この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco Mobility Express ネットワークのセットアップ中または日常的な動作中に、同じネットワーク上にシスコの他のワイヤレス コントローラ(アプライアンスまたは仮想)が存在してはなりません。
Cisco Mobility Express コントローラを、同じネットワーク上の他のワイヤレス コントローラと相互運用または共存させることはできません。ネットワーク上に Cisco Mobility Express コントローラ以外のワイヤレス コントローラが存在しないことを確認してください。
セットアップする最初のアクセス ポイント(AP)を決定します。セットアップする最初の AP は、Cisco Mobility Express ワイヤレス コントローラの機能をサポートする AP である必要があります。これは、この AP をマスター AP として動作させ、他の AP をその AP に接続するために必要です。これにより、事前定義された CiscoAirProvision サービス セット識別子(SSID)はマスター AP および他の AP によってのみアドバタイズされます。
AP の『Hardware Installation Guide』に従って AP を正しくインストールしてください。
DHCP サーバがネットワークに存在すること、およびネットワーク上でこのサーバにアクセスできることを確認します。Mobility Express コントローラは、アクセス ポイントとワイヤレス クライアントの IP アドレスの管理に外部 DHCP サーバを使用します。
Cisco Mobility Express コントローラを初期設定するには、Wi-Fi 経由でコントローラ コンフィギュレーション ウィザードを使用します。
マスター AP によってアドバタイズされる事前定義の CiscoAirProvision SSID に接続するためには、Wi-Fi 対応のラップトップが必要です。この SSID に有線ネットワークからアクセスすることはできません。
ラップトップには、互換性のあるブラウザがインストールされている必要があります。Cisco Mobility Express ワイヤレス コントローラの Web インターフェイスおよび初期設定ウィザードと互換性のあるブラウザのリストについては、対応ブラウザを参照してください。
ネットワークでユニバーサル規制ドメインのアクセス ポイントを使用する場合は、AP がクライアントへのサービス提供を開始する前に、適切な規制ドメインへのアクセス ポイントを用意しておく必要があります。「Cisco Aironet Universal AP Priming and Cisco AirProvision User Guide」(URL:http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/wireless/access_point/ux-ap/guide/uxap-mobapp-g.html)を参照してください。
これらの前提条件を満たしていることを確認したら、スイッチポートの設定に進みます。
(注) | CLI ベースの初期設定ウィザードも使用可能ですが、上級ユーザのみに推奨されています。CLI 初期設定ウィザードの使用を参照してください。 |
Mobility Express ネットワーク内のマスター AP を含むすべてのアクセス ポイントは、同じ L2 ブロードキャスト ドメインに存在する必要があります。管理トラフィックにタグを付けることはできません。
マスター AP が接続されるスイッチポートはトランク ポートである必要があり、また管理トラフィック用のネイティブ VLAN をトランキングするように設定する必要があります。データ トラフィックは、ローカル スイッチング用の適切な VLAN とトランキングする必要もあります。
Interface GigabitEthernet1/0/37 description » Connected to Master AP « switchport trunk native vlan 122 switchport trunk allowed vlan 10,20,122 switchport mode trunk
スイッチポートの設定が完了したら、初期設定ウィザードの起動に進みます。
初期設定ウィザードの管理者アカウント ウィンドウが表示されたら、初期設定ウィザードの使用に進みます。表示されない場合は、AP のソフトウェアが CAPWAP Lightweight AP であるか Cisco Mobility Express であるかの確認に進みます。
初期設定ウィザードを使用すると、Cisco Mobility Express ワイヤレス LAN コントローラで特定の基本パラメータを設定でき、これにより Cisco Mobility Express ネットワークが動作します。
初期設定ウィザードで入力するデータについては、次のセクションを参照してください。
このウィンドウのバナーには、Cisco Mobility Express ワイヤレス コントローラを設定している AP モデルの名前(たとえば、Cisco Aironet 1830 シリーズ Mobility Express など)が表示されます。
System Name:このコントローラに割り当てる名前を入力します。
Country:この Cisco Mobility Express ネットワークが存在する国を入力します。
Date and Time:日付を指定します。デフォルトでは、デバイスのシステム時刻が適用されます。必要に応じて時刻を手動で編集できます。
Timezone:タイム ゾーンを選択します。
NTP Server :Network Time Protocol(NTP)サーバを使用して自動的に設定された日付と時刻を使用するために、NTP サーバの IPv4 アドレスまたは FQDN 名を入力できます。
ここで指定する IPv4 アドレスまたは FQDN 名は NTP インデックス 1 のサーバに適用され、これによりそのデフォルトの FQDN、0.ciscome.pool.ntp.org が上書きされます。NTP サーバの編集の詳細については、[Management] > [Time] に進みます。
Management IP Address:コントローラを管理するための IP アドレスを入力します。
Subnet Mask:コントローラのサブネット マスクを入力します。
Default Gateway:コントローラのデフォルト ゲートウェイを入力します。
Network Name:社員ネットワーク用の SSID を指定します。
Security:事前共有キー(PSK)認証を使用する [WPA2 Personal]、または認証に RADIUS サーバを必要とする [WPA2 Enterprise](802.1x とも呼ばれる)を選択します。
Pass Phrase:[WPA2 Personal] セキュリティを選択した場合は、PSK を指定します。
Authentication Server IP Address:[WPA2 Enterprise] セキュリティを選択した場合は、RADIUS サーバの IP アドレスを入力します。
Shared Secret:RADIUS サーバ用のパスワードを入力します。
VLAN:[Management VLAN](VLAN 0)を選択するか、[New VLAN] を選択して新規作成(1 ~ 4096 の VLAN ID を指定)します。
VLAN ID:新規 VLAN の VLAN ID を指定します。
DHCP Server Address:これはオプションです。
Network Name:ゲスト ネットワーク用の SSID を指定します。
Security:認証を必要としない [Web Consent]、または PSK 認証を必要とする [WPA2 Personal] を選択します。
Pass Phrase:[WPA2 Personal] セキュリティを選択した場合は、PSK を指定します。
VLAN:[Employee VLAN] を選択して社員ネットワークに定義したのと同じ VLAN を使用するか、[New VLAN] を選択して新規作成(1 ~ 4096 の VLAN ID を指定)します。
VLAN ID:新規 VLAN の VLAN ID を指定します。
DHCP Server Address:これはオプションです。
(注) | 初期化ウィザードで RF パラメータの最適化を有効にしない場合、クライアント密度は標準(デフォルト値)に設定され、RF トラフィック タイプはデータ(デフォルト値)に設定されます。 |
これらの設定を適用すると、アクセス ポイントとコントローラが再起動します。次にCisco Mobility Express へのログインに進みます。
Cisco 1850 シリーズと 1830 シリーズの AP はどちらも、工場出荷時 CAPWAP Lightweight AP ソフトウェアまたは Cisco Mobility Express コントローラ ソフトウェア付きで発注できます。ただし、CAPWAP AP から Cisco Mobility Express ソフトウェアへの変換およびその逆方向の変換をオンサイトで実行できます。AP に Cisco Mobility Express イメージまたは CAPWAP Lightweight AP イメージが含まれているかどうかを判別するには、以下のステップに従います。
出力のフィールドと値 次の作業 AP Image Type:MOBILITY EXPRESS IMAGE AP Configuration:MOBILITY EXPRESS CAPABLE 変換は不要です。 AP を再起動し、初期設定ウィザードの起動に進みます。 AP Image Type:MOBILITY EXPRESS IMAGE AP Configuration:NOT MOBILITY EXPRESS CAPABLE これは、AP に Cisco Mobility Express ソフトウェアが含まれているものの、AP が CAPWAP Lightweight AP として動作していることを表しています。 この AP は、現在、Mobility Express コントローラとして動作するように設定されていません。また、マスター AP の選定プロセスにも参加していません。したがって、CiscoAirProvision SSID をブロードキャストしません。ただし、この AP は、Mobility Express ネットワークの下位 AP として機能できます。 この AP の Mobility Express コントローラ機能を有効にするには、AP コンソールで ap-type mobility-express tftp コマンドを実行します。AP が再起動し、オンラインに戻り、マスター AP の選定プロセスに参加します。これがマスターとして選定されると、その時点で CiscoAirProvision SSID をブロードキャストするようになります。 [AP Image Type] フィールドと [AP Configuration] フィールドが出力に存在しない これは、AP に CAPWAP Lightweight AP は含まれているが、Cisco Mobility Express ソフトウェアは含まれていないことを表しています。CAPWAP Lightweight AP から Cisco Mobility Express ソフトウェアへの変換 に進みます。
AP ソフトウェアを Cisco Mobility Express 設定可能ソフトウェアに変換するには、次の手順に従います。
(注) | 次の手順では、1850 シリーズの AP 上の 8.1.122.0 Lightweight AP リリースから変換するため、それに対応するソフトウェア ファイルを使用します。変換元のリリース、および AP モデルに応じて、必ず適切なソフトウェア ファイルを使用してください。 |
初期設定ウィザードの起動 に進みます。
上記の変換プロセスの .zip ファイルを使用する代替手段については、CAPWAP の Mobility Express 変換の代替手段を参照してください。
Mobility Express タイプから CAPWAP タイプに AP を変換する方法については、Mobility Express から CAPWAP タイプへの AP の変換を参照してください。
新しい AP をマスター AP 上の Cisco Mobility Express ワイヤレス コントローラに関連付けることができるようにするには、ここに示す手順に従ってください。これにより、Cisco Mobility Express ネットワークに join できるようになります。
ログインすると、デフォルトのランディング ページである [Network Summary] ウィンドウが表示されます。詳細については、Cisco Mobility Express モニタリング サービスについてを参照してください。
いいえ。 |
Web インターフェイスのセクションまたは機能 |
---|---|
1 |
Web インターフェイスのサイド ペイン。これはメイン ナビゲーション ペインです。このページから、Web インターフェイスの各種サブセクションに移動できます。 |
2 |
Web インターフェイスのタイトル。統合されたコントローラ機能が現在動作しているマスター AP の AP モデルを示します。 |
3 |
AP またはクライアントを、MAC アドレスを使用して検索します。 |
4 |
クリックすると、現在のコントローラ コンフィギュレーションが NVRAM に保存されます。詳細については、コントローラ コンフィギュレーションの保存を参照してください。 |
5 |
クリックすると、現在のシステム情報が表示されるか、コントローラの Web インターフェイスからログオフします。 |
6 |
Mobility Express ネットワークの [Monitoring] セクション。詳細については、Cisco Mobility Express モニタリング サービスについてを参照してください。 |
7 |
[Wireless Settings] セクション。関連付けられた AP、WLAN、WLAN ユーザ アカウント、およびゲスト ユーザ アカウントを管理できます。 詳細については、ワイヤレス設定の指定を参照してください。 |
8 |
[Management] セクション。管理アクセス パラメータの設定、管理者アカウントとネットワーク時間の管理、およびソフトウェア アップデートの実行ができます。 詳細については、ネットワークの管理を参照してください。 |
9 |
[Advanced] セクション。SNMP の設定、システム ログの設定、工場出荷時へのリセットを実行できます。 詳細については、詳細設定の使用と操作を参照してください。 |