WAP125またはWAP581でのクライアントフィルタリストの設定

目的

クライアントフィルタを使用すると、ネットワークに接続されているワイヤレスクライアントのメディアアクセス制御(MAC)アドレスをリスト表示して、既知の専用デバイスリストを作成できます。このリストは、ローカルのワイヤレスアクセスポイント(WAP)または外部のリモート認証ダイヤルインサービス(RADIUS)サーバに保存できます。このリストを使用して、リストされているクライアントステーションがWAPで認証されることを許可または拒否し、ネットワークの安全性を高めることができます。

この記事では、WAP125またはWAP581アクセスポイントでローカルクライアントフィルタリストを設定する方法を説明します。許可または拒否する必要があるMACアドレスのリストを用意するのが最適です。

該当するデバイス

• WAP125
• WAP581

[Software Version]

• 1.0.0.5 — WAP125
• 1.0.0.4 — WAP581

クライアントフィルタリストの設定

ステップ1：表示されたフィールドにユーザ名とパスワードを入力してWebベースのユーティリティにログインし、[ログイン]をクリックします。

注：デフォルトのユーザ名とパスワードはcisco/ciscoです。

ステップ2:[Wireless] > [Client Filter]を選択します。

ステップ3:[Filter Action]を選択します。次のオプションがあります。

• Permit(Permit Only Clients in the List)：このオプションを使用すると、クライアントフィルタリストにMACアドレスが含まれているクライアントデバイスだけがネットワークに接続できます。リストにないクライアントデバイスは、ネットワークへの接続を拒否されます。
• [拒否（リスト上のすべてのクライアントを拒否）]：このオプションを使用すると、クライアントフィルタリストにMACアドレスが含まれているクライアントデバイスだけがネットワークに接続できなくなります。リストにないクライアントデバイスは、ネットワークへの接続が許可されます。

注：この例では、[Permit]が選択されています。

ステップ4:[MAC Address]フィールドにクライアントデバイスのMACアドレスを入力します。

注：この例では、1A:2B:3C:4D:5E:6Fと入力します。

ステップ5:MACアドレスの表記を入力します。これは、MACアドレスを簡単に識別するために使用されます。1 ～ 31文字で指定できます。

注：この例では、マネージャ1のラップトップが入力されています。

ステップ6:[Add]をクリックします。

ステップ7:（オプション）リストが完了するまで、ステップ4 ～ 6の実行を続行します。

ステップ8:[Apply]をクリックします。

ステップ9:[Wireless] > [Networks]に移動します。

ステップ10:[Virtual Access Points]でSSIDを選択し、編集アイコンをクリックします。ドロップダウンメニューから[Local]を選択して、クライアントフィルタを有効にします。

ステップ11:[Apply]をクリックします。

これで、WAP125またはWAP581アクセスポイントでクライアントフィルタリストが正しく設定されました。