この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco Mobility Express ソリューションの技術仕様、サポートされる機能とサポートされない機能、および相互運用性情報の詳細なリストについては、次の URL にある「Release Notes for Cisco Wireless Controllers and Lightweight Access Points for Cisco Wireless Release 8.1.120.0」を参照してください。 http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/wireless/controller/release/notes/crn81mr2.html
オペレーティング システム |
サポートされるブラウザとバージョン |
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Microsoft Windows |
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Apple MAC OS |
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Cisco Mobility Express ネットワークには、マスター AP として機能できない AP が存在することがあります。マスター AP として機能できる AP モデルについては、サポートされる Cisco Aironet アクセス ポイントを参照してください。
フェールオーバーを可能にする冗長性を Cisco Mobility Express コントローラに持たせるには、ネットワークに、マスター AP として機能できるアクティブな AP が複数必要です。フェールオーバーの発生時に、これらの AP の 1 つが自動的にマスターとして選定されます。新しく選定されたマスターは、元のマスターと同じ IP および設定になります。管理者にとっては、フェールオーバー発生時、元のマスターと新しく選定されたマスターに違いはありません。
(注) | マスター AP に接続されているクライアントは、フェールオーバー時に切断されます。 |
Cisco Mobility Express ネットワークには、マスター AP として機能できない AP が存在することがあります。マスター AP として機能できる AP モデルについては、サポートされる Cisco Aironet アクセス ポイントを参照してください。
マスター AP として機能できる任意の AP を手動で強制的にマスター AP にすることができます。マスターとして機能できる AP を選択し、その AP にマスター AP の強制フェールオーバーを実行する場合、GUI と CLI の両方を使用できます。
[Wireless Settings] > [Access Points] の順に選択します。
[Access Points Administration] ウィンドウが表示されます。
マスターとして設定する AP の横にある [Edit] アイコンをクリックします。
[Edit] ウィンドウが表示され、[General] タブが表示されます。
[General] タブで、[Operating Mode] フィールドの横にある [Make me Controller] をクリックします。
(注) | マスター AP では、[Operating Mode] フィールドには [AP & Controller] と表示されます。関連付けられている他の AP の場合、このフィールドには [AP Only] と表示されます。[Make me Controller] ボタンは、マスターの選定プロセスに含めることができる下位 AP に対してのみ使用できます。 |
config ap next-preferred-master cisco-ap-name forced-failover
GUI 方式または CLI 方式を使用して、選択した AP へのマスターのフェールオーバーを強制すると、現在のマスター AP はリブートし、新しい AP が以前のマスターの IP アドレスと設定を使用してコントローラとして継承します。以前のマスターは、リブート後、オンラインに戻り、下位 AP として新しいマスター AP に join します。
(注) | 他のフェールオーバーと同様に、この強制フェールオーバーは、Mobility Express ネットワークにダウンタイムが発生する原因になります。このダウンタイム中、スタンドアロン機能が有効にされた AP に関連付けられたクライアントでは、サービスの中断が発生することはありません。スタンドアロン機能が有効にされていない AP のクライアントは影響を受けます。 |
CAPWAP Lightweight AP ソフトウェアを実行しているサポート対象の AP を Cisco Mobility Express ネットワークに追加すると、起動時に CAPWAP の状態が Discover advertisements on boot up になります。マスター AP で動作する Cisco Mobility Express コントローラはこのアドバタイズメントに応答し、新しい AP は Cisco Mobility Express コントローラの join プロセスを実行します。追加される AP が同じバージョンを実行している場合は、すぐに Cisco Mobility Express ネットワークに join します。ただし、AP が Cisco Mobility Express で実行されているイメージより古いイメージを実行している場合は、対応する Cisco Mobility Express 対応 AP イメージをコントローラが TFTP サーバからダウンロードします。
ソフトウェア アップデートの実施方法については、Cisco Mobility Express ソフトウェアの更新を参照してください。
コントローラからアクセス ポイントへアップグレード ソフトウェア イメージをダウンロードするときには、アクセス ポイントをリセットしたり、ネットワーク接続を切断したりする必要はないため、ネットワークの停止を最小限に抑えることができます。つまり、アップグレード イメージは最初にコントローラにダウンロードされ、その後アクセス ポイントにダウンロードされます。その際、ネットワークは稼働したままになります。コントローラを再起動すると、アクセス ポイントの関連付けが解除され、アクセス ポイントが再起動します。コントローラが最初に起動し、その後で、イメージがアップグレードされたすべてのアクセス ポイントが起動します。コントローラがアクセス ポイントから送信されたディスカバリ要求に自身のディスカバリ応答パケットで応答すると、アクセス ポイントから join 要求が送信されます。
(注) | 推奨方法は、CAPWAP Lightweight AP から Cisco Mobility Express ソフトウェアへの変換のとおりです。推奨方法で動作しない場合にのみ選択する代替手段を次に示します。 |
(注) | 次の手順では、1850 シリーズの AP 上の 8.1.122.0 Lightweight AP リリースから変換するため、それに対応するソフトウェア ファイルを使用します。変換元のリリース、および AP モデルに応じて、必ず適切なソフトウェア ファイルを使用してください。 |
初期設定ウィザードの起動 に進みます。
コンソール ポート、Telnet、または SSH を AP に接続します。
Mobility Express コントローラ コンソールにログインします。
Mobility Express コントローラ コンソールで apciscoshell コマンドを使用して、AP コンソールに接続します。
ユーザ名 Cisco とパスワード Cisco を使用して AP コンソールにログインします。どちらも大文字と小文字が区別されます。
enable と入力します。
ap-type capwap コマンドを入力し、確認します。
AP タイプを CAPWAP にすると、AP はそれ自体の Mobility Express コントローラ機能を開始せず、Mobility Express マスター AP の選定プロセスにも参加しません。この AP は物理ワイヤレス コントローラベースのネットワーク(つまり Mobility Express 以外のネットワーク)に配置できます。ここで、そのコントローラに join する AP は、AP 上のイメージとコントローラ上のイメージは異なるので、コントローラから CAPWAP イメージを要求し、再起動し、CAPWAP AP としてコントローラに再度 join します。
(Cisco Controller) > config ap unifiedmode <switch_name> <switch_ip_address>
引数の <switch_name> と <switch_ip_address> は、それぞれ AP が移行する必要がある移行先の WLC の名前と IP アドレスです。
上記のコマンドでは、すべての AP が AP Configuration: NOT MOBILITY EXPRESS CAPABLE に変換されます。AP はリロードされ、ローカル モードで再起動されます。
RF パラメータの最適化設定を行う場合は、次の表の情報を使用して導入に適切な設定を選択します。次の表は、低、標準、または高密度のクライアントのタイプが選択された場合のデフォルト値を示します。
(注) | 初期化ウィザードで RF パラメータの最適化を有効にしない場合、クライアント密度は標準(デフォルト値)に設定され、RF トラフィック タイプはデータ(デフォルト値)に設定されます。 |
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依存関係 |
標準 (企業向けの導入。デフォルトのプロファイル。) |
高密度 (スループットが最も重要な場合) |
低密度 (オープン スペースのカバレッジの場合) |
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TX 電力 |
帯域ごとにグローバル |
デフォルト |
高い |
最高 |
TPC しきい値、TPC 最小値および TPC 最大値 (これらのパラメータは、TX 電力と同じです) |
帯域ごとに特定の RF プロファイル |
TPC 最小値:デフォルトは -10 dB TPC 最大値:デフォルトは 30 dB |
TPC 最小値:+7 dB TPC 最大値:デフォルトは 30 dB |
TPC 最小値:-10 dB TPC 最大値:デフォルトは 30 dB |
RX Sensitivity |
帯域ごとにグローバル(Advanced RX-SOP) RF プロファイル |
デフォルト(自動) |
中程度(RX-SOP) |
Low |
CCA しきい値 |
帯域ごとにグローバル 802.11a のみ(非表示) RF プロファイル |
デフォルト(0) |
デフォルト(0) |
デフォルト(0) |
カバレッジ RSSI しきい値 |
帯域ごとにグローバル データと音声 RSSI RF プロファイル |
デフォルト(データ:-80、音声:-80) |
デフォルト(データ:-80、音声:-80) |
高(データ:-90、音声:-90) |
カバレッジ クライアント数 |
帯域ごとにグローバル(カバレッジ例外) RF プロファイル(カバレッジ ホール検出) |
デフォルト(3) |
デフォルト(3) |
低(2) 低(1 ~ 3) |
データ レート |
帯域ごとにグローバル(ネットワーク) RF プロファイル |
12 Mbp(必須) 9 Mbp をサポート 1、2、5.5、6、11 Mbp は無効 |
12 Mbp(必須) 9 Mbp をサポート 1、2、5.5、6、11 Mbp は無効 |
CCK レートは有効 1、2、5.5、6、9、11、12 Mbp は有効 |
http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/wireless/controller/8-2/cmd-ref/b_cr82.html
サポートされる Cisco Aironet アクセス ポイントを参照してください。
Mobility Express ソリューションによって管理されるアクセス ポイントは、AireOS FlexConnect モードと同様に、集中型コントロール プレーン モードと分散型データ プレーン モードで動作します。
Cisco Mobility Express ソリューションにはアクセス ポイント用のライセンスが必要ありません。
はい。アクセス ポイントにプライマリ コントローラとして WLAN コントローラの IP アドレスを指し示すだけで実現できます。これはモードに依存しません。WLAN コントローラは、適切な AP イメージとそれぞれの設定をプッシュします。詳細については、Mobility Express から CAPWAP タイプへの AP の変換を参照してください。
はい。導入環境に含まれるアクセス ポイントが Mobility Express コントローラ機能をホストできる場合は(Cisco Aironet 1850 または 1830 シリーズのアクセス ポイントなど)、ワイヤレス コントローラベースの導入環境を Mobility Express に変換できます。