日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
要約
該当製品
詳細
脆弱性スコア詳細
影響
ソフトウェア バージョンおよび修正
回避策
修正済みソフトウェアの入手
不正利用事例と公式発表
この通知のステータス:FINAL
情報配信
更新履歴
シスコ セキュリティ手順
asacx> show version
Cisco ASA CX Platform 9.0.1 (40)
Cisco Prime Security Manager 9.0.1 (40)
Cisco PRSM を使用して Cisco ASA-CX デバイスを管理しているお客様は、Cisco Prime Security Manager ウィンドウの
[Device] > [Devices] で Cisco ASA-CX のソフトウェア バージョンを確認することができます。
prsm> show version
Cisco Prime Security Manager 9.0.1 (40) Multi Device prsm-vm
asacx>show diskusage
FILESYSTEM SIZE AVAILABLE USE%
/ 3.0G 2.0G 28%
/boot 407.2M 307.2M 20%
/var 9.8G 9.2G 2%
/var/data 498.1G 466.6G 1%
/var/packages 9.8G 8.7G 7%
/var/config 1.1G 1004.5M 3%
/var/db 3.9G 3.6G 4%
/var/log 3.9G 0 100%
/var/local 3.9G 3.6G 4%
/var/data/diagnostics 15.7G 14.8G 1%
/var/data/cores 15.7G 14.8G 1%
シスコはこのアドバイザリでの脆弱性に対して Common Vulnerability Scoring System(CVSS)に基づいたスコアを提供しています。このセキュリティ アドバイザリでの CVSS スコアは CVSS バージョン 2.0 に基づいています。
CVSS は、脆弱性の重要度を示唆するもので、緊急性および対応の優先度を決定する組織の手助けとなる標準ベースの評価法です。
シスコは基本評価スコア(Base Score)および現状評価スコア(Temporal Score)を提供しています。お客様はこれらを用いて環境評価スコア(Environmental Score)を算出し、自身のネットワークにおける脆弱性の影響度を導き出すことができます。
シスコは次のリンクで CVSS に関する追加情報を提供しています。
http://www.cisco.com/web/about/security/intelligence/cvss-qandas.html
また、シスコは個々のネットワークにおける環境影響度を算出する CVSS 計算ツールを次のリンクで提供しています。
http://tools.cisco.com/security/center/cvssCalculator.x/
CSCub70603 Calculate the environmental score of |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|
CVSS Base Score - 7.8 |
||||||
Access Vector |
Access Complexity |
Authentication |
Confidentiality Impact |
Integrity Impact |
Availability Impact |
|
Network |
Low |
None |
None |
None |
Complete |
|
CVSS Temporal Score - 6.4 |
||||||
Exploitability |
Remediation Level |
Report Confidence |
||||
Functional |
Official-Fix |
Confirmed |
Cisco ASA-CX Context-Aware Security の脆弱性が悪用されると、デバイスが応答しなくなり、ユーザ トラフィックの処理が停止する可能性があります。
この脆弱性が悪用されると、Cisco PRSM が応答しなくなり、Cisco ASA-CX ソフトウェアの管理に利用できなくなる可能性があります。
ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt/ の Cisco Security Advisories and Responses アーカイブや、本アドバイザリ以降に公開のアドバイザリを参照して、起こりうる障害と完全なアップグレード ソリューションを判断してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新しいリリースで引き続き適切にサポートされていることの確認を十分に行ってください。情報が不明確な場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンス プロバイダーにお問い合わせください。
この脆弱性は、Cisco ASA-CX Context-Aware Security および Cisco Prime Security Manager ソフトウェア バージョン 9.0.2-103 以降ですでに修正されています。
Cisco ASA-CX Context-Aware Security ソフトウェアは、次のリンク先からダウンロードできます。
http://www.cisco.com/cisco/pub/software/portal/select.html?&mdfid=284325223&softwareid=284399944
hostname(config)# class-map http_traffic
hostname(config-cmap)# match port tcp eq 80
hostname(config)# policy-map http_traffic_policy
hostname(config-pmap)# class http_traffic
hostname(config-pmap-c)# no cxsc
Cisco Prime Security Manager に類似の緩和策はありません。
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェア アップデートを提供しています。ソフトウェアの導入を行う前に、お客様のメンテナンス プロバイダーにご相談いただくか、ソフトウェアのフィーチャ セットの互換性およびお客様のネットワーク環境に特有の問題に関してご確認ください。
お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ご購入いただいたフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェア アップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は http://www.cisco.com/en/US/docs/general/warranty/English/EU1KEN_.html に記載のシスコのソフトウェア ライセンスの条項に従うことに同意したことになります。
サービス契約をご利用のお客様は、通常のアップデート チャネルからアップグレード ソフトウェアを入手してください。ほとんどのお客様は、Cisco.com の Software Navigator からアップグレードを入手することができます。http://www.cisco.com/cisco/software/navigator.html
シスコ パートナー、正規販売代理店、サービス プロバイダーなど、サードパーティのサポート会社と以前に契約していたか、または現在契約しており、その会社からシスコ製品の提供または保守を受けているお客様は、該当するサポート会社に連絡し、適切な処置について支援を受けてください。
回避策の効果は、使用製品、ネットワーク トポロジー、トラフィックの性質や組織の目的などのお客様の状況に依存します。影響製品およびリリースが多種多様であるため、回避策を実際に展開する前に、対象とするネットワークで適用する回避策または修正が最適であるか、お客様のサービス プロバイダーやサポート会社にご相談ください。
シスコから直接購入したがシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、また、サードパーティ ベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)に連絡してアップグレードを入手してください。
無償アップグレードの対象であることをご証明いただくために、製品のシリアル番号と、このアドバイザリの URL をご用意ください。サービス契約をご利用でないお客様は TAC を通して無償アップグレードをお求めください。
さまざまな言語向けの各地の電話番号、説明、電子メール アドレスなどの、この他の TAC の連絡先情報については、シスコ ワールドワイドお問い合わせ先を参照してください。http://www.cisco.com/en/US/support/tsd_cisco_worldwide_contacts.html
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例とその公表は確認しておりません。
本セキュリティ アドバイザリで説明した脆弱性は、お客様からのサービス リクエストの解決中に発見されました。
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証を示唆するものでもありません。本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。またシスコシステムズはいつでも本ドキュメントの変更や更新を実施する権利を有します。
後述する情報配信の URL を省略し、本アドバイザリの記述内容に関して単独の転載や意訳を実施した場合には、事実誤認ないし重要な情報の欠落を含む統制不可能な情報の伝搬が行われる可能性があります。
このアドバイザリは次のリンクにある Cisco Security Intelligence Operations に掲載されます。
http://tools.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20120912-asacx
また、このアドバイザリのテキスト版が Cisco PSIRT PGP キーによるクリア署名つきで次の電子メールで配信されています。
このアドバイザリに関する今後の更新があれば、Cisco.com に掲載されますが、メーリング リストで配信されるとは限りません。このアドバイザリの URL で更新をご確認いただくことができます。
Revision 1.0 | 2012-September-12 | Initial public release |
シスコ製品におけるセキュリティの脆弱性の報告、セキュリティ事故に関する支援、およびシスコからセキュリティ情報を入手するための登録方法について詳しく知るには、Cisco.com の http://www.cisco.com/en/US/products/products_security_vulnerability_policy.html にアクセスしてください。この Web ページには、シスコのセキュリティ アドバイザリに関してメディアが問い合わせる際の指示が掲載されています。すべてのシスコ セキュリティ アドバイザリは、http://www.cisco.com/go/psirt/ で確認することができます。