この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Global Settings タブのパラメータについて説明し、クライアント アダプタ ソフトウェアのインストール設定を上書きするようこれらのパラメータを設定する方法を示します。
Global Settings タブ を使用すると、クライアント アダプタ ソフトウェアのインストール方法を指定するパラメータを設定できます。選択する設定内容は、コンフィギュレーション ファイルに保存され、ユーザが Install Wizard を使用してクライアント アダプタ ソフトウェアをインストールするときに呼び出されます。Global Settings タブは、ACAU のメイン ウィンドウにあります(図4-1 を参照)。
Global Settings タブを使用して、次に示す 4 つのグループのパラメータを設定できます。
Global Settings をダブルクリックして、パラメータのこれらのグループを表示します。次に、各グループをダブルクリックして、個々のパラメータを表示します。図4-2 は、Setup Settings のパラメータを示しています。
ほとんどのパラメータには、Yes または No の 2 つのオプションがあります。.パラメータの値を変更するには、必要なオプションを選択するだけです。
パラメータによっては、他のパラメータに依存しているものがあります。このようなパラメータの値を変更すると、他のパラメータの設定が変更される場合があります。パラメータの依存関係が変わると、そのパラメータの横にあるアイコンの色が変わります。依存関係がなく、パラメータの値を変更できる場合は、2 つのグレーのボックスが黄色のボックスの上に重なったアイコンが表示されます(図4-3 を参照)。
依存関係があり、パラメータの値を変更できない場合は、アイコンの黄色のボックスが赤色に変わります。たとえば、Allow User to Create a Profile パラメータを No に設定すると、User Settings のその他の多くのパラメータも No に変わり、アイコンの黄色のボックスが赤色に変わります(図4-4 を参照)。
Setup Settings のパラメータを使用すると、クライアント アダプタ ソフトウェアをユーザのコンピュータにインストールするために Install Wizard で使用するセットアップ情報を設定できます。Setup Settings をダブルクリックして、これらのパラメータを表示します。 表4-1 は、Setup Settings のパラメータの説明とそのデフォルト値を示しています。パラメータを変更する場合は、表の指示に従ってください。
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クライアント アダプタの管理に、Aironet Desktop Utility(ADU)ではなく、Windows XP Microsoft Wireless Configuration Manager を使用するようユーザのコンピュータを設定するかどうかを指定します。 |
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ユーティリティに素早くアクセスできるように、ユーザのコンピュータのデスクトップ上に ADU アイコンを置くかどうかを指定します。 |
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ADU アイコンをユーザのコンピュータのシステム トレイに置くかどうかを指定します。 (注) ADU アイコンがシステム トレイ上にあれば、それを右クリックすると Aironet System Tray Utility(ASTU)にアクセスできます。 |
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クライアント アダプタ ソフトウェアのインストール時に、ユーザ入力が必要かどうかを指定します。 |
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Install Wizard によって、クライアント アダプタ ソフトウェアがユーザ入力なしでサイレントにインストールされます。 (注) クライアント アダプタ ソフトウェアをインストールする前に、クライアント アダプタがユーザのコンピュータに挿入されていることを確認します。挿入されていないと、ドライバのインストールが完了せず、ユーザに通知されません。 |
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クライアント アダプタ ソフトウェアのインストール時に、Install Wizard からユーザに選択を求めるプロンプトが表示されます。 |
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クライアント アダプタ ソフトウェアがサイレントにインストールされた後にユーザのコンピュータを再起動するかどうかを指定します。 オプション: Prompt for Reboot、Reboot without Prompting、または Do Not Reboot |
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クライアント アダプタ ソフトウェアがサイレントにインストールされた後で、Install Wizard からユーザにコンピュータの再起動を求めるプロンプトが表示されます。 |
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クライアント アダプタ ソフトウェアをアップグレードまたはアンインストールするときに、ユーザ入力が必要かどうかを指定します。 |
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Install Wizard からユーザに、クライアント アダプタ ソフトウェアのアンインストールとアップグレードのいずれかを選択するよう求めるプロンプトが表示されます。 |
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Install Wizard によって、クライアント アダプタ ソフトウェアがユーザ入力なしでアンインストールされます。 |
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プロファイル移行ツールをユーザのコンピュータにインストールして実行するかどうかを指定します。このツールは、Cisco Aironet 350 シリーズおよび CB20A 無線 LAN クライアント アダプタで使用されるプロファイルを、Cisco Aironet CB21AG および PI21AG クライアント アダプタとともに使用可能なプロファイルに移行するよう設計されています。 |
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Install Wizard は、ユーザのコンピュータにプロファイル移行ツールをインストールします(ADU と同じディレクトリ)。 |
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Install Wizard は、ユーザのコンピュータにプロファイル移行ツールをインストールし(ADU と同じディレクトリ)、インストール後にこのツールを実行します。 このオプションを選択すると、ツールの動作方法を指定するコマンド ライン オプションを入力することもできます。これを実行するには、Command Line をクリックして、次に示すように Profile Migration Tool Parameters ウィンドウに必要なコマンドを入力し、OK をクリックします。 (注) 使用できるコマンド ライン オプションのリストとプロファイル移行ツールの詳細は、付録D「プロファイル移行ツールの使用」を参照してください。 |
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ユーザによるクライアント アダプタの管理に ASTU だけを使用するよう制限するかどうかを指定します。 (注) Yes を選択すると、ユーザは Windows デスクトップの ADU アイコンを使用できません。ASTU だけを使用できます。 |
User Settings のパラメータを使用すると、クライアント アダプタ ソフトウェアのインストール後に、ユーザの特権を指定できます。 表4-2 は、User Settings のパラメータの説明とそのデフォルト値を示しています。パラメータを変更する場合は、表の指示に従ってください。
Profile Settings のパラメータを使用すると、ユーザのコンピュータでのプロファイルの管理方法を制御できます。 表4-3 は、Profile Settings のパラメータの説明とそのデフォルト値を示しています。パラメータを変更する場合は、表の指示に従ってください。
ASTU Settings のパラメータを使用すると、Aironet System Tray Utility(ASTU)を設定できます。ASTU は、ADU で使用できる機能の一部をまとめたオプション アプリケーションです。具体的には、クライアント アダプタのステータス情報の確認、および基本的な作業の実行が可能です。ASTU は Windows システム トレイのアイコンから使用できるため、アクセスしやすく使いやすくなっています。Place ADU Icon in the System Tray パラメータを Yes に設定した場合にだけ、システム トレイにアイコンが表示されます。
ASTU Settings のパラメータでは、ユーザに対して ASTU 機能を使用可能にするかどうかを指定します。 表4-4 は、ASTU Settings のパラメータの説明とそのデフォルト値を示しています。パラメータを変更する場合は、表の指示に従ってください。
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ユーザが Aironet System Tray Utility Preferences ウィンドウにアクセスできるかどうかを指定します。このウィンドウでは、ユーザは ADU と ASTU を実行するタイミングを指定したり、ASTU ポップアップ メニューに表示されるオプションを選択したりできます。 (注) Yes を選択すると、ユーザがシステム トレイの ADU アイコンを右クリックして、Preferences をクリックしたときに、(次に示した)Aironet System Tray Utility Preferences ウィンドウが表示されます。No を選択すると、ユーザはこのウィンドウを開くことができません。 |
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ユーザが ASTU からオンライン ヘルプにアクセスできるかどうかを指定します。 (注) No を選択した場合でも、ADU の Help ドロップダウン メニューからオンライン ヘルプにアクセスできます。 |
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ユーザが ASTU から ADU を終了できるかどうかを指定します。 (注) No を選択した場合でも、ユーザは、ADU の Action ドロップダウン メニューから Exit を選択するか、任意の ADU メイン ウィンドウの右上隅にある X をクリックすることによって、ADU を終了できます。 |
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ユーザが ASTU から ADU を開けるかどうかを指定します。 (注) No を選択した場合に、Setup Settings の Place ADU Icon on Desktop パラメータが Yes に設定されていると、ユーザは Windows デスクトップのアイコンから ADU を開くことができます。 |
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ユーザが ASTU からトラブルシューティング テストを実行できるかどうかを指定します。 (注) No を選択した場合でも、ユーザは、Action ドロップダウン メニューまたは Diagnostics タブから Troubleshooting を選択することによって、ADU からトラブルシューティング テストを実行できます。 |
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ユーザが ASTU からクライアント アダプタの無線を無効にできるかどうかを指定します。 (注) No を選択した場合でも、ADU の Action ドロップダウン メニューから Disable Radio を選択することによって無線を無効にできます。 |
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手動プロンプトで LEAP または EAP-FAST ユーザ名およびパスワードを入力するように設定されているプロファイルに対して、ユーザが ASTU を使用して認証プロセスを手動で起動できるかどうかを指定します。 (注) 手動の LEAP または EAP-FAST プロファイルの設定および認証プロセスの詳細は、「セキュリティ パラメータの設定」を参照してください。 |
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ユーザが ASTU を使用して、クライアント アダプタで有効なプロファイルのユーザ名とパスワードを使用して再認証が試行されるよう強制できるかどうかを指定します。 (注) この機能は、EAP 対応のプロファイルだけに使用できます。 (注) No を選択した場合でも、ユーザは、ADU の Action ドロップダウン メニューから Reauthenticate を選択することによって再認証を実行できます。 |
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ユーザが ASTU を使用してプロファイルを有効にできるかどうかを指定します。 (注) ユーザが ASTU でプロファイルを選択すると、クライアント アダプタは、そのプロファイルに設定されているパラメータを使用してアクセス ポイントへの接続を確立しようとします。選択されたプロファイルを使用して、アクセス ポイントへのアソシエーションに失敗したり、アソシエーションが失われたりした場合でも、クライアント アダプタは別のプロファイルを使用してアソシエートし直そうとはしません。 (注) No を選択した場合でも、ユーザは ADU のプロファイル マネージャを使用してプロファイルを有効にできます。 |
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ユーザが ASTU の Connection Status ウィンドウを表示できるかどうかを指定します。 (注) No を選択すると、ユーザは ASTU の Connection Status ウィンドウを使用できません。ただし、ADU の Current Status ウィンドウおよび Advanced Status ウィンドウからステータス情報を確認することができます。 |