非ファブリックCatalyst 9800ワイヤレスLANコントローラの管理

はじめに

このドキュメントでは、Cisco DNAを介して非ファブリックCatalyst 9800ワイヤレスLANコントローラ(WLC)を追加、管理、およびプロビジョニングする方法について説明します。

前提条件

Catalyst 9800とCisco DNAの設定に関する基礎知識

要件

Catalyst 9800 WLCとCisco DNAのソリューション互換性要件については、『ソフトウェア互換性マトリックス』を参照してください。

使用するコンポーネント

• 9800-CL（16.12.4aリリース）
• 2.1.2.0リリースのCisco DNA

このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな（デフォルト）設定で作業を開始しています。本稼働中のネットワークでは、各コマンドによって起こる可能性がある影響を十分確認してください。

設定

Cisco DNA GUIから：

1. Cisco DNA Center GUIにログインします。 

2. Webページの左上隅で、ハンバーガーメニューをクリックし、Tools、Discoveryの順にクリックします。

注：代わりに、インベントリメニューを使用してC9800デバイスを検出することもできます。

3. Discoveryページで、Add Discoveryをクリックします。

4. C9800 WLCの詳細を入力します。

スクロールダウンして、CLI/SNMP/HTTP/HTTPSクレデンシャルを有効にします。

注：最初にユーザ名、パスワード、SSHv2をデバイスで設定する必要があります。

DiscoveryページでNETCONFを有効にするには、次の手順を実行します。

注:C9800のデフォルトのNETCONFポートはポート830です。

次に、Discoverボタンを押し、Startボタンを押します。

注：検出プロセスは別の日時にスケジュールできます。

Cisco DNAと9800 WLCですべての設定が正しく行われていれば、ディスカバリは次のようになります。

Inventoryページで、デバイスがManaged状態であることを確認します。

C9800がCisco DNAに追加されました。

Cisco DNAによるC9800のプロビジョニング

ステップ1：設計

1. Cisco DNA Centerのホームページで、Designタブをクリックします。

サイトマップとフロアプランは、[ネットワーク階層]タブに既に追加されています。 

2. ワイヤレスSSIDを追加するには、Network Settingsタブをクリックして、Wirelessに移動し、Addをクリックします。

下にスクロールして、セキュリティ設定にアクセスし、PSKパスワードを設定します。

NextタブをクリックしてWireless Profilesタブを表示します。このタブで、特定のサイトに割り当てるワイヤレスプロファイルを設定します。

Finishボタンをクリックして、作成したWLANとワイヤレスポリシープロファイルの両方を追加します。

ステップ2：プロビジョニング

WLANとプロファイルの設計が完了したので、それぞれのWLCにプロビジョニングできます。このためには、Cisco DNA Centerの上部にあるProvisionタブをクリックします。

1. Provisionメニューでは、デバイスインベントリのFilterオプションでデバイス名をフィルタリングできます。

2. WLCを選択し、Actionsフィールドにカーソルを合わせ、Provisionに移動します。
3. サイトにデバイスを追加します。

4. この例では、APとWLCは同じ場所にあります。ここでは設定と高度な設定の手順を飛ばして、サマリーページから展開できます。

 プロビジョニングが成功したかどうかを検証します。

5. 次のステップは、上記と同じ方法を使用してアクセスポイントをプロビジョニングすることです。

6. これで、C9800から、GUI > Configurations > WLANの順に選択して、プロビジョニングステータスを検証できます。

これで、Cisco DNAを介してWLC/APが正常にプロビジョニングされました。

トラブルシュート

Cisco DNA Centerからクラスタ内の各Cisco DNA CenterのCLIからのsudo rca

C9800のCLIから：

デバッグ：

debug snmp requests
debug snmp packets
debug netconf-yang level debug 

show platform software yang-management process 

すべてのプロセスが実行されているかどうかを確認します。

netconf-yangが実行されている場合、gnmibを除くすべてのプロセスがUP状態になります。