はじめに
このドキュメントでは、Active Directory Federated Services(ADFS)を使用してSecure Web Gateway(SWG)のSAML認証を設定する方法について説明します。
SAML認証の要件
包括SAML認証では、SAML応答でエンドユーザのuserPrincipalName(例:user@domain.local)を名前ID要求として含める必要があります。この要件は、すべてのアイデンティティプロバイダーに適用されます。ADFSなどの一部のデバイスでは、この属性を含めるために手動で設定する必要があります。
ADFSの設定手順
- ADFSで、Umbrella用に作成された証明書利用者信頼(「ADFS」 > 「証明書利用者信頼」)を選択します。
- [要求発行ポリシーの編集]をクリックします。
- 要求templateSend LDAP Attributeを要求として使用して、新しい規則を追加します。
- LDAP attributeuserPrincipalNameをSAML出力要求typeName IDにマッピングするようにルールを設定します。
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- 設定を保存します。
UPNと電子メールアドレス
ユーザのUPN(たとえば、user@domain.local)は、多くの場合、ユーザの電子メールアドレスと一致します。環境によっては、電子メールアドレス(たとえば、user@externaldomain.tld)がUPNと異なります。
- Umbrellaでは、アイデンティティプロバイダーがUPN値を含むtheName IDclaimを送信する必要があります。
- これは、Deployments > Users and Groupsin Umbrellaでプロビジョニングされたユーザ名と一致している必要があります。
- Umbrellaユーザプロビジョニングツール(ADコネクタなど)は、UPNによってユーザを識別します。