インターフェイスの設定
新しい PA-H が正しく搭載されている(ENABLED LED が点灯する)ことを確認してから、特権レベルの configure コマンドを使用して、新規インターフェイスを設定します。次の情報を用意しておく必要があります。
• 新規インターフェイスに適用するルーティング プロトコル
• IP アドレス(インターフェイスに IP ルーティングを設定する場合)
• 使用するブリッジング プロトコル
新しい PA-H を取り付けた場合、または既存のインターフェイスの設定を変更する場合には、コンフィギュレーション モードを開始して、新規インターフェイスを設定する必要があります。設定済みの PA-H を交換した場合は、システムが新規インターフェイスを認識し、そのインターフェイスに既存の設定が適用されます。
使用できる設定オプションの概要、および PA-H 上のインターフェイスの設定手順については、「関連資料」に記載されている資料のうち、該当するコンフィギュレーション マニュアルを参照してください。
EXEC コマンド インタープリタの特権レベルでコンフィギュレーション コマンドを実行するには、通常、パスワードが必要になります。必要に応じて、システム管理者からパスワードを入手してください(EXEC の特権レベルについては、EXEC コマンド インタープリタの使用方法を参照)。
ここでは、次の内容について説明します。
• 「インターフェイスのシャットダウン」
• 「基本的なインターフェイス コンフィギュレーション」
• 「タイミング(クロック)信号の設定」
• 「NRZI フォーマットの設定」
• 「CRC の設定」
インターフェイスのシャットダウン
インターフェイスを削除して交換しない場合や、HSSI ケーブルやポート アダプタを交換する場合は、まず shutdown コマンドを使用してインターフェイスをシャットダウン(ディセーブルに設定)します。これは、ポート アダプタを再搭載したり、設定を変更した場合に異常が発生するのを防ぐためです。インターフェイスをシャットダウンすると、 show コマンドの出力で administratively down と表示されます。
次の手順で、インターフェイスをシャットダウンします。
ステップ 1 EXEC コマンド インタープリタの特権レベル(イネーブル モード)を開始します(詳細はEXEC コマンド インタープリタの使用方法を参照)。
ステップ 2 特権レベルのプロンプトからコンフィギュレーション モードを開始し、コンフィギュレーション サブコマンドの送信元としてコンソール端末を指定します。
Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
ステップ 3 interface serial サブコマンド(続けてインターフェイス アドレス)を入力し、さらに shutdown コマンドを入力することにより、インターフェイスをシャットダウンします。
作業を終えたら、 Ctrl-Z を押す( Ctrl キーを押しながら Z キーを押す)か、 end または exit と入力して、コンフィギュレーション モードを終了し、EXEC コマンド インタープリタに戻ります。
表4-1 に、サポート対象プラットフォームでの shutdown コマンドの構文を示します。
表4-1 サポート対象プラットフォームでの shutdown コマンドの構文
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Catalyst RSM/VIP2 を搭載した Catalyst 5000 ファミリ スイッチ |
interface 、続けて type ( serial )および slot/port (ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号) shutdown |
ポート アダプタ スロット 1 に搭載したポート アダプタのインターフェイス 0 を指定する例
Router(config-if)#
interface serial 1/0
Router(config-if)#
shutdown
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Catalyst 6000 ファミリ FlexWAN モジュールを搭載した Catalyst 6000 ファミリ スイッチ |
interface 、続けて type ( serial )および mod_num/bay/port (モジュール スロット番号/ポート アダプタ ベイ番号/ インターフェイス ポート番号) shutdown |
スロット 3 に搭載した FlexWAN モジュールのポート アダプタ ベイ 0 に搭載したポート アダプタのインターフェイス 0 を指定する例
Router(config-if)#
interface serial 3/0/0
Router(config-if)#
shutdown
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Cisco 7120 シリーズ ルータ |
interface 、続けて type ( serial )および slot/port (ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号) shutdown |
ポート アダプタ スロット 3 に搭載したポート アダプタのインターフェイス 0 を指定する例
Router(config-if)#
interface serial 3/0
Router(config-if)#
shutdown
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Cisco 7140 シリーズ ルータ |
interface 、続けて type ( serial )および slot/port (ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号) shutdown |
ポート アダプタ スロット 4 に搭載したポート アダプタのインターフェイス 0 を指定する例
Router(config-if)#
interface serial 4/0
Router(config-if)#
shutdown
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Cisco 7200 シリーズ ルータおよび Cisco 7200 VXR ルータ |
interface 、続けて type ( serial )および slot/port (ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号) shutdown |
ポート アダプタ スロット 6 に搭載したポート アダプタのインターフェイス 0 を指定する例
Router(config-if)#
interface serial 6/0
Router(config-if)#
shutdown
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Cisco 7201 ルータ |
interface 、続けて type ( serial )および slot/port (ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号) shutdown |
ポート アダプタ スロット 1 に搭載したポート アダプタのインターフェイス 0 を指定する例
Router(config-if)#
interface serial 1/0
Router(config-if)#
shutdown
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Cisco uBR7223 ルータ |
interface 、続けて type ( serial )および slot/port (ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号) shutdown |
ポート アダプタ スロット 1 に搭載したポート アダプタのインターフェイス 0 を指定する例
Router(config-if)#
interface serial 1/0
Router(config-if)#
shutdown
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Cisco uBR7246 ルータ |
interface 、続けて type ( serial )および slot/port (ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号) shutdown |
ポート アダプタ スロット 2 に搭載したポート アダプタのインターフェイス 0 を指定する例
Router(config-if)#
interface serial 2/0
Router(config-if)#
shutdown
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Cisco 7301 ルータ |
interface 、続けて type ( serial )および slot/port (ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号) shutdown |
ポート アダプタ スロット 1 に搭載したポート アダプタのインターフェイス 0 を指定する例
Router(config-if)#
interface serial 1/0
Router(config-if)#
shutdown
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Cisco 7304 ルータに搭載された Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カード |
interface 、続けて type ( serial )および slot/port (モジュール スロット番号/ インターフェイス ポート番号) shutdown |
Cisco 7304 ルータのモジュール スロット 3 に搭載した Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カードのポート アダプタのインターフェイス 0 を指定する例
Router(config-if)#
interface serial 3/0 Router(config-if)#
shutdown Ctrl-Z Router#
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Cisco 7401 ASR ルータ |
interface 、続けて type ( serial )および slot/port (ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号) shutdown |
ポート アダプタ スロット 1 に搭載したポート アダプタのインターフェイス 0 を指定する例
Router(config-if)#
interface serial 1/0
Router(config-if)#
shutdown
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Cisco 7000 シリーズ ルータおよび Cisco 7500 シリーズ ルータに搭載の VIP |
interface 、続けて type ( serial )および slot/port adapter/port (インターフェイス プロセッサ スロット番号/ ポート アダプタ スロット番号/ インターフェイス ポート番号) shutdown |
インターフェイス プロセッサ スロット 1 に搭載した VIP のポート アダプタ スロット 1 にポート アダプタを搭載してインターフェイス 0 を指定する例
Router(config-if)#
interface serial 1/1/0
Router(config-if)#
shutdown
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(注) その他にもインターフェイスをシャットダウンする必要がある場合は、ポート アダプタ上の各インターフェイスに対して、interface serial コマンド(続けてインターフェイス アドレス)を入力します。インターフェイスをイネーブルにするには、no shutdown コマンドを使用します。
ステップ 4 次の手順で、新しい設定を NVRAM(不揮発性 RAM)に保存します。
Router# copy running-config startup-config
NVRAM に設定が保存されると、OK メッセージが表示されます。
ステップ 5 show interfaces コマンド(続けてインターフェイス タイプおよびインターフェイス アドレス)を使用して、指定したインターフェイスを表示し、新規インターフェイスが正しいステート(シャットダウン)になっていることを確認します。
表4-2 に、サポート対象プラットフォームでの show interfaces serial コマンドの例を示します。
表4-2 サポート対象プラットフォームでの show interfaces コマンドの例
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Catalyst RSM/VIP2 を搭載した Catalyst 5000 ファミリ スイッチ |
show interfaces serial 、続けて slot/port (ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号) |
ポート アダプタ スロット 1 に搭載したポート アダプタのインターフェイス 0 を指定する例
Router#
show interfaces serial 1/0
Serial 1/0 is administratively down, line protocol is down
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Catalyst 6000 ファミリ FlexWAN モジュールを搭載した Catalyst 6000 ファミリ スイッチ |
show interfaces serial 、続けて mod_num/bay/port (モジュール スロット番号/ポート アダプタ ベイ番号/ インターフェイス ポート番号) |
スロット 3 に搭載した FlexWAN モジュールのポート アダプタ ベイ 0 に搭載したポート アダプタのインターフェイス 0 を指定する例
Router# show interfaces serial 3/0/0
Serial 3/0/0 is adminstratively down, line protocol is down
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Cisco 7120 シリーズ ルータ |
show interfaces serial 、続けて slot/port (ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号) |
ポート アダプタ スロット 3 に搭載したポート アダプタのインターフェイス 0 を指定する例
Router#
show interfaces serial 3/0
Serial 3/0 is administratively down, line protocol is down
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Cisco 7140 シリーズ ルータ |
show interfaces serial 、続けて slot/port (ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号) |
ポート アダプタ スロット 4 に搭載したポート アダプタのインターフェイス 0 を指定する例
Router#
show interfaces serial 4/0
Serial 4/0 is administratively down, line protocol is down
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Cisco 7200 シリーズ ルータおよび Cisco 7200 VXR ルータ |
show interfaces serial 、続けて slot/port (ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号) |
ポート アダプタ スロット 6 に搭載したポート アダプタのインターフェイス 0 を指定する例
Router#
show interfaces serial 6/0
Serial 6/0 is administratively down, line protocol is down
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Cisco 7201 ルータ |
show interfaces serial 、続けて slot/port (ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号) |
ポート アダプタ スロット 1 に搭載したポート アダプタのインターフェイス 0 を指定する例
Router#
show interfaces serial 1/0
Serial 1/0 is administratively down, line protocol is down
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Cisco uBR7223 ルータ |
show interfaces serial 、続けて slot/port (ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号) |
ポート アダプタ スロット 1 に搭載したポート アダプタのインターフェイス 0 を指定する例
Router#
show interfaces serial 1/0
Serial 1/0 is administratively down, line protocol is down
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Cisco uBR7246 ルータ |
show interfaces serial 、続けて slot/port (ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号) |
ポート アダプタ スロット 2 に搭載したポート アダプタのインターフェイス 0 を指定する例
Router#
show interfaces serial 2/0
Serial 2/0 is administratively down, line protocol is down
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Cisco 7301 ルータ |
show interfaces serial 、続けて slot/port (ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号) |
ポート アダプタ スロット 1 に搭載したポート アダプタのインターフェイス 0 を指定する例
Router#
show interfaces serial 1/0
Serial 1/0 is administratively down, line protocol is down
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Cisco 7304 ルータに搭載された Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カード |
show interfaces serial 、続けて slot/port (モジュール スロット番号/インターフェイス ポート番号) |
Cisco 7304 ルータのモジュール スロット 3 に搭載した Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カードのポート アダプタのインターフェイス 0 を指定する例
Router#
show interfaces serial 3/0
Serial 3/0 is administratively down, line protocol is down
(テキスト出力は省略)
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Cisco 7401 ASR ルータ |
show interfaces serial 、続けて slot/port (ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号) |
ポート アダプタ スロット 1 に搭載したポート アダプタのインターフェイス 0 を指定する例
Router#
show interfaces serial 1/0
Serial 1/0 is administratively down, line protocol is down
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Cisco 7000 シリーズ ルータおよび Cisco 7500 シリーズ ルータに搭載の VIP |
show interfaces serial 、続けて slot/port adapter/port (インターフェイス プロセッサ スロット番号/ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号) |
インターフェイス プロセッサ スロット 1 に搭載した VIP のポート アダプタ スロット 1 にポート アダプタを搭載してインターフェイス 0 を指定する例
Router#
show interfaces serial 1/1/0
Serial 1/1/0 is administratively down, line protocol is down
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ステップ 6 次の手順で、インターフェイスを再びイネーブルにします。
a. インターフェイスをイネーブルに戻すために、再度ステップ 3 を行います。その際、 shutdown コマンドではなく、 no shutdown コマンドを使用します。
b. ステップ 4 を再度行って、新しい設定をメモリに保存します。 copy running-config startup-config コマンドを使用します。
c. ステップ 5 を再度行って、インターフェイスが正しいステートになっていることを確認します。 show interfaces コマンドを使用し、続けてインターフェイス タイプおよびインターフェイス アドレスを入力します。
ソフトウェア コンフィギュレーション コマンドの詳細については、「関連資料」に記載されているマニュアルを参照してください。
基本的なインターフェイス コンフィギュレーション
基本的なコンフィギュレーションの手順は、次のとおりです。インターフェイスをイネーブルにし、IP ルーティングを指定し、Data Communications Equipment(DCE; データ通信装置)インターフェイスの外部タイミングを設定します。システム コンフィギュレーションの要件およびインターフェイスのルーティング プロトコルに応じて、他のコンフィギュレーション サブコマンドを使用した設定が必要になることがあります。シリアル インターフェイスに使用できるコンフィギュレーション サブコマンドおよびコンフィギュレーション オプションについての詳細は、該当するソフトウェア マニュアルを参照してください。
次に示す手順では、特に明記しないかぎり、各ステップの終わりに Return キーを押してください。次のようにプロンプトに disable と入力すると、いつでも特権レベルを終了し、ユーザ レベルに戻ることができます。
ステップ 1 コンフィギュレーション モードを開始し、コンフィギュレーション サブコマンドの送信元としてコンソール端末を指定します。
Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
ステップ 2 interface hssi サブコマンド、続けて設定対象のインターフェイスのインターフェイス アドレスを入力して、設定するインターフェイスを指定します。
表4-3 に、サポート対象プラットフォームでの interface hssi サブコマンドの例を示します。
表4-3 サポート対象プラットフォームでの interface hssi サブコマンドの例
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Catalyst RSM/VIP2 を搭載した Catalyst 5000 ファミリ スイッチ |
interface hssi 、続けて slot/port (ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号) |
ポート アダプタ スロット 1 に搭載した PA-H のインターフェイスを指定する例
Router(config)#
interface hssi 1/0
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Catalyst 6000 ファミリ FlexWAN モジュールを搭載した Catalyst 6000 ファミリ スイッチ |
interface hssi 、続けて mod_num/bay/port (モジュール スロット番号/ポート アダプタ ベイ番号/インターフェイス ポート番号) |
モジュール スロット 3 の FlexWAN モジュールのポート アダプタ ベイ 0 に搭載した PA-H のインターフェイス 0 を指定する例
Router# interface hssi 3/0/0
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Cisco 7120 シリーズ ルータ |
interface hssi 、続けて 3 /port (ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号) |
ポート アダプタ スロット 3 に搭載した PA-H のインターフェイスを指定する例
Router(config)#
interface hssi 3/0
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Cisco 7140 シリーズ ルータ |
interface hssi 、続けて 4 /port (ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号) |
ポート アダプタ スロット 4 に搭載した PA-H のインターフェイスを指定する例
Router(config)#
interface hssi 4/0
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Cisco 7200 シリーズ ルータおよび Cisco 7200 VXR ルータ |
interface hssi 、続けて slot/port (ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号) |
ポート アダプタ スロット 6 に搭載した PA-H のインターフェイスを指定する例
Router(config)#
interface hssi 6/0
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Cisco 7201 ルータ |
interface hssi 、続けて slot/port (ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号) |
ポート アダプタ スロット 1 に搭載した PA-H のインターフェイスを指定する例
Router(config)#
interface hssi 1/0
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Cisco uBR7223 ルータ |
interface hssi 、続けて slot/port (ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号) |
ポート アダプタ スロット 1 に搭載した PA-H のインターフェイスを指定する例
Router(config)#
interface hssi 1/0
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Cisco uBR7246 ルータおよび Cisco uBR7246 VXR ルータ |
interface hssi 、続けて slot/port (ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号) |
ポート アダプタ スロット 2 に搭載した PA-H のインターフェイスを指定する例
Router(config)#
interface hssi 2/0
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Cisco 7301 ルータ |
interface hssi 、続けて slot/port (ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号) |
ポート アダプタ スロット 1 に搭載した PA-H のインターフェイスを指定する例
Router(config)#
interface hssi 1/0
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Cisco 7304 ルータに搭載された Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カード |
interface hssi 、続けて slot/port (モジュール スロット番号/インターフェイス ポート番号) |
Cisco 7304 ルータ モジュール スロット 3 に搭載した Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カードのポート アダプタのインターフェイスを指定する例
Router(config-if)#
interface hssi 3/0 Router(config-if)#
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Cisco 7401 ASR ルータ |
interface hssi 、続けて slot/port (ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号) |
ポート アダプタ スロット 1 に搭載した PA-H のインターフェイスを指定する例
Router(config)#
interface hssi 1/0
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Cisco 7000 シリーズ ルータおよび Cisco 7500 シリーズ ルータに搭載の VIP |
interface hssi 、続けて slot/port-adapter/port (インターフェイス プロセッサ スロット番号/ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号) |
インターフェイス プロセッサ スロット 1 に搭載した VIP のポート アダプタ スロット 1 に PA-H を搭載し、インターフェイスを指定する例
Router(config)#
interface hssi 1/1/0
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ステップ 3 (IP ルーティングがイネーブルに設定されているシステムでは)次のように ip address サブコマンドを入力し、IP アドレスおよびサブネット マスクを割り当てます。
Router(config-if)# ip address 10.0.0.0 10.255.255.255
ステップ 4 ルーティング プロトコルをイネーブルにするために必要なコンフィギュレーション サブコマンドを追加し、インターフェイス特性を設定します。
(注) Data Terminal Equipment(DTE; データ端末装置)インターフェイスを設定している場合は、ステップ 6 に進みます。DCE インターフェイスを設定している場合は、ステップ 5に進んで、外部クロック信号を設定する必要があります。
ステップ 5 の例は、PA-H をサポートするすべてのシステムに適用されます。
ステップ 5 clock rate コマンドを使用して、クロック レートを設定します(後述の「タイミング [クロック] 信号の設定」を参照)。
Router(config-if)# clock rate 64000
ステップ 6 no shutdown コマンドを使用して、インターフェイスを再びイネーブルにします(インターフェイスのシャットダウンを参照)。
ステップ 7 必要に応じて、その他のポート アダプタ インターフェイスを設定します。
ステップ 8 コンフィギュレーション サブコマンドをすべて入力して、設定を完了したら、 Ctrl-Z を押す( Ctrl キーを押しながらZを押す)か、 end または exit と入力して、コンフィギュレーション モードを終了し、EXEC コマンド インタープリタ プロンプトに戻ります。
ステップ 9 次の手順で、新しい設定を NVRAM に保存します。
Router# copy running-config startup-config
以上で、基本的な設定の手順は終了です。
(注) ポート アダプタに Cyclic Redundancy Check(CRC; 巡回冗長検査)を設定する場合は、「CRC の設定」に進みます。CRC を設定しない場合は、「半二重およびバイナリ同期通信の設定(Cisco 7200 シリーズ ルータの場合)」に進みます。
タイミング(クロック)信号の設定
すべての EIA/TIA-232 インターフェイスは、DTE および DCE モードの両方をサポートしています。DTE および DCE のどちらのモードになるかは、ポートに接続されたコンパクト シリアル ケーブルのモードによって決まります。ポートを DTE インターフェイスとして使用する場合は、そのポートに DTE コンパクト シリアル ケーブルを接続する必要があります。システムは DTE モード ケーブルを検出すると、自動的に外部タイミング信号を使用します。ポートを DCE モードで使用する場合は、DCE コンパクト シリアル ケーブルを接続し、 clock rate コンフィギュレーション コマンドを使用してクロック速度を設定する必要があります。ループバック テストを実行する場合も、クロック レートを設定する必要があります。ここでは、DCE ポートのクロック レートを設定する方法、必要な場合にクロックを反転させてデータとクロック信号間のフェーズ シフトを補正する方法について説明します。
表4-4 にクロック レートの設定に使用するいくつかのコマンドを示します。詳細な説明は該当する個所を参照してください。
表4-4 クロック レート コンフィギュレーション コマンド
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標準クロック レートの設定 |
clock rate |
シリアル インターフェイスに 72 kbps の標準クロック レートを設定する例
Router(config)#
interface serial 3/0
Router(config-if)#
clock rate 7200
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「クロック レートの設定」 |
非標準クロック レートの設定 |
clock rate |
シリアル インターフェイスに 1234567 kbps の非標準クロック レートを設定する例
Router(config)#
interface serial 3/0
Router(config-if)#
clock rate 1234567
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「クロック レートの設定」 |
設定されているクロック レートの解除 |
no clock rate |
シリアル インターフェイスで 72 kbps の標準クロック レートを解除する例
Router(config)#
interface serial 3/0
Router(config-if)#
clock rate 7200
Router(config-if)#
no clock rate
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「クロック レートの設定」 |
送信クロック信号の反転 |
invert-txc |
シリアル インターフェイスの送信クロック信号を反転させる例
Router(config)#
interface serial 3/0
Router(config-if)#
invert-txc
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「クロック信号の反転」 |
クロック信号を元のフェーズに変更 |
no invert-txc |
シリアル インターフェイスの送信クロック信号を元のフェーズに戻す例
Router(config)#
interface serial 3/0
Router(config-if)#
no
invert-txc
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「クロック信号の反転」 |
データ信号の反転 |
invert data |
シリアル インターフェイスの送受信両方のデータ ストリームを反転する例
Router(config)#
interface serial 3/0
Router(config-if)#
invert data
|
「データ信号の反転」 |
クロック レートの設定
PA-H DCE インターフェイスは、デフォルトの動作では、DCE デバイスとして、独自のクロック信号(TxC)を生成し、それをリモートの DTE に送信します。リモートの DTE デバイスはクロック信号を DCE(PA-H)に戻します。インターフェイスのクロック レートは、 clock rate サブコマンドを使用して、bps(ビット/秒)値でクロック レートを指定する方法で設定します。このサブコマンドの動作は、サポート対象の全プラットフォームで共通です。
クロック レートを設定するためには、まず interface serial コマンド(続けてインターフェイス アドレス)を使用して設定対象のインターフェイスを選択する必要があります。
次の例では、72 kbps のクロック レートが指定されています。
Router(config-if)# clock rate 72000
このコマンド例は、PA-H をサポートするすべてのシステムに適用されます。クロック レートを削除する場合は、 no clock rate コマンドを使用します。
標準クロック レートは次のとおりです。
1200、2400、4800、9600、19200、38400、56000、64000、
72000、125000、148000、250000、500000、800000、1000000、
1300000、2000000、4000000、8000000
作業を終えたら、 Ctrl-Z を押す( Ctrl キーを押しながら Z キーを押す)か、 end または exit と入力して、コンフィギュレーション モードを終了し、EXEC コマンド インタープリタ プロンプトに戻ります。次に、 copy running-config startup-config コマンドを使用して、新しい設定を NVRAM に保管します。
(注) VIP2-40(=) が搭載された Cisco 7200 シリーズ ルータ、Cisco 7000シリーズ ルータまたは Cisco 7500 シリーズ ルータに、Cisco IOS Release 11.2(7a)P 以上の 11.2 P リリース、または Release 11.1(10)CA 以上の 11.1CA リリースがロードされている場合、PA-H インターフェイス上で非標準クロック レート(1200 ~ 8000000 の任意の値)が使用できます。
Cisco IOS Release 12.0(3)T 以上の 12.0T リリースまたは Release 12.0(1)XE 以上の12.0 XE リリースは、Cisco 7204 VXR ルータおよび Cisco 7206 VXR ルータに搭載されている PA-H インターフェイスの非標準クロック レートをサポートします。
Cisco uBR7246 ルータに Cisco IOS Release 11.3(7)NA 以上の 11.3 NA リリースまたは Release 12.0(3)T 以上の 12.0T リリースがロードされている場合、PA-H インターフェイス上で非標準クロック レート(1200 ~ 8000000 の任意の値)が使用できます。
非標準クロック レートは、必要に応じてハードウェアがサポートしている最近似クロック レートに変更されます。
インターフェイスに非標準クロック レートを設定する場合は、 clock rate サブコマンドを使用します。非標準クロック レートを設定するには、まず interface serial コマンド(続けてインターフェイス アドレス)を使用して、設定対象のインターフェイスを選択する必要があります。
次の例では、非標準クロック レート、1234567 bps が指定されています。
Router(config-if)# clock rate 1234567
このコマンド例は、PA-H をサポートするすべてのシステムに適用されます。
クロック レートを削除するには no clock rate コマンドを使用します。
作業を終えたら、 Ctrl-Z を押す( Ctrl キーを押しながら Z キーを押す)か、 end または exit と入力して、コンフィギュレーション モードを終了し、EXEC コマンド インタープリタ プロンプトに戻ります。次に、 copy running-config startup-config コマンドを使用して、新しい設定を NVRAM に保管します。
次に示すのは、 show running-config コマンドを使用して、非標準クロック レートが正確にどのような近似クロック レートに設定されているかを確認する例です。
Router# show running-config
Building configuration...
interface Serial1/0 (interface Serial3/1/0 on a VIP2)
上記の例では、 show running-config コマンドに関連する出力だけを記載し、その他の情報は省略してあります。
クロック信号の反転
長いケーブルまたは TxC(クロック)信号を送信しないケーブルは、高速伝送時にエラー レートが高くなることがあります。PA-H DCE ポートのエラー パケットが高い値を示す場合は、フェーズ シフトに問題が発生している可能性があります。クロックを反転させてみてください。
EIA/TIA-232 インターフェイスが DTE の場合、 invert-txc コマンドを使用すると、DTE がリモートの DCE から受信する TxC 信号が反転します。EIA/TIA-232 インターフェイスが DCE の場合、 invert-txc コマンドを使用すると、リモートの DTE ポートへのクロック信号が反転します。クロック信号を元のフェーズに戻す場合は、 no invert-txc コマンドを使用します。
データ信号の反転
PA-H Port Adapter 上で EIA/TIA-232 インターフェイスを使用して、Binary 8-Zero Substitution(B8ZS; バイナリ 8 ゼロ置換)符号化方式(15 個のゼロを回避する方式)を使用しない専用 T1 回線を動作させる場合、接続先の CSU/DSU(チャネル サービス ユニット/データ サービス ユニット)、またはインターフェイス上のどちらかで、データ ストリーム(TXD と RXD の両方)を反転させる必要があります。PA-H からのデータ ストリームを反転させるには、invert data コマンドを使用します。High-Level Data Link Control(HDLC; ハイレベル データリンク制御)データ ストリームを反転させることにより、HDLC ゼロ挿入アルゴリズムが 1 を挿入するアルゴリズムになるので、T1 の要件が満たされます。
(注) データの反転は、PA-H インターフェイスまたは CSU/DSU のどちらか一方のみで行います。両方で反転させると、データの反転が相殺されます。
NRZI フォーマットの設定
PA-H 上の EIA/TIA-232 インターフェイスはすべて、nonreturn-to-zero(NRZ)フォーマットおよび NRZI フォーマットをサポートしています。いずれのフォーマットも伝送に 2 種類の異なる電圧レベルを使用します。NRZ 信号は、ビット間隔中、一定の電圧レベルを維持し、信号遷移はなく(ゼロ電圧レベルに戻らない)、絶対値の 0 と 1 を使用して復号化されます。NRZI も同様に一定の信号レベルを維持しますが、ビット間隔の先頭にデータの欠落(1 つのスペース)があれば信号遷移とみなし、ビット間隔の先頭にデータ(1 つのマーク)があれば、信号遷移はないとみなします。NRZI は、信号の絶対値を判断するのではなく信号を解釈するリレーショナルな符号化方式です。
NRZ フォーマット(すべてのインターフェイスの出荷時のデフォルト設定)は一般的に使用されている符号化方式です。NRZI フォーマットは、IBM 環境での EIA/TIA-232 接続によく使用されています。
表4-5 に、nonreturn to zero inverted(NRZI)フォーマット コマンドを示します。
表4-5 NRZI フォーマット コマンド
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NRZI 符号化方式のイネーブル |
nrzi-encoding [ mark ] |
シリアル インターフェイスに NRZI マーク符号化方式を設定する例
Router(config)#
interface serial 3/0
Router(config-if)#
nrzi-encoding mark
シリアル インターフェイスに NRZI スペース符号化方式を設定する例
Router(config)#
interface serial 3/0
Router(config-if)#
nrzi-encoding
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NRZI 符号化方式のディセーブル |
no nrzi-encoding |
シリアル インターフェイス上の NRZI 符号化方式をディセーブルにする例
Router(config)#
interface serial 3/0
Router(config-if)#
no nrzi-encoding
|
いずれかのインターフェイスで NRZI 符号化方式をイネーブルにするには、 nrzi-encoding [ mark ] コマンドを使用します。コマンドの後ろに引数を指定しないと、信号遷移があると解釈されます。コマンドの後ろに mark を指定すると信号遷移なしと解釈されます。このコマンドの動作は、サポートされる全プラットフォームで共通です。NRZI 符号化方式をイネーブルにするためには、まず interface serial コマンド(続けてインターフェイス アドレス)を使用して、設定対象のインターフェイスを選択する必要があります。
次に、信号遷移のある(引数なし)NRZI 符号化方式を設定する例を示します。
Router(config-if)# nrzi-encoding
次に、信号遷移のない(引数あり)NRZI 符号化方式を設定する例を示します。
Router(config-if)# nrzi-encoding mark
このコマンド例は、PA-H をサポートするすべてのシステムに適用されます。
NRZI 符号化方式をディセーブルにする場合は、 no nrzi-encoding コマンドを使用します。
作業を終えたら、 Ctrl-Z を押す( Ctrl キーを押しながら Z キーを押す)か、 end または exit と入力して、コンフィギュレーション モードを終了し、EXEC コマンド インタープリタ プロンプトに戻ります。次に、 copy running-config startup-config コマンドを使用して、新しい設定を NVRAM に保管します。
コマンドの詳細および設定手順については、Cisco.com にアクセスして、『Configuration Fundamentals Configuration Guide』を参照してください。
CRC の設定
ここでは、PA-H に CRC を設定する例を示します。
PA-H はデフォルトで 16 ビット CRC を使用しますが、32 ビット CRC もサポートしています。CRC は、計算された数値を使用して転送データのエラーを検出する、エラー チェック技法です。データ フレームの送信側は、フレーム メッセージのビットを事前定義された数値で割り、余りを計算します。この余りを「 Frame Check Sequence (FCS)」といいます。送信側は、フレームを送信する前に、メッセージに FCS 値を付加して、フレーム内容が事前定義された数値で割り切れるようにします。受信側は、送信側が FCS の計算に使用したものと同じ事前定義値でフレーム内容を割ります。結果が 0 でない場合、受信側は伝送エラーが発生したとみなします。
インターフェイス上で 32 ビット CRC をイネーブルにする場合は、コンフィギュレーション モードを開始して、 interface hssi サブコマンドを使用してインターフェイスのスロットとポート アドレスを指定し、 crc32 コマンドを入力します。コンフィギュレーション モードを終了するには、 Ctrl-Z を押します。
(注) サポート対象の全プラットフォームでの interface hssi サブコマンドの構文を表4-3 に示します。
次の例では、Cisco 7000 シリーズ ルータおよび Cisco 7500 シリーズ ルータのインターフェイス プロセッサ スロット 1 に搭載した VIP の PA-H のインターフェイスに 32 ビット CRC を設定しています。
Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface hssi 1/0/0
CRC-32 をディセーブルにして、デフォルトの CRC-16 設定に戻すには、スロットとポート アドレスを指定して no crc32 コマンドを使用します。
(注) インターフェイスで 32 ビット CRC をイネーブルにする場合、リモート装置でも 32 ビット CRC が設定されていることを確認してください。送信側と受信側の両方で、同じ CRC 設定を使用する必要があります。
show コマンドを使用したインターフェイス コンフィギュレーションの確認については、「半二重およびバイナリ同期通信の設定(Cisco 7200 シリーズ ルータの場合)」を参照してください(PA-H の設定手順および設定オプションについては、 関連資料を参照してください)。
半二重およびバイナリ同期通信の設定(Cisco 7200 シリーズ ルータの場合)
ここでは、Cisco 7200 VXR ルータおよび Cisco 7201 ルータなどの Cisco 7200 シリーズ ルータで EIA/TIA-232 インターフェイスを半二重およびバイナリ同期動作に設定する方法について説明します。
(注) Cisco 7200 シリーズ ルータに搭載されている Cisco IOS Release 11.2(7a)P 以上の 11.2P リリースは、PA-H の半二重およびバイナリ同期動作をサポートしています。
Cisco 7202 ルータに搭載されている Cisco IOS Release 11.1(19)CC1 以上の 11.1CC リリースまたは Release 11.3(4)AA 以上の 11.3AA リリースは、PA-H の半二重およびバイナリ同期動作をサポートしています。
Cisco 7204 VXR ルータおよび Cisco 7206 VXR ルータに搭載されている Cisco IOS Release 12.0(3)T 以上の 12.0T リリース、Release 12.0(2)XE 以上の 12.0XE リリースは、PA-H の半二重およびバイナリ同期動作をサポートしています。
Catalyst RSM/VIP2、Cisco 7100 シリーズ ルータ、Cisco uBR7246 ルータ、および VIP2 は、PA-H の半二重およびバイナリ同期動作をサポートしていません。
EIA/TIA-232 インターフェイスを半二重モードに設定するには、 half-duplex コマンドを使用します。低速シリアル インターフェイスのデフォルト設定は全二重モードです。半二重モードのシリアル DCE インターフェイスは、コントロールド キャリア モードまたはコンスタント キャリア モードに設定できます。デフォルトの設定は、コンスタント キャリア モードです。コントロールド キャリア モードに設定された EIA/TIA-232 インターフェイスは、そのインターフェイスへの送信があるまで、Data Carrier Detect(DCD; データ キャリア検出)が非アクティブになります。データを受信すると、DCD がアクティブになり、ユーザが設定した時間だけ待機したあとにデータを送信します。データ送信後は、ユーザが設定した時間だけ待機したあとにインターフェイスは DCD を非アクティブにします。コンスタント キャリア モードの場合、DCD は常にアクティブな状態です。
EIA/TIA-232 インターフェイスをコントロールド キャリア モードに設定するには、 half-duplex controlled-carrier コマンドを使用します。インターフェイスをコンスタント キャリア モードに戻すには、 no half-duplex controlled-carrier コマンドを使用します。
EIA/TIA-232 インターフェイスをコントロールド キャリア モードに設定する手順は、以下のとおりです。
ステップ 1 コンフィギュレーション モードを開始し、コンフィギュレーション サブコマンドの送信元としてコンソール端末を指定します。
Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
ステップ 2 interface serial サブコマンド(続けてインターフェイス アドレス)を使用して、コントロールド キャリア モードに設定するインターフェイスを指定し、 half-duplex controlled-carrier サブコマンドを入力します。
ポート アダプタ スロット 1 に搭載したポート アダプタの最初のインターフェイスを指定する例を示します。
Router(config)# interface serial 1/0
Router(config-if)# half-duplex controlled-carrier
ステップ 3 次のコマンドを使用して、インターフェイスがコントロールド キャリア モードに設定されている場合に使用するタイマーの遅延時間を指定します。
Router(config-if)# half-duplex timer {cts-delay value | cts-drop-timeout value | dcd-drop-delay value | dcd-txstart-delay value | rts-drop-delay value | rts-timeout value | transmit-delay value}
value は、タイマーの遅延時間(ミリ秒)です。
ポート アダプタ スロット 1 に搭載されたポート アダプタの最初のインターフェイスに、100 ミリ秒の DCD 廃棄遅延を指定する例を示します。
Router(config)# interface serial 1/0
Router(config-if)# half-duplex timer dcd-drop-delay 100 ms
表4-6 に、 half-duplex timer コマンドに使用できる各タイマーのデフォルト遅延設定値および value 引数を示します。
表4-6 半二重タイマーのデフォルト遅延設定値
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CTS 遅延 |
half-duplex timer cts-delay |
0 |
CTS 廃棄タイムアウト |
half-duplex timer cts-drop-timeout |
250 |
DCD 廃棄遅延 |
half-duplex timer dcd-drop-delay |
100 |
DCD 送信開始遅延 |
half-duplex timer dcd-txstart-delay |
100 |
RTS 廃棄遅延 |
half-duplex timer rts-drop-delay |
3 |
RTS タイムアウト |
half-duplex timer rts-timeout |
3 |
送信遅延 |
half-duplex transmit-delay |
0 |
ステップ 4 設定を完了するには、 Ctrl-Z を押す( Ctrl キーを押しながら Z キーを押す)か、 end または exit と入力して、コンフィギュレーション モードを終了し、EXEC コマンド インタープリタに戻ります。
ステップ 5 次の手順で、新しい設定を NVRAM に保存します。
Router# copy running-config startup-config
これで、EIA/TIA-232 インターフェイスをコントロールド キャリア モードに設定する手順は完了です。低速シリアル インターフェイスに半二重動作を設定する場合の詳細については、Cisco.com にアクセスして、『 Configuration Fundamentals Configuration Guide 』の「Configuring Interfaces」を参照してください。
(注) Cisco 7200 ルータの EIA/TIA-232 インターフェイスをバイナリ同期動作に設定する場合の詳細については、Cisco.com にアクセスして、『Bridging and IBM Networking Configuration Guide』の「Configuring Serial Tunnel(STUN)and Block Serial Tunnel(BSTUN)」の章で「Block Serial Tunneling(BSTUN)」を参照してください。
設定の確認
新規インターフェイスを設定したら、 show コマンドを使用して新規インターフェイスまたは全インターフェイスのステータスを表示し、 ping コマンドを使用して接続できるかどうかを確認します。
ここで説明する内容は、次のとおりです。
• 「show コマンドによる新規インターフェイスのステータス確認」
• 「ping コマンドの使用例」
show コマンドによる新規インターフェイスのステータス確認
表4-7 に、 show コマンドを使用して、新規インターフェイスが正しく設定され正常に動作しているかどうか、また、出力に PA-H が正しく含まれているかどうかを確認する方法を示します。そのあとで、一部の show コマンドについて出力例を紹介します。コマンドの詳細および使用例については、「関連資料」に記載されているマニュアルを参照してください。
(注) このマニュアルで紹介する出力例は、実際にコマンドを実行した場合に得られる出力とは異なる場合があります。このマニュアルに記載されている出力は、一部の例です。
表4-7 show コマンドの使用方法
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show version または show hardware |
システムのハードウェア コンフィギュレーション、搭載されたインターフェイスのタイプ数、Cisco IOS ソフトウェア バージョン、コンフィギュレーション ファイルの名前とソース、およびブート イメージを表示します。 |
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show controllers |
現在のインターフェイス プロセッサおよびそのインターフェイスをすべて表示します。 |
|
show diag slot
(注) Catalyst 5000 ファミリ スイッチの場合は、slot 引数は必要ありません。
|
システムに搭載されているポート アダプタのタイプと、特定のポート アダプタ スロット、インターフェイス プロセッサ スロット、またはシャーシ スロットの情報を表示します。 |
|
show interfaces hssi 0 または 1 / interface-port-number |
Catalyst RSM/VIP2 に搭載した PA-H 上のインターフェイスについて、ステータス情報を表示します。 |
Router#
show interfaces
hssi 1/0
|
show interfaces hssi slot - number / port-adapter-slot-number/ interface-port-number |
Catalyst 6000 ファミリ FlexWAN モジュールに搭載した PA-H 上のインターフェイスについて、ステータス情報を表示します。 |
Router# show interfaces hssi 7/0/0
|
show interfaces hssi 3 /interface-port-number |
Cisco 7120 シリーズ ルータに搭載した PA-H 上のインターフェイスについて、ステータス情報を表示します。 |
Router#
show interfaces
hssi 3/1
|
show interfaces hssi 4 /interface-port-number |
Cisco 7140 シリーズ ルータに搭載した PA-H 上のインターフェイスについて、ステータス情報を表示します。 |
Router#
show interfaces
hssi 4/1
|
show interfaces hssi port-adapter-slot-number/ interface-port-number |
Cisco 7200 シリーズ ルータ、Cisco 7200 VXR ルータ、Cisco 7201 ルータ、Cisco 7301 ルータ、または Cisco 7401 ASR ルータに搭載した PA-H 上のインターフェイスについて、ステータス情報を表示します。 |
Router#
show interfaces
hssi 1/0
|
show interfaces hssi 1 / interface-port-number |
Cisco uBR 7223 ルータに搭載した PA-H 上のインターフェイスについて、ステータス情報を表示します。 |
Router#
show interfaces
hssi 1/1
|
show interfaces hssi 1 または 2 / interface-port-number |
Cisco uBR 7246 または Cisco uBR7246 VXR ルータに搭載した PA-H 上のインターフェイスについて、ステータス情報を表示します。 |
Router#
show interfaces
hssi 2/0
|
show interfaces hssi 2 または 3 または 4 または 5 / interface-port-number |
Cisco 7304 ルータに搭載した Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カードの PA-H 上のインターフェイスについて、ステータス情報を表示します。 |
Router#
show interfaces
hssi 3/0
|
show interfaces hssi interface-processor- slot - number / port-adapter-slot-number/ interface-port-number |
Cisco 7000 シリーズ ルータまたは Cisco 7500 シリーズ ルータに搭載した VIP の PA-H 上のインターフェイスについて、ステータス情報を表示します。 |
Router#
show interfaces
hssi 3/1/0
|
show protocols |
システム全体および特定のインターフェイスに設定されているプロトコルを表示します。 |
|
show running-config |
実行中のコンフィギュレーション ファイルを表示します。 |
Router#
show running-config
|
show startup-config |
NVRAM に保存されている設定を表示します。 |
Router#
show startup-config
|
アップ(up)に設定したインターフェイスがシャットダウンされている場合、またはハードウェアが正しく動作していないというメッセージが表示された場合には、インターフェイスが正しく接続され、終端されているかどうかを確認してください。確認後もインターフェイスをアップに設定できないときは、製品を購入した代理店に連絡してください。ここで説明する内容は、次のとおりです。
• 「show version または show hardware コマンドの使用例」
• 「show diag コマンドの使用例」
• 「show interfaces コマンドの使用例」
使用システムに当てはまる項目を選択してください。 show コマンドでの作業が終了したら、「ping コマンドの使用例」に進んでください。
Catalyst RSM/VIP2 を搭載した Catalyst 5000 ファミリ スイッチ ― show version コマンドの出力例
注意 Catalyst 5000、5500、5505、または 5509 スイッチで PA-H を使用する場合、Catalyst RSM/VIP2-15 または VIP2-40 Revision 2(Part Number:73-3468-XX、XX はバージョン番号)にポート アダプタを搭載する必要があります。Revision 2
以外の Catalyst RSM/VIP2-15 または VIP2-40 に PA-H を搭載している場合は、Catalyst 5000、5505、または 5509 スイッチで PA-H を
使用しないでください。
この制限に従わない場合、電源装置の過負荷のためにシステムがシャットダウンします。
注意 PA-H Port Adapter を Catalyst RSM/VIP2-15 または VIP2-40 モジュール Revision 2 に搭載し、Catalyst 5500 スイッチで使用する場合、各シャーシで使用できる PA-H Port Adapter の数は 2 つだけです。
次に、Catalyst 5000 ファミリ スイッチでの show version コマンドの出力例を示します。
Cisco Internetwork Operating System Software
IOS (tm) GS Software (C5RSM-JV-MZ), Released Version 11.2(15)A
Copyright (c) 1986-1995 by cisco Systems, Inc.
Compiled Mon 10-May-99 06:02 by biff
Image text-base: 0x600088A0, data-base: 0x605A4000
ROM: System Bootstrap, Version 5.3(5)
ROM: GS Bootstrap Software (RSP-BOOT-M), Version 11.2(15), RELEASED SOFTWARE
Switch uptime is 4 hours, 22 minutes
System restarted by reload
System image file is “slot0:c5rsm-jv-mz”, booted via slot0
cisco RSP7000 (R4600) processor with 16384K bytes of memory.
R4600 processor, Implementation 32, Revision 2.0
G.703/E1 software, Version 1.0.
X.25 software, Version 2.0, NET2, BFE and GOSIP compliant.
1 VIP2 controllers (1 HSSI).
1 HSSI network interface.
125K bytes of non-volatile configuration memory.
20480K bytes of Flash PCMCIA card at slot 0 (Sector size 128K).
8192K bytes of Flash internal SIMM (Sector size 256K).
Configuration register is 0x2
Catalyst 6000 ファミリ FlexWAN モジュールを搭載した Catalyst 6000 ファミリ スイッチ ― show version コマンドの出力例
次に、Catalyst 6000 ファミリ FlexWAN モジュールでの show version コマンドの出力例を示します。
Cisco Internetwork Operating System Software
IOS (tm) MSFC Software (C6MSFC-JSV-M), Experimental Version 12.1(20000209:134547) [amcrae-cosmos_e_nightly 163]
Copyright (c) 1986-2000 by cisco Systems, Inc.
Compiled Wed 09-Feb-00 07:10 by
Image text-base: 0x60008900, data-base: 0x6140E000
ROM: System Bootstrap, Version 12.0(3)XE, RELEASE SOFTWARE
const-uut uptime is 5 minutes
System returned to ROM by reload
System image file is "bootflash:c6msfc-jsv-mz.Feb9"
cisco Cat6k-MSFC (R5000) processor with 122880K/8192K bytes of memory.
Processor board ID SAD03457061
R5000 CPU at 200Mhz, Implementation 35, Rev 2.1, 512KB L2 Cache
Channelized E1, Version 1.0.
X.25 software, Version 3.0.0.
SuperLAT software (copyright 1990 by Meridian Technology Corp).
TN3270 Emulation software.
1 HSSI network interface(s)
16384K bytes of Flash internal SIMM (Sector size 256K).
Configuration register is 0x1
Cisco 7100 シリーズ ルータ ― show version コマンドの出力例
次に、Cisco 7100 シリーズ ルータでの show version コマンドの出力例を示します。
Cisco Internetwork Operating System Software
IOS (tm) EGR Software (C7100-JS-M), Version 12.0(5)XE, EARLY DEPLOYMENT RELEASE SOFTWARE (fc1)
TAC:Home:SW:IOS:Specials for info
Copyright (c) 1986-1999 by cisco Systems, Inc.
Compiled Thu 19-Aug-99 23:16 by rnapier
Image text-base:0x60008900, data-base:0x612DA000
ROM:System Bootstrap, Version 12.0(19990324:032255) [100], DEVELOPMENT SOFTWARE
BOOTFLASH:EGR Software (C7100-JS-M), Version 12.0(5)XE, EARLY DEPLOYMENT RELEASE SOFTWARE (fc1)
7100_reg_UUT uptime is 19 minutes
System returned to ROM by power-on
System image file is "slot0:c7100-js-mz.120-5.XE"
cisco 7140-2FE (EGR) processor with 61440K/69632K bytes of memory.
R7000 CPU at 262Mhz, Implementation 39, Rev 1.0, 256KB L2, 2048KB L3 Cache
X.25 software, Version 3.0.0.
SuperLAT software (copyright 1990 by Meridian Technology Corp).
TN3270 Emulation software.
2 FastEthernet/IEEE 802.3 interface(s)
1 HSSI network interface(s)
125K bytes of non-volatile configuration memory.
16384K bytes of Flash PCMCIA card at slot 0 (Sector size 128K).
8192K bytes of Flash internal SIMM (Sector size 256K).
Configuration register is 0x0
Cisco 7200 シリーズ ルータ、Cisco 7200 VXR ルータ、および Cisco uBR7200 シリーズ ルータ ― show version コマンドの出力例
次に、Cisco 7200 シリーズ ルータでの show version コマンドの出力例を示します。
Cisco Internetwork Operating System Software
IOS (tm) 7200 Software (C7200-J-M), Version 11.3(2)AA
Copyright (c) 1986-1996 by cisco Systems, Inc.
Compiled Mon 10-May-99 06:02 by biff
Image text-base: 0x60010890, data-base: 0x605F0000
ROM: System Bootstrap, Version 11.3(2), RELEASED SOFTWARE
ROM: 7200 Software (C7200-J-M), Version 11.3(2)AA, RELEASED SOFTWARE
Router uptime is 23 hours
System restarted by reload
System image file is “biff/c7200-j-mz”, booted via tftp from 10.10.10.254
cisco 7200 (R4700) processor with 22528K/10240K bytes of memory.
R4700 processor, Implementation 33, Revision 1.0 (Level 2 Cache)
SuperLAT software (copyright 1990 by Meridian Technology Corp).
X.25 software, Version 2.0, NET2, BFE and GOSIP compliant.
TN3270 Emulation software (copyright 1994 by TGV Inc).
1 HSSI network interfaces.
125K bytes of non-volatile configuration memory.
8192K bytes of Flash internal SIMM (Sector size 256K).
Configuration register is 0x0
Cisco 7201 ルータ ― show version コマンドの出力例
次に、Cisco 7201 ルータでの show version コマンドの出力例を示します。
Cisco IOS Software, 7200 Software (C7200P-ADVENTERPRISEK9-M), Version 12.4(biffDEV.061001), INTERIM SOFTWARE Copyright (c) 1986-2006 by Cisco Systems, Inc.
Compiled Sun 01-Oct-06 23:42 by biff
ROM: System Bootstrap, Version 12.4(4r)XD5, RELEASE SOFTWARE (fc1)
BOOTLDR: Cisco IOS Software, 7200 Software (C7200P-KBOOT-M), Version 12.4(TAZ3DEV.060927), INTERIM SOFTWARE
c7201alpha1 uptime is 5 days, 18 hours, 32 minutes System returned to ROM by power-on System image file is "disk0:c7200p-adventerprisek9-mz.2006-10-01.biffdev"
This product contains cryptographic features and is subject to United States and local country laws governing import, export, transfer and use. Delivery of Cisco cryptographic products does not imply third-party authority to import, export, distribute or use encryption.
Importers, exporters, distributors and users are responsible for compliance with U.S. and local country laws. By using this product you agree to comply with applicable laws and regulations. If you are unable to comply with U.S. and local laws, return this product immediately.
A summary of U.S. laws governing Cisco cryptographic products may be found at:
http://www.cisco.com/wwl/export/crypto/tool/stqrg.html
If you require further assistance please contact us by sending email to export@cisco.com.
Cisco 7201 (c7201) processor (revision A) with 917504K/65536K bytes of memory.
Processor board ID 2222222222222
MPC7448 CPU at 1666Mhz, Implementation 0, Rev 2.2
1 slot midplane, Version 2.255
4 Gigabit Ethernet interfaces
62443K bytes of USB Flash usbflash0 (Read/Write)
250880K bytes of ATA PCMCIA card at slot 0 (Sector size 512 bytes).
65536K bytes of Flash internal SIMM (Sector size 512K).
Configuration register is 0x2
Cisco 7401 ASR ルータ ― show version コマンドの出力例
次に、Cisco 7401 ASR ルータでの show version コマンドの出力例を示します。
Cisco Internetwork Operating System Software
IOS (tm) 7401ASR Software (C7401ASR-J-M), Version 11.3(2)AA
Copyright (c) 1986-1996 by cisco Systems, Inc.
Compiled Mon 10-May-99 06:02 by biff
Image text-base: 0x60010890, data-base: 0x605F0000
ROM: System Bootstrap, Version 11.3(2), RELEASED SOFTWARE
ROM: 7401ASR Software (C7401ASR-J-M), Version 11.3(2)AA, RELEASED SOFTWARE
Router uptime is 23 hours
System restarted by reload
System image file is “biff/c7200-j-mz”, booted via tftp from 10.10.10.254
cisco 7401ASR (R4700) processor with 22528K/10240K bytes of memory.
R4700 processor, Implementation 33, Revision 1.0 (Level 2 Cache)
SuperLAT software (copyright 1990 by Meridian Technology Corp).
X.25 software, Version 2.0, NET2, BFE and GOSIP compliant.
TN3270 Emulation software (copyright 1994 by TGV Inc).
1 HSSI network interfaces.
125K bytes of non-volatile configuration memory.
8192K bytes of Flash internal SIMM (Sector size 256K).
Configuration register is 0x0
VIP を搭載した Cisco 7000 シリーズ ルータおよび Cisco 7500 シリーズ ルータ ― show version コマンドの出力例
次に、VIP4 が搭載された Cisco 7500 シリーズ ルータでの show version コマンドの出力例を示します。
Cisco Internetwork Operating System Software
IOS (tm) RSP Software (RSP-JV-M), Released Version 12.0(8)
Copyright (c) 1986-1999 by cisco Systems, Inc.
Compiled Mon 10-May-99 06:02 by biff
Image text-base:0x60010900, data-base:0x60FE2000
ROM:System Bootstrap, Version 12.0(8), RELEASE SOFTWARE (fc1)
BOOTFLASH:RSP Software (RSP-BOOT-M), Released Version 12.0(8)
Router uptime is 18 hours, 18 minutes
System returned to ROM by reload at 17:21:25 PDT Wed Oct 13 1999
System restarted at 17:25:09 PDT Wed Oct 13 1999
System image file is “rsp-jv-mz”
cisco RSP2 (R4600) processor with 65536K/1072K bytes of memory.
R4600 CPU at 100Mhz, Implementation 32, Rev 2.0
G.703/E1 software, Version 1.0.
G.703/JT2 software, Version 1.0.
X.25 software, Version 3.0.0.
SuperLAT software (copyright 1990 by Meridian Technology Corp).
TN3270 Emulation software.
1 VIP4 RM7000 controller (2 HSSI).
1 HSSI network interface(s)
123K bytes of non-volatile configuration memory.
8192K bytes of Flash internal SIMM (Sector size 256K).
No slave installed in slot 7.
Configuration register is 0x0
Catalyst RSM/VIP2 を搭載した Catalyst 5000 ファミリ スイッチ ― show diag コマンドの出力例
次に、Catalyst 5000 ファミリ スイッチでの show diag コマンドの出力例を示します。
HSSI-B port adapter, 1 port
Port adapter insertion time 2d13h ago
Hardware revision 1.17 Board revision A0
Serial number 4518292 Part number 73-1801-05
Test history 0x0 RMA number 00-00-00
0x20:01 74 01 11 00 44 F1 94 49 07 09 05 00 00 00 00
0x30:50 00 00 00 97 04 21 00 FF FF FF FF FF FF FF FF
Slot database information:
Flags: 0x4 Insertion time: 0x14E8 (3d00h ago)
VIP Controller Memory Size: Unknown
HW rev 1.17, Board revision A0
Serial number: 12345678 Part number: 73-2559-01
Catalyst 6000 ファミリ FlexWAN モジュールを搭載した Catalyst 6000 ファミリ スイッチ ― show diag コマンドの出力例
次に、Catalyst 6000 ファミリ FlexWAN モジュールでの show diag コマンドの出力例を示します。
Board is analyzed ipc ready FlexWAN controller
Slot database information:
Flags: 0x2004 Insertion time: unknown
CWAN Controller Memory Size: Unknown
HW rev 0.00, Board revision UNKNOWN
Serial number: 00000000 Part number: 00-0000-00
(注) Catalyst 6000 ファミリ FlexWAN モジュールのコマンドの詳細および使用例については、「関連資料」に記載されているマニュアルを参照してください。
Cisco 7100 シリーズ ルータ ― show diag コマンドの出力例
次に、Cisco 7100 シリーズ ルータでの show diag コマンドの出力例を示します。
Mx HSSI-B Port adapter, 1 port
Port adapter insertion time 00:38:20 ago
EEPROM contents at hardware discovery:
Hardware revision 1.17 Board revision A0
Serial number 12379034 Part number 73-2559-05
Test history 0x0 RMA number 00-00-00
0x20:01 74 01 11 00 BC E3 9A 49 09 FF 05 00 00 00 00
0x30:50 00 00 00 99 02 20 00 FF FF FF FF FF FF FF FF
Cisco 7200 シリーズ ルータ、Cisco 7200 VXR ルータ、および Cisco uBR7200 シリーズ ルータ ― show diag コマンドの出力例
次に、Cisco 7200 シリーズ ルータでの show diag コマンドの出力例を示します。
HSSI-B port adapter, 1 port
Port adapter insertion time 2d13h ago
Hardware revision 1.17 Board revision A0
Serial number 12345678 Part number 73-2559-01
Test history 0x0 RMA number 00-00-00
0x20: 01 74 01 01 00 44 F1 94 49 07 09 05 00 00 00 00
0x30: 50 00 00 00 97 04 21 00 FF FF FF FF FF FF FF FF
(注) Cisco 7200 VXR ルータおよび Cisco uBR7246 VXR ルータでポート アダプタを使用する場合、正しいベース ハードウェア リビジョンでないとアダプタが機能しません。不適切なハードウェア リビジョンが使用されている場合、ブート時に次のようなエラー メッセージが表示されます。
PA-3-REVNOTSUPPORTED:PA in slot 1 (Mx HSSI-B) requires base h/w revision of (1.17) for this chassis
ハードウェア リビジョンを表示するには、show diag コマンドを使用します。
Cisco 7201 ルータ ― show diag コマンドの出力例
次に、Cisco 7201 ルータでの show diag コマンドの出力例を示します。
Dual OC3 POS Port adapter, 2 ports
Port adapter insertion time 00:02:19 ago
EEPROM contents at hardware discovery:
PCB Serial Number : JAE07520DYL
Product (FRU) Number : PA-POS-2OC3
Top Assy. Part Number : 800-21857-02
0x00: 04 FF 40 03 E3 41 01 00 C1 8B 4A 41 45 30 37 35
0x10: 32 30 44 59 4C 82 49 20 1C 02 42 41 30 03 00 81
0x20: 00 00 00 00 04 00 88 00 00 00 00 CB 94 50 41 2D
0x30: 50 4F 53 2D 32 4F 43 33 20 20 20 20 20 20 20 20
0x40: 20 C0 46 03 20 00 55 61 02 FF FF FF FF FF FF FF
0x50: FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF
0x60: FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF
0x70: FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF
Cisco 7401 ASR ルータ ― show diag コマンドの出力例
次に、Cisco 7401 ASR ルータでの show diag コマンドの出力例を示します。
pxf:tmc type TMC ASIC revision 3
ucode:filename 'system:pxf/ucode0' revision 1.1
state: is running, number of starts 1
Bank Name Total Reserved In-use Free
tmc internal memory column 0 16 Kb 6656 bytes 0 bytes 9728 bytes
tmc column 0 memory bank 0 32 Mb 26 Mb 0 bytes 5703 Kb
tmc internal memory column 1 16 Kb 512 bytes 0 bytes 15 Kb
tmc column 1 memory bank 0 32 Mb 480 Kb 352 Kb 31 Mb
tmc internal memory column 2 16 Kb 1536 bytes 512 bytes 14 Kb
tmc column 2 memory bank 0 32 Mb 23 Kb 32 Kb 31 Mb
tmc internal memory column 3 16 Kb 10 Kb 0 bytes 5632 bytes
tmc column 3 memory bank 0 32 Mb 471 Kb 0 bytes 31 Mb
C7401 GigabitEthernet I/O Controller Port adapter, 2 ports
Port adapter insertion time 2d04h ago
EEPROM contents at hardware discovery:
0x00:04 FF 40 02 80 41 00 00 FF FF FF FF FF FF FF FF
0x10:FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF
0x20:FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF
0x30:FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF
0x40:FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF
0x50:FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF
0x60:FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF
0x70:FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF
Channelized T1 (CSU) Port adapter, 8 ports
Port adapter insertion time 00:29:09 ago
EEPROM contents at hardware discovery:
Hardware revision 1.0 Board revision A0
Serial number 21713084 Part number 73-2488-07
Test history 0x0 RMA number 00-00-00
0x20:01 72 01 00 01 4B 50 BC 49 09 B8 07 00 00 00 00
0x30:50 00 00 00 00 09 23 00 FF FF FF FF FF FF FF FF
VIP を搭載した Cisco 7000 シリーズ ルータおよび Cisco 7500 シリーズ ルータ ― show diag コマンドの出力例
次に、VIP4 が搭載された Cisco 7500 シリーズ ルータでの show diag コマンドの出力例を示します。
Physical slot 8, ~physical slot 0x7, logical slot 8, CBus 0
Master Enable, LED, WCS Loaded
VIP4 RM7000 controller, HW rev 2.01, board revision A0
Serial number:12345678 Part number:211-18700-71
Test history:0x02 RMA number:00-00-00
Flags: unknown flags 0x7F; 7500 compatible
0x20:02 22 02 01 00 AF 7B C9 D3 49 0C 47 02 00 00 00
0x30:02 3A 0C FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF
Slot database information:
Flags:0x4 Insertion time:0x3EC4FE0 (00:02:08 ago)
Controller Memory Size:64 MBytes DRAM, 65536 KBytes SRAM
HW rev 1.17, Board revision A0
Serial number:12345678 Part number:73-2559-01
Catalyst RSM/VIP2 を搭載した Catalyst 5000 ファミリ スイッチ ― show interfaces コマンドの出力例
次に、Catalyst 5000 ファミリ スイッチに搭載された Catalyst RSM/VIP2 の PA-H に対する show interfaces hssi コマンドの出力例を示します。
Switch# show interfaces hssi 0/0
Hssi0/0 is up, line protocol is up
Internet address is 10.1.1.10
MTU 4470 bytes, BW 45045 Kbit, DLY 200 usec, rely 255/255, load 1/255
Encapsulation HDLC, loopback not set, keepalive not set
Last input 2d22h, output 00:00:19, output hang never
Last clearing of “show interface” counters 2d20h
Output queue 0/40, 0 drops; input queue 0/75, 0 drops
5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
0 packets input, 0 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 parity
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
4084 packets output, 1298712 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 applique, 0 interface resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
Catalyst 6000 ファミリ FlexWAN モジュール ― show interfaces コマンドの出力例
次に、Catalyst 6000 ファミリ スイッチに搭載された FlexWAN モジュールの PA-H に対する show interfaces hssi コマンドの出力例を示します。
Switch# show interfaces hssi 7/0/0
Hssi7/0/0 is up, line protocol is up
Internet address is 10.1.1.10
MTU 4470 bytes, BW 45045 Kbit, DLY 200 usec, rely 255/255, load 1/255
Encapsulation HDLC, loopback not set, keepalive not set
Last input 2d22h, output 00:00:19, output hang never
Last clearing of “show interface” counters 2d20h
Output queue 0/40, 0 drops; input queue 0/75, 0 drops
5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
0 packets input, 0 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 parity
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
4084 packets output, 1298712 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 applique, 0 interface resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
Cisco 7200 シリーズ ルータ、Cisco 7200 シリーズ ルータ、Cisco 7200 VXR ルータ、および Cisco uBR7200 シリーズ ルータ ― show interfaces コマンドの出力例
次に、Cisco 7200 シリーズ ルータに搭載された PA-H に対する show interfaces hssi コマンドの出力例を示します。
Router# show interfaces hssi 2/0
Hssi2/0 is up, line protocol is up
Internet address is 10.1.1.10
MTU 4470 bytes, BW 45045 Kbit, DLY 200 usec, rely 252/255, load 1/255
Encapsulation HDLC, loopback not set, keepalive not set
Last input never, output never, output hang never
Last clearing of “show interface” counters never
Output queue 0/40, 0 drops; input queue 0/75, 0 drops
5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
0 packets input, 0 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants
1 input errors, 1 CRC, 0 frame, 1 overrun, 0 ignored, 0 abort
1 packets output, 24 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 applique, 1 interface resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
0 carrier transitions TM=down CA=up LC=down
(注) Cisco 7206 ルータおよび Cisco 7206 VXR ルータ シェルフの場合は、show interfaces コマンドにシェルフ番号を指定する必要があります。フォーマットは、show interfaces type shelf-number/port-adapter-slot-number/interface-port です。
Cisco 7201 ルータ ― show interfaces コマンドの出力例
次に、Cisco 7201 ルータでの show interfaces コマンドの出力例を示します。
GigabitEthernet0/0 is up, line protocol is up
Hardware is MV64460 Internal MAC, address is 0019.56c5.2adb (bia
Internet address is 209.165.200.225
MTU 1500 bytes, BW 1000000 Kbit, DLY 10 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 45/255
Encapsulation ARPA, loopback not set
Full-duplex, 1000Mb/s, media type is RJ45
output flow-control is XON, input flow-control is XON
ARP type: ARPA, ARP Timeout 04:00:00
Last input 00:07:03, output 00:00:07, output hang never
Last clearing of "show interface" counters 00:00:04
Input queue: 0/75/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 0
Output queue: 0/40 (size/max)
5 minute input rate 180240000 bits/sec, 430965 packets/sec
5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
2222975 packets input, 133378500 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 throttles
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored
0 watchdog, 0 multicast, 0 pause input
0 input packets with dribble condition detected
0 packets output, 0 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions, 0 interface resets
0 babbles, 0 late collision, 0 deferred
0 lost carrier, 0 no carrier, 0 pause output
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
Cisco 7401 ASR ルータ ― show interfaces コマンドの出力例
次に、Cisco 7401 ASR ルータでの show interfaces hssi コマンドの出力例を示します。
Router# show interfaces hssi 1/0
POS1/0 is up, line protocol is up
Hardware is Packet over Sonet
Internet address is 1.1.1.2/8
MTU 4470 bytes, BW 155000 Kbit, DLY 100 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation HDLC, crc 16, loopback not set
Last input 00:00:16, output never, output hang never
Last clearing of "show interface" counters never
Output queue 0/40, 0 drops; input queue 0/75, 0 drops
5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
7 packets input, 1158 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 throttles
10 input errors, 10 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
7 packets output, 1158 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 applique, 1 interface resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
VIP を搭載した Cisco 7000 シリーズ ルータおよび Cisco 7500 シリーズ ルータ ― show interfaces コマンドの出力例
次に、Cisco 7000 シリーズ ルータおよび Cisco 7500 シリーズ ルータに搭載された PA-H に対する show interfaces hssi コマンドの出力例を示します。
Router# show interfaces hssi 1/0/0
Hssi1/0/0 is up, line protocol is up
Internet address is 10.1.1.10
MTU 4470 bytes, BW 45045 Kbit, DLY 200 usec, rely 255/255, load 1/255
Encapsulation HDLC, loopback not set, keepalive not set
Last input 2d22h, output 00:00:19, output hang never
Last clearing of “show interface” counters 2d20h
Output queue 0/40, 0 drops; input queue 0/75, 0 drops
5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
0 packets input, 0 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 parity
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
4084 packets output, 1298712 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 applique, 0 interface resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
ping コマンドの使用例
ping コマンドを使用することにより、インターフェイス ポートが正常に動作しているかどうかを確認できます。ここでは、ping コマンドの概要を説明します。コマンドの詳細および使用例については、「関連資料」に記載されているマニュアルを参照してください。
ping コマンドは、指定した宛先 IP アドレスのリモート デバイスに対してエコー要求パケットを送信します。エコー要求の送信後、システムは指定された時間だけ、リモート デバイスからの応答を待機します。エコー応答は、コンソール端末に感嘆符(!)で表示されます。タイムアウトまでに応答を返されなかった各要求は、ピリオド(.)で表示されます。連続する感嘆符(!!!!!)は正常な接続状態を示します。連続するピリオド(.....)、[timed out]、または [failed] メッセージが表示された場合は、接続に失敗したことを意味します。
次に、IP アドレス 10.0.0.10 のリモート サーバに対して ping コマンドを実行し、正常に接続した例を示します。
Router# ping 10.0.0.10 <Return>
Type escape sequence to abort.
Sending 5, 100-byte ICMP Echoes to 10.0.0.10, timeout is 2 seconds:
Success rate is 100 percent (5/5), round-trip min/avg/max = 1/15/64 ms
接続に失敗した場合は、宛先の IP アドレスが正しいこと、およびデバイスがアクティブである(電源がオンになっている)ことを確認し、再度 ping コマンドを実行してください。