンクがいずれも動作していない場合、サーバは非動作状態のままになります。


FC NPV トラフィック マップ機能を使用すると、次のようなメリットが得られます。

  • 特定のサーバ インターフェイス(またはサーバ インターフェイスの範囲)に NP アップリンクの事前設定された設定を割り当てることによって、トラフィック エンジニアリングが容易になります。

  • インターフェイスの再初期化またはスイッチの再起動後に、サーバ インターフェイスは常に同じ NP アップリンク(または指定された NP アップリンクのセットのいずれか)に接続するので、永続的な FC ID 機能の適切な動作が確保されます。

複数の NP リンクにまたがるサーバ ログインの破壊的自動ロード バランシング

FC NPV は、サーバ ログインの中断的ロード バランシングをサポートしています。中断的ロード バランシングが有効の場合、新しい NP アップリンクが動作すると、FC NPV によって、サーバー インターフェイスがすべての利用可能な NP アップリンクにわたって再分配されます。サーバ インターフェイスを一方の NP アップリンクからの他方の NP アップリンクに移動するために、FC NPV はサーバ インターフェイスを強制的に再初期化して、サーバがコア スイッチへのログインを新たに実行するようにします。

リリース 7.0(3)I7(2) 以降のソフトウェア リリースでは、FC NPV はディスラプティブ ロード バランシングをサポートします。中断的ロード バランシングが有効の場合、新しい NP アップリンクが動作すると、FC NPV によって、サーバー インターフェイスがすべての利用可能な NP アップリンクにわたって再分配されます。サーバ インターフェイスを一方の NP アップリンクからの他方の NP アップリンクに移動するために、FC NPV はサーバ インターフェイスを強制的に再初期化して、サーバがコア スイッチへのログインを新たに実行するようにします。

別のアップリンクに移されたサーバ インターフェイスだけが再初期化されます。移されたサーバ インターフェイスごとにシステム メッセージが生成されます。


Note


サーバ インターフェイスを再配布すると、接続されたエンド デバイスへのトラフィックが中断されます。既存のポート チャネルにメンバーを追加しても、中断的自動ロード バランシングはトリガーされません。


サーバ トラフィックの中断を避けるために、新しい NP アップリンクを追加してから、この機能をイネーブルし、サーバ インターフェイスが再配布されてからこの機能を再度ディセーブルにしてください。

ディスラプティブ ロード バランシングがイネーブルでない場合、サーバ インターフェイスの一部またはすべてを手動で再初期化して、新しい NP アップリンク インターフェイスにサーバ トラフィックを分散することができます。

FC NPV トラフィック管理のガイドライン

FC NPV トラフィック管理を導入する際には、次の注意事項に従ってください。

  • NPV トラフィック管理は、自動トラフィック エンジニアリングがネットワーク要件を満たさない場合にだけ使用してください。
  • すべてのサーバ インターフェイスにトラフィック マップを設定する必要はありません。FC NPV はデフォルトで自動トラフィック管理を使用します。
  • NP アップリンク インターフェイスのセットを使用するように設定されたサーバ インターフェイスは、利用可能な NP アップリンク インターフェイスがなくても、他の利用可能な NP アップリンク インターフェイスを使用できません。
  • ディスラプティブ ロード バランシングがイネーブルになると、サーバ インターフェイスは 1 つの NP アップリンクから別の NP アップリンクに移動される場合があります。NP アップリンク インターフェイス間を移動する場合、FC NPV ではコア スイッチに再度ログインする必要があり、トラフィックの中断が生じます。
  • サーバのセットを特定のコア スイッチにリンクするには、サーバ インターフェイスを NP アップリンク インターフェイスのセット(すべてこのコア スイッチに接続されている)に関連付けてください。
  • コア スイッチに永続的な FC ID を設定し、トラフィック マップ機能を使用してサーバ インターフェイスのトラフィックを NP アップリンク(すべて関連付けられたコア スイッチに接続している)上に誘導します。

FC NPV の注意事項と制約事項

FC NPV を設定する場合、次の注意事項および制限事項に注意してください。

  • ファイバ チャネル N ポート仮想化(NPV)は、異なるファブリック アップリンク上の VXLAN と共存できますが、Cisco Nexus 93180YC-FX、N9K-C9336C-FX2-E、 および N9K-C93360YC-FX2 スイッチの同じまたは異なる前面パネル ポート上にあります。VXLAN は、イーサネット前面パネルポートにのみ存在し、FC 前面パネル ポートには存在しません。

  • FC NPV モードでは、2 つのエンド デバイス間のやり取りに、エッジ スイッチからコアへの同じアップリンクが使用されるため、順序どおりのデータ配信を行う必要はありません。エッジ スイッチのアップストリームのコア スイッチが設定されている場合は、順序どおりの配信を実行します。

  • コア スイッチ上で使用できるすべてのメンバ タイプを使用して、エッジ スイッチに接続されているエンド デバイスのゾーン分割を設定できます。ただし、NPV モードの任意のスイッチに接続されたサーバーのゾーン分割の推奨される方法は、PWWN、デバイス エイリアス、FC エイリアスを使用する方法です。スマート ゾーン分割を使用する場合にのみ、複数のサーバーを同じゾーンに配置する必要があります。Cisco MDS スイッチのスマート ゾーン分割の詳細については、 『Cisco MDS 9000シリーズ ファブリック構成ガイド』の「ゾーンの設定と管理」の章を参照してください。

  • FC NPV モードでは、ポート トラッキングはサポートされません。

  • FC NPV スイッチを介してログインするデバイスには、コア スイッチでポート セキュリティがサポートされます。ポート セキュリティは、コア スイッチでインターフェイスごとにイネーブルにされます。FC NPV スイッチを介してログインするデバイスのコア スイッチでセキュリティ ポートをイネーブルにするには、次の要件に従う必要があります。

    • 内部 FLOGI がポート セキュリティ データベースに存在している必要があります。これによりコア スイッチのポートで通信やリンクが許可されます。

    • すべてのエンド デバイスの pWWN もポート セキュリティ データベースに存在する必要があります。

  • エッジ スイッチは複数のコア スイッチに接続できます。つまり、異なる NP ポートを異なるコア スイッチに接続できます。

  • サーバ インターフェイスがダウンしてから使用可能状態に戻った場合、インターフェイスは同じ NP アップリンクに割り当てられるとはかぎりません。

  • 割り当てられた NP アップリンクが動作可能になると、サーバ インターフェイスだけが使用できます。

  • FC NPV モードならば、サーバとターゲットの両方をスイッチに接続できます。

  • ファイバ チャネル スイッチングは、エッジ スイッチで実行されません。すべてのトラフィックはコア スイッチでスイッチングされます。

  • FC NPV は、NPIV 対応サーバをサポートしています。この機能は階層型 NPIV と呼ばれます。

  • 2 つの Cisco FC NPV スイッチの同時接続はサポートされていません。

  • FC NPV モードでは F、および SD ポートだけがサポートされます。

  • 速度の自動ネゴシエーションは、Cisco Nexus 93180YC-FX および N9k-C93360YC-FX2 スイッチでのみサポートされます。デフォルトの速度は auto です。

  • 速度の自動ネゴシエーションは N9K-C9336C-FX2-E スイッチではサポートされておらず、デフォルトの速度は 32G に設定されています。

  • Nexus 9000 は、8 Gbps ファイバ チャネル インターフェイスで IDLE フィル パターンのみをサポートします。Nexus 9000 FC インターフェイスを 8 Gbps で動作させるには、一致する IDLE フィル パターンを使用するようにピア デバイスを設定する必要があります。ほとんどのサーバーおよびターゲット FC インターフェイスはこれをサポートしていないため、8 Gbps では Nexus 9000 に接続できません。8 Gbps で他のファイバ チャネル スイッチと相互運用するには、ピア スイッチ FC インターフェイスでも一致する IDLE フィル パターンが使用されていることを確認します。Cisco MDS スイッチの場合は、switchportfill-pattern インターフェイス構成コマンドを使用して設定します。8 Gbps でピア Nexus 9000 に接続するには、フィル パターン設定を使用しないでください。デフォルトでは、両方のデバイスが一致する IDLE フィル パターンを使用するからです。

  • Cisco Nexus N9k-C93180YC-FX および N9k-C93360YC-FX2 スイッチのすべての FC インターフェイスのデフォルト ポート速度は auto です。

  • Cisco Nexus N9K-C9336C-FX2-E スイッチの場合、すべての FC ポートのデフォルトのポート速度は 32G です。

  • 受信 B2B クレジット値は、N9K-C93180YC-FX では64、N9K-C93360YC-FX2 および N9K-C9336C-FX2-E では 32 です。これは設定できません。

  • san-port チャネルが作成されると、デフォルトでアクティブなチャネル モードで作成されます。チャネルモード onは、NPV スイッチではサポートされていません。

  • FCoE FC マップの変更後に N ポート vFC インターフェイスを起動するには、vFC フラップが必要な場合があります。

  • FC-NPV(最大 32G)およびFCoE-NPV は、N9K-C93180YC-FX、N9K-C9336C-FX2-E、および N9k-C93360YC-FX2 スイッチの両方で NP アップリンクおよびFホスト ポートとしてサポートされます。

  • Cisco NX-OS リリース 10.2(2)F 以降では、Cisco Nexus N9K-C9336C-FX2-E スイッチで FC-NPV がサポートされています。

  • N9K-C9336C-FX2-E の san-po 制限への動作速度とメンバーの追加:

    1. fc-breakout の速度変更

      • デフォルトの速度は 32G です

      • 速度変更は、単一の fc-breakout インターフェイス レベルでは実行できません。

      • fc-breakout の速度変更は、fc-breakout インターフェイス レベルの範囲で行われます。

        • 範囲には、前面パネルのポートに対応する fc-breakout のフルセットが含まれている必要があります。部分的な範囲の場合、速度設定で ERR_01 エラーがスローされます。

        • 範囲に san-po の一部である fc-breakout を含めることはできません。範囲に san-po メンバーがある場合、speed config は ERR_02 エラーをスローします。

        • 範囲には、複数の前面パネル ポートに対応する fc-breakout ポートを設定できます。

    2. san-po の速度変更

      • デフォルトの速度は 32G です。

      • san-po の速度変更は、そのメンバーに前面パネル ポートに対応するすべての fc-breakout ポートが含まれる場合にのみ許可されます。san-po に部分的な fc-breakout ポートが前面パネル ポートに対応する場合、速度変更は ERR_03 エラーをスローします。

      • san-po の速度を変更するには、san-po インターフェイスの範囲を指定します。

    3. 実行中の構成の速度設定

      • 速度設定(デフォルトではない)が fc-breakout インターフェイスの範囲レベルで表示されます。 「sh runn」コマンドの個々の fc-breakout インターフェイスの下には表示されません。速度設定(デフォルトではない)が「show interface fc<int no>」コマンド。

    4. san-po(channel-group x)へのメンバーの追加

      • インターフェイスの範囲には、前面パネルのポートに対応する fc-breakout のフルセットが含まれている必要があります。チャネルの追加が成功しても、warningWARN_01 メッセージがスローされます。

      • 範囲には、複数の前面パネル ポートに対応する fc-breakout ポートを設定できます。

  • エラーおよび警告メッセージ:

    • ERR_01:

      if-range には fc 1/18/1-4 fc-breakout ポートの部分セットが含まれます。
    • ERR_02:

      if-range には fc1/21/1-4 ポートが含まれます。一部は sanpo です
    • ERR_03:

      san-port-channel21 に fc1/22/1-4 fc-breakout ポートのフルセットが含まれていない
    • WARN_01:

      警告:if-range には fc1/22/1-4 fc-breakout ポートの部分セットが含まれています

FC NPV のライセンス要件

次の表に、FC NPV のライセンス要件を示します。

製品

製品 ID

ライセンス要件

Cisco NX-OS

  • N93-16Y-SSK9

  • N93-48Y-SSK9

  • ACI-STRG

FC NPV には、次の両方のライセンスが必要です。

  • SAN_ENTERPRISE_PKG:FC および FCoE NPV をアクティブ化する機能ライセンス。

  • FC_PORT_ACTIVATION_PKG:FC 用にアクティブ化するポートの数。これには 2 つのバリエーション(16 ポートと 48 ポート)があります。

(注)  

 

Cisco NX-OS ライセンス方式の詳細と、ライセンスの取得および適用の方法については、『Cisco NX-OS Licensing Guide』を参照してください。

NPV の設定

FC NPV の有効化

FC NPVは、feature-set fcoe-npv がインストールされ、有効になっている場合に有効になります。

fcoe-npv を有効にする手順は、次のとおりです。


Note


これにより、FC と FCoE の両方の NPV モードが有効になります。


SUMMARY STEPS

  1. switch# configure terminal
  2. switch(config)# install feature-set fcoe-npv
  3. switch(config-npv)# feature-set fcoe-npv

DETAILED STEPS

  Command or Action Purpose

Step 1

switch# configure terminal

コンフィギュレーション モードに入ります。

Step 2

switch(config)# install feature-set fcoe-npv

FC および FCoE NPV フィーチャ セットをインストールします。

Step 3

switch(config-npv)# feature-set fcoe-npv

FC および FCoE NPV を有効にします。

イーサネット ポートのファイバ チャネルへの変換

ここでは、イーサネット ポートをファイバ チャネル ポートに変換する方法について説明します。

始める前に

このタスクでは、ポート ライセンスをインストールして有効にする必要があります。

手順


ステップ 1

TCAM カービングを実行します。

例:


    Switch(config)# hardware access-list tcam region ing-racl 1536
    Switch(config)# hardware access-list tcam region ing-ifacl 256
    Switch(config)# hardware access-list tcam region ing-redirect 256

ステップ 2

feature-set fcoe-npv がインストールされ、有効になっていることを確認します。

例:


  Switch(config)# install feature-set fcoe-npv
  Switch(config)# feature-set fcoe-npv

ステップ 3

ポートを FC に変換します。

例:

この例では、イーサネット インターフェイスが Cisco Nexus 9300-FX スイッチの FC インターフェイスに変換されます。


    Switch(config)# slot 1    
    Switch(config)# port 1-4,45-48 type fc
    Port type is changed. ACTION REQUIRED: Please save configurations and reload the switch

(注)  

 

カラム内の 4 つの前面パネルポートすべてをまとめて FC/イーサネットに変換する必要があります。

この例では、イーサネットインターフェイスがCisco Nexus N9K-93360YC-FX2スイッチでFCインターフェイスに変換されます。このスイッチでは、4 つのポートがポート グループを形成します。たとえば、最初のポート グループは、1、2、49、50 です。 2 番目のポートグループは、3、4、51、52 です。


    Switch(config)# slot 1    
    Switch(config)# port 1-2, 49-50 type fc
    Switch(config)# port 3-4, 51-52 type fc
    Port type is changed. ACTION REQUIRED: Please save configurations and reload the switch

この例では、イーサネット インターフェイスは Cisco Nexus N9K-9336C-FX2-E スイッチで FC インターフェイスに変換されます。


    Switch(config)# slot 1    
    Switch(config)# port 9,12,33 type fc breakout
    Port type is changed. ACTION REQUIRED: Please save configurations and reload the switch

ステップ 4

FC インターフェイスをイーサネットポートに戻します。

例:

この例では、FC インターフェイスが Cisco Nexus 9300-FX スイッチのイーサネット インターフェイスに変換されます。


    Switch(config)# slot 1    
    Switch(config)# port 1-4,45-48 type eth
    Port type is changed. ACTION REQUIRED: Please save configurations and reload the switch

この例では、FC インターフェイスが Cisco Nexus N9K-93360YC-FX2 スイッチのイーサネット インターフェイスに変換されます。


    Switch(config)# slot 1    
    Switch(config)# port 1-2, 49-50 type eth
    Port type is changed. ACTION REQUIRED: Please save configurations and reload the switch

この例では、FC インターフェイスは Cisco Nexus N9K-9336CFX2-E スイッチのイーサネット インターフェイスに変換されます。

(注)  

 

N1K-C9336C-FX2-E では、ポート 1〜8 を FC に変換できません。


    Switch(config)# slot 1    
    Switch(config)# port 9,12,33 type eth
    Port type is changed. ACTION REQUIRED: Please save configurations and reload the switch
設定を保存し、スイッチをリロードします。

(注)  

 

Cisco Nexus 93180YC-FX では、ポートは 4 のグループ(シーケンシャル)(4 の倍数)でのみ変換できます。


ファイバ チャネル ポート ライセンスの有効化

ここでは、FC NPV のライセンスを有効にする方法について説明します。

始める前に

ポート ライセンスを有効にするには、ファイバ チャネル(FC)ポートをシャットダウンする必要があります。

手順


ポート ライセンスを有効にします。

例:


Switch(config)# int fc1/1
Switch(config-if)# port-license acquire

(注)  

 

この手順は、ネイティブ FC ポートの起動時に必要です。


FC NPV インターフェイスの構成

FC NPV をイネーブルにしたら、NP アップリンク インターフェイスおよびサーバ インターフェイスを設定する必要があります。

FC NP インターフェイスの構成

NP アップリンク インターフェイスを設定する手順は、次のとおりです。

SUMMARY STEPS

  1. switch# configure terminal
  2. switch(config)# interface { fc slot/port/BO port | san-port-channel <number> }
  3. switch(config-if)# switchport speed speed
  4. switch(config-if)# switchport mode NP
  5. switch(config-if)# no shutdown

DETAILED STEPS

  Command or Action Purpose

Step 1

switch# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

Step 2

switch(config)# interface { fc slot/port/BO port | san-port-channel <number> }

コア FC NPV スイッチに接続されるインターフェイス(ファイバ チャネルまたは SAN ポート チャネル)を選択します。

Step 3

switch(config-if)# switchport speed speed

速度を 4G、8G、16G、32G、または自動に設定します。

Note

 

8G NP リンクの場合、コア スイッチで、fill-pattern を IDLE に設定する必要があります。

4G および自動速度は、Cisco N9K-C9336C-FX2-E スイッチではサポートされていません。

Cisco MDS スイッチでの IDLE フィル パターンの構成例を次に示します。
Switch(config)# int fc2/3
Switch(config)# switchport fill-pattern IDLE speed
8000
Switch(config)# sh run int fc2/3
interface fc2/3
switchport speed 8000
switchport mode NP
switchport fill-pattern IDLE speed 8000
no shutdown 

Step 4

switch(config-if)# switchport mode NP

このインターフェイスを NP ポートとして設定します。

Step 5

switch(config-if)# no shutdown

インターフェイスを起動します。

サーバー インターフェイスの設定

サーバ インターフェイスを設定する手順は、次のとおりです。

SUMMARY STEPS

  1. switch# configure terminal
  2. switch(config)# interface fc slot/port
  3. switch(config-if)# switchport speed speed
  4. switch(config-if)# switchport mode F
  5. switch(config-if)# no shutdown

DETAILED STEPS

  Command or Action Purpose

Step 1

switch# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

Step 2

switch(config)# interface fc slot/port

サーバを NPV スイッチに接続するインターフェイスを作成します。

Step 3

switch(config-if)# switchport speed speed

速度を 4G、8G、16G、32G、または自動に設定します。

Note

 

8G 速度は、サーバおよびターゲット インターフェイスではサポートされません。

Step 4

switch(config-if)# switchport mode F

このインターフェイスを F ポートとして設定します。

Step 5

switch(config-if)# no shutdown

インターフェイスを起動します。

NPV トラフィック管理の設定

NPV トラフィック マップの設定

NPV トラフィック マップにより、1 つ以上の NP アップリンク インターフェイスがサーバ インターフェイスに関連付けられます。スイッチは、サーバ インターフェイスをこれらの NP アップリンクのいずれかに関連付けます。


Note


サーバ インターフェイスを別のアップリンクにマッピングするには、トラフィック マップを設定する前にサーバ インターフェイスをシャットダウンする必要があります。


トラフィック マップを設定する手順は、次のとおりです。

SUMMARY STEPS

  1. switch# configure terminal
  2. switch(config)# npv traffic-map server-interface {fc slot/port | vfc vfc-id} external-interface { fc slot/port | san-port-channel <number> | vfc vfc-id | vfc-port-channel vfc-port-channel-id }
  3. switch(config)# no npv traffic-map server-interface {fc slot/port | vfc vfc-id} external-interface { fc slot/port | san-port-channel <number> | vfc vfc-id | vfc-port-channel vfc-port-channel-id }

DETAILED STEPS

  Command or Action Purpose

Step 1

switch# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

Step 2

switch(config)# npv traffic-map server-interface {fc slot/port | vfc vfc-id} external-interface { fc slot/port | san-port-channel <number> | vfc vfc-id | vfc-port-channel vfc-port-channel-id }

サーバ インターフェイス(またはサーバ インターフェイスの範囲)と NP アップリンク インターフェイス(または NP アップリンクインターフェイスの範囲)の間にマッピングを設定します。

Note

 

サーバ インターフェイスを別のアップリンクにマッピングするには、トラフィック マップを設定する前にサーバ インターフェイスをシャットダウンする必要があります。

Step 3

switch(config)# no npv traffic-map server-interface {fc slot/port | vfc vfc-id} external-interface { fc slot/port | san-port-channel <number> | vfc vfc-id | vfc-port-channel vfc-port-channel-id }

指定されたサーバ インターフェイスと NP アップリンクインターフェイスの間のマッピングを削除します。

ディスラプティブ ロード バランシングのイネーブル化

追加の NP アップリンクを設定すると、ディスラプティブ ロード バランシング機能をイネーブルにして、サーバのトラフィック負荷をすべての NP アップリンクに均等に分散することができます。

ディスラプティブ ロード バランシングをイネーブルにする手順は、次のとおりです。

SUMMARY STEPS

  1. switch# configure terminal
  2. switch(config)# npv auto-load-balance disruptive
  3. switch (config)# no npv auto-load-balance disruptive

DETAILED STEPS

  Command or Action Purpose

Step 1

switch# configure terminal

NPV のコンフィギュレーション モードを開始します。

Step 2

switch(config)# npv auto-load-balance disruptive

スイッチのディスラプティブ ロード バランシングをイネーブルにします。

Step 3

switch (config)# no npv auto-load-balance disruptive

スイッチのディスラプティブ ロード バランシングをディセーブルにします。

FC NPV の確認

FC NPV に関する情報を表示する手順は、次のとおりです。

SUMMARY STEPS

  1. switch# show feature-set | i fcoe
  2. switch# show npv flogi-table [all]

DETAILED STEPS

  Command or Action Purpose

Step 1

switch# show feature-set | i fcoe

Example:


switch# show feature-set | i fcoe
fcoe-npv               8          enabled

Step 2

switch# show npv flogi-table [all]

FC NPV 設定を表示します。

FC NPV の確認例

サーバ インターフェイスのデバイスおよび割り当てられた NP アップリンクのリストを表示するには、 Cisco Nexus 9000 Series スイッチで show npv flogi-table コマンドを次のように入力します。

switch# show npv flogi-table
--------------------------------------------------------------------------------
SERVER                                                                  EXTERNAL
INTERFACE VSAN FCID             PORT NAME               NODE NAME       INTERFACE
---------------------------------------------------------------------------------
vfc1/x    1    0xee0008 10:00:00:00:c9:60:e4:9a 20:00:00:00:c9:60:e4:9a  fc1/x
vfc1/x    1    0xee0009 20:00:00:00:0a:00:00:01 20:00:00:00:c9:60:e4:9a  fc1/x  
vfc1/x    1    0xee000a 20:00:00:00:0a:00:00:02 20:00:00:00:c9:60:e4:9a  fc1/x
vfc1/x    1    0xee000b 33:33:33:33:33:33:33:33 20:00:00:00:c9:60:e4:9a  fc1/x

Total number of flogi = 4


Note


サーバ インターフェイスごとに、外部インターフェイス値は割り当てられた NP アップリンクを表示します。


サーバ インターフェイスおよび NP アップリンク インターフェイスのステータスを表示するには、show npv status コマンドを次のように入力します。

switch# show npv status
 
npiv is enabled

disruptive load balancing is disabled

External Interfaces:
====================
  Interface: fc1/47, State: Down
  Interface: san-port-channel 200, State: Trunking
        VSAN:    1, State: Up
        VSAN:  200, State: Up
        VSAN:  201, State: Up
        VSAN:  202, State: Up, FCID: 0xea0020
        VSAN:  100, State: Up
        VSAN:   55, State: Up
  Interface: vfc-po149, State: Trunking
        VSAN:  201, State: Up
        VSAN:  202, State: Up, FCID: 0xea0260
        VSAN:  100, State: Up
  Interface: vfc-po4090, State: Trunking
        VSAN:  201, State: Up
        VSAN:  202, State: Up, FCID: 0xea0220
        VSAN:  100, State: Up
  Interface: vfc1/9, State: Trunking
        VSAN:  201, State: Up
        VSAN:  202, State: Up, FCID: 0xea0240
        VSAN:  100, State: Up

  Number of External Interfaces: 5

Server Interfaces:
==================
  Interface: fc1/38, VSAN:  100, State: Up
  Interface: fc1/39, VSAN:  202, State: Up
  Interface: fc1/40, VSAN: 4094, State: Down
  Interface: vfc100, VSAN: 4094, State: Down
  Interface: vfc151, VSAN: 4094, State: Down
  Interface: vfc1/14, VSAN:  100, State: Up

  Number of Server Interfaces: 6

Note


FC NPV エッジ スイッチの fcns データベース エントリを表示するには、コア スイッチで show fcns database コマンドを入力する必要があります。


すべての FC NPV エッジ スイッチを表示するには、コア スイッチで show fcns database コマンドを次のように入力します。

core-switch# show fcns database

show fcns database 出力に表示される FC NPV エッジ スイッチについてさらに詳しい情報(IP アドレス、スイッチ名、インターフェイス名など)については、コア スイッチで show fcns database detail コマンドを次のように入力します。

core-switch# show fcns database detail
======================================================================
------------------------
VSAN:100   FCID:0xe101c0
------------------------
port-wwn (vendor)           :50:0a:09:82:ad:0d:86:37 (NetApp)    
node-wwn                    :50:0a:09:80:8d:0d:86:37
class                       :3
node-ip-addr                :0.0.0.0
ipa                         :00 00 00 00 1e 22 a0 00
fc4-types:fc4_features      :scsi-fcp:target 
symbolic-port-name          :NetApp FC Target Adapter (8112) lab-D-netapp01:3b
symbolic-node-name          :NetApp FAS3240 (lab-D-netapp01)
port-type                   :N 
port-ip-addr                :0.0.0.0
fabric-port-wwn             :21:61:00:2a:6a:5b:da:00
hard-addr                   :0x000000
permanent-port-wwn (vendor) :50:0a:09:82:ad:0d:86:37 (NetApp)    
connected interface         :vfc6/33
switch name (IP address)    :MDS9706 (10.105.188.173)
------------------------
VSAN:100   FCID:0xe101ef
------------------------
port-wwn (vendor)           :50:06:01:6b:08:60:7c:71 (Clariion)  
node-wwn                    :50:06:01:60:88:60:7c:71
class                       :3
node-ip-addr                :0.0.0.0
ipa                         :ff ff ff ff ff ff ff ff
fc4-types:fc4_features      :scsi-fcp:both 
symbolic-port-name          :CLARiiON::::SPB23::FC::::::
symbolic-node-name          :CLARiiON::::SPB::FC::::::
port-type                   :N 
port-ip-addr                :0.0.0.0
fabric-port-wwn             :20:19:00:2a:6a:5b:da:00
hard-addr                   :0x000000
permanent-port-wwn (vendor) :50:06:01:6b:08:60:7c:71 (Clariion)  
connected interface         :fc1/25
switch name (IP address)    :MDS9706 (10.105.188.173)

core-switch# show interface fc 1/1 
fc1/1 is trunking
    Hardware is Fibre Channel, SFP is short wave laser w/o OFC (SN)
    Port WWN is 20:01:2c:d0:2d:50:d2:a0
    Admin port mode is NP, trunk mode is on
    snmp link state traps are enabled
    Port mode is TNP
    Port vsan is 201
    Speed is 16 Gbps
    Transmit B2B Credit is 500
    Receive B2B Credit is 64
    Receive data field Size is 2112
    Beacon is turned off
    Belongs to san-port-channel 200
    Trunk vsans (admin allowed and active) (1,55,100,200-202,204)
    Trunk vsans (up)                       (100,202)
    Trunk vsans (isolated)                 (204)
    Trunk vsans (initializing)             (1,55,200-201)
    5 minutes input rate 0 bits/sec,0 bytes/sec, 0 frames/sec
    5 minutes output rate 0 bits/sec,0 bytes/sec, 0 frames/sec
      406 frames input,40164 bytes
        0 discards,0 errors
        0 invalid CRC/FCS,0 unknown class 
        0 too long,0 too short
      192 frames output,14364 bytes
        0 discards,0 errors
      1 input OLS,1  LRR,5 NOS,0 loop inits
      3 output OLS,1 LRR, 4 NOS, 0 loop inits
      500 transmit B2B credit remaining
      0 low priority transmit B2B credit remaining
    Last clearing of "show interface" counters  :never

FC NPV トラフィック管理の確認

FC NPV トラフィック マップを表示するには、show npv traffic-map コマンドを入力します。

switch# show npv traffic-map
NPV Traffic Map Information:
----------------------------------------
Server-If       External-If(s)
----------------------------------------
fc1/3           fc1/10,fc1/11
fc1/5           fc1/1,fc1/2
----------------------------------------

FC NPV 内部のトラフィックの詳細を表示するには、show npv internal info traffic-map コマンドを入力します。

ディスラプティブ ロード バランシングの確認

ディスラプティブ ロード バランシングのステータスを表示するには、show npv status コマンドを次のように入力します。

switch# show npv status
npiv is enabled
disruptive load balancing is enabled
External Interfaces:
====================
  Interface: fc1/1, VSAN: 2, FCID: 0x1c0000, State: Up
...

FC NPV コア スイッチおよび FC NPV エッジ スイッチの設定例

始める前に

ここでは、FC NPV コアおよびエッジ スイッチの設定方法について説明します。

手順


ステップ 1

SAN_ENTERPRISE_PKG および PORT_ACTIVATION_PKG ライセンスを取得してインストールします。

(注)  

 

ライセンス ファイルは .lic 形式で、次のコマンドを使用してスイッチにコピーしてインストールする必要があります。

Switch# install license bootflash:Switch_port_lic_48.lic

ステップ 2

ライセンスを確認します。


Switch(config)# install feature-set fcoe-npv
Switch(config-vdc)# feature-set fcoe-npv

ステップ 3

NPV で必要な機能を設定します。


Switch(config)# feature telnet
Switch(config)# feature lacp
Switch(config)# feature lldp

ステップ 4

FC ポートを変換します。


Switch(config)# slot 1
Switch(config-slot)# port 13-36 type fc
Port type is changed. ACTION REQUIRED: Please save configurations and reload the switch

ステップ 5

サービス ポリシーの構成:


Switch(config)# system qos
Switch(config-sys-qos)# service-policy type network-qos default-fcoe-8q-nq-policy
Switch(config-sys-qos)# service-policy type queuing output default-fcoe-8q-out-policy

ステップ 6

TCAM カービングの構成:


Switch(config-vrf)# hardware access-list tcam region ing-racl 1536
Warning: Please save config and reload the system for the configuration to take effect
Switch(config)# hardware access-list tcam region ing-redirect 256
Warning: Please save config and reload the system for the configuration to take effect

ステップ 7

実行中の構成の起動設定へのコピー:


Switch(config)# copy running-config startup-config
[########################################] 100%

ステップ 8

(必須)スイッチをリロードして、ポート変換が適用され、TCAM が正しく切り分けられるようにします。


Switch(config)# reload
This command will reboot the system. (y/n)?  [n] y
2017 Sep 14 10:12:19 Switch %PLATFORM-2-PFM_SYSTEM_RESET: Manual system restart from Command Line Interface

ステップ 9

VLAN-VSAN マッピングの構成:


Switch(config)# vlan 1,20,30,40,1000,1002,1010
Switch(config-vlan)# vlan 20
Switch(config-vlan)# fcoe vsan 200 
Switch(config-vlan)# vlan 30
Switch(config-vlan)# fcoe vsan 300 
Switch(config-vlan)# vlan 40
Switch(config-vlan)# fcoe vsan 300
Switch(config)# vsan database
Switch(config-vsan-db)# vsan 40 
Switch(config-vsan-db)# vsan 200 
Switch(config-vsan-db)# vsan 300 

ステップ 10

FC ポートのポート ライセンスの構成:


Switch(config)# interface fc1/6
Switch(config-if)# port-license acquire

(注)  

 

FC ポートのポート ライセンスをチェックアウトします。

ステップ 11

FC NP インターフェイスに面するコアを設定します(これと同じ設定を、スイッチポート モード F または FC インターフェイスの autoを使用してコア スイッチに適用する必要があります)。


Switch(config-if)# interface fc1/6
Switch(config-if)# switchport mode NP
Switch(config-if)# no shutdown

ステップ 12

仮想 FC NP インターフェイスに面するコアを設定します(これと同じ設定を、スイッチポート モード F または仮想 FC インターフェイスの autoを使用してコア スイッチに適用する必要があります)。

  1. 物理イーサネット インターフェイスの構成:

    
    Switch(config-if)# interface Ethernet1/7
    Switch(config-if)# switchport   
    Switch(config-if)# switchport mode trunk
    Switch(config-if)# service-policy type qos input default-fcoe-in-policy
    Switch(config-if)# mtu 9216
    Switch(config-if)# no shutdown
    
    

    (注)  

     

    ステップ MTU およびサービス ポリシーは、Cisco Nexus N9K-C93180YC-F、N9K-C9336C-FX2-E、または N9K-C93360YC-FX2 スイッチをコア スイッチとして使用する場合にのみ必要です。

  2. 仮想 FC インターフェイスの構成:

    
    Switch(config-if)# interface vfc17
    Switch(config-if)# bind interface ethernet1/7   
    Switch(config-if)# switchport mode NP
    Switch(config-if)# no shutdown
    

ステップ 13

SAN ポート チャネル インターフェイス側のコアを設定します(この設定は、ポート チャネル インターフェイスのスイッチ ポート モード F または auto のコア スイッチに適用する必要があります)。SAN ポート チャネル番号は異なる場合があります)。

  1. SAN ポート チャネルの構成:

    
    Switch(config)# interface san-port-channel 250
    Switch(config-if)# channel mode active
    Switch(config-if)# switchport mode NP
    Switch(config-if)# switchport trunk mode on
    
  2. SAN ポート チャネルにメンバーを追加します。

    
    Switch(config-if)# interface fc1/13
    Switch(config-if)# port-license acquire (this checks out the port license for FC ports)  
    Switch(config-if)# switchport trunk mode on
    Switch(config-if)# channel-group 250 force
    fc1/13 added to port-channel 250 and disabled
    Please do the same operation on the switch at the other end of the port-channel,
    then do "no shutdown" at both ends to bring it up
    Switch(config-if)# no shutdown

ステップ 14

vFC ポート チャネル インターフェイス側のコアを設定します(この設定は、仮想 FC ポート チャネル インターフェイスのスイッチ ポート モード F または auto のコア スイッチに適用する必要があります)。vFC ポート チャネル番号は異なる場合があります)。

  1. イーサネット ポート チャネル インターフェイスの構成:

    
    Switch(config)# interface port-channel500
    Switch(config-if)# switchport
    Switch(config-if)# switchport mode trunk
    Switch(config-if)# mtu 9216
    Switch(config-if)# service-policy type qos input default-fcoe-in-policy
    

    (注)  

     

    ステップ MTU およびサービス ポリシーは、Cisco Nexus N9K-C93180YC-FX、N9K-C9336C-FX2-E、または N9K-C93360YC-FX2 スイッチをコア スイッチとして使用する場合にのみ必要です。

  2. イーサネット ポート チャネルにメンバーを追加します。

    
    Switch(config-if)# interface Ethernet1/4
    Switch(config-if)# channel-group 500 mode active   
    Switch(config-if)# no shutdown
    
  3. 仮想 FC ポート チャネル インターフェイスを作成します。

    
    Switch(config)# interface vfc-po500 (this creates a vFC)
    Switch(config-if)# bind interface port-channel500
    Switch(config-if)# switchport mode NP
    Switch(config-if)# switchport trunk mode on
    

ステップ 15

FCoE サーバのインターフェイス側のサーバを設定します。

  1. 物理イーサネット インターフェイスの構成:

    
    Switch(config-if)# interface Ethernet1/6
    Switch(config-if)# switchport   
    Switch(config-if)# switchport mode trunk
    Switch(config-if)# service-policy type qos input default-fcoe-in-policy
    Switch(config-if)# mtu 9216
    Switch(config-if)# no shutdown
    
    
  2. 仮想 FC インターフェイスの構成:

    
    Switch(config-if)# interface vfc6
    Switch(config-if)# bind interface ethernet1/6   
    Switch(config-if)# switchport trunk mode on
    Switch(config-if)# no shutdown
    
  3. 仮想 FC インターフェイスのポート VSAN の割り当て:

    
    Switch(config-if)# vsan database (this assigns the port vsan)(config-vsan-db)
    Switch(config-vsan-db)# vsan 40 interface vfc6

ステップ 16

FC サーバ インターフェイスの構成

  1. FC インターフェイスの F モードでの構成:

    
    Switch(config)# interface fc1/39
    Switch(config-if)# switchport mode F
  2. FC インターフェイスのポート vsan の適用:

    
    Switch(config)# vsan database 
    Switch(config-if)# vsan 100 interface fc1/39