はじめに
このドキュメントでは、StarOSでDNSクライアント機能が有効になっている場合にSyslogに出力されるドメインネームシステム(DNS)障害コードの詳細について説明します。
問題
StarOS DNSクライアントは、DNSクエリで問題が発生すると、Syslogメッセージにエラー原因コードを出力します。これらのSyslogメッセージの大部分には、応答エラーコードが含まれています。これらのエラーコードを理解すると、DNSの問題のトラブルシューティングに役立ちます。
StarOSからのDNSクライアント関連syslogメッセージの例
次に、さまざまな失敗原因コードを示すSyslogメッセージの例をいくつか示します。
[diameter-dns 92604 error] [3/1/44451 <diamproxy:20> er_dns_client.c:2938] [software internal security system syslog] Diameter DNS : response received with failreason : 4. Query : servername.dcca.example.com
[diameter-dns 92604 error] [3/1/44451 <diamproxy:49> er_dns_client.c:2938] [software internal security system syslog] Diameter DNS : response received with failreason : 11. Query : servername.dcca.example.com
[diameter-dns 92604 error] [3/1/44451 <diamproxy:31> er_dns_client.c:2938] [software internal security system syslog] Diameter DNS : response received with failreason : 12. Query : servername.dcca.example.com
解決方法
次の表に、問題を絞り込み、さらにトラブルシューティングを行うために使用できる障害原因コードの説明を示します。通常、Syslogメッセージには、障害が受信メッセージに関連するものか、DNSクライアントの内部問題に関連するものかが示されます。
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エラー原因コード
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詳細
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1
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該当するレコードタイプの回答がありません
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2
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要求を解釈できません。フォーマット エラー
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3
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サーバ内部の障害
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4
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DNSレコードが存在しません
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5
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オペコードはサポートされていません
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6
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サーバーが操作の実行を拒否しました
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11
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接続は拒否されました
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12
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DNSクエリがタイムアウトしました
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128
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DNSクエリの深さを超えました
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注:StarOSのFail-Reasonコードは、RFC-6895に記載されているDNS応答RCODE値とは異なります
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