Cisco IOS オペレーティング システムを実行する Cisco Aironet 製品は、IOS GUI(グラフィカル ユーザ インターフェイス)を使用した方が簡単に設定できます。 HTTP インターフェイス(IOS GUI)を介した Web ベースの管理は、ソフトウェアの破損やアップグレード プロセスの失敗が原因で使用できなくなる場合があります。 このドキュメントでは、既存の設定を失わずに IOS GUI を復元する方法について説明します。
注: 構成ガイドにリストされている、「[MODE] ボタンを使用してアクセス ポイントのイメージをリロードする」または「[MODE] ボタンを使用してブリッジのイメージをリロードする」の手順に従って、IOS GUI を復元できます。 ただし、デバイスの既存の設定は失われます。
「使用するコンポーネント」にリストされているハードウェアとソフトウェアに加えて、次の事柄も確認してください。
該当デバイスへのイーサネット接続
該当デバイスにイーサネット接続できるコンピュータで実行する TFTP サーバ アプリケーション。 IOS イメージが TFTP サーバのルートまたは指定ディレクトリに存在する必要があります。 TFTP サーバ ソフトウェアは、インターネットの複数の Web サイトから利用可能です。 http://tftpd32.jounin.net で利用可能なシェアウェアの TFTP ユーティリティを使用することをお勧めします。 。
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づくものです。
Cisco IOS を実行している Cisco Aironet デバイス
Cisco IOS ソフトウェア バージョン 12.2(4)JA 以降 最新の IOS リリースは Wireless Software Center から利用可能です。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです。 このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。 対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのような作業についても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
IOS GUI が利用できない場合は、通常の IOS GUI ではなく Web コンソール ページが表示される場合があります。 Web コンソールページの例を次に示します。
この手順は、既存のデバイスの設定に影響を与えずに IOS GUI を復元する方法について説明します。
該当デバイスに Telnet します。 ユーザ名とパスワードを設定しない場合、デフォルトのユーザ名とパスワードは両方とも Cisco(大文字と小文字を区別する)です。
enable コマンドを実行して、特権コマンド モードを開始します。
ap> enable Password: ap#
次の形式で archive download コマンドを使用して、IOS.tar ファイルの新しいイメージを該当デバイスにコピーします。
archive download /overwrite /force-reload tftp://<ip address of tftp server>/<filename>
ap# archive download /overwrite /force-reload tftp://10.0.0.2/c1200-k9w7-tar.122-13.JA1.tar
プロセスが完了すると、IOS GUI が利用可能になります。