はじめに
ルート集約では、多数の具体的なアドレスを 1 つのアドレスに置き換えることで、ルート テーブルが簡素化します。たとえば、10.1.1.0/24、10.1.2.0/24、10.1.3.0/24 は 10.1.0.0/16 で置き換えることができます。ルート集約ポリシーにより、ボーダー リーフ スイッチとそのネイバー リーフ スイッチの間でルートを効率的に共有することができます。
Cisco APIC 5.2(4) リリース以降、ACI では 2 つの形式のルート集約がサポートされています。
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L3Out 外部 EPG レベルでのルート要約:
L3Out 外部 EPG レベルでのルート集約のこの設定により、外部 L3Out ピアのみへのルート集約が可能になります。
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VRF レベルでのルート フィルタリングと集約:
Cisco APIC 5.2(4) リリース以降、Cisco APIC は、ファブリックでアドバタイズされるルートのルート フィルタリングと集約を実行して、ファブリックのスケール要件を軽減するオプションも提供します。この機能は、VRF レベルで構成されます。VRF レベルでルートの集約を有効にすると、ACI ファブリックへのルートの集約、および外部 BGP L3Out ピアへのルートの集約を実現するのに役立ちます。
上記の両方の要約形式の詳細については、以降のセクションで説明します。