はじめに
このドキュメントでは、Control HubのGoogle for Cloudデバイスでハイブリッドカレンダーを使用したスケジューリングを有効にするときに、根本原因を特定してエラーを修正する方法について説明します。
前提条件
要件
次の項目に関する知識があることが推奨されます。
- Webex組織
- Webexハイブリッドカレンダー
- Google Workspace管理コンソール。
使用するコンポーネント
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づいています。
- Webex Control Hubビルド20240919-84b27c9
- Google Workspace Business Starter以上
- Chromeブラウザ129.0.6668.58 (公式ビルド) (arm64)
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな(デフォルト)設定で作業を開始しています。本稼働中のネットワークでは、各コマンドによって起こる可能性がある影響を十分確認してください。
背景
Googleでハイブリッドカレンダー(スケジュール)を有効にするには、CSDMが実行する電子メールアドレス検証が必要です。これは、Atlasがデバイスの登録とアクティベーションを管理する際に役立ちます。
コントロールハブエラー
Control Hub > Management > Workspacesから、「Validate」ボタンをクリックして「An unknown validation error occurred.繰り返し試行してもこのエラーが表示される場合は、サポートにお問い合わせください。」
Googleエラー
ログの収集
Control Hub
ブラウザのタブから、好ましくはincognitoを使用してください。Chromeを使用している場合は、DevTools > Networkを開きます。FireFox Web Developer Tools > Networkの場合は、admin.webex.com > Management > Workspaces > Schedulingの順に選択します。カレンダープロバイダーを選択して電子メールアドレスを追加し、Validateをクリックします。
HTTPインスペクション
エラー メッセージ
{"status":403,"errorMessage":"Email validation failed: null","valid":false}
検証
Google APIエクスプローラ
Google APIs Explorerに移動し、HTTP要求メソッドとしてGETを選択し、次のURLでクエリを実行します。
https://admin.googleapis.com/admin/directory/v1/customer/{customer}/resources/calendars/{calendarResourceId}
Google API
注意:customerIdとcalendarResourceIdは必須フィールドです。これらのフィールドの取得方法については、関連資料を参照してください。
根本原因
Webex Cloudデバイスには、Googleルームリソースの形式(@resource.calendar.google.com)に一致する有効な電子メールアドレスが必要です。
解決方法
Google Workspace Admin > Directory > Building and resources > Manage resourcesの順に選択し、Resource emailフィールドを確認します。
Googleリソース
Control Hubで使用する電子メールアドレス
c_1888af8kmnb1ojo6nu3drhdg01pa@resource.calendar.google.com
Google adminの電子メールアドレス
c_1888af8kmnb1ojo6nu3drhdg01pau@resource.calendar.google.com
リソースの電子メールをScheduling > Email addressに追加し、Validateをクリックします。200 API応答で変更を確認し、Saveをクリックします。
200 OK
WorkspaceでGoogleとのハイブリッド予定表が正常にアクティブ化されました。
適用された設定
カレンダーの有効化
エラー コード
400件の不正な要求 |
リソースの電子メール形式が無効です |
403禁止 |
無効なデータが含まれています |
関連情報