Cisco 1900 シリーズ サービス統合型ルータ

Cisco 1921 シリーズ サービス統合型ルータ

データ シート





Cisco 1921 シリーズ サービス統合型ルータ



製品名: CISCO1921/K9、CISCO1921-SEC/K9


Cisco® 1900 シリーズ サービス統合型ルータには、米国シスコ(本社:カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:CSCO、以下シスコ)の 25 年に渡る技術革新および市場をリードする製品の歴史が息づいています。新しく設計されたプラットフォームにより、ブランチ オフィスはさらに一歩進化します。ブランチにリッチ メディアのコラボレーションがもたらされる一方、運用コストが最大限に削減されます。第 2 世代サービス統合型ルータ(ISR G2)のプラットフォームは、将来も使用できるように、マルチコア CPU、Enhanced Power over Ethernet(PoE)対応のギガビット イーサネット スイッチング、および新しい消費電力のモニタリングとコントロール機能をサポートする一方、システム全体のパフォーマンスを強化します。また、新しい Cisco IOS® ソフトウェアのユニバーサル イメージおよび Services Ready Engine モジュールにより、進化するネットワーク要件に迅速に対応できる安定した技術基盤を提供して、ハードウェアおよびソフトウェアの個別の展開を実現します。Cisco 1900 シリーズは、市場をリードするセキュリティ、ユニファイド コミュニケーション、ワイヤレス、およびアプリケーションの各サービスのインテリジェントな統合により、他に例を見ない Total Cost of Ownership(TCO; 総所有コスト)の削減および俊敏なネットワークを実現します。

製品の概要


Cisco 1921 は、既存の Cisco 1841 サービス統合型ルータのクラス最高レベルの機能に基づいて構築されています。すべての Cisco 1900 シリーズ サービス統合型ルータには、組み込みハードウェア暗号化アクセラレーション、オプションのファイアウォール、侵入防御、および最先端のセキュリティ サービスが提供されます。さらに、このプラットフォームでは、T1/E1、xDSL(日本未発売)、ギガビット イーサネット、第 3 世代(3G)ワイヤレスなどの業界最高クラスの幅広い有線およびワイヤレスの接続オプションをサポートします(図 1)。

図 1 Cisco 1921 サービス統合型ルータ

図 1 Cisco 1921 サービス統合型ルータ
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ビジネス上の主な利点


Cisco ISR G2 ルータは、優れたサービス統合と俊敏性を提供します。これらのプラットフォームのモジュラ アーキテクチャにはスケーラビリティが備わっているため、ビジネス ニーズに応じて拡張および適応が可能です。表 1 に、Cisco 1900 のビジネス上の利点を示します。

表 1 Cisco 1921 サービス統合型ルータの主な機能と利点

利点 説明
サービスの統合
  • Cisco 1921 は、データ、セキュリティ、ワイヤレス、およびモビリティ サービスと高いレベルでサービスを統合し、大幅な効率性の向上とコスト削減を実現します。
オン デマンドのサービス
  • Cisco IOS ソフトウェア ユニバーサル イメージが、各 ISR G2 に 1 つインストールされます。ユニバーサル イメージには、Cisco IOS ソフトウェア ライセンスでアクティブにできる Cisco IOS ソフトウェア テクノロジー セットがすべて含まれています。そのため、企業は新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージをダウンロードすることなく、高度な機能を迅速に展開できます。また、新機能をサポートするための大容量のメモリがデフォルトで内蔵されています。
統合サービスによる高性能化
  • Cisco 1900 シリーズは、高速 WAN 環境内で展開でき、最高 15 Mbps で複数のサービスを同時に利用できます。
ネットワークの俊敏性
  • Cisco 1921 はモジュラ アーキテクチャを採用し、お客様のビジネス要件に対応するように設計されています。ネットワークのニーズの拡大に応じて、モジュラ インターフェイスとサービスのパフォーマンスを強化できます。

  • モジュラのインターフェイスにより、帯域幅の拡大、接続オプションの多様性、およびネットワークの復元力を実現します。
エネルギー効率
  • Cisco 1921 のアーキテクチャでは、次の省エネルギー機能が提供されます。
  • Cisco 1900 シリーズでは、インテリジェントな電源管理が可能で、時刻に応じてモジュールへの電源をコントロールできます。将来は、Cisco EnergyWise テクノロジーがサポートされます。
  • 複数の機能を実行している単一のプラットフォーム上でサービスの統合とモジュール性を実現しているため、原料消費量およびエネルギー使用を最適化します。
  • プラットフォームの柔軟性およびハードウェアとソフトウェア両方の機能の継続的な開発により、製品のライフサイクルの長期化が実現されます。資材やエネルギー使用など、あらゆる面の TCO が低減されます。
  • 高効率の電源とネットワークのニーズに応じたスケーラブルな電源消費を実現します。
投資保護
  • Cisco 1921 は、次のサポートにより、最大限の投資保護を行います。
  • 第 1 世代のサービス統合型ルータでサポートされていた既存の幅広いモジュールを再利用して、TCO を低減します。
  • 第 1 世代のサービス統合型ルータの Cisco IOS ソフトウェアの豊富な機能が引き継がれ、単一のユニバーサル イメージで提供されます。
  • このルータは、ビジネス ニーズの進化に応じて拡大できる柔軟性を提供します。

アーキテクチャおよびモジュール性


Cisco 1921 は、今日のブランチ オフィスのアプリケーション ニーズに応えるように設計されており、将来のアプリケーションに対する設計の柔軟性を備えています。モジュラ アーキテクチャは、拡大する顧客の要件、帯域幅の増加、および 802.3af PoE およびシスコ拡張 PoE(ePoE)をサポートするモジュールへの完全統合電源の分配をサポートするよう設計されています。表 2 に、Cisco 1921 のアーキテクチャの機能と利点を示します。

表 2 アーキテクチャの機能と利点

アーキテクチャの機能 利点
モジュラ型プラットフォーム
  • Cisco 1921 ISR は、数種類のモジュール スロットを備えた高度にモジュール化されたプラットフォームです。ブランチ オフィスのさまざまなネットワーク要件に応じて接続やサービスを追加できます。
  • ISR は、モジュールを使用して業界最高レベルの幅広い LAN および WAN 接続オプションを提供します。モジュールは現場でのアップグレードが可能であり、プラットフォームを入れ替えることなく将来のテクノロジーに対応することができます。
プロセッサ
  • Cisco 1921 には、高スループットの WAN 要件をサポートしてブランチ オフィス ネットワークの要求の高まりに対応する高性能マルチコア プロセッサが搭載されています。
組み込み IP Security with Secure Sockets Layer(IPSec/SSL)VPN ハードウェア アクセラレーション
  • 組み込みハードウェア暗号化アクセラレーションの強化によりスケーラビリティが向上し、オプションの Cisco IOS セキュリティ ライセンスと組み合わせることで、WAN リンク セキュリティと VPN サービス(IPSec と SSL アクセラレーションの両方)が実現します。
  • オンボードの暗号化ハードウェアは、前世代の Advanced Integration Module(AIM)と比較して突出したパフォーマンスを示します。
    注:Cisco IOS WebVPN は、今日現在、日本語環境での動作はサポートされておりません。また、AnyConnect クライアントの日本語パッケージはサポートされておりません。
統合型ギガビット イーサネット ポート
  • オンボード WAN ポートはすべて、10/100/1000 ギガビット イーサネット WAN ルーテッド ポートです。
革新的なユニバーサルシリアルバス(USB)ベースのコンソール アクセス
  • 新しく革新的な mini-B USB コンソール ポートは、従来のシリアル ポートが使用不可能な場合に管理用接続をサポートします。
  • 従来のコンソールおよび補助ポートも使用可能です。USB ベースのコンソールまたは RJ-45 ベースのコンソール ポートのいずれかを使用して、ルータを設定できます。
PoE 電源を分配するオプションの外部電源
  • オプションで電源装置にアップグレードすると、オプションの統合型スイッチ モジュールへのインライン パワー(802.3af 準拠 PoE およびシスコ標準インライン パワー)が利用できます。

モジュール性の機能と利点


Cisco 1921 は、大幅に強化されたモジュラ機能を提供して(表 3 を参照)、お客様の投資を保護します。Cisco 1841 ISR など、前世代のシスコのルータで利用可能だったモジュールの大部分が Cisco 1921 でもサポートされます。さらに、Cisco 1921 で使用されるモジュールは他のシスコ ルータとの簡単な相互接続が可能であるため、最大限の投資保護が実現されます。共通のインターフェイス カードをネットワーク全体で利用することにより、コンポーネント要件の管理、大規模なネットワーク展開の実施、およびさまざまな規模のブランチ オフィスの設定の維持に関する複雑度が大幅に軽減されます。

サポート対象モジュールを網羅した一覧については、http://www.cisco.com/jp/go/1900/ を参照してください。

表 3 モジュール性の機能と利点

機能 利点
Cisco 拡張高速 WAN インターフェイス カード(EHWIC)
  • EHWIC スロットは、High-speed WAN Interface Card(HWIC; 高速 WAN インターフェイス カード)スロットの後継です。HWIC、WAN Interface Card(WIC; WAN インターフェイス カード)、および Voice/WAN Interface Card(VWIC; 音声/WAN インターフェイス カード)をネイティブでサポートします。
  • 2 つの統合 EHWIC スロットが Cisco 1921 上で使用可能で、2 つのモジュール(倍幅の HWIC-D モジュール 1 つ、またはシングル幅の E-HIC/HWIC モジュール 2 つ)をサポートするための柔軟な構成を提供します。
  • 各 EHWIC スロットでは、高いデータ スループット機能が提供されます。
USB 2.0 ポート
  • 1 つの高速 USB 2.0 ポートがサポートされます。USB ポートは、別のメカニズムによるセキュアなトークン機能とストレージを実現します。

Cisco IOS ソフトウェア


Cisco 1921 サービス統合型ルータは、業界最高レベルの Cisco IOS ソフトウェアで動作する革新的なテクノロジーを提供します。世界で最も要求が厳しい企業、アクセス プロバイダー、およびサービス プロバイダーへの広範な展開に対応するように開発された Cisco IOS ソフトウェア リリース 15M および 15T は、リリース 12.4 および 12.4T で提供される機能など、シスコのテクノロジーの包括的なポートフォリオをサポートします。新しい機能と特徴を含む技術革新はセキュリティ、音声、ハイ アベイラビリティ、IP のルーティングおよびマルチキャスト、Quality of Service(QoS)、IP モビリティ、Multiprotocol Label Switching(MPSL; マルチプロトコル ラベル スイッチング)、VPN、組み込みの管理機能など、複数のテクノロジー分野にまたがります。

Cisco IOS ソフトウェアのライセンスおよびパッケージ


すべての機能が含まれた単体の Cisco IOS ユニバーサル イメージがプラットフォームとともに提供されます。ユニバーサル イメージ上のソフトウェア ライセンスをアクティブにすることにより、高度な機能を利用できます。前世代のアクセス ルータでは、これらのフィーチャ セットを利用するには、新しいソフトウェア イメージをダウンロードする必要がありました。テクノロジー パッケージおよびフィーチャ ライセンスを、シスコのソフトウェア ライセンス インフラストラクチャを使用して有効化することで、ソフトウェアの配信が簡素化され、新しい機能の導入コストが削減されます。

Cisco 1921 サービス統合型ルータでは、4 つの主なテクノロジー ライセンスが利用できます。ライセンスは、http://www.cisco.com/go/sa/ [英語] で説明されているシスコのソフトウェア アクティベーション プロセスによりアクティブにできます。

  • IP Base:このテクノロジー パッケージはデフォルトで利用可能です。
  • データ
  • セキュリティ(SEC)またはペイロード暗号化なしのセキュリティ(SEC-NPE)

Cisco 1921 サービス統合型ルータ上の Cisco IOS ソフトウェアのライセンスとパッケージの詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/1900/ を参照してください。

ブランチ オフィスの主なサービス


業界最高レベルのシスコのサービス統合型ルータは、これまでにないレベルのサービス統合を提供します。ブランチ オフィスの要求に応えるように設計されたこれらのプラットフォームは、セキュリティ、モビリティ、およびデータ サービスを使用したソリューションを提供します。企業は、すべてのニーズを満たす単体のデバイスを導入することでその利点を実感でき、初期投資および運用コストを削減できます。

データおよびモビリティ向けの統合型ネットワーク セキュリティ

セキュリティは、ビジネスの継続性を確保しながら、また企業のリソースに時と場所を選ばずにアクセスする必要がある従業員により多くの職場の選択肢を与えながら、企業の知的財産を保護するために必要不可欠です。企業によるネットワーク セキュリティ脅威の識別、防御、および適応が可能なシスコの SAFE アーキテクチャ フレームワークの一部として、Cisco 1900 シリーズ サービス統合型ルータはセキュアなビジネス トランザクションおよびコラボレーションを促進します。

Cisco 1900 シリーズ用 Cisco IOS ソフトウェア セキュリティのテクノロジー パッケージ ライセンスには、1 つのソリューション セットで VPN ネットワークをさらにスケーラブルで管理可能にするための高度なアプリケーション検査と制御、脅威の防御、暗号化アーキテクチャなどの、幅広い一般的なセキュリティ機能が備わっています。Cisco 1921 には、ネイティブのハードウェアベースの暗号化アクセラレーションが備わっており、ソフトウェアベースの暗号化ソリューションに比べ、より少ないルータ プロセッサのオーバーヘッドで、より高い IPsec スループットを実現します。シスコ サービス統合型ルータは、ブランチ オフィスに包括的で柔軟性に富んだセキュリティ ソリューションを提供します。このソリューションには次のような特徴があります。

  • セキュアな接続性:Group Encrypted Transport VPN、Dynamic Multipoint VPN(DMVPN)、または Enhanced Easy VPN を使用したセキュアなコラボレーティブ コミュニケーション
  • 統合脅威防御:Cisco IOS ファイアウォール、Cisco IOS ゾーンベース ファイアウォール、Cisco IOS IPS、Cisco IOS コンテンツ フィルタリング、および Flexible Packet Matching(FPM; フレキシブル パケット マッチング)を使用して高度なネットワーク攻撃および脅威に対応
  • アイデンティティ管理:Authentication, Authorization, Accounting(AAA; 認証、許可、アカウンティング)、Public Key Infrastructure(PKI; 公開鍵インフラストラクチャ)などのテクノロジーを使用して、エンドポイントをインテリジェントに保護

Cisco 1900 シリーズ ルータでサポートされるセキュリティ機能およびソリューションの詳細については、http://www.cisco.com/go/routersecurity/ [英語] を参照してください。

モビリティ サービス


ワイヤレス WAN

Cisco 3G Wireless WAN(WWAN)モジュールでは、リモート管理などの従来の企業向けルータの機能、Voice over IP(VoIP)などの先進の IP サービス、およびセキュリティと 3G WAN アクセスのモビリティ機能が組み合わされています。高速の 3G ワイヤレス ネットワークを使用すると、ルータを既存の有線インフラストラクチャ(ダイアルアップ、フレームリレー、ISDN など)の補完または代替として使用できます。シスコの 3G ソリューションは、3G 標準 HSPA(High-Speed Packet Access)をサポートして、真のマルチパス WAN バックアップと主な WAN 接続を迅速に展開する能力を提供します。シスコのサービス統合型ルータ上の 3G ソリューションの詳細については、「Cisco 3G ワイヤレス WAN 高速 WAN インターフェイス カード イントロダクション」を参照してください。

統合型 LAN スイッチング

Cisco 1921 サービス統合型ルータは、将来利用可能になった場合に EHWIC LAN モジュールをサポートする予定です。Cisco 1921 は、既存のシングル幅の Cisco EtherSwitch® HWIC および倍幅の HWIC-D モジュールをサポートし、業界最高レベルのレイヤ 2 スイッチングを統合することによってルータの機能を大幅に拡張しています。

サービス統合型ルータの管理

ネットワーク管理アプリケーションは、運用コストの低減に役立つだけでなく、このアプリケーションによりエンドツーエンドのネットワークの管理に関連した多くの日常業務が簡素化および自動化されるため、ネットワークのアベイラビリティが向上します。「機器設置当日からのデバイス サポート」により、サービス統合型ルータの迅速な管理性がサポートされます。これにより、シスコ製およびサードパーティ製アプリケーションの迅速で簡単な展開、モニタリング、およびトラブルシューティングが可能になります。

組織は、シスコ、サードパーティ、および組織内で開発されたネットワーク管理アプリケーションを利用して、OpEx および生産性の目標を達成します。これらのアプリケーションの土台となるものは、すべての ISR で利用可能な組み込み管理機能です。新しい ISR はデバイス内に従来の広範で豊富な管理機能を維持しています。Cisco IOS IP Service-Level Agreement(IP SLA; IP サービスレベル契約)、Cisco IOS Embedded Event Manager(EEM)、および NetFlow などの機能が搭載されているため、ネットワークのステータスを把握できます。これらの機能に加えて、Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)および syslog をサポートしているため、組織の管理アプリケーションが利用可能です。

表 4、表 5、表 6 は、Cisco 1921 サービス統合型ルータの Cisco IOS ソフトウェア、ネットワーク管理、および管理性のサポートの詳細を示しています。

表 4 Cisco 1921 の Cisco IOS ソフトウェア機能およびプロトコル サポートの概要

機能 説明
プロトコル IPv4、IPv6、スタティック ルート、Open Shortest Path First(OSPF)、Enhanced IGRP(EIGRP)、Border Gateway Protocol(BGP)、BGP ルータ リフレクタ、Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)、Multicast Internet Group Management Protocol(IGMPv3)、Protocol Independent Multicast sparse モード(PIM SM)、PIM Source Specific Multicast(SSM)、Distance Vector Multicast Routing Protocol(DVMRP)、IPSec、Generic Routing Encapsulation(GRE)、Bi-Directional Forwarding Detection(BFD)、IPv4/IPv6 マルチキャスト、MPLS、Layer 2 Tunneling Protocol Version 3(L2TPv3)、802.1ag、802.3ah、L2 および L3 VPN
カプセル化 イーサネット、802.1q VLAN、Point-to-Point Protocol(PPP)、Multilink Point-to-Point Protocol(MLPPP)、フレーム リレー、Multilink Frame Relay(MLFR)(FR.15 および FR.16)、High-Level Data Link Control(HDLC)、シリアル(RS-232、RS-449、X.21、V.35、および EIA-530)、Point-to-Point Protocol over Ethernet(PPPoE)、および ATM
トラフィック管理 QoS、Class-Based Weighted Fair Queuing(CBWFQ)、重み付けランダム早期検出(WRED)、階層型 QoS、ポリシーベース ルーティング(PBR)、パフォーマンス ルーティング(PfR)および Network-Based Advanced Routing(NBAR)

Cisco IOS ソフトウェアでサポートされる機能の一覧については、Feature Navigator ツール(http://www.cisco.com/go/fn/)[英語] を参照してください。

表 5 に、Cisco IOS ソフトウェア内で使用可能なサービス統合型ルータの管理機能を示します。

表 5 Cisco IOS ソフトウェアの管理機能

機能 シスコのサービス統合型ルータによってサポートされる機能の説明
WSMA Web Services Management Agent(WSMA)は、ネットワーク デバイスの管理、設定データ情報の取得、および新しい設定データのアップロードと編集を行う方法を定義します。WSMA では XML ベースのデータ符号化を使用します。設定データおよびプロトコル メッセージは Simple Object Access Protocol(SOAP)を使用して転送されます。
EEM Cisco IOS Embedded Event Manager(EEM)は、Cisco IOS ソフトウェア デバイス内で直接提供される、イベントの検出と回復を行う分散型のカスタマイズされたアプローチです。イベントの監視機能が提供され、イベントが発生した場合、またはしきい値に達した場合に情報提供、修正、または任意の求められた EEM アクションを実行します。
IPSLA Cisco IOS IP Service-Level Agreements(IPSLA; IP サービスレベル契約)は、IP ネットワーク内のビジネスに不可欠な新しい IP アプリケーションや、データ、音声、およびビデオを使用する IP サービスを確実に使用できるようにします。
SNMP、RMON、Syslog、NetFlow、および TR-069 Cisco 1900 シリーズ サービス統合型ルータは、すでに説明した組み込み管理機能の他にも、SNMP、リモート モニタリング(RMON)、syslog、NetFlow、および TR-069 をサポートします。

シスコのネットワーク管理アプリケーション


表 6 に、シスコのネットワーク デバイスを管理するために購入またはダウンロード可能なスタンドアロンの製品であるアプリケーションの一覧を示します。このアプリケーションは、特定の運用フェーズ専用に構築されています。ニーズに最適なアプリケーションを選択することができます。

表 6 ネットワーク管理ソリューション

運用段階 アプリケーション 説明
デバイスのステージングおよび設定 Cisco Configuration Professional
  • Cisco Configuration Professional は、Cisco IOS ソフトウェア ベースのアクセス ルータを対象とした GUI で操作可能なデバイス管理ツールです。このツールでは、GUI ベースの簡単操作のウィザードを使用して、ルーティング、ファイアウォール、IPS、VPN、ユニファイド コミュニケーションおよび WAN/LAN を設定できます。
ネットワーク全体の展開、設定、モニタリング、およびトラブルシューティング CiscoWorks LMS
  • CiscoWorks LAN Management Solution(LMS)は、シスコのエンドツーエンド ネットワークの日常の管理業務を簡素化する統合アプリケーション スイートです。ネットワークのアベイラビリティを向上させながら運用コストを削減できます。CiscoWorks LMS は、Cisco IOS EEM などの新しいツールを使用して、ネットワーク管理者に、シスコのサービス統合型ルータの設定、管理、およびトラブルシューティングを行うための使いやすい Web ベースのインターフェイスを提供します。
  • サービス統合型ルータの基本的なプラットフォーム サービスのサポートに加え、CiscoWorks は Cisco Service Ready Engine(SRE)向けに付加価値サポートも提供します。SRE へのソフトウェア イメージの配信管理を可能にし、イメージ管理に関連する時間を節約して複雑性を低減します。
ネットワーク全体のステージング、設定、および準拠性 CiscoWorks NCM
  • CiscoWorks Network Compliance Manager(NCM)は、マルチベンダー ネットワーク インフラストラクチャ全体のソフトウェアの変更を追跡および規制します。ネットワークの変更に対する優れた可視性が提供され、多岐にわたる規制、IT ガバナンス、企業ガバナンスおよびテクノロジー要件への準拠性を追跡できます。
セキュリティのステージング、設定、およびモニタリング Cisco Security Manager
  • Cisco Security Manager は、セキュリティを管理する、主要なエンタープライズクラスのアプリケーションです。このアプリケーションは、シスコのルータ、セキュリティ アプライアンス、およびスイッチ サービス モジュールに対してファイアウォール、VPN、および侵入防止システム(IPS)サービスのプロビジョニング機能を提供します。スイートには、モニタリングおよび移行用の Cisco Security Monitoring, Analysis and Response System(Cisco Security MARS)が含まれます。
設定およびプロビジョニング Cisco Unified Provisioning Manager
  • Cisco Unified Provisioning Manager は、企業に不可欠な次世代のコミュニケーション サービスを管理するための信頼性が高くスケーラブルな Web ベースのソリューションを提供します。統合 IP テレフォニー、ボイスメール、およびメッセージング環境でユニファイド コミュニケーション サービスを管理します。
ライセンスのステージング、展開、および変更 Cisco License Manager
  • Cisco IOS ソフトウェアおよびクライアント/サーバ アプリケーション Cisco License Manager を備えた他のオペレーティング システムを実行する幅広いシスコ プラットフォーム用の管理が簡単な Cisco IOS ソフトウェアのアクティベーションおよびライセンス管理
設定およびイメージへのステージング、展開、および変更 Cisco Configuration Engine
  • Cisco Configuration Engine は、安全性の高いネットワーク管理製品です。中央集中型のテンプレート ベースの管理で、ゼロタッチでのイメージと設定の配布を実現します。

まとめ


企業は、中央集中型、コラボレーション型を強めたネットワーク アプリケーションを使用して、ネットワーク運用の TCO の低減、および従業員の全体的な生産性を向上しようと努力しています。このため、一層インテリジェントなブランチ オフィス ソリューションが求められます。Cisco 1921 は、強化されたパフォーマンスと複数のサービスをサポートする向上したモジュラ密度を実現することによりこれらのソリューションを提供します。Cisco 1921 は、個別のデバイスの機能を単体のシステムに統合してリモートで管理できるように設計されています。表 7 に、Cisco 1921 の製品仕様を示します。

製品仕様


表 7 Cisco 1921 サービス統合型ルータの製品仕様

Cisco 1921 サービス統合型ルータ
サービスおよびスロット密度
組み込みハードウェア ベース暗号化アクセラレーション(IPSec + SSL)
RJ-45 オンボード LAN 10/100/1000 ポート数 2
EHWIC スロット数 2
倍幅 EHWIC スロット数(倍幅 EHWIC スロットは 2 つの EHWIC スロットを使用) 1
Cisco Integrated Services Module(ISM)スロット数 0
メモリ(DDR2 DRAM):デフォルト/最大 512 MB/512 MB
USB フラッシュ メモリ(内蔵):デフォルト/最大 256 MB/256 MB
外部 USB フラッシュ メモリ スロット数(タイプ A) 1
USB コンソール ポート数(mini-B)(最大 115.2 kbps) 1
シリアル コンソール ポート数(最大 115.2 kbps) 1
シリアル コンソール ポート数(最大 115.2 kbps) 1
統合電源 AC
電源オプション POE(外部)
冗長電源装置のサポート ×
電力仕様
AC 入力電圧 100 〜 240V ~
AC 入力周波数 47 〜 63 Hz
AC 入力電流範囲 AC 電源(最大)(アンペア) 1.5 〜 0.6
AC 入力サージ電流 <50A
通常の消費電力(モジュールなし) 25W
AC 電源での最大電力容量 60W
PoE 電源での最大電力容量(プラットフォームのみ) 70W
PoE 電源での PoE デバイスの最大電力容量 80W
物理的仕様
寸法(高さ×幅×奥行) 1.75 x 13.5 x 11.5 インチ
ラックの高さ 1RU
ラックマウント 19 インチ (48.3 cm)EIA オプション
壁面マウント(取り付け方向については、インストレーション ガイドを参照)
AC 電源搭載時の重量(モジュールなし) 12 ポンド
PoE 電源搭載時の重量(モジュールなし) 12.8 ポンド
重量(最大構成) 14 ポンド
エアーフロー 背面から側面へ
環境仕様
稼働条件  
温度:最大高度 1,800 m(5,906 フィート) 0 〜 40°C (32 〜 104°F)
温度:最大高度 3,000 m(9,843 フィート) 0 〜 25°C (32 〜 77°F)
高度 3,000 m(10,000 フィート)
湿度 10 〜 85 % RH
音響ノイズ:音圧(通常/最大) 32.99/58.33 dBA
音響ノイズ:音響出力(通常/最大) 41.99/67.22 dBA
輸送および保管条件
温度 -40 〜 70°C(-40 〜 158°F)
湿度 5 〜 95 % RH
高度 4,570 m(15,000 フィート)
適合規格
安全性

UL 60950-1
CAN/CSA C22.2 No. 60950-1
EN 60950-1
AS/NZS 60950-1
IEC 60950-1

EMC

47 CFR、Part 15
ICES-003 Class A
EN55022 Class A
CISPR22 Class A
AS/NZS 3548 Class A
VCCI V-3
EN 300-386
EN 61000(イミュニティ)
EN 55024、CISPR 24
EN50082-1

Telecom

TIA/EIA/IS-968
CS-03
ANSI T1.101
IEEE 802.3
RTTE Directive

サポートされるモジュール


Cisco 1921 シリーズでは、業界最高レベルの多様なサービスをブランチ オフィスに提供する幅広いモジュールがサポートされます。Cisco 1900 シリーズでサポートされるモジュールの一覧については、http://www.cisco.com/en/US/products/ps10538/products_relevant_interfaces_and_modules.html [英語] を参照してください。

発注情報


Cisco 1921 は、「購入案内」で注文可能です。

Cisco 1900 シリーズの詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/1900/ を参照してください。

表 8 に、Cisco 1921 ルータの発注情報を示します。Cisco 1900 シリーズの発注方法については、『Cisco 1900 シリーズ発注ガイド』を参照してください。シスコ製品の購入方法については、「購入案内」ページを参照してください。Cisco 1900 シリーズのバンドル製品などの追加の製品番号については、「Cisco 1900 シリーズ サービス統合型ルータ価格表」[英語] を参照するか、最寄りのシスコ代理店にお問い合わせください。

表 8 Cisco 1921 基本発注情報

製品番号 製品の説明
Cisco1921/K9 オンボード GE x 2、EHWIC スロット x 2、256MB USB フラッシュ(内蔵)、512MB DRAM、IP Base Lic 搭載の Cisco 1921
Cisco1921-SEC/K9 オンボード GE x 2、EHWIC スロット x 2、256MB USB フラッシュ(内蔵)、512MB DRAM、SEC Feature Lic 搭載の Cisco 1921
Cisco1921-T1SEC/K9 Cisco 1921 SEC T1 バンドル、HWIC-1DSU-T1、256F/512D、および IOS SEC Lic 搭載
CISCO1921-ADSL2/K9(日本未発売) Cisco 1921 ADSL2+ バンドル、HWIC-1ADSL、256F/512D、および IP Base Lic 搭載
C1921-ADSL2-M/K9(日本未発売) Cisco 1921 ADSL2+ Annex M バンドル、HWIC-1ADSL-M、256F/512D、および IP Base Lic 搭載
C1921-4SHDSL/K9(日本未発売) Cisco 1921 4 ペア G.SHDSL バンドル、HWIC-4SHDSL、256F/512D、および IP Base Lic 搭載

Cisco ISR 1921 の Cisco IOS ソフトウェア リリースをダウンロードするには、「ダウンロード」にアクセスして、[ルータのソフトウェア] をクリックし、[Cisco ISR 1921 サービス統合型ルータ] に移動してください。

ISR 移行オプション


Cisco 1900 シリーズ ルータは、標準の Cisco Technology Migration Program(TMP)に含まれています。このプログラムの詳細については、最寄のシスコの代理店までお問い合わせください。

保証に関する情報


The Cisco 1900 シリーズ サービス統合型ルータには、1 年間の限定の信頼性保証が付いています。

シスコおよびパートナーのブランチ向けサービス


シスコとシスコ認定パートナーが提供するサービスは、ブランチ オフィス展開のコスト削減と複雑さの軽減に役立ちます。ブランチ オフィス ソリューションのブループリントを設計するテクノロジー全体の豊富な経験により、企業のニーズを満たします。計画および設計サービスによって、ビジネス目標に合わせたテクノロジー利用が可能となり、展開の正確性、速度、効率性が向上します。テクニカル サービスは、正常な動作の維持、ソフトウェア アプリケーションの機能の強化、パフォーマンスの問題の解決、およびコストの削減に役立ちます。最適化サービスは、パフォーマンスの継続的な改善、およびお客様のチームが新しいテクノロジーを使いこなすための支援を目的としています。詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/services/ を参照してください。

Cisco 1900 シリーズの Cisco SMARTnet® テクニカル サポート は、1 回契約または年間契約ベースでご利用いただけます。サポート オプションは、ヘルプ デスクから予防的なオンサイト コンサルティングまで多岐に渡ります。すべてのサポート契約には次の内容が含まれます。

  • Cisco IOS ソフトウェアのプロトコル、セキュリティ、帯域、および機能の改善に関する主要な更新
  • Cisco.com のテクニカル ライブラリにおける技術サポート、電子商取引、および製品情報に対するフル アクセス権限
  • 業界最大規模の専門テクニカル サポート スタッフによる 24 時間サポートへのアクセス

関連情報


Cisco 1900 シリーズの詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/1900/ にアクセスするか、最寄りのシスコ代理店にお問い合わせください。