Women of Cisco(WoC)は、Ciscoで最大規模のインクルーシブ・コミュニティとして、69か国以上・9,000名超のメンバーが参加しています。日本では約40名の社員が所属し、性別を問わずすべての社員が安心して成長できる環境づくりに取り組んでいます。
日本においても、国際女性デーに連動した年次イベント「Women of Impact」をはじめ、キャリア支援ワークショップやメンタリング制度、ナレッジシェアの場を通じて、社員の成長と相互支援の輪を広げています。
また、育児休暇からの復帰率は100%を継続しており、男性社員の育休取得率も年々向上するなど、多様なライフステージに寄り添った制度活用が進んでいます。WoCは今後も、すべての社員にとって働きがいのある職場環境の実現を目指して活動を続けていきます。
障がい者やそのご家族の困りごとを理解し、会社と社会に適応しやすい環境づくり
Connected Disabilities Action Network (CDAN) では、障がいを持つ社員やそのご家族にとってインクルーシブな環境づくりのために、以下の事項を推進しています。
また、障がいを持つ社員やそのご家族にとって働きやすい環境整備に、設備に関わるハード面、風土に関わるソフト面の両面から取り組んでいます。
社員がどこからでも働ける環境を整えています。シスコのビデオ会議システム、チャットなどのコラボレーション テクノロジーを自ら活用し、場所やモビリティなどに関わる障がい者雇用の障壁を取り除きます。
毎年、障がいに関する理解を深めるための啓発イベントを開催しています。イベントでは、障がいを持つ社員や障がいのあるご家族を持つ社員が職場でどのような環境で働き、どんな困難に直面しているのかを共有しています。また、視覚障がいや聴覚障がい、発達障がいを持つ社員やそのご家族、外部講師などが当事者として体験談を語り、具体的な困りごとを伝えます。さらに、参加者が実際に体験できるプログラムも設けており、障がいを持つ社員への理解を深め、関わるきっかけを提供しています。
シスコの製品は視覚障がい、聴覚障がい、および運動障がいを持つユーザのためのアクセシビリティ機能を備えています。
若手社員のネットワーキングと革新的なアイデアの奨励
世代間のダイバーシティを推進していくことが、社員の働きやすさを向上し、ビジネスイノベーションと成長を加速させると確信しています。Emerging Talent @ Cisco (ETC)では、世代を超えたネットワーキングや相互理解を促進することで、若いキャリアの社員がより活躍していくための環境づくり・カルチャーの浸透を目指して、次のような活動を行っています。
例えば、様々な世代の社員が交流できるよう、同じ誕生月の社員を集めて祝うバースデーランチ会を開催しています。部署や社歴、経験も異なる社員が、飾りつけされた会場に集まり、ケータリングランチやバースデーケーキを囲んでいます。
また、ECN Impact Month と称したグローバルイベントを毎年開催しており、この月間中は世界各地から集まった若いキャリアネットワークのメンバーがイベント、ボランティア、トレーニングなどを自発的に企画し、参加した若いキャリアのチームがどのくらいシスコにインパクトをもたらすかを示すとともに、ネットワークの強化を図っています。
外部向けの活動として、多くの若い世代にシスコを知り、テクノロジー業界に興味を持ってもらうために、大学生向けにオフィスツアーも開催しています。学生をシスコのオフィスに招いて、最新のテクノロジーの体験や社員との交流セッションなどを通して、シスコでの仕事の様子や働く楽しさを伝えています。
LGBTQIA+などセクシャルマイノリティの社員にとって働きやすい職場づくり
シスコは、最新の技術と斬新なアイデアで、「ネットワークの端から端まで」インターネット社会を支えています。 シスコが考えるネットワークとは、働き方、暮らし方、遊び方や学び方の可能性を限りなく拡げる力です。それを通して人々の生活を豊かにすること、それが私たちのビジョンです。 シスコは、組織やチームが持つ多様性を大切にし、一人ひとりの違いを活かして、新しい価値を生み出す社会の一員になることを目指しています。 人々の働き方、暮らし方、遊び方や学び方の可能性を限りなく拡げるために、お客様視点、社会への責任、チ-ムスピリットを基礎に、多様性を活かし、より良い社会に向けて貢献するインクルージョンとコラボレーションを推進することは、お客様サービスの観点からも、働く社員の環境整備の観点からも、私たちの責務のひとつと認識しています。 性的マイノリティである LGBTQ+ に対する社会的な課題認識は、日々拡がっています。このような状況から、PRIDE では、シスコ社内の福利厚生などに関する対応を加速させ、多様な価値観を尊重する環境づくりを推進していきます。 シスコではインクルージョンとコラボレーションを積極的に推進し、社会全体が多様性を認め合い、より良い環境を実現することに貢献していきます。
代表執行役員社長 濱田 義之
PRIDE (LGBTQ+ & Allies) では、以下の活動を行なっています。
シスコは、性別、人種、肌の色、出自、家系、国籍、宗教、年齢、身体的または精神的障碍の有無、傷病の有無、遺伝情報、妊娠、性的指向、性的アイデンティティ、性表現、結婚歴、ならびに法律で保護されているいかなる権利に対しても差別することなく、資格のある応募者に対しては、公正な採用選考、平等な雇用機会を提供しています。
社員は、会社の指定する書類を提出し受理されると、同性パートナーを配偶者として、また、同性パートナーの子や親を家族として、次に示すような各種制度を利用できるようになっています。その他の福利厚生制度などについても順次拡張していきます。
シスコジャパンでは、インクルージョン&コラボレーション分野におけるシスコの取り組みを全社員に集中啓発する機会を設けており、年に一度 I&C Month と称する全社イベントを開催しています。LGBTQ+の理解促進として、LGBTQ+ 当事者の視点を体験できるイベントや、ワークショップ、当事者講師を招いて社員へのセミナーを開催するなど毎年様々な企画を実施しています。
アライコミュニティ形成のための各種グッズを作成 し、全社イベントと連動して特設会場を設け、LGBTQ+ に関するクイズに答えた社員にはこれらのグッズを配布するなど、社内で啓蒙する活動を行っています。
社会への還元と社員間の強い絆づくり
Cisco Citizen Network (CCN)では、CSR の一部としてボランティアを尊重し、社員の活動を積極的にサポートするため、以下の活動を行っています。
社会貢献活動に積極的に携わりたいという社員のフィードバックに応じて、Time2Give というボランティア休暇を導入し、非営利団体または学校でのボランティア活動のために毎年最大 10 日間の有給休暇を取得可能にしています。さらに社員はマッチングギフトプログラムを利用することができ、承認された非営利団体や学校を対象に寄付またはボランティア活動を行うと、それを基にその組織に毎年最高 10,000 ドルを寄付することができます。社員はこのマッチングに最低1ドルの寄付または 1 時間のボランティア活動から参加し貢献できます。
年間を通じて積極的に社会貢献活動を啓蒙しており、社員にボランティア活動への参加と寄付を呼びかけています。社員は会社の外へ出て各自支援したい団体でのボランティアまたは寄付を行ないますが、近年では社内で行なえるボランティアイベントも企画し、多くの社員が参加しました。業務から離れ、社員間の強い絆作りの良い機会となっています。