この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco Unified Communications Manager(Cisco Unified CM)システムを管理およびモニタする方法について説明します。
(注) | サービスアビリティのクエリーに使用する Serviceability API(AXL/SOAP)と、読み取り/書き込みプロビジョニング API として使用する Administrative XML(AXL)については、本マニュアルでは説明しません。 |
Cisco Unified CM サーバでは次のインターフェイスがサポートされています。
SNMP MIB/トラップ:選択したシスコの MIB とネイティブ プラットフォームを使用して、ポーリングとトラップをサポートします。
SSH セキュア シェル クライアント:より安全なプロトコルを使用して、telnet および ftp クライアントを置き換えます。このアプリケーションでは、ネットワーク セッション全体を暗号化し、公開キー認証を使用できます。
ローカルおよびリモート syslog:プラットフォームのタイプが含まれており、Cisco Unified CM アプリケーションのイベント、アラート、およびアラームが syslog サーバに書き込まれます。
HTTPS:HTTPS を使用して、Cisco Unified CM の管理、Cisco Unified Serviceability、ディザスタ リカバリ システム、Unified OS の管理の各 Web ページを表示します。
コマンドライン インターフェイス(CLI):Web ブラウザ インターフェイスを使用して、使用可能な機能のサブセットに使用します。主に、これらのインターフェイスが動作しない場合に、インターフェイスを再確立するために使用します。CLI には、SSH またはアプライアンスのシリアル コンソール ポートを使用してアクセスできます。CLI コマンドの完全なセットについては、『Command Line Interface Guide for Cisco Unified Communications Solutions』を参照してください。
ネイティブ ハードウェア アウトオブバンド(OOB)管理:HP iLO および IBM RSA II の選択機能をサポートします。
セキュア FTP(SFTP):コール詳細レコード(CDR)およびコール管理レコード(CMR)のプッシュ、トレース ファイルのプッシュ、バックアップのプッシュまたはプルおよびリストア、アップグレード ファイルのプルなど、アプライアンスからのセキュア ファイルのプッシュまたはアプライアンスへのセキュア ファイルのプルに使用します。
サードパーティ製ネットワーク管理システム(NMS):シスコ製のネットワーク管理アプリケーションに表示されるものとまったく同じインターフェイスを活用することで、アプライアンスをモニタします。ネイティブ プラットフォームのアクセスが必要な場合は、アカウント管理、ソフトウェアの設定管理、またはその他の形式のネイティブ プラットフォームの処理など、これらのアプリケーションの特定の機能がアプライアンスでサポートされないことがあります。たとえば、HP サーバのシステム管理ポータル Web ページはサポートされませんが、HP System Insight Manager およびアプライアンス MIB を使用したポーリングとアラートはサポートされています。
Cisco Unified Communications Real-Time Management Tool:perfmon および TCT 機能に使用します。
次の図は、Cisco Unified CM Release 5.0 以降のリリースでサポートされるインターフェイスを示します。
次の表で、モニタリングが必要な Cisco Unified Communications Manager の重要なプロセスについて説明します。プロセスをモニタする場合には次の点に注意してください。
Cisco Unified CM の新しいリリースで、いずれかのサービス、プロセス名、またはプロセス セットは、予告なしに変更されることがあります。
Cisco Unified CM の将来のリリースで、HOST-RESOURCES-MIB が非推奨になることがあります。
Cisco Unified CM の新しいリリースで、プロセスが自動的に再起動されるかどうか、または再起動の最大回数は、予告なしに変更されることがあります。
プロセス名は、HOST-RESOURCES-MIB::hrSWRUNName に表示される値を表します。
このリストに含まれないプロセスは、過渡的なものか、システム オペレーションにとって重要ではないものです。これらのプロセスは無視する必要があり、予告なしに変更されることがあります。
Cisco CallManager から Cisco CDR Agent までのサービスは、SYSAPPL-MIB を使用してモニタできます。
サービス |
停止 | 起動 |再起動の手順 |
プロセス名 |
自動再起動 |
説明 |
---|---|---|---|---|
Cisco CallManager |
***** |
ccm |
3 |
Cisco CallManager サービスは、ソフトウェア限定のコール処理に加えて、Cisco Unified Communications Manager のシグナリングおよびコール制御機能を提供します。 |
Cisco TFTP |
***** |
ctftp |
3 |
Cisco Trivial File Transfer Protocol(TFTP)は、トリビアル ファイル転送プロトコル(FTP の簡易バージョン)と整合性のあるファイルを構築し、提供します。Cisco TFTP は、埋め込みコンポーネント実行ファイル、リンガー ファイル、デバイス コンフィギュレーション ファイルを提供します。 |
Cisco IP Voice Media Streaming App |
***** |
ipvmsd |
3 |
Cisco IP Voice Media Streaming Application サービスは、MTP、会議、保留音(MoH)、およびアナンシエータに使用する音声メディア ストリーミング機能を Cisco Unified Communications Manager に提供します。Cisco IP Voice Media Streaming Application は、Cisco Unified Communications Manager から、RTP ストリーミングを処理する IP 音声メディア ストリーミング ドライバにメッセージをリレーします。 |
Cisco CTIManager |
***** |
CTI Manager |
3 |
CTI Manager には、アプリケーションとインターフェイスする CTI コンポーネントが含まれます。CTI Manager を使用すると、アプリケーションはクラスタのすべての Cisco Unified Communications Manager のリソースおよび機能にアクセスでき、フェールオーバー機能が向上します。1 つのクラスタでは 1 つまたは複数の CTI Manager をアクティブにできますが、個々のサーバに置くことのできる CTI Manager は 1 つだけです。1 つのアプリケーション(JTAPI/TAPI)を複数の CTI Manager に同時に接続できますが、1 つのアプリケーションがメディア ターミネーションを持つデバイスを開くために使用できる接続は、一度に 1 つだけです。 |
Cisco DHCP Monitor サービス |
***** |
DHCP Monitor |
3 |
Cisco DHCP Monitor サービスは、データベース テーブルで、IP Phone の IP アドレスの変更をモニタします。変更が検出されると、/etc./dhcpd.conf ファイルを変更し、DHCPD デーモンを再起動します。 |
Cisco CallManager SNMP サービス |
***** |
ccmAgt |
3 |
このサービスは、Cisco Unified Communications Manager が使用できるプロビジョニングおよび統計情報に対する SNMP アクセスを提供します。 |
Cisco CTL Provider サービス ステータス |
***** |
CTL プロバイダー |
3 |
ローカル システム アカウント権限で実行される Cisco CTL Provider サービスは、クライアント側のプラグインである Cisco CTL Provider Utility と連携し、クラスタのセキュリティ モードをノンセキュア モードから混合モードに変更します。このプラグインをインストールすると、Cisco CTL Provider サービスは、CTL ファイルのクラスタ内のすべての Cisco Unified Communications Manager および Cisco TFTP サーバのリストを取得します。ここには、クラスタ内のセキュリティ トークンとサーバのリストが含まれます。 |
Cisco Certificate Authority Proxy Function |
***** |
capf |
3 |
Cisco Certificate Authority Proxy Function(CAPF)サービスは CAPF アプリケーションと連携し、設定に応じて次のタスクを実行できます。(1)サポートされている Cisco Unified IP Phone モデルに対し、ローカルで有効な証明書を発行します。(2)SCEP を使用し、サポートされている Cisco Unified IP Phone モデルに代わってサードパーティの認証局に証明書を要求します。(3)電話機の既存の証明書をアップグレードします。(4)トラブルシューティング用に電話機の証明書を取得します。(5)電話機のローカルで有効な証明書を削除します。 |
Cisco DirSync |
***** |
CCM DirSync |
3 |
Cisco Unified Communications Manager の Windows 版と異なり、Cisco Unified Communications Manager には埋め込みディレクトリは含まれません。この変更により、Cisco Unified Communications Manager データベースにすべてのユーザ情報が保存されます。たとえば、Microsoft Active Directory や Netscape/iPlanet Directory などの統合された社内ディレクトリを Cisco Unified Communications Manager に使用している場合、Cisco DirSync サービスはユーザ データを Cisco Unified Communications Manager データベースに移行します。Cisco DirSync サービスは社内ディレクトリのパスワードを同期しません。 |
Cisco CallManager Attendant Console Server |
***** |
acserver |
3 |
Cisco CallManager Attendant Console Server サービスは、Cisco Unified Communications Manager Attendant Console クライアントおよびパイロット ポイントに一元的なサービスを提供します。Attendant Console クライアントでは、このサービスは、コール制御機能、Cisco Unified Communications Manager ドメイン内部のアクセス可能な任意の回線の回線状態情報、およびディレクトリ情報のキャッシングを提供します。パイロット ポイントでは、このサービスは、ハント グループにリストされたディレクトリ番号への自動リダイレクションと、Cisco Unified Communications Manager の障害発生時のフェールオーバーを提供します。 |
Cisco Extended Functions |
***** |
cef |
3 |
Cisco Extended Functions サービスは、Quality Report Tool(QRT)など、一部の Cisco Unified Communications Manager 機能のサポートを提供します。 |
Cisco Bulk Provisioning サービス |
***** |
BPS |
3 |
Cisco Bulk Provisioning サービスは、最初のノードだけでアクティブにできます。Cisco Unified Bulk Administration Tool(BAT)を使用して電話とユーザを管理している場合は、このサービスをアクティブにする必要があります。 |
Cisco TAPS サービス |
***** |
TAPS |
3 |
Cisco TAPS サービスは Cisco Unified Communications Manager Auto-Registered Phone Tool をサポートしているため、音声自動応答装置(IVR)プロンプトにユーザが応答した後、カスタマイズされた設定を自動登録済みの電話にアップロードできます。 |
Cisco Serviceability Reporter |
***** |
rtmt reporter |
3 |
Cisco Serviceability Reporter サービスは、デバイス統計、サーバ統計、サービス統計、コール アクティビティ、アラート、パフォーマンス保護レポートなどの日報を生成します。 |
Cisco CAR Scheduler |
|
carschlr |
Cisco CAR Scheduler サービスを使用すると、レポートの生成や、CDR 分析とレポート(CAR)データベースへの CDR ファイルのロードなど、CAR に関連するタスクをスケジュールできます。このサービスは自動的に起動されます。 |
|
Cisco AMC サービス |
|
amc |
3 |
リアルタイム モニタリング ツール(RTMT)に使用するこの Alert Manager and Collector サービスは、Cisco Unified Communications Manager の以前の Windows リリースで Cisco RIS Data Collector サービスのコンポーネントとして提供されています。このサービスを使用すると、RTMT は、クラスタ内のノードからリアルタイム情報を取得できます。 |
Cisco Trace Collection サービス |
|
tracecollec tion |
3 |
Cisco Trace Collection サービスは、Cisco Trace Collection Servlet とともにトレース収集をサポートし、ユーザが RTMT クライアントを使用してトレースを表示できるようにします。Cisco Unified Communications Manager のインストール後に、このサービスは自動的に起動します。サーバ上でこのサービスを停止すると、そのサーバ上のトレースは収集または表示ができなくなります。 |
Cisco DB |
CLI utils service start | stop A Cisco DB |
cmoninit |
3 |
Cisco DB は Progress データベース エンジンとして機能します。 |
Cisco DB Replicator |
|
dblrpc |
3 |
Cisco DB Replicator サービスは、データベース設定と、クラスタの最初のノードと以降のノードの間のデータ同期を確認します。 |
Cisco Tomcat |
CLI utils service restart Cisco Tomcat |
tomcat |
3 |
Cisco Tomcat サービスは Web サーバをサポートします。 |
SNMP Master Agent |
* |
snmpdm |
3 |
このサービスはエージェント プロトコル エンジンとして機能し、SNMP 要求に関連する認証、許可、アクセス コントロール、およびプライバシーの機能を提供します。 |
MIB2 Agent |
* |
mib2agt |
3 |
このサービスは、システム、インターフェイス、IP など、変数の読み取りおよび書き込みを行う、RFC 1213 で定義されている変数に対する SNMP アクセスを提供します。 |
Host Resources Agent |
* |
hostagt |
3 |
このサービスは、ストレージ リソース、プロセス テーブル、デバイス情報、およびインストールされたソフトウェア ベースなど、ホスト情報に対する SNMP アクセスを提供します。 |
Native Agent Adapter |
* |
naaagt |
3 |
このサービスを使用すると、SNMP 要求を、システム上で実行されている別の SNMP エージェントに転送できます。 |
System Application Agent |
|
sappagt |
3 |
このサービスは、システム上にインストールされ、実行されているアプリケーションに対する SNMP アクセスを提供します。これは SYSAPPL-MIB を実装します。 |
Cisco CDP Agent |
|
cdpAgt |
3 |
このサービスは、Cisco Discovery Protocol を使用して、Cisco Unified Communications Manager ノードのネットワーク接続情報に SNMP アクセスを提供します。 |
Cisco Syslog Agent |
|
Cisco Syslog SubA |
3 |
このサービスは、Cisco Discovery Protocol を使用して、Cisco Unified Communications Manager ノードのネットワーク接続情報に SNMP アクセスを提供します。 |
Cisco Trace Collection サービス |
|
Cisco Syslog SubA |
3 |
Cisco License Manager は、お客様が購入し、使用するライセンスを追跡します。ライセンスのチェックインとチェックアウトを制御し、ライセンスの発行と再利用を管理します。Cisco License Manager は、Cisco Unified Communications Manager アプリケーションと、IP Phone ユニットのライセンス数を管理します。電話の数がライセンス数を超えている場合は、アラームを発行し、管理者に通知します。このサービスはすべてのノードで実行されますが、ライセンスの発行と再利用を担当するのは、最初のノードのサービスです。 |
Cisco DB |
|
Cisco License Mgr |
3 |
このサービスは、Cisco Unified Communications Manager が生成する証明書の有効期限切れのステータスを定期的に確認し、証明書の有効期限に近づくと、通知を送信します。 |
Cisco DB Replicator |
CLI utils service restart Cisco Database Layer Monitor |
certM |
3 |
Cisco Database Layer Monitor サービスは、データベース層の局面をモニタします。このサービスは、変更通知とモニタリングを担当します。 |
Cisco Tomcat |
|
dbmon |
3 |
Cisco Log Partition Monitoring Tool サービスは、設定済みのしきい値とポーリング間隔を使用して、サーバ(またはクラスタ内のすべてのサーバ)上のログ パーティションのディスク使用率をモニタする Log Partition Monitoring 機能をサポートします。 |
SNMP Master Agent |
|
Lpm ツール |
3 |
Cisco CDP は、Cisco Unified Communications Manager を他のアプリケーションにアドバタイズします。その結果、SNMP や CiscoWorks2000 などのアプリケーションは Cisco Unified Communications Manager のネットワーク管理タスクを実行できます。 |
MIB2 Agent |
|
RisDC |
3 |
Real-time Information Server(RIS)は、デバイス登録ステータス、パフォーマンス カウンタ統計、生成された重大アラームなど、Cisco Unified Communications Manager のリアルタイム情報を保持します。Cisco RIS Data Collector サービスは、Real-Time Monitoring Tool(RTMT)、SOAP アプリケーション、Cisco Unified CM Administration、AlertMgrCollector(AMC)などのアプリケーションに、クラスタ内のすべての RIS ノードに格納された情報を取得するためのインターフェイスを提供します。 |
Host Resources Agent |
|
CiscoDR FMaster |
3 |
Cisco DRF Master Agent サービスは、グラフィカル ユーザ インターフェイス(GUI)またはコマンドライン インターフェイス(CLI)を使い、必要に応じて、バックアップのスケジューリング、復元の実行、依存関係の表示、ジョブ ステータスの確認、およびジョブの取り消しを行う DRF Master Agent をサポートします。Cisco DRF Master Agent は、バックアップおよび復元プロセス用のストレージ メディアも提供します。 |
Native Agent Adapter |
|
CiscoDR FLocal |
3 |
Cisco DRF Local サービスは、DRF Master Agent の主要部分である Cisco DRF Local Agent をサポートします。ノード上のコンポーネントは、ディザスタ リカバリ フレームワークを使用するために Cisco DRF Local Agent に登録されます。Cisco DRF Local Agent は、Cisco DRF Master Agent から受信したコマンドを実行します。Cisco DRF Local Agent は、ステータス、ログ、およびコマンド結果を Cisco DRF Master Agent に送信します。 |
System Application Agent |
|
cdrrep |
3 |
Cisco CDR Repository Manager サービスは、Cisco Unified Communications Manager データベースが含まれる最初のノードだけで起動および停止ができます。このサービスは自動的に起動されます。 |
Cisco CDP Agent |
|
cdragent |
3 |
Cisco CDR Agent サービスは、Cisco Unified CallManager によって生成された CDR ファイルおよび CMR ファイルを、ローカル ホストから CDR リポジトリ ノードに転送します。このノードでは、CDR Repository Manager サービスが SFTP 接続を使用して実行されます。このサービスを機能させるには、最初のノードで Cisco CallManager サービスをアクティブにし、サービスが実行されていることを確認します。 |
Cisco Syslog Agent |
CLI utils service restart System SSH |
sshd |
3 |
— |
Cisco License Manager |
シスコが自動再起動を指示 |
syslogd |
— |
— |
Cisco Certificate Expiry Monitor |
CLI utils snmp hardware-agent restart ** |
— |
— |
IBM:snmpd, slp_srvreg cimlistener, cimserver, dirsnmpd, ""java... com.tivoli.twg.agent.TWGAgent"" **** HP |
Cisco Database Layer Monitor |
— |
— |
— |
DRF 復旧状況のステータスをモニタする API はありません。 |
Cisco Log Partition Monitoring Tool |
SNMP サービスの対象となる IBM プロセス |
cimlistenerd |
— |
— |
Cisco CDP |
SNMP サービスの対象となる IBM プロセス |
cimserverd |
— |
— |
Cisco RIS Data Collector |
SNMP サービスの対象となる IBM プロセス |
dirsnmpd |
— |
— |
Cisco DRF Master |
SNMP サービスの対象となる HP プロセス |
— |
— |
— |
Cisco DRF Local |
SNMP サービスの対象となる HP プロセス |
— |
— |
— |
Cisco CDR Repository Manager |
SNMP サービスの対象となる HP プロセス |
— |
— |
— |
Cisco CDR Agent |
SNMP サービスの対象となる HP プロセス |
— |
— |
— |
SSH サービス ステータス |
SNMP サービスの対象となる HP プロセス |
— |
— |
— |
Syslog サービス ステータス |
SNMP サービスの対象となる HP プロセス |
— |
— |
— |
SNMP サービス ステータス |
SNMP サービスの対象となる HP プロセス |
— |
— |
— |
DRF 復旧状況 |
SNMP サービスの対象となる HP プロセス |
— |
— |
— |
Cmaperfd |
SNMP サービスの対象となる HP プロセス |
— |
— |
— |
Cmasm2d |
SNMP サービスの対象となる HP プロセス |
— |
— |
— |
Cmastdeqd |
SNMP サービスの対象となる HP プロセス |
— |
— |
— |
Cmathreshd |
SNMP サービスの対象となる HP プロセス |
— |
— |
— |
hpasm |
SNMP サービスの対象となる HP プロセス |
hpasm |
— |
— |
hpasmxld |
SNMP サービスの対象となる HP プロセス |
hpasmxld |
— |
— |
snmpsa-ah |
SNMP サービスの対象となる INTEL プロセス |
snmpsa-ah |
— |
— |
Cisco Security Agent サービス ステータス |
シスコが自動再起動を指示 |
— |
— |
— |
ciscosec |
Indefinite |
— |
— |
— |
Cisco Electronic Notification |
|
enStart |
3 |
— |
時間同期サービス |
— |
ntpd |
— |
「init」規則に従って自動再起動(即座の障害の場合は 10、そうでない場合はそれ以上)。 |
Service Manager |
CLI utils service restart Service Manager |
servM |
— |
「init」規則に従って自動再起動(即座の障害の場合は 10、そうでない場合はそれ以上)。 |
Racoon DB |
該当なし |
racoon |
— |
IPsec 接続のキー交換を自動的に実行するインターネット キー交換(IKE)デーモン。 「init」規則に従って自動再起動(即座の障害の場合は 10、そうでない場合はそれ以上)。 |
IP Sec Manager |
— |
ipsec _mgr |
— |
「init」規則に従って自動再起動(即座の障害の場合は 10、そうでない場合はそれ以上)。 |
*このサービスを停止すると、HOST-RESOURCES-MIB や他の MIBS は機能しないか、反応しません。
**Cisco Unified CM Release 5.1(3) および Release 6.1(1) 以降のリリースに限定。
***ここに示したプロセスは、特定のサーバ モデルの機能であるか、またはサービスが適切であると見なした機能であるため、すべてのプロセスが動作するわけではありません。
****この名前を持つ複数のプロセスが存在するため、2 番目の引数で区別してください。
*****機能サービスは、デフォルトではアクティブになりません。
テスト ケース |
説明 |
---|---|
MGCPGatewayLostComm |
ネイティブでサポートされるアラーム:GUI Serviceability/Alarm/Catalog、CallManager、MGCPGatewayLostComm/Find" |
SDLLinkOOS |
ネイティブでサポートされるアラーム:GUI Serviceability/Alarm/Catalog、CallManager、SDLLinkOOS/Find" |
テスト ケース |
説明 |
---|---|
ccmGatewayFailedEvent |
CCM-MIB::ccmGatewayFailed |
IM and Presence Service ノードのサービスに関する詳細情報については、『Cisco Unified Serviceability Administration Guide』を参照してください。
サービス名(Service Name) |
説明 |
---|---|
Cisco SIP Proxy |
Cisco SIP Proxy サービスは、SIP レジストラとプロキシ機能を提供します。これには、要求のルーティング、要求者の識別、および伝送の相互接続が含まれます。 |
Cisco Presence Engine |
Cisco Presence Engine はプレゼンスの構成を行います。ユーザの全体的な構成済みプレゼンスを生成するには、ユーザの XMPP クライアントからプレゼンス送信元を、CUCM からオンフックとオフフックのステータスを、Microsoft Exchange からミーティング ステータスを取得します。 |
Cisco Login Datastore |
Cisco Login Datastore は、Cisco Client Profile Agent にクライアント セッションを保存するためのリアルタイム データベースです。 |
Cisco Presence Datastore |
Cisco Presence Datastore は、ユーザのプレゼンス データをキャッシュ化し、ハイ アベイラビリティ処理を実現できるようにプレゼンス冗長グループ内のサーバ間でこのデータを再現します。 |
Cisco Route Datastore |
このサービスは、IM and Presence サービスに対する SIP フェデレーションを設定する場合、またはパーティション イントラドメイン フェデレーションをイネーブルにする場合に使用します。 |
Cisco SIP Registration Datastore |
Cisco Presence SIP Registration Datastore は、SIP 登録データを保存するためのリアルタイム データベースです。 |
Cisco DB |
Cisco DB は Progress データベース エンジンとして機能します。 |
Cisco XCP Router |
すべての可用性およびメッセージング サービスが IM and Presence で適切に機能するには、Cisco XCP Router を実行する必要があります。これは、SIP ベースと XMPP ベースの両方のクライアント メッセージングに適用されます。 IM and Presence Service のインストール後に、システムは Cisco XCP Router をデフォルトでオンにします。 |
Cisco XCP Connection Manager |
Cisco XCP Connection Manager は、IM and Presence サーバに接続するために XMPP クライアントをイネーブルにします。 |
Cisco XCP Authentication Service |
Cisco XCP Authentication Service は、IM and Presence Service に接続する XMPP クライアントからのすべての認証要求を処理します。 |
Cisco Sync Agent |
Cisco Sync Agent は、IM and Presence データと Cisco Unified Communications Manager データの同期を保ちます。これは、IM and Presence Service にとって関心のあるデータについて Cisco Unified Communications Manager に SOAP 要求を送信し、Cisco Unified Communications Manager からの変更通知にサブスクライブして、IM and Presence Service IDS データベースを更新します。 |
Cisco Client Profile Agent |
Cisco Client Profile Agent サービスは、外部クライアント接続用に HTTPS を介して安全な SOAP インターフェイスを提供します。 |
Cisco Intercluster Sync Agent |
Cisco Intercluster Sync Agent サービスは、Cisco Unified Communications Manager への DND の伝播を可能にし、クラスタ間 SIP ルーティングのために IM and Presence Service クラスタの間でエンド ユーザ情報を同期します。 |
Cisco XCP Message Archiver |
Cisco XCP Message Archiver サービスは、IM コンプライアンス機能をサポートします。IM コンプライアンス機能は、ポイントツーポイント メッセージ、チャット機能のアドホック(一時的)なチャット ルームと永続的なチャット ルームからのメッセージなど、IM and Presence Service サーバとの間で送受信されるすべてのメッセージを記録します。メッセージは、シスコによってサポートされる外部データベースに記録されます。 |
Cisco XCP SIP Federation Connection Manager |
Cisco XCP SIP Federation Connection Manager は、SIP 経由で Microsoft OCS を使用したドメイン間フェデレーションをサポートします。展開に IM and Presence Service Release 9.0 クラスタと Cisco Unified Presence Release 8.6 クラスタとの間のクラスタ間接続が含まれる場合、このサービスもオンにすることに注意してください。 |
IM and Presence Service ノードの重要なサービスのステータスと自己診断テスト結果を確認するには、Cisco Unified CM の管理を使用します。
RTMT の [Summary] ビューには、次のような毎日のモニタが必要なシステムの健全性がすべて表示されます。
CPU およびメモリ使用率レベルが 70% の限度を超えると、コール処理に関連する Cisco Unified CM パブリッシャおよびサブスクライバが過負荷の状態になります。システムの健全性とパフォーマンスの問題の主なインジケータとして次のものがあります。
システム時間、ユーザ時間、IOWait、ソフト irq、irq
CPU Pegging アラート
最も CPU を使用するプロセス
高 % iowait
共通パーティションによる高 % iowait
ディスク I/O を担当するプロセス
CodeYellow
ワークステーションまたは PC で RTMT クライアントを常時実行しない場合は、必要な各アラートのしきい値と通知の方法を設定できます。これで、ワークステーションまたは PC 上の RTMT クライアントを終了できます。
Cisco Unified CM サーバが稼働状態になると、RTMT バックエンド、AMC サービスがただちに稼働して、必要なすべての情報を収集、処理し、設定された通知の方法に応じてユーザに通知します。
CPU 使用率が高いと、サービスに遅延または中断が発生し、コール処理に影響を与えることがあります。エンド ユーザのサービスに影響を与えることもあります。場合によっては、高い CPU 使用率がメモリ リークを示していることもあります。RIS DataCollector PerfMonLog を有効にすると CPU 使用率がトラッキングされます。
(注) | RIS DataCollector PerfMonLog を有効にすることを推奨します。 |
API を使用して CPU 使用率のモニタもできます。SOAP API を使用すると、次の perfmon カウンタをモニタできます。
SNMP インターフェイスを使用すると、次の perfmon カウンタをモニタできます。
CPU 使用率が高い場合は、原因となるプロセスを特定してください。%system と %user、またはそのいずれかが高いために CPUPegging アラートが生成される場合は、アラート メッセージをチェックし、CPU を最も使用しているプロセスを確認してください。RTMT の [Process] ページに移動し、[%CPU] でソートして、高 CPU のプロセスを特定します。
(注) | Cisco Unified Communications Manager VMware インストールを実行している間、DRF バックアップおよび Bulk Administration Tool エクスポートなどのタスクの CPU 使用率のスパイクが発生します。一般に、CPU 使用率の急上昇の原因となるプロセスは、gzip および DRFLocal です。 システムが CallProcessingNodeCpuPegging アラームを生成した場合、システムの Open Virtualization Archive(OVA)テンプレートの仕様に従って、Cisco Unified Communications Manager リリースの 7500 名様のサポートの追加 vCPU を追加します。 |
RIS Data Collector PerfMonLog は、分析用にプロセスの %CPU 使用率をシステム レベルでトラッキングします。
RTMT は CPU 使用率をモニタし、CPU 使用率がしきい値を超えると CallProcessingNodeCPUPegging アラートを生成します。次の図は、アラート ステータスを示します。
[安全な範囲内(In Safe Range)]" "列を頻繁に監視します。これが [いいえ(No)]" "にマークされている場合、条件は修正されません。たとえば、CallProcessingNodeCPUPegging の [In Safe Range] 列に [No] と表示される場合は、そのノードの CPU 使用率がしきい値を超えており、注意が必要であることを示します。
高い CPU 使用率により、CallProcessingNodeCPUPegging に加えて次のアラートがトリガーされることがあります。
CodeYellow
CodeRed
CoreDumpFileFound
CriticalServiceDown
LowCallManagerHeartbeatRate
LowTFTPServerHeartbeatRate
LowAttendantConsoleHeartRate
サービスがクラッシュする場合は、対応するトレース ファイルが上書されている可能性があります。クラッシュをトラブルシューティングするために、シスコ テクニカル アシスタンス センター(TAC)ではトレース ファイルを必要とします。CoreDumpFileFound、CodeYellow、および CriticalServiceDown の場合は、シスコ TAC を支援するために [Enable Trace Download] オプションを有効にしてください。
%IOwait が高い場合は、ディスク入出力(I/O)アクティビティが頻繁に行われていることを示します。高 IOwait 状況の次の点を考慮してください。
頻繁なメモリ スワッピング:スワップ パーティションの %CPU Time をチェックして、高レベルのメモリ スワッピング アクティビティが発生しているかどうかを確認します。頻繁なメモリ スワッピングの原因の 1 つとしてメモリ リークが考えられます。
DB アクティビティ:データベースがアクティブ パーティションにアクセスします。アクティブ パーティションの %CPU Time が高い場合は、DB アクティビティが頻繁に行われている可能性が高くなります。
トレースおよびログ ファイルを保存する共通(ログ)パーティション:次の内容を確認します。
[Trace & Log Central] で、トレース収集アクティビティが実行されているかどうかを確認します。コール処理に影響している場合は(つまり CodeYellow)、トレース収集スケジュールの調整を検討してください。zip オプションを使用している場合は、このオプションをオフにします。
詳細レベルでのトレース設定では、Cisco Unified CM により多くのトレースが生成されます。%iowait が高く Cisco Unified CM が CodeYellow の状態にあり(またはそのいずれか)、Cisco Unified CM サービス トレースの設定が [詳細(Detailed)] の場合は、トレース設定を [エラー(Error)]" "に変更し、トレースの書き込みを減らします。
RTMT を使用すると、高 %IOwait の原因となるプロセスを特定できます。
%IOwait が高いために CPUPegging アラートが発生する場合は、アラート メッセージをチェックし、ディスク I/O を待機しているプロセスを確認します。
RTMT の [Process] ページに移動して、[Status] でソートします。[UNINTERRUPTIBLE DISK SLEEP] の状態にあるプロセスを確認します。
RIS Data Collector PerfMonLog ファイルをダウンロードし、プロセスのステータスを長期間確認します。
次の図は、[ステータス(Status)] でソートした RTMT の [プロセス(Process)] ウィンドウの例を示します。[UNINTERRUPTIBLE DISK SLEEP] の状態にあるプロセスを確認します。FTP プロセスが、[UNINTERRUPTIBLE DISK SLEEP] の状態になっています。
仮想メモリは、物理メモリ(RAM)とスワップ メモリ(ディスク)で構成されています。RTMT の [CPU and Memory] ウィンドウには、次のようなシステム レベルのメモリ使用率情報が表示されます。
[Total]:物理メモリの合計
[Free]:空きメモリの量
[Shared]:使用されている共有メモリの量
[Buffers]:バッファリングの目的で使用されているメモリの量
[Cached]:キャッシュに入れられているメモリの量
[Used]:[Total] – [Free] – [Buffers] – [Cached] + [Shared] の式で計算
[Total Swap]:スワップ領域の合計
[Used Swap]:システム上で使用されているスワップ領域の量
[Free Swap]:システム上で使用可能なスワップ領域の量
(注) |
(注) | RTMT の [Trace & Log Central] を使用すると、履歴情報をダウンロードできます。Cisco AMC Service PerfMonLog はデフォルトで有効になります。Cisco Unified CM Release 6.0 では、Cisco RIS Data Collector PerfMonLog が導入されたため非推奨になりました。Cisco RIS Data Collector PerfMonLog は、Cisco Unified CM Release 5.x ではデフォルトで無効になり、Cisco Unified CM Release 6.0 ではデフォルトで有効になります。 |
(注) | perfmon 仮想メモリはメモリの合計(物理 + スワップ)を指し、Host Resource MIB 仮想メモリはスワップ メモリだけを指します。 |
RTMT の [Process] ウィンドウには、次のようなプロセス レベルのメモリ使用率情報が表示されます。
[VmSize]:プロセスにより使用される仮想メモリの合計
[VmRSS]:コード、データ、スタックなど、プロセスにより使用される、現在物理メモリ内にあるレジデント セット
[VmData]:プロセスによるヒープの仮想メモリ使用率
[Page Fault Count]:データを物理メモリにロードする必要があった、プロセスで発生した主なページ フォールトの数
次の図は、RTMT の [プロセス(Process)] ウィンドウを示します。[VmSize] タブをクリックすると VmSize をソートできます。これで、多くのメモリを消費するプロセスを特定できます。
VmSize が増加し続けている場合は、メモリ リークの可能性があります。
プロセスでメモリ リークが発生している場合は、システム管理者は、トレース ファイルを含めてシスコに報告する必要があります。Ris Data Collector PerfMonLog はデータを収集します。ここには、メモリ使用率に関する履歴情報が含まれます。
Cisco Unified CM のハード ドライブには、次の 4 つのディスクまたはパーティションがあります。
共通パーティション(ログ パーティション):トレースおよびログ ファイルが格納されます。
アクティブ パーティション:アクティブな OS および Cisco Unified CM リリースのファイル(バイナリ、ライブラリ、および設定ファイル)が格納されます。
非アクティブ パーティション:別の Cisco Unified CM リリースのファイルが格納されます(アップグレード元の古いバージョンやアップグレード先の新しいバージョンなど。ただし、サーバはこのリリースに切り替えられていない)。
スワップ パーティション:スワップ領域に使用します。
SOAP API を使用すると、次の perfmon カウンタに関するパーティション情報を取得できます。
Host Resource MIB:hrStorageSize, hrStorageUsed hrStorageAllocationUnits、hrStorageDescr、hrStorageType
RTMT の [Trace & Log Central] を使用すると、次の履歴情報をダウンロードできます。
Cisco AMC Service PerfMonLog // はデフォルトで有効になります。Cisco Unified CM 6.0 では、Cisco RIS Data Collector PerfMonLog が導入されたため非推奨になりました。
Cisco RIS Data Collector PerfMonLog // は、Cisco Unified CM Release 5.x ではデフォルトで無効になり、Cisco Unified CM 6.0 ではデフォルトで有効になります。
RTMT と SOAP に表示される perfmon インスタンス名は次のとおりです。
Host Resource MIB hrStorage の説明に表示される名前は次のとおりです。
LogPartitionLowWaterMarkExceeded:ログ パーティションの使用済みディスク領域のパーセンテージが設定された下限を下回ると、発生します。このアラートは、管理者がディスク領域をクリーンアップできるように早期に発生する警告と考えてください。RTMT の [Trace & Log Central] を使用してトレースおよびログ ファイルを収集し、これらのトレースおよびログ ファイルをサーバから削除できます。システム管理者は、トレースおよびログファイルを手動でクリーンアップするだけではなく、再び下限に達しないように、保存するトレース ファイルの数も調整する必要があります。
LogPartitionHighWaterMarkExceeded:ログ パーティションの使用済みディスク領域のパーセンテージが設定された上限を超えると、発生します。このアラートが生成されると、Log Partition Monitoring(LPM)ユーティリティがログ パーティションのファイルの削除を開始し、ディスク領域の不足を防ぐために、ファイルの数が下限に達するまでファイルの削除を続けます。保持しておきたいファイルの一部を LPM が削除することがあるため、LogPartitionLowWaterMarkExceed アラートを受領したらただちに対処する必要があります。
LowActivePartitionAvailableDiskSpace:アクティブ パーティションの利用可能なディスク領域のパーセンテージが設定された値を下回ると発生します。デフォルトのしきい値を使用することを推奨します。デフォルトのしきい値では、このアラートは生成されません。このアラートが発生した場合、システム管理者は一時的な回避策としてしきい値を調整できます。ただし、シスコ TAC がこの問題を確認する必要があります。リモート アクセスを使用して /tmp を確認します。これまでに、サードパーティ製ソフトウェアによってここに大規模なファイルが残されていたことがあります。
LowInactivePartitionAvailableDiskSpace:非アクティブ パーティションの利用可能なディスク領域のパーセンテージが設定された値を下回ると発生します。デフォルトのしきい値を使用することを推奨します。デフォルトのしきい値では、このアラートは生成されません。このアラートが発生した場合、システム管理者は一時的な回避策としてしきい値を調整できます。ただし、シスコ TAC がこの問題を確認する必要があります。
次の表に、Cisco Unified CM Release 4.x と Cisco Unified CM Release 5.x のディスクに関連する perfmon カウンタの比較を示します。
Cisco Unified CM Release 4.x の perfmon カウンタ |
Cisco Unified CM Release 5.x の perfmon カウンタ |
||
---|---|---|---|
論理ディスク |
% Disk Time |
パーティション |
% CPU Time |
Disk Read Bytes/sec |
Read Kbytes Per Sec |
||
Disk Write Bytes/sec |
Write Kbytes Per Sec |
||
Current Disk Queue Length |
Queue Length |
||
Free Megabytes |
Used Mbytes |
||
Total Mbytes |
|||
% Free Space |
% Used |
RTMT の [Database Summary] を使用すると、次の図に示すようにデータベース アクティビティをモニタできます。たとえば、 をクリックします。
CodeYellow の状態は、ccm プロセスが過負荷の状態にあるため、それ以上着信コールを処理できない場合に発生します。この場合、ccm がコール制御を開始します。これは、RTMT で 1 つのプロセッサの CPU 使用率が 100% になり、残りのプロセッサが 0% で動作しているわけではありません。
メイン スレッドはプロセッサ A で 1/10 秒間、プロセッサ B で次の 2/10 秒間、その他のプロセッサでも同様に実行できるため、RTMT に表示される CPU 使用率はよりバランスが取れたものになります。デフォルトでは、RTMT には 30 秒間の平均 CPU 使用率が表示されます。
CodeYellow アラートは、発生時にトラブルシューティングの目的でトレース ファイルをダウンロードするように設定できます。
AverageExpectedDelay カウンタは、着信メッセージを処理する現在の平均予測遅延を表します。この値が、「"Code Yellow Entry Latency"」サービス パラメータで指定された値を超えると、CodeYellow アラームが生成されます。このカウンタは、コール処理のパフォーマンス問題に関する主なインジケータの 1 つです。
CodeYellow が表示されているにもかかわらず、CPU 使用率の合計がわずか 25% の場合、これは、Cisco Unified CM がコール処理に必要とするプロセッサが 1 つであるためです。使用可能なプロセッサ リソースがない場合は、4 台の仮想プロセッサ サーバで CPU 使用率の合計がわずか 25 ~ 30% の場合でも、CodeYellow が表示されることがあります。同様に、2 台のプロセッサ サーバでは、CPU 使用率の合計が約 50% の場合に CodeYellow が表示されることがあります。
モニタする必要があるその他の perfmon カウンタには次のようなものがあります。
Cisco CallManager\CallsActive、CallsAttempted、EncryptedCallsActive、AuthenticatedCallsActive、VideoCallsActive
Cisco CallManager\RegisteredHardwarePhones、RegisteredMGCPGateway
Cisco CallManager\T1ChannelsActive、FXOPortsActive、MTPResourceActive、MOHMulticastResourceActive
Cisco Locations\BandwidthAvailable
Cisco CallManager System Performance\AverageExpectedDelay
CodeYellow
DBReplicationFailure
LowCallManagerHeartbeat
ExcessiveVoiceQualityReports
MaliciousCallTrace
CDRFileDeliveryFailure/CDRAgentSendFileFailed
Critical Service Down
CoreDumpFileFound
次に、RTMT の [パフォーマンス(Performance)] ウィンドウを示します。
(注) | 一般に、Cisco Unified CM Release 4.x の perfmon カウンタは、同じ名前を使用し、同じ値を表すように保持されてきました。 |
Cisco Unified CM Release 5.x では、RIS Data Collector PerfMonLog ファイルはデフォルトで有効になりません。トラブルシューティングに役立つように、RIS Data Collector PerfMonLog を有効にしておくことを推奨します。RIS Data Collector PerfMonLog は、CPU、メモリ、ディスク、ネットワークをトラッキングします。RIS Data Collector PerfMonLog を有効にすると、AMC PerfMonLog を無効にできます。Cisco Unified CM Release 6.x では、AMC PerfMonLog が RIS Data Collector PerfMonLog に置き換えられました。
(注) | RIS Data Collector PerfMonLog を有効にすると、CPU に与える影響が、約 1% と小さくなります。 |
RTMT トレースとログ センターを使用して、任意の期間の Cisco RIS Data Collector PerfMonLog ファイルをダウンロードします。Windows Perfmon Viewer(または RTMT Perfmon Viewer)を使用してログ ファイルを開いて、次のパフォーマンス カウンタを追加します。
[CPU 使用率(CPU usage)] > [プロセッサまたはプロセス % CPU(Processor or Process % CPU)]
[メモリ使用率(Memory usage)] > [メモリ %VM 使用済み(Memory %VM Used)]
[ディスク使用率(Disk usage)] > [パーティション % 使用済み(Partition % Used)]
[コール処理(Call Processing)] > [Cisco CallManager CallsActive]
次の図は、Windows Perfmon Viewer の出力を示します。
RTMT の [Critical Service] ウィンドウには、次の図に示すように、すべての重要なサービスの現在のステータスが表示されます。
CriticalServiceDown アラートは、サービスがダウンすると生成されます。デフォルトでは、RTMT バックエンド サービスが 30 秒ごとにステータスを確認します。その間にサービスがダウンし、再開された場合は、CriticalServiceDown アラートが生成されないこともあります。
CriticalServiceDown アラートは、RTMT の [Critical Service] ページに含まれるサービスだけをモニタします。Core ファイルの生成なしにサービスが再起動されたことが疑われる場合は、RTMT の [Critical Service] ページで時間が経過していることを確認し、RIS Troubleshooting perfmon ログ ファイルをチェックし、サービス(プロセス)の PID が変更されていないかどうかを確認します。
次の CLI を使用すると、Service Manager のログをチェックできます。
次の CLI を使用すると、特定の RTMT 機能を複製できます。
CoreDumpFileFound アラートは、RTMT バックエンド サービスが新しいコア ダンプ ファイルを検出すると生成されます。CriticalServiceDown と CoreDumpFileFound の両方のアラートは、トラブルシューティングの目的で対応するトレース ファイルをダウンロードするように設定できます。これは、クラッシュしたときにトレース ファイルを維持するために役立ちます。
syslog メッセージは、次の図に示すように RTMT の syslog ビューアを使用して表示できます。
ステップ 1 | Cisco Unified Serviceability SNMP ウィンドウでトラップ(通知)の宛先を設定します。 |
ステップ 2 | CISCO-SYSLOG-MIB でトラップの生成を有効にします。 |
ステップ 3 | CISCO-SYSLOG-MIB で適切な SysLog レベルを設定します。 一部の Cisco Unified CM サービス アラームについて syslog トラップが生成されていない場合は、RTMT の syslog ビューアをチェックし、アラームが表示されていないかどうかを確認します。表示されていない場合は、アラーム設定を調整し、ローカル syslog にアラームを送信します。 ハードウェア障害により生成される syslog のイベント重大度は 4 以上であり、次のいずれかのパターンが含まれます。 これらのパターンを検索して、syslog でハードウェア障害イベントを検出できます。 アラーム設定については、次の URL にある『Cisco Unified Serviceability Administration Guide』の「Alarm Configuration」の項を参照してください。 http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/cucm/service/5_1_3/ccmsrva/saalarm.html |
RTMT アラートは、リモート syslog サーバに送信できます。ローカルおよびリモート syslog サーバに送信するには、Cisco Unified Serviceability で AMC アラームを設定します。次の図は、ウィンドウを示します。
シスコは次のバックアップ/復元ユーティリティを提供しています。
Cisco Unified CM Release 4.x では Backup and Restore System(BARS)アプリケーションを使用します。
Cisco Unified CM Release 5.x ではディザスタ リカバリ フレームワーク(DRF)を使用します。
Cisco Unified CM Release 6.x ではディザスタ リカバリ システム(DRS)を使用します。これは、基本的には前述の DRF から名称が変更されたものです。
これらのツールは、ローカルのテープ ドライブや、ネットワーク ロケーション上のファイルへのバックアップ ファイルの書き込み(またはそこからの復元ファイルの読み取り)をサポートしています。BARS は Windows の共有を、DRF および DRS は SFTP を使用して、ネットワーク ロケーションにアクセスします。サードパーティのバックアップ ソリューションを使用する場合、サードパーティのバックアップ ソリューションがピックアップできるように、BARS、DRF、および DRS はネットワーク ロケーションに書き込むことができます。
DRF および DRS はクラスタ全体のバックアップを実行します。つまり、すべてのノードのデータがバックアップされます。ただし、復元は必要なノードだけに対して行われます。
バックアップの対象として設定するものや、作成するファイルなどの詳細については、リリースに応じて次のマニュアルを参照してください。
『Administration Guide for Cisco Unified Communications Manager』
Cisco IP Telephony Disaster Recovery Administration Guide
Cisco IP Telephony Backup and Restore System (BARS) Administration Guide
アプライアンスでインストール、アップグレード、またはオプションのインストールを実行した場合は、設定データが変更されているかどうかにかかわらず、新たにバックアップすることを推奨します。
致命的なハードウェア障害が発生し、ハードウェアを交換する必要がある場合は、新しいハードウェアに Cisco Unified CM を再インストールし、バックアップから復元してください。
(注) | アプライアンスの迅速な復元ソリューションとしてドライブのプルおよびスワップはサポートされていません。 |
使用しているリリースに対応する『Cisco Unified Communications Manager Install and Upgrade Guide』の「Replacing a Single Server or Cluster for Cisco Unified Communications Manager」の章を参照してください。次の URL からアクセスできます。
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/prod_installation_guides_list.html
ここでは、システム コンポーネント温度、ファン ステータス、電源ステータス、冗長ディスク アレイ(RAID)およびディスク ステータス、ネットワーク ステータス、オペレーショナル ステータスのハードウェアレイヤでのモニタリングについて説明します。CPU ステータスと CPU 使用率、およびメモリ ステータスとメモリ使用率については、別の項で説明します。
システム BIOS は、サーバのブート中に表示されます。次のコマンドは、ハードウェア、BIOS、RAID、およびファームウェアの詳細を表示する場合に有効です。これらの項目は Cisco Unified CM イメージの一部として含まれており、Cisco Unified CM Release 4.x と同様に個別に管理する必要はありませんが、診断アクティビティで確認が必要な場合があります。
show hardwareshow environment [fans | power-supply | temperature] show tech all utils create report hardware
admin:utils fior status CLI を使用し、高 IOwait を発生させているプロセスを特定することもできます。
たとえば、コマンド プロンプトに admin:utils fior list と入力します。これにより、次のものが表示されます。
2007-05-31 Counters Reset Time Process PID State Bytes Read Bytes Written 17:02:45 rpmq 31206 Done 14173728 0 17:04:51 java 31147 Done 310724 3582 17:04:56 snmpget 31365 Done 989543 0 17:10:22 top 12516 Done 7983360 0 17:21:17 java 31485 Done 313202 2209 17:44:34 java 1194 Done 92483 0 17:44:51 java 1231 Done 192291 0 17:45:09 cdpd 6145 Done 0 2430100 17:45:25 java 1319 Done 192291 0 17:45:31 java 1330 Done 192291 0 17:45:38 java 1346 Done 192291 0 17:45:41 rpmq 1381 Done 14172704 0 17:45:44 java 1478 Done 192291 0 17:46:05 rpmq 1540 Done 14172704 0 17:46:55 cat 1612 Done 2560 165400 17:46:56 troff 1615 Done 244103 0 18:41:52 rpmq 4541 Done 14172704 0 18:42:09 rpmq 4688 Done 14172704 0
admin:utils fior top CLI for output that is sorted by top disk users を使用します。これにより、次のものが表示されます。
Top processes for interval starting 2007-05-31 15:27:23 Sort by Bytes Written Process PID Bytes Read Read Rate Bytes Written Write Rate Linuxzip 19556 61019083 15254771 12325229 3081307 Linuxzip 19553 58343109 11668622 9860680 1972136 Linuxzip 19544 55679597 11135919 7390382 1478076 installdb 28786 3764719 83660 6847693 152171 Linuxzip 20150 18963498 6321166 6672927 2224309 Linuxzip 20148 53597311 17865770 5943560 1981187 Linuxzip 19968 9643296 4821648 5438963 2719482 Linuxzip 19965 53107868 10621574 5222659 1044532 Linuxzip 19542 53014605 13253651 4922147 1230537 mv 5048 3458525 3458525 3454941 3454941
Available diagnostics modules disk_space - Check available disk space as well as any unusual disk usage service_manager - Check if service manager is running tomcat - Check if Tomcat is deadlocked or not running
各診断テストを実行します。このテストでは修復は試みません。次のように表示されます。
Starting diagnostic test(s)=========================== test - disk_space —Passed test - service_manager —Passed test - tomcat —Passed Diagnostics Completed
1 つの診断テストを実行し、問題の解決を試みます。admin:utils diagnose fix CLI を使用して、すべての診断テストを一度に実行することもできます。たとえば、admin:utils diagnose module tomcat と入力すると、次のように表示されます。
Starting diagnostic test(s)=========================== test - tomcat —Passed Diagnostics Completed
すべての診断テストを実行し、可能であれば、システムの修復を試みます。次のように表示されます。
Starting diagnostic test(s)=========================== test - disk_space —Passed test - service_manager —Passed test - tomcat —Passed Diagnostics Completed
ディスク アレイ、リモート コンソール、診断、および環境データが含まれるシステム レポートを作成します。パラメータは必要ありません。次のように表示されます。
*** W A R N I N G *** This process can take several minutes as the disk array, remote console, system diagnostics and environmental systems are probed for their current values. Continue? Press y or Y to continue, any other key to cancel request. Continuing with System Report request... Collecting Disk Array Data...SmartArray Equipped server detected...Done Collecting Remote Console Data...Done Collecting Model Specific System Diagnostic Information...Done Collecting Environmental Data...Done Collecting Remote Console System Log Data...Done Creating single compressed system report...Done System report written to SystemReport-20070730020505.tgz To retrieve diagnostics use CLI command: file get activelog platform/log/SystemReport-20070730020505.tgz
特定の回数の繰り返しと間隔について iostat 出力が提供されます。2 回の iostat の読み取りの間隔(秒)と、実行する iostat の繰り返しの回数が表示されます。次のように表示されます。
Executing command... Please be patient Tue Oct 9 12:47:09 IST 2007 Linux 2.4.21-47.ELsmp (csevdir60) 10/09/2007 Time—12:47:09 PM avg-cpu %user %nice %sys %iowait %idle 3.61 0.02 3.40 0.51 92.47 Device rrqm/s wrqm/s r/s w/s rsec/s wsec/s rkB/s wkB/s avgrq-sz avgqu-sz await svctm sda 3.10 19.78 0.34 7.49 27.52 218.37 13.76 109.19 31.39 0.05 5.78 0.73 sda1 0.38 4.91 0.14 0.64 4.21 44.40 2.10 22.20 62.10 0.02 26.63 1.62 sda2 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 10.88 0.00 2.20 2.20 sda3 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.000.00 0.00 0.00 10.88 0.00 2.20 2.20 sda4 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 10.88 0.00 2.20 2.20 sda5 0.00 0.08 0.01 0.01 0.04 0.73 0.02 0.37 64.43 0.00 283.91 69.81 sda6 2.71 14.79 0.20 6.84 23.26 173.24 11.63 86.62 27.92 0.02 2.98 0.61
次の CLI を使用して、クラスタ内接続をモニタし、管理できます。
admin:utils dbreplication status
admin:utils dbreplication repair all/nodename
admin:utils dbreplication reset all/nodename
admin:utils dbreplication stop
admin:utils dbreplication dropadmindb
admin:utils dbreplication setrepltimeout
show tech dbstateinfo
show tech dbinuse
show tech notify
run sql <query>
古いハードウェアをサポートしない新しい Cisco Unified CM リリースにアップグレードするための準備として、またはキャパシティとパフォーマンスの向上や RAID など、より強力なハードウェアだけで利用可能な機能を単に活用するために、使用中の Cisco Unified CM をより強力なハードウェアに移行することをお客様が希望する場合があります。このためには、古いハードウェアからバックアップし、新しいハードウェアに同じ Cisco Unified CM リリースをインストールし、次に新しいハードウェアで復元するという手順になります。
より強力なハードウェアに移行する場合は、サードパーティに対するシスコのロイヤリティをカバーするために SKU の移行が必要になる場合があります。移行を検討中の場合は、アカウント チームが『Cisco Unified CM Ordering Guide』に付属の『Guide to Cisco Unified CM Upgrades and Server Migrations』を確認する必要があります。
セキュリティのために、組み込みのファイアウォールともに Cisco Security Agent が含まれており、すべてのクラスタ ノードの接続を、アプリケーションにより定義された IP テーブルとセンシティブ ポートを通じて制御しています。アプライアンスには AntiVirus アプリケーションはインストールされていません。アプライアンスにより使用されているネイティブ OS も、攻撃対象領域や脆弱性を最小限に抑えるように強化されています。未使用のソフトウェアとそれに伴う脆弱性を排除するために、数千もの使用可能なパッケージのうち、使用しているものは 200 未満です。
「"オンボックス"」式の E メール クライアントや Web ブラウザはサポートされていません。不要なすべてのログインは削除されているか、無効にされています。また、すべてのソフトウェアはシスコが提供しており、シスコの承認を確認するためのデジタル署名がされています。シスコが提供する GUI、CLI、および API インターフェイスが、システムを管理するための唯一の手段であり、これらのインターフェイスとやり取りするためには認証が必要です。この種のアプライアンスが、Microsoft Windows や、ネイティブ OS に対するオープンシステム アクセスが可能なその他のシステムよりもマルウェアの対象となりにくい点にも注意してください。このため、基本 OS に適用する必要があるパッチの数が大幅に少なくなっています。
Cisco Unified CM は、その TCP/UDP ポートの使用を規制しています。詳細なリストについては、各 Cisco Unified CM リリースのマニュアル、『Cisco Unified Communications Manager TCP and UDP Port Usage』を参照してください。
アプライアンスは「"ヘッドレス"」またはマネージドではない Cisco Security Agent をサポートしています。将来のリリースで Cisco Security Agent Management Center のイベント モニタリング機能のサポートを追加する予定ですが、ポリシーの編集や配布はサポートしません。
アプライアンスのソフトウェア イメージには、ファームウェア、ドライバ、ネイティブ OS、データベース、および Cisco Unified CM アプリケーション コンポーネントに対して適用されたすべてのセキュリティ アップデートとパッチが含まれます。シスコ メンテナンス リリースを最新の状態に維持しているお客様の場合、セキュリティ アップデートは自動的に提供されています。詳細については、シスコのアカウント チームから入手可能なアプリケーション ノート『"Appliance Security Update Process for Cisco Unified Communications Manager"』(C27-412838-00)を参照してください。
Cisco Unified CM では、Cisco Unified CM 設定の認証に関するロールベース アクセス コントロールにマルチレイヤ管理(MLA)を使用しています。
Cisco Unified CM サーバは、システムに必要なすべてのコンポーネントが単一セットの DVD またはソフトウェア ダウンロードに含まれる、バンドルされたイメージを使用します。Cisco Unified CM Release 4.x では、最新の状態に維持するために、最大で 6 つの異なるコンポーネントを管理し、1 年間に平均で合計 18 回のアップデートが必要でしたが、このサーバでは、2 つのコンポーネントを 1 年間に平均で 5 回アップデートするだけで、最新の状態に維持できます。
機能のメジャーおよびマイナー リリースの最新メンテナンス リリースを使用して、システムを最新の状態に維持しておくことを推奨します。メジャーおよびマイナー リリースのインストール ファイルは、DVD メディア キット、または http://www.cisco.com の製品アップグレード ツールから入手できます。
再構築、マイナーおよびメンテナンス リリースのアップグレード ファイル、シスコのオプション ファイルおよびツールは、http://www.cisco.com/kobayashi/sw-center/sw-voice.shtml のソフトウェア センターからソフトウェア ダウンロードとして入手できます。
Software Center での新しいファイルの提供について E メールによる自動通知の受信を希望する場合は、そのサイトで E メール通知ツールに登録してください。「"特殊な"」リリースのエンジニアリングは、シスコ テクニカル アシスタンス センターをご利用の場合に限り可能です。
初めての無人インストールは、Cisco Unified Communications Answer File Generator(http://www.cisco.com/web/cuc_afg/index.html で入手可能)を使用して実行できます。詳細については、オンライン ヘルプとマニュアル『Installing Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。
アップグレードについては、次の Web サイトのリストからアップグレードの適切なリリースを検索してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/prod_installation_guides_list.html
インストールされているリリースとパッケージを表示するには、次のような方法があります。
サードパーティの NMS では、次の SNMP OID を使用して Cisco Unified CM のリリースを照会できます。
Cisco Unified CM のライセンス Web ページには、アップロードされたライセンス ファイルのリリースが表示されます。これは、システムにインストールされているものと厳密には一致しないことがあります。
RTMT には、要約、コール アクティビティ、デバイス ステータス、サーバ ステータス、サービス ステータス、アラート ステータスなどの情報を表示する設定済み画面が多数あります。RTMT の [要約(Summary)]" "設定済み画面には、Cisco Unified CM システムの健全性の要約ビューが表示されます。この画面には、CPU、メモリ、登録済みの電話機、CallsInProgress、ActiveGateway ポートおよびチャネルが表示されます。この画面は、CPU やメモリの使用率がクラスタの正常な範囲内に入っていること、またすべての電話が正しく登録されていることを確認するために、毎日チェックする必要がある最初の場所です。
電話の要約(Phone Summary)およびデバイスの要約(Device Summary)の各設定済み画面には、電話やゲートウェイ ステータスのより詳しい情報が表示されます。登録に失敗したデバイスがいくつかある場合は、[Admin Find/List] ページまたは RTMT デバイス検索を使用して、問題のデバイスに関する詳細を取得できます。[Critical Services] 設定済み画面には、主要なサービスの現在の実行およびアクティベーション ステータスが表示されます。左側の対応するアイコンをクリックすることで、これらのすべての設定済み画面にアクセスできます。
Cisco Serviceability Reporter サービスは、Cisco Unified CallManager Serviceability Web ページで日報を生成します。各レポートには、特定のレポートの統計を示すさまざまなチャートを構成する要約が表示されます。Reporter は、ロギングされた情報に基づいて 1 日に 1 回、次のようなレポートを生成します。
各レポートの詳細については、次の Web サイトを参照してください。http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/cucm/service/5_0_2/ccmsrvs/sssrvrep.html#wp1033420
Cisco Unified Reporting には Cisco Unified CM の管理コンソールからアクセスし、クラスタ データのトラブルシューティングまたは確認のためのレポートを生成します。このレポートにクラスタ データが表示されます。データを検索するために複数の手順を実行する必要はありません。このツール設計により、既存のソースからのデータの収集、データの比較、変則的なデータの報告が容易になります。次の図は、使用可能なレポートを示します。詳細については、『Cisco Unified Reporting Administration Guide』を参照してください。
トラブルシューティングの詳細については、次の Web サイトで入手可能な『Troubleshooting Guide for Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/prod_troubleshooting_guides_list.html
オンボード エージェントは、次のようなオンボックスのサードパーティ ソフトウェア クライアント、エージェント、またはデーモンです。
Cisco Unified CM Release 4.x では、特定のタイプのオンボード エージェントがサポートされています。Cisco Unified CM Release 5.0 以降のリリースで使用されているアプライアンスはオンボード エージェントのインストールはサポートしておらず、サードパーティの統合用に API を提供しています。
詳細については、サードパーティ プラットフォーム エージェントに関する 2007 年 11 月の製品情報(http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/prod_bulletins_list.html)を参照してください。
CDR および CMR は、課金、チャージバック、管理のための監視および診断など、さまざまな用途に使用されます。CDR および CMR を管理するための付属アプリケーションに加えて、Cisco Unified CM Release 4.x では、外部システムが CDR および CMR データにアクセスするための、さまざまな方法による直接のデータベース アクセスをサポートしていました。Cisco Unified CM Release 5.0 以降のリリースでは、SFTP を使用して、フォーマット済みファイルを Cisco Unified CM から要求元のアプリケーションにプッシュしています。
CDR をアクティブにしている場合は、CPU 使用率の 2% の増加が、CDR および CMR の両方をアクティブにしている場合は 4% の増加が一般的です。
次の表に、Cisco Unified CM Release 4.x と Release 5.x 以降の対応する perfom カウンタを示します。
Cisco Unified CM Release 4.x の perfmon カウンタ |
Cisco Unified CM Release 5.x の perfmon カウンタ |
||
---|---|---|---|
プロセス |
% Privileged Time |
プロセス |
STime |
% Processor Time |
% CPU Time |
||
プロセッサ |
% UserTime |
プロセッサ |
User Percentage |
% Privileged Time |
System Percentage |
||
% Idle Time |
Nice Percentage |
||
% Processor Time |
% CPU Time |
HP iLO および IBM RSA II のサポートされる機能は、次の領域で有効になります。
CPU ステータスと CPU 使用率
メモリ ステータスとメモリ使用率
システム コンポーネント温度
ファン ステータス
電源ステータス
RAID およびディスク ステータス
NIC を含むネットワーク ステータス
オペレーショナル ステータス(動作の問題の性質およびタイプ、重大度のレベルを示す、重大なシステム問題発生後のシステムおよびカーネル ステータス、データ ダンプの確認を含む)
サーバでのこれらのインターフェイスのサポートには次の機能が含まれます(明確な機能の名称はハードウェア ベンダーによって異なる)。
突然の変化を認識できるように、電源登録ステータスをモニタする必要があります。登録ステータスがわずかに変化し、短時間にすばやく再調整された場合は、電話機の移動、追加、または変更を示すことがあります。電話登録カウンタの急な小さい低下は、アクセス スイッチや WAN 回線の停止や誤作動など、限られた範囲内での停止を示すことがあります。登録済み電話のレベルが大きく低下した場合は、管理者がただちに注意しなければなりません。このカウンタは、システムがすべて復元されたことを確認するために、特にアップグレードの前後にモニタする必要があります。
RTMT の [Trace & Log Central] または SOAP API を使用して、次のような履歴情報をダウンロードすることもできます。
Cisco CallManager サービスが応答しなくなった場合は、次のメッセージがシステム イベント ログに表示されます。
The Cisco CallManager service terminated unexpectedly. It has done this 1 time. The following corrective action will be taken in 60000 ms. Restart the service.
この場合では、その他にも次のメッセージが表示されることがあります。
Timeout 3000 milliseconds waiting for Cisco CallManager service to connect.
Cisco Communications Manager が、次のエラーにより起動しませんでした。
The service did not respond to the start or control request in a timely fashion.
この状態で Cisco Unified IP Phone やゲートウェイなどのデバイスが Cisco Unified Communications Manager から登録解除されると、ユーザが受信するダイヤル トーンが遅延したり、高い CPU 使用率が原因で Cisco Unified Communications Manager サーバがフリーズしたりします。ここに記載されていないイベント ログ メッセージについては、Cisco Unified Communications Manager のイベント ログを参照してください。
データベースの複製は、Cisco Unified Communications Manager クラスタのコア機能です。データベースのマスター コピーを備えたサーバはパブリッシャ(最初のノード)として機能し、データベースを複製するサーバはサブスクライバ(以降のノード)を構成します。
ステップ 1 | データベースのレプリケーションを確認します。データベース レプリケーションは、CLI、Cisco Unified Reporting、または RTMT を使用して確認できます。 | ||
ステップ 2 | CLI を使用してデータベースの複製を確認するには、CLI にアクセスし、次のコマンドを発行して各ノードでの複製を確認します。各ノードでこの CLI コマンドを実行し、その複製のステータスを確認する必要があります。また、サブスクライバをインストールした後、サブスクライバの数によっては、2 のステータスに達するまでに長い時間がかかることがあります。 admin: show perf query class "Number of Replicates Created and State of Replication"
==>query class :
- Perf class (Number of Replicates Created and State of Replication)
has instances and values:
ReplicateCount -> Number of Replicates Created = 344
ReplicateCount -> Replicate_State = 2
この場合に Replicate_State オブジェクトが 2 の値を示すことに注意してください。次に、Replicate_State が取ることのできる値を示します。 | ||
ステップ 3 | Cisco Unified Reporting を使用してデータベースの複製を確認するには、次のタスクを実行します。 | ||
ステップ 4 | RTMT を使用してデータベースの複製を確認するには、次のタスクを実行します。 | ||
ステップ 5 | すべてのサーバで RTMT のステータスが良好であるにもかかわらず、データベースが同期していないことが疑われる場合は、CLI コマンド utils dbreplication status を実行します(いずれかのサーバで RTMT のステータスが 4 と表示される場合は、ステップ 6 に進みます)。 このステータス コマンドは、utils dbreplication status all を使用してすべてのサーバで、または utils dbreplication status <hostname> を使用して 1 つのサブスクライバで実行できます。 ステータス レポートは、疑わしいテーブルがあるかどうかを示します。疑わしいテーブルがある場合は、複製修正 CLI コマンドを使用し、パブリッシャ サーバからサブスクライバ サーバにデータを同期します。 複製の修正は、utils dbreplication repair usage:utils dbreplication repair [nodename]|all コマンドを使用して、すべてのサブスクライバ サーバで実行することも(all パラメータを使用)、1 つのサブスクライバ サーバだけで実行することもできます。 複製の修正を実行した後(数分間かかることがある)、別のステータス コマンドを実行して、すべてのテーブルが同期されたことを確認できます。修正後にテーブルが同期されていれば、複製の修正は成功です。
| ||
ステップ 6 | データベースの複製に関するデバッグ情報を提供する [Cisco Unified CM Database Status] レポートを生成し、表示します。RTMT のステータスが不良と表示される各サブスクライバで、hosts、rhosts、sqlhosts、およびサービス ファイルに適切な情報が含まれることを確認します。 [Cisco Unified CM Cluster Overview] レポートを生成し、表示します。サブスクライバ サーバのバージョンが同一であること、接続が正常であること、時間遅延が許容値内であることを確認します。 前述の条件が許容できるものである場合、次の手順を実行して、そのサブスクライバ サーバ上でレプリケーションをリセットします。
|
失われたノードの回復時に接続が復元されても、データベースのレプリケーションが行われません。複製の状態を確認できます。ノードですでに複製のリセットを試み、その操作に失敗している場合に限り、次の手順を使用します。
「同期外れ」とは、クラスタ内の 2 つのサーバの特定のデータベース テーブルに同じ情報が含まれていないという意味です。
Cisco Unified Communications Manager バージョン 6.x 以降では、この症状には予期しないコール処理の動作が含まれます。コールのルーティングと処理が予想どおりに実行されません。この症状は、パブリッシャ サーバとサブスクライバ サーバのいずれかで発生することがあります。
Cisco Unified Communications Manager バージョン 5.x では、この症状には予期しないコール処理の動作が含まれます。コールのルーティングと処理は予想どおりに実行されませんが、これは、パブリッシャ サーバがオフラインになっているときに限ります。これらの症状が見られる場合は、utils dbreplication status コマンドを実行します。「"Out of sync"」と表示されます。「"Out of sync"」と表示されない場合は、問題はありません。
古い製品リリースを実行できるようにクラスタ内のサーバを元に戻す場合は、クラスタ内部でデータベース レプリケーションを手動でリセットする必要があります。すべてのクラスタ サーバを古い製品リリースに戻した後にデータベースの複製をリセットするには、すべてのパブリッシャ サーバで utils dbreplication reset コマンドを使用します。
Cisco Unified Communications Operating System Administration または CLI を使用してバージョンを切り替えると、古い製品バージョンに戻すときに、データベース レプリケーションのリセット要件に関するメッセージが表示されます。
この項では、ルート アクセスがディセーブルになっている Cisco Unified Communications Manager サーバのトラブルシューティングに役立つコマンドやユーティリティのクイック リファレンスを提供します。
次の表に、システムのさまざまな問題をトラブルシューティングするための情報収集に使用できる CLI コマンドと GUI をまとめます。
情報 |
Linux コマンド |
サービスアビリティの GUI ツール |
CLI コマンド |
---|---|---|---|
CPU 使用率 |
top |
RTMT [表示(View)] タブに移動し、 を選択 |
プロセッサ CPU 使用率: show perf query class Processor すべてのプロセスのプロセス CPU 使用率: show perf query counter Process "% CPU Time" 個々のプロセス カウンタの詳細(CPU 使用率を含む) show perf query instance <Process task_name> |
プロセスの状態 |
ps |
RTMT [表示(View)] タブに移動し、 を選択 |
show perf query counter Process "Process Status" |
ディスク使用量 |
df/du |
RTMT [表示(View)] タブに移動し、 を選択 |
show perf query counter Partition"% Used" または show perf query class Partition |
メモリ |
free |
RTMT [表示(View)] タブに移動し、 を選択 |
show perf query class Memory |
ネットワーク ステータス |
netstats |
|
show network status |
サーバのリブート |
reboot |
サーバの [プラットフォーム(Platform)] Web ページにログイン を選択 |
utils system restart |
トレース/ログの収集 |
Sftp、ftp |
RTMT [Tools] タブに移動し、 を選択 |
ファイルのリスト:file list ファイルのダウンロード:file get ファイルの表示:file view |
本資料は既存のマニュアルを補足するもので、次のような既存のマニュアルに代わるものではありません。
保守および操作ガイドの索引:http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/prod_maintenance_guides_list.html
『Cisco Unified Communications Manager Serviceability Administration Guide』
『Changing the IP Address and Hostname for Cisco Unified Communications Manager and IM and Presence Service』
『Cisco Unified Communications Real-Time Monitoring Tool Administration Guide』
『Administration Guide for Cisco Unified Communications Manager』
インストールおよびアップグレード ガイドの索引: http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/prod_installation_guides_list.html