データ シートCisco Unified Operations Manager 2.0シスコ ユニファイド コミュニケーション管理スイートの 1 つである Cisco Unified Operations Manager 2.0 は、シスコ ユニファイド コミュニケーション システム全体(基盤となる伝送インフラストラクチャを含む)を、予防的かつ対処的な診断機能を使用して包括的にモニタリングします。主要サービスに影響する機能が停止しても、組み込みのルールによって状況依存診断が行われ、迅速なトラブルシューティングが実行されます。Cisco Unified Operations Manager 2.0 は、シスコ ユニファイド コミュニケーション システム全体のサービスレベルに関するリアルタイムの監視機能を提供し、各コンポーネントの動作ステータスを表示します。シスコ製のゲートウェイ、ルータ、スイッチ、および IP フォンのほか、Cisco Unified Communications Manager、Cisco Unified Communications Manager Express、Cisco Unity® システム、Cisco Unity Express、Cisco Unity Connection、Cisco Unified Contact Center、Cisco Unified Contact Center Express、Cisco Unified Presence Server、Cisco Emergency Responder、および Cisco Unified MeetingPlace® Express などの各種コンポーネントが常時監視されます。また、テレフォニー機能をアプリケーション レベルでテストする広範な機能も備えており、この機能を予防的かつ対処的に使用することで問題を識別して、アプリケーションを確実に機能させます。このほかにも、ダイヤル プラン検証機能と、ビデオ対応エンドポイントのモニタリングおよびレポート機能も備えています。Cisco Unified Operations Manager では、監視対象のデバイスにエージェント ソフトウェアを展開する必要がないため、システムの動作を中断させることもありません。 製品概要Cisco Unified Operations Manager は、シスコ ユニファイド コミュニケーション管理スイートの 1 つで、評価、プロビジョニング、モニタリングなど、シスコ ユニファイド コミュニケーション システムのライフサイクルを完全に管理するための包括的な統合ソリューションを提供し、次のような利点を実現します。
Cisco Unified Operations Manager 2.0 は、組み込みのルールとシステムの自動検出を使用して、シスコ ユニファイド コミュニケーション システムの全コンポーネントを監視します。主要サービスに影響する機能が停止すると、状況依存診断ツールを使用してトラブルシューティングを迅速に実行することができます。ルールの作成、しきい値の定義、および費用と時間のかかる初期設定は不要です。Cisco Unified Operations Manager 2.0 は、シスコ ユニファイド コミュニケーション システム全体のサービスレベルに関するリアルタイムの監視機能を提供し、各コンポーネントの動作ステータスを表示します。 Cisco Unified Operations Manager 2.0:
Cisco Unified Operations Manager 2.0 では、監視対象のデバイスにエージェント ソフトウェアを展開する必要がないため、システムの動作を中断させる必要がありません。SNMP、HTTP、Windows Management Instrumentation(WMI)などのオープン インターフェイスを使用して、シスコ ユニファイド コミュニケーション システム内の各種デバイスからリモートでデータをポーリングします。 Cisco Unified Operations Manager 2.0 を中央に展開し、複数のロケーションやクラスタに広がるシスコ ユニファイド コミュニケーション システムのリモート モニタリングに使用できます。また、Operations Manager 2.0 は、企業内で展開された他の CiscoWorks 製品との間でデバイスのクレデンシャル情報を共有できるため、トラブルシューティングが容易になりネットワーク管理者の管理作業のオーバーヘッドが軽減されます。 アプリケーション中堅・中小企業IP フォンが 5000 台未満の中堅・中小企業への展開では、Cisco Unified Operations Manager 2.0 と Cisco Unified Service Monitor 2.0 の両方を同じサーバ上に展開できます。1 回のインストレーション プロセスで、必要なコンポーネントをすべて導入できます。図 1 は、中堅・中小企業の展開モデルを示しています。 大企業IP フォンが 5000 台を超える大企業への展開では、Cisco Unified Operations Manager 2.0 と Cisco Unified Service Monitor 2.0 を別々のサーバに展開することが推奨されます。Cisco Unified Operations Manager 2.0 の各インスタンスは、中央集中型または分散型で展開してさまざまな規模に対応できます。Cisco Unified Operations Manager 2.0 の各ソフトウェアは、マルチサイトおよびマルチクラスタのシスコ ユニファイド コミュニケーション システムを管理できます。Cisco Unified Operations Manager 2.0 および Cisco Unified Service Monitor 2.0 は、ノースバウンド インターフェイスを経由して上位レベルのネットワーク モニタリング エンティティ(MoM など)と統合できます。このノースバウンド インターフェイスは、モニタリング対象のネットワークのステータスをレポートする SNMP トラップ、Syslog 通知、および E メールを使用して、リアルタイムの通知を送信します。図 2 は、大企業の展開モデルを示しています。 主な機能と利点サービスレベル ビューCisco Unified Operations Manager 2.0 のサービスレベル ビューを利用すると、ネットワーク管理者はシスコ ユニファイド コミュニケーション システム全体を視覚化できます。サービスレベル ビューでは、表示内容がリアルタイムで自動的に更新され、シスコ ユニファイド コミュニケーション システムに含まれるすべてのクラスタ、およびクラスタの各コンポーネントについてステータス情報を確認できます。ドリル ダウン ビューには、ソリューションの各コンポーネントの動作ステータス、および他のコンポーネントとの相互関係が、トランク グループやルート リストなどの論理エンティティのステータスとともに表示されます。この画面は Cisco Unified Operations Manager 2.0 で利用できるさまざまな機能を起動するための中央ポイントとして機能します。マウスの右クリックで表示される状況依存メニューを利用すると、ネットワーク管理者は各コンポーネントに関するアラートについて、詳細なステータス情報と履歴情報を取得できます。また、各種デバイスを選択してさまざまな診断テストを起動したり、グラフィック形式のパフォーマンス モニタリングおよびキャパシティ モニタリング情報を入手したりできます。 さらに、選択したデバイスからのレイヤ 2 物理接続を表示できるネイバー トポロジー ビューを起動することによって、そのデバイスの IP 接続の詳細情報を取得することも可能です。Cisco Unified Operations Manager 2.0 では、外部の状況依存ツールも利用できるため、トラブルシューティングや診断がさらに容易になります。図 3 は、マルチクラスタのシスコ ユニファイド コミュニケーション システムに対するサービスレベル ビューおよびその詳細情報を示しています。 ![]()
図 3 標準的なマルチクラスタ展開のサービスレベル ビューと詳細情報 リアルタイムのアラートCisco Unified Operations Manager 2.0 は、シスコ ユニファイド コミュニケーション システムに含まれる全デバイスの役割を認識でき、それらのデバイスのあらゆる種類の障害または停止を監視します。モニタリングを開始するにあたって、ルールを作成する必要はありません。 ルールはすべて製品に組み込まれています。また、Cisco Unified Operations Manager 2.0 には、出荷時に定義済みのしきい値(ネットワーク管理者による追加調整は可能)、およびそれらのしきい値への違反を検出し、複数の手段でただちにネットワーク管理者にアラートを発行できる分析エンジンが組み込まれています。これらのアラートは Alerts and Events ディスプレイで確認できます。 この画面は定期的に更新され、監視するデバイスの最新ステータスを表示します。Phone Status ディスプレイと呼ばれる別の画面では、IP フォンおよびビデオ対応 IP フォンの停止に関する情報をすぐに確認できます。監視の対象となっている停止には、シグナリング関連の停止と IP 接続関連の停止の 2 種類があります。また、SCCP ベースと SIP ベースの両方の IP フォンが監視されます。IP フォンおよびビデオ対応 IP フォンのスイッチとポート、シリアル番号、アプリケーション ロードなどに関する情報を取得することも可能です。 これによって管理者は、(スイッチ レベルで)影響が IP フォンのみにとどまらない可能性がある問題のトラブルシューティングを行えます。図 4 は、Alerts and Events ディスプレイのリアルタイム アラートの表示を示しています。
図 4 Alerts and Events ディスプレイのリアルタイム アラートの表示 診断テスト:IP フォン テスト、ダイヤル プラン テスト、IP フォン ステータス テスト、ノード間 IP SLA テストCisco Unified Operations Manager 2.0 は豊富な診断テスト機能を備えており、それらを利用して問題の特定と解決を促進できます。テストのタイプには、大きく分けて IP フォン テスト、ダイヤル プラン テスト、IP フォン ステータス テスト、ノード間 IP SLA テストの 4 つがあります。IP フォン テストでは、ユーザの操作が再現されます(ダイヤル トーンの取得、電話の発呼 [オンネット、オフネット、市内、長距離、国際]、ボイス メールの記録、会議通話の開始または会議通話への参加)。これらのテストによって、監視対象のインフラストラクチャの機能が利用可能かどうかを確認でき、ルート パターン、ルート リスト、クラスタ間トランク、ゲートウェイ ダイヤル ピアといった各種の設定を検証できます。テストの設定は、ネットワークに展開された実際の IP フォン、あるいは Cisco Unified Communications Manager または Cisco Unified Communications Manager Express で設定された模擬電話で行うことができます。IP フォン テストを使用して、コールの保留、コール パーク、コール転送、リダイヤル、ボイスメール アクセスなどの IP フォンの機能をテストおよび検証することもできます。これらの IP フォン テストは、SIP および SCCP シグナリング プロトコルを使用して実施できます。ダイヤル プラン テストは、シスコ ユニファイド コミュニケーション システムの各パーティションおよびロケーション用に定義されているすべてのダイヤル プランをテストおよび検証し、IP フォンに正しく適用されているかどうかを素早く評価できる簡易なメカニズムを提供します。ダイヤル プラン テストを実行すると、Communications Manager または Communications Manager Express へのパッチやアップグレードの展開後、ダイヤル プランが正しく設定されているかどうかを素早く簡単に評価できます。IP フォン ステータス テストを利用すると、シグナリング(SIP および SCCP)と IP 接続について IP フォンの現在の動作ステータスを確認できます。ノード間テストでは、シスコ製ルータの Cisco IOS IP SLA のサービスを利用してネットワーク トラフィックをシミュレートし、到達可能性のステータス、応答時間、遅延、ジッタ、パケット損失、ネットワーク品質といったネットワークの特性を確認します。これらの診断テストは、それぞれ常時モニタリング モードとスケジュールド/オンデマンド モードの両方で実行できます。図 5 は、IP フォン テストを示しています。 サービス品質のレポートCisco Unified Operations Manager 2.0 は Cisco Unified Service Monitor 2.0 を利用して、シスコ ユニファイド コミュニケーション システム内の IP フォンおよびその他のデバイスの音声品質アラートを、リアルタイムで Service Quality Alerts ディスプレイに表示します。IP フォンおよびユニファイド コミュニケーション デバイスの IP 接続に関する詳細情報は、トラブルシューティングにも利用できます。また、エンドポイント間の候補となるパスのトレースを開始することも可能です。 これは、ネットワーク管理者がサービス品質に影響する可能性のある中間ノードの潜在的問題を特定するのに役立ちます。音声品質モニタリングは、Cisco 1040 センサー、および新世代の IP フォン(Cisco Unified IP Phone 7921、7931、7941、7961、7971)で使用できる Cisco Voice Transmission Quality(VTQ)メトリックによって行われます(Cisco Unified CallManager 4.2 または Cisco Unified Communications Manager 5.x の展開で使用する場合)。図 6 は、サービス品質アラートを示しています。
図 6 サービス品質アラート レポートCisco Unified Operations Manager 2.0 は、ネットワーク管理者がシスコ ユニファイド コミュニケーション システムに関する情報を管理するのに役立つさまざまなレポートを提供します。アラート、イベント、およびサービス品質の履歴レポートには、Cisco Unified Operations Manager 2.0 がレポートしたすべてのアラートとイベントに関する情報が最大 30 日分保持されます。これによって、ネットワーク管理者は過去のあらゆる停止を文書で記録でき、それを長期的な傾向分析のために利用できます。IP フォン インベントリ レポートによって、ネットワーク管理者は、ネットワークに展開されているすべての IP フォンおよびビデオ対応 IP フォンについてステータス情報をすぐに入手できます。シグナリングの詳細と IP 接続の詳細に関する広範な情報も、管理およびレポートされます。また、これらのレポートは IP フォンのステータスの変化を追跡するため、IP フォンの移動、追加、変更操作を文書で記録するのに役立ちます。これらのレポートは、SIP および SCCP ベースの IP フォンで利用できます。レポートはカスタマイズ可能であるため、ネットワーク管理者は必要な情報のタイプを取捨選択でき、E メールまたは Cisco Unified Operations Manager 2.0 の GUI で入手できる日次レポートを作成できます。 製品アーキテクチャCisco Unified Operations Manager 2.0 は Web ベースのアプリケーションです。Cisco Unified Operations Manager 2.0 は、オープン スタンダードベースのアクセスを利用し、シスコ ユニファイド コミュニケーションの各種アプリケーションおよび Cisco IOS ソフトウェアから動作ステータス情報を収集し、複雑化するシスコ ユニファイド コミュニケーション環境の管理に必要な情報を提供します。Operations Manager 2.0 では、モニタリング対象プラットフォームにエージェント ソフトウェアを展開する必要はありません。Cisco Unified Operations Manager 2.0 は、SNMP、WMI、HTTP といったオープン インターフェイスを利用して、リモートから(定期的に)モニタリング対象のデバイスをポーリングすることにより、ステータス情報を収集します。また、(SCCP、SIP、および Cisco IP SLA に基づく)複数の診断テストを実施し、それらの結果を利用してモニタリング対象デバイスの動作ステータスを特定します。ブラウザを使用したユーザ インターフェイスになっているため、ネットワーク内のあらゆる場所からリモート ログインすることができ、デバイスのステータスに関するリアルタイムの情報を素早く入手できます。さまざまなユーザ アクセス レベルをローカルで、または Cisco Secure Access Control Server(ACS)と連携して設定できます。 Cisco Secure ACS は、Cisco Unified Operations Manager 2.0 の情報へのアクセスを制御します。図 7 は、Cisco Unified Operations Manager 2.0 の製品のアーキテクチャを示しています。 製品仕様表 1 に、Cisco Unified Operations Manager 2.0 の製品仕様を示します。 表 1 製品仕様
システム キャパシティ表 2 システム キャパシティ(Cisco Unified Operations Manager 2.0 サーバ 1 台あたり)
IP フォンが 30,000 台を超えるようなシスコ ユニファイド コミュニケーション システムでは、複数の Cisco Unified Operations Manager 2.0 サーバを使用できます。これらのサーバは、デバイスやクレデンシャル情報を共有でき、管理者は中央集中型のデバイスおよびクレデンシャル情報管理ができます。Cisco Secure Access Control Server を統合すれば、ユーザ アクセスを 1 か所から管理できます。これらの Operations Manager サーバはそれぞれ、SNMP トラップと Syslog 通知を使って、管理対象のネットワークのステータスを上位のエンティティ(通常は MoM)にレポートします。 システム要件表 3 システム要件(Cisco Unified Operations Manager をスタンドアロンで展開する場合)
表 3 の要件は、各スケーラビリティ レベルで Cisco Unified Operations Manager 2.0 が動作するために最低限必要なハードウェア構成の概要を示しています。クライアント要件は、インターネット ブラウザベースのユーザ インターフェイスが起動するプラットフォームを規定しています。IP フォンが 30,000 台を超えるようなシスコ ユニファイド コミュニケーション システムでは、複数の Cisco Unified Operations Manager 2.0 サーバを使用できます。これらのサーバは、デバイスやクレデンシャル情報を共有でき、管理者は中央集中型のデバイスおよびクレデンシャル情報管理ができます。Cisco Secure Access Control Server を統合すれば、ユーザ アクセスを 1 か所から管理できます。これらの Cisco Unified Operations Manager サーバはそれぞれ、SNMP トラップと Syslog 通知を使って、管理対象のネットワークのステータスを上位のエンティティ(通常は MoM)にレポートします。 システム要件(共存展開の場合)表 4 に、共存展開の場合のシステム要件を示します。 表 4 システム要件(Cisco Unified Operations Manager 2.0 と Cisco Unified Service Monitor 2.0 を共存展開する場合)
発注情報Cisco Unified Operations Manager 2.0 には、Standard Edition と Premium Edition の 2 種類があります。また、各エディションにおける Cisco Unified Operations Manager 2.0 は、展開規模に応じてライセンス供与されており、あらゆる規模の企業に適合します。 ライセンス供与はライセンス ファイルで管理されます。シスコ ユニファイド コミュニケーション システムが拡大するとともに、ネットワーク管理者はライセンスをアップグレードできます。 その際にモニタリングを中断したり、サーバを運用から外したりする必要はありません。ライセンスのアップグレードは、シスコの Web サイトにログオンし、新しいライセンスを取得し、それをサーバ上に展開するだけで済みます。次の表に、Operations Manager 2.0 の Standard Edition と Premium Edition の違いを示します。 表 5 Operations Manager 2.0 の Standard Edition と Premium Edition
ライセンスは各 Cisco Unified Operations Manager 2.0 サーバおよび Cisco Unified Service Monitor 2.0 サーバごとに、1000 台、2000 台、5000 台、以降 5000 台ずつ追加して最大 30,000 台までのモニタリングに対応しています。サーバにインストールされるライセンスに応じて、サーバのハードウェア要件とスケーラビリティの限度が適用され、適切なパフォーマンスが保証されます。ライセンスは、Standard Edition から Premium Edition へのアップグレードにも対応しています。 シスコ製品の購入方法の詳細は、「購入案内」を参照してください。 サービスおよびサポートシスコは、お客様がそのネットワーク サービスを最大限に活用するため、各種サービス プログラムを用意しています。これらのサービスは、スタッフ、プロセス、ツールをそれぞれに組み合わせて提供され、お客様から高い評価を受けています。ネットワークへの投資を無駄にすることなく、ネットワーク運用を最適化しネットワーク インテリジェンスの強化や事業拡張を進めていただくためにシスコのサービスを是非お役立てください。サービスについての詳細は、以下のURLを参照してください。
関連情報Cisco Unified Operations Manager 2.0 の詳細については、http://www.cisco.com/jp/product/hs/netmgt/cwicom をご覧ください。 |
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