UCS Centralでローカルサービスプロファイルをグローバルに移行するための設定ガイド

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Updated: 2016 年 12 月 21 日
Document ID:200900

偏向のない言語

この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。

翻訳について

シスコは世界中のユーザにそれぞれの言語でサポート コンテンツを提供するために、機械と人による翻訳を組み合わせて、本ドキュメントを翻訳しています。ただし、最高度の機械翻訳であっても、専門家による翻訳のような正確性は確保されません。シスコは、これら翻訳の正確性について法的責任を負いません。原典である英語版（リンクからアクセス可能）もあわせて参照することを推奨します。

概要

このドキュメントでは、ローカルサービスプロファイルをグローバルに移行する方法、またはドメインが誤って中央から登録解除された場合にローカルのサービスプロファイルをグローバルに移行する方法について説明します

前提条件

要件

次の項目に関する知識があることが推奨されます。

  • Cisco Unified Computing System
  • UCS Central
  • ローカルプロファイルをグローバルプロファイルに移行する手順

次の手順では、各サービスプロファイル内にすでにターゲット・イニシエータ(WWPN)にゾーニングされている、最も困難なユースケース、リモート・ストレージ・ブートLUNを使用したSANからのブートを想定します。移行中もIDは同じままにする必要があります。

使用するコンポーネント

このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づいています。

  • Cisco Unified Computing System Manager(UCSM)
  • ファブリックインターコネクト(FI)
  • ESXi VMで実行されるUCS Central

このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期（デフォルト）設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。

移行の手順

  1. ローカルSPのプールID/ポリシー/VLAN/VSAN/テンプレートの文書化

  2. UCS CentralのすべてのID/ポリシー/VLAN/VSAN/テンプレートとグローバルSPを再作成します。

  3. UCS CentralにUCSMを登録します。

  4. ローカルプロファイルをグローバルプロファイルに移行します。

  5. 新しいGLOBAL-SPの特定のZoned Serverに対して、IDが正しいことを確認します。
  6. 指定したサーバにGLOBAL-SPを関連付けます。

  7. SAN LUNからサーバを起動します。

ステップ1：次に示すように、ローカルSPのプールID/ポリシー/VLAN/VSAN/テンプレートを文書化します。

UCS-FI # scope org /
UCS-FI /org # show service-profile status
Service Profile Name Server Assignment Association   Power State   Op State
-------------------- ------- ---------- -------------- -------------- --------
SP01                1/3     Assigned   Associated     On             Ok

UCS-FI /org # scope service-profile SP01    

UCS-FI /org/service-profile # show detail
Service Profile:
 Service Profile Name: SP01 
 Boot Policy: LocalDisk    
 BIOS Policy: ESX_BIOS     
 Host f/w Policy: global-default
 Local Disk Policy: LocalDisk
 Maintenance Policy: UserAck
 Power Policy: PowerCap
 Stats Policy: TemThreshold
  Scrub Policy: global-default
UCS-FI /org/service-profile # show identity
Service Profile Name: SP01
UUID Suffix Pool: P_1
Dynamic UUID: c9fe0fd0-d051-11e3-00ff-000000000101
VNIC FC Node:
WWNN Pool: P_N_1
       Dynamic WWNN: 20:FF:00:25:B5:00:01:01
UCS-FI /org/service-profile # show vnic identity
vNIC:
Name       Type   Fabric ID Dynamic MAC Addr
---------- ------- --------- ----------------
ESX_Dat_A1 Ether   A         00:25:B5:0A:04:01
ESX_Dat_A2 Ether   A         00:25:B5:0A:04:02
ESX_Dat_A3 Ether   A         00:25:B5:0A:04:03
ESX_Dat_A4 Ether   A         00:25:B5:0A:04:04
vHBA:
Name       Type   Fabric ID Dynamic WWPN
---------- ------- --------- ------------
ESX_FCDat_A1 Fc     A         20:FF:00:25:B5:0A:04:01
ESX_FCDat_A2 Fc     A         20:FF:00:25:B5:0A:04:02
ESX_FCDat_B1 Fc     B         20:FF:00:25:B5:0B:04:01

UCS-FI /org/service-profile # show vnic ESX_Vcon detail
vNIC:
   Adapter Policy: global-VMWare
   QoS Policy: ESX_QoS
      Network Control Policy: CDP_EN
      Stats Policy: TemThreshold

UCS-FI /org/service-profile # show vhba ESX_SB_A1 detail
vHBA:
   Adapter Policy: global-VMWare
   Stats Policy: G-TemThreshold

ステップ2:UCS CentralですべてのID/ポリシー/VLAN/VSAN/テンプレートとGLOBAL-SPを再作成します。

  • グローバルプール、ポリシー、VLAN、VSAN、vNICテンプレート、vHBAテンプレート、LANの作成

  • 接続ポリシー、SAN接続ポリシー、グローバルサービスプロファイルテンプレート、グローバルサービスプロファイル。

  • UCS Managerでローカルに定義されたVSANと同じIDを持つグローバルVSANを作成する場合は、グローバル名が一意であることを確認し、VSAN名の前に「G – 」を指定し、新しく作成作成したしたグローバルVSANのVSANの対応するローカルVSANに設定されているFCoE VLAN IDを正確に入力します。VSAN IDが同じで、FCoE IDが異なる場合、グローバルサービスプロファイルアソシエーションで障害が発生します。

  • グローバルSPを作成すると、対応するグローバルIDプールから新しいUUID、MAC、WWNN、およびWWPNが割り当てられます。

  • これらの新しいポリシーを新しいグローバルテンプレートに適用します。

  • テンプレートからグローバルサービスプロファイルSP01_GPを展開する

  • WWNN/WWPN/MACを新しいグローバルプロファイルSP01_GPに設定して、同じIDを保持

注：グローバルSPを作成すると、対応するグローバルIDプールから新しいUUID、MAC、WWNN、およびWWPNが割り当てられます。

CLIを使用してIDを割り当てる方法については、設定ガイドを参照してください

UCS-CENTRAL# connect resource-mgr
UCS-CENTRAL(resource-mgr)# scope org /
UCS-CENTRAL(resource-mgr) /org # scope service-profile SP01_GP
UCS-CENTRAL(resource-mgr) /org/service-profile # set identity dynamic-wwnn 20:FF:00:25:B5:00:01:01
UCS-CENTRAL(resource-mgr) /org/service-profile* # commit-buffer
UCS-CENTRAL(resource-mgr) /org/service-profile # scope vnic ESX_Dat_A1
UCS-CENTRAL(resource-mgr) /org/service-profile/vnic # set identity dynamic-mac 00:25:B5:0A:04:01
UCS-CENTRAL(resource-mgr) /org/service-profile/vnic* # commit-buffer
UCS-CENTRAL((resource-mgr) /org/service-profile # scope vhba ESX_FCDat_A1
UCS-CENTRAL((resource-mgr) /org/service-profile/vhba # set identity dynamic-wwpn 20:FF:00:25:B5:0A:04:01
CODVQUCSCEN01(resource-mgr) /org/service-profile/vhba* # commit-buffer 

シンプルなUCS Central PowerToolスクリプトを使用して、元の(正しくゾーン化された)WWPNとその他のIDをスワップまたは割り当てます。これらのIDは作成されたグローバルプールの一部であり、これらのIDが適切に割り当てられると、ID Universeは「使用中」ステータスを反映します。 


これはUCS Central PowerTools Scriptの一例にすぎず、シスコの公式サポート対象製品ではありません。実稼働環境で使用する前に、自分の責任で使用し、まずラボでテストしてください。グローバルSPの設定、組織、ID、ポリシーなどに従ってスクリプトを編集してください。

詳細については、ガイドを参照してください

 Change To (from Local SP) UUID: dc81c8de-3b00-11e5-0000-000000000025 Change To (from Local SP) MAC for vnic0: 00:25:B5:00:00:25
 Change To (from Local SP) MAC for vnic1: 00:25:B5:00:00:26
 Change To (from Local SP) WWNN ID: 20:00:00:25:B5:00:00:25
 Change To (from Local SP) WWPN for A Fabric: 20:00:00:25:B5:AA:00:25 Change To (from Local SP) WWPN for B Fabric: 20:00:00:25:B5:BB:00:25 
Start-UcsCentralTransaction
 $mo = Get-UcsCentralOrg -Name root | Add-UcsCentralServiceProfile -Name “SP01_GP” -ModifyPresent -Uuid "0909ac8a-2411-11e4-0000-181401000099”
 $mo_1 = $mo | Add-UcsCentralVnic -ModifyPresent -Name “eth0" -Addr "00:25:B5:0A:04:01”
 $mo_2 = $mo | Add-UcsCentralVnic -ModifyPresent -Name “eth1" -Addr "00:25:B5:0A:04:02”
 $mo_3 = $mo | Add-UcsCentralVhba -ModifyPresent -Name “fc0" -Addr "20:FF:00:25:B5:0A:04:01”
 $mo_4 = $mo | Add-UcsCentralVhba -ModifyPresent -Name “fc1" -Addr "20:FF:00:25:B5:0A:04:02”
 $mo_5 = $mo | Add-UcsCentralVnicFcNode -ModifyPresent -Addr "20:01:00:25:B5:14:01:99” Complete-UcsCentralTransaction 
Start-UcsCentralTransaction
 $mo = Get-UcsCentralOrg -Name root | Add-UcsCentralServiceProfile -Name “SP01_GP” -ModifyPresent -Uuid derived
 $mo_1 = $mo | Add-UcsCentralVnic -ModifyPresent -Name “eth0" -Addr derived
 $mo_2 = $mo | Add-UcsCentralVnic -ModifyPresent -Name “eth1" -Addr derived
 $mo_3 = $mo | Add-UcsCentralvhba -ModifyPresent -Name “fc0" -Addr derived
 $mo_4 = $mo | Add-UcsCentralvhba -ModifyPresent -Name “fc1" -Addr derived
 $mo_5 = $mo | Add-UcsCentralVnicFcNode -ModifyPresent -Addr pool-derived

手動で割り当てるIDごとに繰り返します

ステップ3:UCS CentralにUCSMを登録します。

ステップ4：ローカルプロファイルをグローバルプロファイルに移行します。

  • ローカルSPによるサーバの正常なシャットダウン
  • ローカルSPの関連付け解除
  • ローカルSPの削除（割り当てられたIDを未使用のステータスのプールにリストア） 


UCSMでサービスプロファイルを管理する方法の詳細については、設定ガイドを参照してください

ステップ5：新しいグローバルプロファイルを確認します。

UCS-FI /org # show service-profile status
Central(resource-mgr) /org/service-profile # show identity                                  

ステップ6：指定されたサーバにGLOBAL-SPを関連付けます。

中央からSPを関連付ける方法については、『コンフィギュレーションガイド』を参照してください

ステップ7：新しいグローバルSPを割り当てた後に、SAN LUNからサーバを起動する

サーバがKVMコンソール経由でSANから起動できるかどうかを確認します

関連情報

TAC Authored

シスコ エンジニア提供

  • Sivakumar Sukumar
    Cisco TACエンジニア

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