Cisco Crosswork Hierarchical Controller 6.1 リリースノート

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Updated: 2023 年 9 月 7 日

偏向のない言語

この製品のドキュメントセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このドキュメントセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブ ランゲージの取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。

翻訳について

このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。

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Cisco Crosswork Hierarchical Controller バージョン 6.1 には、バグ修正だけでなく、新しい機能と拡張機能も含まれています

バージョン 6.1 の注目機能

Cisco Crosswork Hierarchical Controller バージョン 6.1 には、次の新しい機能が含まれています。

       サービス正常性の表示

       EVPN サービスパスの切り替え

       EVPN サービスパスのアクティブ状態の表示

サービス正常性の表示

Service Assurance アプリケーションで、EVPN サービスの OAM ステータスが表示されるようになりました。サービスパス上で(PM として)継続的に実施される OAM テストにより、サービス品質の低下(高遅延、ジッター、パケットドロップ)に関する報告が行われます。このような場合、[サービス正常性(Service Health] パラメータは [DEGRADED] と表示されます。[サービス正常性(Service Health] に表示されるその他の値には、[OK][DOWN][UNKNOWN][MONITORING_FAILED][N_A] があります。

Related image, diagram or screenshot 1 EVPN サービスの正常性

EVPN サービスの非アクティブパスへの切り替え

このリリースでは、EVPN サービスパスを非アクティブパスに切り替えるオプションがサポートされています。これは、サービスが 2 つの SR ポリシーに明示的にバインドされ、一方のポリシーがより高い優先番号に設定されている場合に有効となります。スイッチで優先順位を変更し、非アクティブパスをアクティブパスに設定します。

このオプションは、選択したサービスの [アクション(Actions] タブにある [サービスマネージャ(Service Manager] から選択できます。

Related image, diagram or screenshot

2 EVPN サービスの非アクティブパスへの切り替え

EVPN サービスパスのアクティブ状態の表示

2 つの SR ポリシーにバインドされた EVPN サービスを、Service Assurance アプリケーションで表示できるようになりました。マップでアクティブパスが色分けされ、[アンダーレイパス(Underlay Paths] タブに [アクティブ(Active] 状態が表示されます。

アクティブパスは青色で、非アクティブパスは黄色で表示されています。

Graphical user interfaceDescription automatically generated

3 EVPN サービスパスのアクティブ状態の表示

解決された問題

       APP-1934。レイヤ関係のエクスポートファイルのダウンロードが遅く、エンティティが数百個含まれるファイルではダウンロードが完了するまでに 30 40 秒かかっていましたが、ダウンロード時間が短縮され、数秒以上かかる場合はわかりやすいメッセージが表示されるようになりました。

       APP-1927[概要(Summary] タブで選択したサービスの動作ステータスが、サービスが停止している場合でも常に [稼働中(Up] と表示されていました([サービス(Services] テーブルでは正しく表示されていました)が、これが修正されました。

       APP-2165Root Cause Analysis アプリケーションに、EVPN(パス上の IGP リンクがダウンしたときに影響を受ける E-Line サービス)が表示されるようになりました。

       APP-2079Service Assurance アプリケーションで、容量値がグラフに正しく表示されるようになりました。

       APP-2139。ユーザーは、UNI ポートを admin down に設定して EVPN サービスを新規作成できるようになりました。

       APP-2046[サービスマネージャ(Service Manager] テーブルが正しく読み込まれ、スタックすることがなくなりました。

       APP-2071。ユーザーが 1+1 保護を要求し、保護パスが見つからない場合、サービスの作成が失敗するようになりました。

       APP-1945。サービス UNI ポートの動作がダウンに切り替わっても、選択したサービスに対して表示されるマップが更新されません。これが修正されました。

既知の制限事項

検出

       SDN-3244。複数のシェルフがあるデバイスの場合、表示されるデバイス属性は最初のシェルフの属性です。他のシェルフの属性は表示されません。

       FRNT-3831。ネットワークコントローラへの接続時に誤ったログイン情報が提供された場合、検出は失敗しますが、デバイスマネージャの [アダプタ(Adapters] タブに表示される [イベント(Events] テーブルに適切なイベントが表示されません。

レイヤ関係

       FRB-57。現時点では、選択したプライムオブジェクトのメインパスのリンクのみが表示されます。プライムオブジェクトの保護パスで使用される関連オブジェクトは表示されません(たとえば、OMS 経由のすべての L3 リンクを表示するように選択しても、表示される L3 リンクは OMS のメインパス経由のもののみです)。

3D Explorer

       APP-2062。ツールチップマップに、手動で追加したクロスリンクが表示されません。クロスリンクのサイトは、オプティカルレイヤとルータレイヤ間のパイプなしでマップに表示されます。

       SDN-5541E-Line および OTN サービスのサイドバーに、[ポート(Ports] タブが空の状態で表示されます。Service Assurance アプリケーションを使用して、すべてのサービスの詳細を取得してください。

       FLD-6172 つの ZR プラガブル間の OCH リンクはメトロビューに表示されますが、その波長数はリンクのラベルとして表示されません。このようなラベルは、トランスポンダ間の他の OCH リンクには表示されます。

       FLD-603。ネットワークモデルにファイバパスが含まれる場合、タグによるフィルタマップが正しく機能しません。

       SDN-46843D マップのサテライト表示オプションは、クライアントマシンがインターネットに接続されている場合にのみ機能します。インターネット接続が検出されない場合でも、サテライト表示ボタンが有効のままになります。

       SDN-4396。現時点では、3D Explorer のフィルタ内にあるタグのリストがアルファベット順に表示されません。

       SDN-4221。選択したサービスで、サイドバーの [ポート(Ports] に表示されるサービスポートが、リンクとの一貫性のない関連付けを示す場合があります。リンクは、サービスまたは PW である場合があります。

       SDN-5751ZR チャネルとメディアポートが、サイドバーで選択したルータの [ポート(Ports] タブに表示されません。

システムモニタリング

       SDN-4424。インストール直後にシステムモニタリングページを開くと、ディスク容量の情報が空です。この情報は、設定可能なモニタリング時間(アドミニストレーション ガイドで説明されている sedo コマンド)の後に表示されます。

SHQL

       SDN-40163D Explorer アプリケーションの使用イベントが、サブタイプが Frontier として表示されます。

       APP-1942。結果が空のリストの場合、SHQL ウィジェットがダッシュボードに表示されません。

モデル設定

       SDN-3945[サイト(Sites] タブのマップでのサイト選択が、Firefox で正しく機能しません。

高可用性

       SDN-5722。まれに、メインノードとスタンバイノード間の手動スイッチオーバーが失敗し、スタンバイが見つからないというメッセージが表示されます。

Link Manager

       現時点では、アプリケーションはルータ間リンクの追加をサポートしていません。

運用上の考慮事項

       SDN-3440。インベントリアイテムをクエリしても、子参照が見つかりません。オブジェクトの子への変換として「downward」コマンドを使用してください。

       FLD-214。システムまたはユーザー主導のイベントは、SHQL アプリの「eventSHQL コマンドを使用して表示できます。現時点では、このアプリケーションは制限されており、1 つのビューに数千を超えるイベントは表示できません。このため、イベントタイプ、サブタイプ、またはオブジェクト GUID でビューをフィルタ処理することをお勧めします。

       FLD-3823D Explorer のサイドバーウィンドウには、集約リンク(LAG)と IP 論理リンクの可視化ビューが表示されます。このビューはデフォルトでは無効になっています。有効にするには、シスコサポートチームにお問い合わせください。

       SDN-3867SHQL の表示オプションで、スペースを含む列名を設定できません。

       FRB-201。ユーザーがローカル接続(LDAP など)の目的でインポートした証明書は、ソフトウェアのアップグレード後に保持されません。ユーザーはそれらの証明書を Crosswork Hierarchical Controller リポジトリに手動でコピーし、CA 証明書更新コマンド(update-ca-certificates)を実行する必要があります。

       SDN-3855。毎日バックアップの時刻が近づいているとき(数分前)、Crosswork Hierarchical Controller は再起動しないでください。再起動すると、バックアッププロセスが実行モードでスタックする可能性があります。

       SDN-5530。サイト情報を含むインポートされた GeoJSON ファイルのサイズが 20MB を超えないようにしてください。ファイルが大きい場合、そのファイルを複数のファイルに分割することをお勧めします

       APP-1848Network Inventory アプリケーションの新しいフィルタにより、サイトまたはデバイスによってインベントリリソースをフィルタ処理できます。Model Selector では、他のリソースタイプもフィルタとして選択できます。これは避ける必要があります。フィルタとして使用できるのはサイトとデバイスのみです。

       SDN-5713Link Manager アプリケーションで公開される REST API は、管理者ユーザーのみが使用できます。

       SDN-5799。アダプタを有効または無効にするには、sedo コマンドを使用することをお勧めします。Device Manager アプリケーションから実行しても機能しますが、表示されるステータスが正しくない可能性があり、アダプタは一時停止されますが、コンテナは引き続き実行されます。

アダプタ

Crosswork Hierarchical Controller 6.1 には、このバージョンで動作するように更新されたネットワークアダプタのリストが付属しています。

すべてのアダプタが一般提供されているわけではないことにご注意ください。一部のアダプタを利用できるのは特定のお客様で、GA として利用することはできません。そのため、使用前に Crosswork Product Management の関与が必要です。

表 1.           アダプタ

ベンダー

プロトコル/製品

アベイラビリティ

バージョン

コンテンツと使用例

シスコ

EPNM

GA

4.0/5.1

インベントリ、トポロジ、PM カウンタの IP 検出。

プロビジョニングのサポートなし。

シスコ

IOS-XR

GA

7.2

インベントリと L2 トポロジの検出。

Infinera

DNA

 

 

顧客固有。オプティカル検出

Siae

NMS5

 

 

顧客固有。マイクロ波検出

展開(導入)要件

ソフトウェア要件

Cisco Crosswork Hierarchical Controller 6.1 は、RedHat Enterprise サーバー 7.6Maipo)または CentOS 7.6.1810(コア)、Oracle Linux 8.4、ベアメタルまたは VM にインストールできます。

アップグレード

Crosswork Hierarchical Controller 6.0 は、V6.1 にアップグレードできます。

ハードウェア要件

サーバーノード

この仕様は、Cisco Crosswork Hierarchical Controller のアクティブインスタンスとスタンバイインスタンス、またはスタンドアロンインスタンスを対象としています。

表 2.           サーバーノードの仕様:小規模セットアップ(2000 ネットワーク要素未満)

ハードウェア

要件

CPU

10 個のコア

メモリ

96 GB

ストレージ:ラボ用

400 GB SSD

ストレージ:実働用

(ストレージ専用、OS のニーズは含まれません)

3TB のディスク。次のパーティションをお勧めします。

       OS パーティション:500 GB

       Crosswork Hierarchical Controller のデータパーティション:2,000 GB

       拡張用:500 GB

データパーティションには少なくとも SSD を使用する必要があります。

VM

1

表 3.           サーバーノードの仕様:中規模/大規模セットアップ(2K NE 以上)

ハードウェア

要件

CPU

20 個のコア

メモリ

192 GB

ストレージ:実働用

(ストレージ専用、OS のニーズは含まれません)

3TB のディスク。次のパーティションをお勧めします。

       OS パーティション:500 GB

       Crosswork Hierarchical Controller のデータパーティション:2,000 GB

       拡張用:500 GB

データパーティションには少なくとも SSD を使用する必要があります。

VM

1

ウィットネスノード

ウィットネスノードは、Cisco Crosswork Hierarchical Controller の「3 ノードクラスタ」高可用性ソリューションの 3 番目のノードです。

表 4.           ウィットネスノードの仕様

ハードウェア

要件

CPU

8 個のコア

メモリ

16 GB

ストレージ

256 GB SSD

VM

1

Web ブラウザ

Chrome バージョン 75 以降が推奨されています。

クライアントマシン

Google Chrome を備えた Web クライアントに使用する PC または MAC には、GPU が搭載されている必要があります。これは、Crosswork Hierarchical Controller 3D 可視化マップを実行するために必須です。

リリースの販促アイテム

このリリースには、すべての Crosswork Hierarchical Controller バージョン 6.0 ドキュメントが関連しており、使用可能です。

次の機能が含まれています。

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