この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco APIC-EM は EasyQoS アプリケーションにより Apple Fastlane をサポートします。このサポートは次のような利点をネットワークにもたらします。
ネットワーク内の Apple iOS デバイスのほか、リアルタイム アプリケーションを実行している、そのほかのほとんどのワイヤレス クライアントの Wi-Fi 接続性の最適化。この機能は、輻輳しているネットワーク環境であっても、信頼性の高い音声エクスペリエンスをサポートします。
ビジネス アプリケーションの優先順位付け。Cisco EasyQoS により、ネットワーク管理者はアプリケーションを環境別に優先順位付けすることができます。
ネットワーク内の Apple Fastlane に対する Cisco EasyQoS サポートの要件を次に示します。
Cisco APIC-EM リリース バージョン 1.5.x がインストールされて動作中であること
サポートされている Apple デバイスに Apple iOS 10 がインストールされて動作中であること
(注) | サポートされている Apple デバイスのリストについては、Cisco APIC-EM と Apple Fastlane の推奨プラットフォーム、デバイス、ソフトウェア、ライセンスを参照してください。 |
リリース 8.3.112 以上を実行中の Cisco AireOS コントローラ
Cisco APIC-EM が導入されているネットワークで Apple Fastlane を実行するための推奨プラットフォーム、デバイス、ソフトウェア、ライセンスを次に示します。
Cisco APIC-EM コントローラを使用すると、ネットワーク デバイス(Cisco Wireless LAN コントローラ)で Apple Fastlane のサポートを設定する際に役立ちます。次の手順では、Cisco WLC の Fastlane マクロが Fastlane のサポートをどのように設定するのか、また Cisco APIC-EM コントローラが Apple Fastlane のサポートを設定する際にどのように役立つのかを説明します。
AireOS バージョンが 8.3.112 以上の場合、Cisco APIC-EM コントローラと EasyQoS アプリケーションは、ポリシー スコープに追加される WLAN/SSID に Fastlane QoS ポリシーを適用します。Cisco EasyQoS は、Fastlane により生成されるデフォルトの AVC プロファイルを、EasyQoS グラフィカル ユーザ インターフェイスで選択されたアプリケーションを含む新しい AVC プロファイルに単純に置き換えます。
Apple Fastlane ソリューションの IP トラフィックの 1 つ以上のネットワーク パスを詳細に計画します。
Apple Fastlane 用に設定する必要がある、1 つ以上のネットワーク パス内の Cisco Wireless LAN Controller(WLC)を判別します。
Apple Fastlane ソリューションの一部になる Apple デバイスと Cisco WLC に対して、すべてのソフトウェア要件が満たされていることを確認します。
ステップ 1 | Apple Fastlane トラフィック パスの一部になる、ネットワーク内の Cisco Wireless LAN(WLAN)コントローラ(WLC)で、マーキングされていないマルチキャスト トラフィックを「ベスト エフォート」に設定することで、プラチナ プロファイルを設定します。
プラチナ プロファイルの詳細については、Cisco WLC のドキュメントを参照してください。 | ||
ステップ 2 | Cisco WLC で、プラチナ プロファイルの UDP 帯域幅制限を無効にします。
プラチナ プロファイルの UDP 帯域幅制限の詳細については、Cisco WLC のドキュメントを参照してください。 | ||
ステップ 3 | ターゲットの WLAN にプラチナ プロファイルを適用します。
ターゲットの WLAN に対するプラチナ プロファイルの詳細については、Cisco WLC のドキュメントを参照してください。 | ||
ステップ 4 | Aironet Client Monitor(ACM)とコール アドミッション制御(CAC)の両方を有効にします。
ACM と CAC の詳細については、Cisco WLC のドキュメントを参照してください。 | ||
ステップ 5 | 音声帯域幅予約を 50% に制限します。
シスコ デバイスの音声帯域幅予約の詳細については、Cisco WLC のドキュメントを参照してください。 | ||
ステップ 6 | WMM EDCA(Wi-Fi Multimedia Enhanced Distributed Channel Access)プロファイルを有効にします。
WMM EDCA プロファイルの詳細については、Cisco WLC のドキュメントを参照してください。 | ||
ステップ 7 | Cisco APIC-EM コントローラで、カスタマイズされたアプリケーションを含む QOS-PROFILE を作成します。
EasyQoS プロファイルの設定の詳細については、ポリシーの作成または編集を参照してください。 | ||
ステップ 8 | ネットワーク内の Cisco WLC で、ベスト プラクティスの UP-to-DSCP および DSCP-to-UP マッピングを設定します。
UP-to-DSCP および DSCP-to-UP マッピングの詳細については、Cisco WLC のドキュメントを参照してください。 | ||
ステップ 9 | アップストリーム QoS トラストを有効にします。
ネットワーク内のアップストリーム QoS トラストの詳細については、Cisco WLC のドキュメントを参照してください。 |