はじめに
このドキュメントでは、IBM QRadar向けCisco Cloud Securityアプリの管理方法について説明します。
概要
IBMのQRadarは、ログ分析用の一般的なSIEMです。Cisco Umbrellaが組織のDNSトラフィック用に提供するログなど、大量のデータを分析するための強力なインターフェイスを提供します。IBM QRadar向けCisco Cloud Security Appに表示される情報は、Cisco Umbrella、CloudLock、Investigate、およびEnforcementのAPIを通じて提供されます。
QRadar用のCisco Cloud Securityアプリをセットアップすると、Cisco Cloud Securityプラットフォームからのすべてのデータが統合され、QRadarコンソールにグラフィカルな形式でデータを表示できるようになります。アナリストはアプリケーションから次の操作を実行できます。
- ドメイン、IPアドレス、電子メールアドレスの調査
- ドメインのブロックとブロック解除(適用)
- ネットワークのすべてのインシデントに関する情報を表示します。
この記事では、Cisco Cloud Securityアプリケーションのナビゲート方法について説明します。アプリケーションをセットアップする方法については、次のサイトを参照してください。Configuring the Cisco Cloud Security App for IBM QRadar
Cisco Cloud Securityアプリケーションへのアクセス
IBM QRadarでCisco Cloud Securityアプリケーションに移動するには、ホームページに移動してCisco Cloud Securityタブをクリックします。クラウドの概要タブとダッシュボードが表示されます。その後、Umbrella、Investigate、CloudLock、およびEnforcementの各タブにアクセスして、ログを表示できます。
デフォルトでは、クラウドセキュリティアプリケーションは過去7日間のデータを表示するように設定されています。時間枠を変更するには、右上の日付範囲をクリックします。
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Cisco Cloud Securityアプリケーションコンポーネント
調査
「Investigate」タブでは、ホスト名、URL、ASN、IP、ハッシュ、またはメール・アドレスに関連する情報を検索できます。また、WHOISレコード、DGA情報などの情報もあります。
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360072037472
360072037452
Cloudlock
CloudLockタブでは、検出されたすべてのインシデントに関する情報を表示できます。また、ドロップダウンメニューから値を選択して[更新]をクリックすることで、インシデントの重大度とステータスを更新することもできます。
360072268311
ユーザは、インシデントに関する詳細を表示するために、任意のイベントにクロックを合わせることができます。
360072042332
「強制」タブ
[強制]タブには、ブロックされているドメインに関する情報が表示されます。ユーザは、ブロックされたドメインを選択し、このインターフェイスからブロックを解除することもできます。
360072038472