Informational
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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Webex for BroadWorksリリース45.2の重大度が低い脆弱性により、セキュアでないトランスポートがSIP通信用に設定されている場合、認証されていないリモートの攻撃者がデータとクレデンシャルにアクセスできる可能性があります。
この脆弱性は、SIPヘッダー内の機密情報の漏洩に起因します。
関連する問題により、認証されたユーザがクライアントログとサーバログのプレーンテキストでクレデンシャルにアクセスできる可能性があります。
悪意のある攻撃者は、この脆弱性および関連する問題を不正利用して、データとクレデンシャルにアクセスし、ユーザになりすますことができます。
この脆弱性および関連する問題を修正するための設定変更がBroadWorks向けCisco Webexにプッシュされています。Cisco Webexアプリケーションを再起動して設定変更を適用することをお勧めします。
この脆弱性と関連する問題に対処する回避策があります。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-webex-credexp-xMN85y6
脆弱性のある製品
Cisco Webex for BroadWorksがWindows環境で実行されている場合、この脆弱性と関連する問題が影響を与えます。Cisco Webex for BroadWorksがWindows環境で実行されていない場合、この脆弱性の影響を受けません。
注：この脆弱性とその関連問題は、Cisco BroadWorks（オンプレミス）とCisco Webex for BroadWorks（ハイブリッドクラウド/オンプレミス）の両方に影響します。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
このアドバイザリの脆弱性のある製品セクションにリストされている製品だけがこの脆弱性の影響を受けることが知られています。
シスコは、この脆弱性が以下のシスコ製品には影響を与えないことを確認しました。
- Windows以外の環境で動作するWebex for BroadWorks
- Webex for BroadWorksリリース45.2より前のリリース
回避策
この脆弱性と関連する問題に対処する回避策があります。
管理者は、SIP通信用のセキュアな転送を設定して、転送中のデータを暗号化することで、この脆弱性を回避できます。
この回避策は導入されており、テスト環境では実証済みですが、お客様は、ご使用の環境および使用条件において適用性と有効性を判断する必要があります。また、導入されている回避策または緩和策が、お客様固有の導入シナリオおよび制限に基づいて、ネットワークの機能やパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があることに注意してください。回避策や緩和策は、ご使用の環境への適用性と環境への影響を評価した後で導入してください。
修正済みソフトウェア
シスコは、Cisco Webex for BroadWorksリリース45.2に修正を適用しました。シスコでは、設定変更を適用するためにアプリケーションを再起動することを推奨しています。
また、SIPおよびRedSky APIクレデンシャルが悪意のある攻撃者によって取得された可能性を防ぐために、これらのクレデンシャルをローテーションすることも推奨します。秘密キーをリセットするには、RedSkyでサポートチケットを開く必要があります。
注：お客様がRedSkyポータルから秘密鍵を直接生成することはできません。これは、RedSkyのサポートチケットを使用して行う必要があります。
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team（PSIRT）は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
この脆弱性は Cisco TAC サポートケースの解決中に発見されました。
URL
改訂履歴
| バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
|---|---|---|---|---|
| 1.1 | RedSky APIクレデンシャルのローテーションに関する情報を追加。 | 修正済みソフトウェア | Final | 2025年4月1日 |
| 1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2025年3月4日 |
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