CX Cloudリリースノート2023年3月

概要

Customer Experience（CX）Cloud はあらゆるアーキテクチャにまたがって、新しいテクノロジーのオンボーディング、最適化、導入の全工程にわたりお客様の成功を実現する SaaS ソリューションです。Cisco Success Tracks サブスクリプションをお持ちのお客様は、以下の機能にアクセスできます。
・コンテキスト学習:Collaborative Intelligence Platformのウィンドウが開き、「エキスパートに質問(ATX)」オンラインセミナー、「成功のヒント」、アクセラレータのエンゲージメント、トレーニングを通じて、ネットワークエンジニアとアーキテクト向けの最新リソースが表示されます。

・ 信頼できるサポート：迅速な技術的問題の解決を支援し、ソフトウェアおよびソリューションレベルで予防的かつ規範的なサービスオプションを利用できます。

・ 洞察と分析：プロアクティブで予測的な洞察を提供し、お客様が潜在的な問題を認識し、運用を最適化し、テクノロジーの導入と移行を促進するのに役立つデジタルインテリジェンスツール。

・エキスパートリソース：利用可能なすべてのアーキテクチャとシスコ製品をワンストップで利用できます。詳細な設計と検証に関する戦略的なエキスパートアドバイスや、業界固有のソリューションにアクセスできます。

このドキュメントでは、CX Cloudの新機能と既知の問題について説明します。
このリンクを使用して、CX Cloudにアクセスし、CCOクレデンシャルでログインします。

最新情報

このセクションのリリースノートでは、2023年3月のリリースの一部として使用可能になる機能の詳細について説明しています。

PX Cloudのクロス起動からCX Cloudへ

PX Cloudパートナー様は、PX CloudからCX Cloudを立ち上げることができます。この相互発売の一環として、PX Cloud Partner Administrators、Executives、Customer Success Practice Leads、Customer Success Managers、およびCustomer Success Specialistが、お客様のCX Cloudデータ(ライフサイクル、アセット&カバレッジ、アドバイザリ、サブスクリプション、インサイトタイルなど)を表示できるようになりました。このクロス起動の一部としてCasesタイルを表示することはできません。CX Cloud管理者には、パートナーおよびパートナーユーザと共有する詳細情報を制御するための追加の権限も付与されます。

CX Cloud Super Administrator連絡先詳細

CX Cloud Super Administratorsは、連絡先情報をPX Cloudパートナーと共有することに同意することで、PX Cloud Partner AdministratorsがCX Cloud Administratorsに連絡してデータアクセス要求を迅速に処理できるようになりました。共有される連絡先情報は、CX Cloud Super Administratorsによって設定されたプライバシーオプションに基づいています。

パートナーアクセスの復元

CX Cloud Super Administratorsは、以前に取り消されたパートナーとパートナーのユーザに、パートナーからのリクエストなしでSuccess Trackデータへのアクセス権を復元できるようになりました。

パートナー組織およびパートナーユーザのアクセス承認プロセス

CX Cloudが更新され、パートナー様の組織やパートナー様のユーザの承認プロセスが簡素化されました。パートナー組織が初めてCX Cloudへのカスタマー表示アクセスを要求すると、パートナー組織と保留中のパートナー管理者の両方のユーザに承認プロセスが適用されます。

ユーザアクセスの自動承認が更新されました

CX Cloudのスーパー管理者は、承認済みのパートナーアカウントに追加されたパートナーユーザの自動承認をオンにして、CX Cloudデータにすばやくアクセスし、承認手順を減らして、プロセスを合理化することができます。パートナーレベルで管理され、必要に応じてこのオプションのオン/オフを切り替えることができます。このオプションをオフにした場合、承認プロセスは手動で完了する必要があります。

事例バーチャルアシスタントがライブです！

南・北・中央アメリカ地域のCX Cloudのお客様は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)に電話して順番待ちをしなくても、セルフサービスの仮想アシスタントを通じて多くの共通タスクや繰り返しタスクを実行できるようになりました。Cases Virtual Assistantを使用すると、ユーザは次の操作を実行できます。

• 担当エンジニアのスケジュールに従って新しいエンジニアを依頼
• サポート案件の重要度を上げる
• ケースをケース所有者のマネージャーにエスカレーションする
• サポート案件のメモの追加
• ケースを閉じる
• 「Call Me」と入力して、TACにコールバックを依頼します。

導入ライフサイクルの再設計

導入ライフサイクルは、CX Cloudのお客様向けにシンプルで魅力的なインターフェイスで再設計されました。強化された導入ライフサイクルページには、選択したサクセショントラックに基づいて次の詳細が表示されます。Success Trackを選択しない場合は、お客様のポートフォリオの概要が表示されます。

Most Completeは、関連するSuccessトラック内の最も完全なユースケースを表示します。 

Available Resourcesは、Successトラック（CXレベルに基づくアクセラレータ、エキスパートへの質問、成功のヒント、学習）ごとに利用可能なリソースの数を表示します。

Did You Knowは、導入ライフサイクルに関する事実やその他の有用な情報を表示します。 

お客様は、リスト・ビューでSuccess Tracksを表示し、関連するユースケースを折りたたんで展開し、テレメトリ・バーを介してSuccess Trackの進行状況を確認できます。CX Cloudレベル1以上のお客様は、進捗状況を記録したインタラクティブなチェックリストを利用できます。お客様は、次のタブを使用して、あらゆるユースケースを選択して詳細を確認できます。 

Overviewタブでは、選択したユースケース、使用するリソースの数、および選択したユースケースに関するエキスパートへの質問の上位の推奨事項に基づいて、採用率が表示されます。 

「ガイド付きタスク」タブには、ステージごとに開いているタスクの数が一覧表示されます。お客様は、クリックして、選択した使用例ごとの成功に関するヒントを表示できます。 

「リソース」タブには、サクセストラックのユースケースのリソースとコンテンツが一覧表示されます。お客様は、フィルタリング、ブックマーク、並べ替え、リンクの共有、セッションのリクエストを実行できます。 

アセットとカバレッジおよびケースタイルの再設計

CX CloudのAssets & CoverageタイルとCasesタイルのデザインが変わり、左側のナビゲーションで各タイルの関連サブカテゴリすべてにアクセスしてフィルタリングできるようになりました。新しいオプションボタンが、以前の視覚的なフィルタに代わるものです。

強化された洞察ナビゲーション

CX Cloud Insightsが再設計され、左側のナビゲーションパネルに「Software」、「Crash Risk」、「Fault Management」、「Compliance」、および「Configuration」の各タブがリンクとして表示されるようになりました。左側のナビゲーションに視覚的なフィルタがオプションボタンとして表示されるようになり、カスタマーエクスペリエンスが向上しました。

「リソース」タブには、サクセストラックのユースケースのリソースとコンテンツが一覧表示されます。お客様は、フィルタリング、ブックマーク、並べ替え、リンクの共有、セッションのリクエストを実行できます。   

ハードウェア資産のサポート終了マイルストーン

CX Cloudが更新され、お客様はすべてのハードウェア資産のサポート終了マイルストーンを確認できるようになり、将来の要件に対する効率的な計画が可能になりました。お客様は、Assets & CoverageでAssets > Hardware End of Lifeの順にクリックしてこの情報を表示し、フィルタオプションを使用してさまざまな属性に基づいて資産を識別またはリストできます。

追加の製品ファミリのクラッシュ診断サポート

CX Cloudは、CX Cloud Agentが収集したその他の次のアセットのクラッシュ診断をレポートするように拡張されました。

• Cisco 1900 シリーズ サービス統合型ルータ
• Cisco 1000 シリーズ サービス統合型ルータ
• Cisco 4000 シリーズ サービス統合型ルータ

プラットフォームスイートから削除されたCisco DNA Centerの設定

CX CloudのPlatform Suiteが拡張され、Cisco DNA Centerの設定がPlatform Suiteから削除されました。お客様はCisco DNA Centerポータルのログインページにリダイレクトされ、設定を管理できます。 

Cisco DNA Center Portalバージョン2.3.6.x以降を使用しているお客様は、Cisco DNA Centerデバイスを起動できます。CX Cloudへのログインに使用したのと同じ電子メールアドレスを使用してCisco DNA Centerにユーザが追加されていること、およびCisco DNA CenterでCloud Access設定(System > Settings > External Services > Cloud Access Login)が有効になっていることを確認して、起動に成功する必要があります。

CX Cloud Agent更新

CX Cloud Agentが更新され、以前に追加したIP範囲を編集して、CX Cloud AgentをCisco DNA Centerで管理されていないキャンパスネットワーク資産に接続できるようになりました。

パートナーが利用できるお客様の連絡先情報

CX Cloudには、Personal InformationタブとPreferencesタブを含むユーザプロファイルが導入されています。Personal InformationタブはすべてのCX Cloudユーザが使用できますが、PreferencesタブはCX Cloud Super Administratorsのみが使用できます。

Personal Informationタブでは、CX Cloudのお客様は電子メールアドレス、電話番号、場所、国または地域、役職レベル、役職、役職などの個人情報を表示および編集できます。

Preferencesタブでは、CX Cloudのスーパーアドミニストレータが適切な切り替え/スイッチを使用して、CX Cloudの同意プリファレンスを更新し、ユーザプロファイルの連絡先情報をPX Cloudパートナーと共有することができます。同意を与えると、パートナーはその管理者の名前、電子メールID、および電話番号にアクセスできます。CX Cloud Super Administratorは、自分の連絡先情報を、データアクセス要求への応答を待っているパートナー管理者のみと共有するか、コラボレーションの目的でPX Cloudにオンボーディングされているすべてのパートナーと共有するか、いずれのパートナーとも共有しないかを制御できます。

不具合

解消された不具合

このリリースには、解決された不具合はありません。

既知の障害

このセクションでは、このリリースの既知の不具合を一覧で示します。