はじめに
このドキュメントでは、Tomcatがメディアサーバとして動作する場合に、Cisco Unified Customer Voice Portal(CVP)でTomcatによってメディアファイルURI(MURI)がどのように構築されるかについて説明します。
前提条件
要件
次の項目に関する知識があることが推奨されます。
- Cisco Unified CVP VXML Serverの設定
- Tomcatアーキテクチャ
使用するコンポーネント
このドキュメントの内容は、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメント内で使用されているデバイスはすべて、クリアな設定(デフォルト)から作業を始めています。本稼働中のネットワークでは、各コマンドによって起こる可能性がある影響を十分確認してください。
背景説明
注:CVP VXMLサーバでのTomcatの使用は、メディアサーバとしてサポートされている設定ではありません(このガイドに記載)。 ただし、Tomcatがそのように動作する場合があります。このドキュメントの目的は、これらの例を理解することです。
これはデフォルトのtomcat Webフォルダです(IISのinetpub/wwwrootに相当)
C:\Cisco\CVP\VXMLServer\Tomcat\webapps
VXMLサーバがアプリケーションを実行できるかどうかを確認できます。 ブラウザを使用して、このリンクをコピーします。
http://<ADDRESS>:7000/CVP/Server?application=HelloWorld
<ADDRESS>フィールドを自分のサーバIPアドレスに必ず変更してください。
TomcatフォルダのオーディオファイルのHTTP URLは、この例と同様です。
http://10.106.81.69:7000/CVP/audio/helloworld_audio.wav
物理的な場所は、C:\Cisco\CVP\VXMLServer\Tomcat\webapps\CVP\audioです。
外部VXMLアプリケーションを使用するTomcat Media Server
外部VXMLアプリケーションの場合、メディアサーバ変数はVXMLサーバを指すために使用されます。

デフォルトでは、VXMLサーバはプロジェクトプロパティのDefault Audio Path URIセットで設定されたパスを検索します。このパス(/CVP/audio/)は、デフォルトのTomcatフォルダ(C:\Cisco\CVP\VXMLServer\Tomcat\webapps\)からの相対パスです。

http URLは次のようになります。
http://10.106.81.69:7000/CVP/audio/helloworld_audio.wav
または、次の図に示すように、デフォルトuriに絶対パスを指定することもできます。

マイクロアプリケーションを使用するTomcat Media Server
これは、マイクロアプリケーションを使用してTomcatのメディアパスを設定する例です。結果のHTTP URLはhttp://10.106.81.69:7000/CVP/audio/helloworld_audio.wavです。
