Cisco DNA Center アプライアンス機能の確認

アプライアンスのハードウェア仕様

シスコは、ラックマウント可能な物理アプライアンスの形で Cisco Digital Network Architecture(DNA)Center を提供しています。第 1 世代 Cisco DNA Center アプライアンス(シスコ製品番号 DN1-HW-APL)は、Cisco Unified Computing System(UCS)C220 M4 小型フォームファクタ(SFF)シャーシで構成され、さらに mLOM スロットに仮想インターフェイスカード(VIC)1227 が追加されています。Cisco DNA Center ソフトウェアイメージはアプライアンスに事前にインストールされていますが、使用するには設定する必要があります。

次の表は、アプライアンスのハードウェア仕様をまとめたものです。

機能

説明

シャーシ

1ラックユニット(1RU)シャーシ

プロセッサ

22 コア Intel Xeon E5-2699 v4 2.20 GHz プロセッサ X 2

メモリ

32 GB DDR4 2400 MHz の登録済み DIMM(RDIMM)X 8

ストレージ

  • 1.9 TB、2.5 インチ Enterprise Value 6G SATA ソリッドステートドライブ(SSD)X 6

  • 480 GB、2.5 インチ Enterprise Value 12G SATA SSD X 2

ディスク管理(RAID)

  • スロット 1 ~ 4 の RAID 1

  • スロット 5 ~ 8 の RAID 10

ネットワークおよび管理 I/O

サポートされるコネクタ:

  • Cisco UCS VIC 1227 上の 10 Gbps イーサネットポート X 2

  • 1 Gbps イーサネット専用管理ポート X 1

  • 1 Gbps BASE-T イーサネット LAN ポート X 2

次のコネクタを使用できますが、通常は Cisco DNA Center の日常業務では使用されません。

  • RS-232 シリアル ポート(RJ-45 コネクタ)X 1

  • 15 ピン VGA2 コネクタ X 1

  • USB 3.0 コネクタ X 2

  • USB 2.0 2 個、VGA 1 個、シリアル(DB-9)コネクタ 1 個を装備した KVM ケーブルを使用する前面パネル KVM コネクタ X 1

電源

  • 770 W AC 電源 X 2

  • 1+1 の冗長構成

冷却

ホットスワップ可能なファンモジュール(前面から背面に向かう冷却用)X 6

ビデオ

60 Hz で最大 1920 X 1200、16 bpp のビデオグラフィックアレイ(VGA)ビデオ解像度、最大 256 MB のビデオメモリ

前面パネルと背面パネル

次の図と表では、44 コアの Cisco DNA Center アプライアンスの前面パネルと背面パネルについて説明します。

図 1. アプライアンスの前面パネル

コンポーネント

説明

1

このアプライアンスでは、次のように合計 8 個のドライブを使用できます。

  • 1.9 TB SATA SSD X 6

  • 480 GB SAS SSD X 2

取り付けられたドライブにはそれぞれ、障害 LED とアクティビティ LED が付いています。

ドライブ障害 LED の状態とその説明:

  • 消灯:ドライブは正常に動作中です。

  • オレンジ:ドライブに障害が発生しています。

  • オレンジの点滅:ドライブの再構成中です。

ドライブアクティビティ LED の状態とその説明:

  • 消灯:スレッドにドライブが存在しません(アクセスなし、障害なし)。

  • 緑:ドライブの準備が完了しています。

  • 緑の点滅:ドライブはデータの読み取り中または書き込み中です。

2

引き抜きアセット タグ

3

操作サブパネルのボタンおよび LED これらのボタンの LED の状態と、示されている条件については、次のエントリで説明します。

4

電源ボタン/電源ステータス LED LED の状態とその説明:

  • 消灯:アプライアンスに AC 電力が供給されていません。

  • オレンジ:アプライアンスはスタンバイ電源モードです。Cisco Integrated Management Controller(CIMC)と一部のマザーボード機能にだけ電力が供給されています。

  • 緑:アプライアンスはメイン電源モードです。すべてのサーバコンポーネントに電力が供給されています。

5

ユニット識別ボタンと LED。LED の状態とその説明:

  • 青:ユニット識別 LED はアクティブです。

  • 消灯:ユニット識別機能は非アクティブです。

6

システムステータス LED。LED の状態とその説明:

  • 緑:アプライアンスは正常動作状態で稼働しています。

  • 緑の点滅:アプライアンスはシステムの初期化とメモリチェックを行っています。

  • オレンジの点灯:アプライアンスは縮退運転状態になっています。次の 1 つ以上が原因の可能性があります。

    • 電源装置の冗長性が失われている。

    • CPU が一致しない。

    • 少なくとも 1 つの CPU に障害が発生している。

    • 少なくとも 1 つの DIMM に障害が発生している。

    • RAID 構成内の少なくとも 1 台のドライブに障害が発生している。

  • オレンジの点滅:アプライアンスは重大な障害が発生している状態であり、次の 1 つ以上が原因である可能性があります。

    • ブートに失敗した。

    • 修復不能な CPU またはバスエラーが検出された。

    • サーバが過熱状態にある。

7

ファンステータス LED。LED の状態とその説明:

  • 緑:すべてのファンモジュールが正常に動作中です。

  • オレンジの点灯:1 つのファンモジュールに障害が発生しています。

  • オレンジの点滅:重大な障害。2 つ以上のファンモジュールに障害が発生しています。

8

温度ステータス LED。LED の状態とその説明:

  • 緑:アプライアンスは正常温度で稼働中です。

  • オレンジの点灯:1 つ以上の温度センサが警告しきい値を超過しています。

  • オレンジの点滅:1 つ以上の温度センサが重大しきい値を超過しています。

9

電源装置ステータス LED。LED の状態とその説明:

  • 緑:すべての電源装置が正常に動作しています。

  • オレンジの点灯:1 台以上の電源装置が縮退運転状態にあります。

  • オレンジの点滅:1 台以上の電源装置が重大な障害発生状態にあります。

10

ネットワーク リンク アクティビティ LED。LED の状態とその説明:

  • 緑の点滅:1 つ以上のイーサネット LOM ポートでリンクがアクティブになっていて、アクティビティが存在します。

  • 緑:1 つ以上のイーサネット LOM ポートでリンクがアクティブになっていますが、アクティビティは存在しません。

  • 消灯:イーサネットリンクがアイドル状態です。

11

KVM コネクタ。USB 2.0 コネクタ X 2、VGA コネクタ X 1、シリアルコネクタ X 1 を装備した KVM ケーブルで使用します。

図 2. アプライアンスの背面パネル

コンポーネント

説明

1

アース ラグの穴(DC 電源装置の場合)

2

PCIe ライザー 1/スロット 1

3

PCIe ライザー 2/スロット 2

4

電源装置(最大 2 台、1+1 の冗長構成)各電源装置には、電源障害 LED と AC 電源 LED が付いています。

障害 LED の状態とその説明:

  • 消灯:電源装置は正常に動作中です。

  • オレンジの点滅:イベント警告しきい値に達しましたが、電源装置は動作し続けています。

  • オレンジの点灯:重大障害しきい値に達し、電源装置がシャットダウンしています(ファンの障害や過熱状態など)。

AC 電源 LED の状態とその説明:

  • 緑の点灯:AC 電力供給も、DC 出力も OK です。

  • 緑の点滅:AC 電力供給は OK ですが、DC 出力は使用できません。

  • 消灯:電源に AC 電力が供給されていません。

詳細については「電源仕様」を参照してください。

5

10 Gbps クラスタポート(ポート 2、enp10s0、ネットワークアダプタ 1):これは、アプライアンスの mLOM スロットの Cisco Virtual Interface Card(VIC)1227 の 2 番目の 10 Gbps ポートです。背面パネルにはポート 2 というラベルが付いていて、Maglev 設定ウィザードはそれを enp10s0 およびネットワークアダプタ 1 として識別します。このポートを Cisco DNA Center クラスタ内の他のノードに接続しているスイッチに接続します。

このポートにはリンクステータス(ACT)LED とリンク速度(リンク)LED が付いています。

リンクステータス LED の状態とその説明:

  • 緑の点滅:アクティブなリンクにトラフィックが存在します。

  • 緑:リンクはアクティブですが、トラフィックは存在しません。

  • 消灯:リンクが確立されていません。

リンク速度 LED の状態とその説明:

  • 緑:リンク速度は 10 Gbps です。

  • オレンジ:リンク速度は 1 Gbps です。

  • 消灯:リンク速度は 100 Mbps 以下です。

(注)  

 
エンタープライズポートとクラスタポートは、10 Gbps でのみ動作する必要があります。

6

10 Gbps エンタープライズポート(ポート 1、enp9s0、ネットワークアダプタ 1):これは、アプライアンスの mLOM スロットの Cisco Virtual Interface Card(VIC)1227 の最初の 10 Gbps ポートです。背面パネルにはポート 1 とラベルが付いていて、Maglev 設定ウィザードはそれを enp9s0 およびネットワークアダプタ 4 として識別します。このポートを、Cisco DNA Center の管理対象のネットワーキング機器への IP 到達可能性があるスイッチに接続します。

このポートにはリンクステータス(ACT)LED とリンク速度(リンク)LED が付いています。

リンクステータス LED の状態とその説明:

  • 緑の点滅:アクティブなリンクにトラフィックが存在します。

  • 緑:リンクはアクティブですが、トラフィックは存在しません。

  • 消灯:リンクが確立されていません。

速度 LED の状態とその説明:

  • 緑:リンク速度は 10 Gbps です。

  • オレンジ:リンク速度は 1 Gbps です。

  • 消灯:リンク速度は 100 Mbps 以下です。

(注)  

 
Cisco DNA Center アプライアンスのエンタープライズポートとクラスタポートは、10 Gbps でのみ動作する必要があります。

7

USB 3.0 ポート X 2

8

1 Gbps CIMC ポート(M):これは、2 つの USB ポートの右側にある組み込みポートで、RJ45 シリアルポートの左側にあります。背面パネルには M というラベルが付いていて、アプライアンスの CIMC GUI へのブラウザアクセスを有効にすると、IP アドレスが割り当てられます(「Cisco Integrated Management Controller へのブラウザアクセスの有効化」を参照)。このポートは、Cisco DNA Center アプライアンスのシャーシおよびソフトウェアのアウトオブバンド(OOB)管理用に予約されています。このポートは、専用の OOB エンタープライズ管理ネットワークにアクセスできるスイッチに接続します。

このポートにはリンクステータス LED とリンク速度 LED が付いています。リンクステータス LED の状態とその説明:

  • 緑の点滅:アクティブなリンクにトラフィックが存在します。

  • 緑:リンクはアクティブですが、トラフィックは存在しません。

  • 消灯:リンクが確立されていません。

速度 LED の状態とその説明:

  • 緑:リンク速度は 1 Gbps です。

  • オレンジ:リンク速度は 100 Mbps です。

  • 消灯:リンク速度は 10 Mbps 以下です。

9

シリアル ポート(RJ-45 コネクタ)

10

1 Gbps Cisco DNA Center GUI ポート(1、enp1s0f0、ネットワークアダプタ 2):これは、最初の Intel i350 1g GB イーサネット コントローラ ポートです。アプライアンスのマザーボードに組み込まれています。背面パネルには 1 というラベルが付いていて、Maglev 設定ウィザードはそれを enp1s0f0 とネットワークアダプタ 2 として識別します。このポートは、専用のエンタープライズ管理ネットワークにアクセスできるスイッチに接続します。

このポートにはリンクステータス LED とリンク速度 LED が付いています。ステータス LED の状態とその説明:

  • 緑の点滅:アクティブなリンクにトラフィックが存在します。

  • 緑:リンクはアクティブですが、トラフィックは存在しません。

  • 消灯:リンクが確立されていません。

速度 LED の状態とその説明:

  • 緑:リンク速度は 1 Gbps です。

  • オレンジ:リンク速度は 100 Mbps です。

  • 消灯:リンク速度は 10 Mbps 以下です。

11

1 Gbps クラウドポート(2、enp1s0f1、ネットワークアダプタ 3):これは 2 番目の組み込み 1 Gbps イーサネット コントローラ ポートです。背面パネルには 2 というラベルが付いていて、Maglev 設定ウィザードはそれを enp1s0f1 とネットワークアダプタ 3 として識別します。このポートはオプションです。インターネット接続が 10 Gbps エンタープライズポート(ポート 1、enp9s0、ネットワークアダプタ 4)経由では実行できない場合に使用されます。

このポートにはリンクステータス LED とリンク速度 LED が付いています。リンクステータス LED の状態とその説明:

  • 緑の点滅:アクティブなリンクにトラフィックが存在します。

  • 緑:リンクはアクティブですが、トラフィックはありません。

  • 消灯:リンクが確立されていません。

速度 LED の状態とその説明:

  • 緑:リンク速度は 1 Gbps です。

  • オレンジ:リンク速度は 100 Mbps です。

  • 消灯:リンク速度は 10 Mbps 以下です。

12

VGA ビデオポート(DB-15)。このポートの周囲のパネル領域は青色です。

13

青色 LED ロケータボタン

物理仕様

次の表にアプライアンスの物理仕様を示します。

表 1. 物理仕様

説明

仕様

高さ

4.32 cm(1.7 インチ)

43.0 cm(16.89 インチ)

ハンドルを含めた場合:

48.2 cm(18.98 インチ)

奥行(長さ)

75.6 cm(29.8 インチ)

ハンドルを含めた場合:

78.7 cm(30.98 インチ)

前面のスペース

76 mm(3 インチ)

周囲と側面の間に必要な隙間

25 mm(1 インチ)

背面のスペース

152 mm(6 インチ)

最大重量(フル装備シャーシ)

37.9 ポンド(17.2 キロ)

環境仕様

次の表に Cisco DNA Center アプライアンスの環境仕様を示します。

表 2. 環境仕様

説明

仕様

動作時温度

41 ~ 95 °F(5 ~ 35 °C)

海抜 305 m(1000 フィート)ごとに最高温度が 1°C 低下します。

非動作時温度(アプライアンスが倉庫にあるか運送中の場合)

–40 ~ 149 °F(–40 ~ 65 °C)

湿度(RH)(動作時)

10 ~ 90%(28°C(82°F)時、結露なし)

湿度、非動作時

5 ~ 93%(28°C(82°F)時)

動作時高度

0 ~ 10,000 フィート(0 ~ 3,000 m)

非動作時高度(アプライアンスが倉庫にあるか運送中の場合)

0 ~ 40,000 フィート(0 ~ 12,192 m)

音響出力レベル、ISO7779 に基づく A 特性 LWAd(B)を測定、23°C(73°F)での動作時

5.4

音圧レベル、ISO 7779 に基づく A 特性 LpAm(dBA)を測定、23°C(73 °F)での動作時

37

電力仕様

次の表に、Cisco DNA Center アプライアンスに同梱されている 2 つの 770 W AC 電源(シスコ部品番号 UCSC-PSU1-770W)の仕様を示します。

表 3. AC 電源の仕様

説明

仕様

AC 入力電圧

公称範囲:100 ~ 120 VAC、200 ~ 240 VAC

範囲:90 ~ 132 VAC、180 ~ 264 VAC

AC 入力周波数

公称範囲:50 ~ 60 Hz

(範囲:47 ~ 63 Hz)

最大 AC 入力電流

100 VAC で 9.5 A

208 VAC で 4.5 A

最大入力電圧

950 VA @ 100 VAC

PSU あたりの最大出力電力

770 W @ 100 ~ 120 VAC

最大突入電流

35°C で 15 A

最大保留時間

12 ms @ 770 W

電源装置の出力電圧

12 VDC

電源装置のスタンバイ電圧

12 VDC

効率評価

Climate Savers Platinum Efficiency(80 Plus Platinum 認証済み)

フォーム ファクタ

RSP2

入力コネクタ

IEC320 C14


(注)  


次の URL にある Cisco UCS Power Calculator を使用すると、ご使用のアプライアンス設定の電源に関する詳細情報を取得できます。http://ucspowercalc.cisco.com


10 ギガビット イーサネット スイッチ

次の表に、現時点で第 1 世代 Cisco DNA Center アプライアンスから起動できる 10 ギガビットイーサネット Cisco スイッチを一覧表示します。この表は、テスト対象のスイッチが増えると更新されます。

Cisco スイッチ シスコの部品番号 コメント

Cisco Nexus 5672UP

N5K-C5672UP

Cisco Catalyst 6880-X

C6880-X-LE

Cisco Nexus 7700(6 スロット)

N77-C7706

Cisco Nexus 7700 スイッチ Supervisor2 拡張モジュール(シスコ製品番号 N77-SUP2E)を設置してテスト済み。

この表の残りのスイッチが正しく機能するためには、スイッチと Cisco DNA Center アプライアンスの両方で次の設定を構成します。

  • [Default VLAN]:アプライアンスとスイッチに同じポート番号を指定します。

  • [VLAN Mode]:[Trunk] モードを設定します。

事前設定チェックの実行のステップ 3 と 4 を参照してください。

Cisco Catalyst 3850-48XS-S

WS-C3850-48XS-S

Cisco Catalyst 4500X-32 SFP+

WS-C4500X-32SFP+

Cisco Catalyst C9500-40X-E

C9500-40X

Cisco Catalyst 3650-48PQ-E

WS-C3650-48PQ-E