Catalyst CLI
ここでは、Catalyst CLI について説明します。
• 「ROM モニタの CLI」
• 「スイッチ CLI」
ROM モニタの CLI
ROM モニタは、プラットフォームの電源投入時、リセット時、または重大な例外が発生したときに実行される ROM ベースのプログラムです。ROM モニタ モードが開始されるのは、スイッチが有効なシステム イメージを見つけることができなかった場合、NVRAM 内の設定が壊れていた場合、またはコンフィギュレーション レジスタが ROM モニタ モードを開始するように設定されていた場合です。ROM モニタ モードで、フラッシュ メモリ、ネットワーク サーバ ファイル、またはブートフラッシュからシステム イメージを手動でロードできます。
スイッチを再起動し、起動から 60 秒以内に Break キーを押すと、ROM モニタ モードを開始できます。
(注) コンフィギュレーション レジスタの設定値で Break キーがオフに設定されているかどうかに関係なく、システムの再起動から 60 秒間は、Break キーが常に有効です。
端末サーバから ROM モニタにアクセスするには、Telnet プロンプトに戻って、端末エミュレーション プログラムに対して send break コマンドを入力し、ROM モニタ モードを開始します。
ROM モニタ モードが開始されると、プロンプトが rommon> になります。 ? コマンドを使用して、使用できる ROM モニタ コマンドを表示します。
コンソール ポートから CLI にアクセスする場合
コンソール ポートからスイッチの CLI にアクセスするには、EIA/TIA-232(RS-232)ケーブルを使用して、コンソール端末をコンソール ポートに接続する必要があります。
(注) スーパバイザ エンジンのコンソール ポートに接続する詳しい手順については、各スイッチのハードウェアのマニュアルを参照してください。
コンソール ポートからスイッチにアクセスする手順は、次のとおりです。
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ステップ 1 |
端末からスイッチ コンソール プロンプトへの接続を開始し、 Return キーを押します。 |
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ステップ 2 |
プロンプトで、システム パスワードを入力します。Console> プロンプトが表示されます。これは CLI にユーザ モードでアクセスしたことを表します。 |
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ステップ 3 |
必要な場合、イネーブル モードを開始します(スイッチの設定を変更するには、イネーブル モードを開始する必要があります)。 |
enable |
ステップ 4 |
必要なコマンドを入力して、作業を行います。 |
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ステップ 5 |
作業が終わったら、セッションを終了します。 |
exit |
コンソール ポートからスイッチにアクセスすると、次のように表示されます。
Telnet で CLI にアクセスする場合
スイッチとの Telnet セッションを開始するには、まず最初にスイッチの IP アドレスを設定する必要があります。IP アドレスの設定手順については、「帯域内(sc0 および sc1)インターフェイス IP アドレスの割り当て」を参照してください。同時に最高 8 つの Telnet セッションを利用できます。Telnet セッションがアイドル状態のまま所定の時間が経過すると、そのセッションは自動的に切断されます。
Telnet を使用してリモート ホストからスイッチ CLI にアクセスする手順は、次のとおりです。
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ステップ 1 |
リモート ホストから telnet コマンド、およびアクセスするスイッチの名前または IP アドレスを入力します。 |
telnet { hostname | ip_addr } |
ステップ 2 |
プロンプトに CLI のパスワードを入力します。パスワードを設定していない場合は、 Return キーを押します。 |
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ステップ 3 |
必要なコマンドを入力して、作業を行います。 |
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ステップ 4 |
作業が終わったら、Telnet セッションを終了します。 |
exit |
次に、スイッチとの Telnet セッションをオープンする例を示します。
unix_host% telnet Catalyst_1
Escape character is '^]'.
コンソール ポートから MSFC にアクセスする場合
switch console コマンドを使用して、スーパバイザ エンジンのコンソール ポートに直接接続されたスイッチ CLI から MSFC にアクセスします。MSFC CLI を終了してスイッチの CLI に戻るには、Router> プロンプトに対して Ctrl-C を 3 回入力します。
スイッチ CLI から MSFC にアクセスする手順は、次のとおりです。
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スイッチ CLI から MSFC にアクセスします。 |
switch console [ mod ] |
(注) モジュール番号を指定しない場合、コンソールはアクティブ スーパバイザ エンジン上の MSFC に切り替わります。
(注) スタンバイ MSFC の Cisco IOS CLI にアクセスするには、そのスタンバイ スーパバイザ エンジンのコンソール ポートに接続します。
次に、スイッチ CLI からアクティブ スーパバイザ エンジンのアクティブ MSFC にアクセスし、MSFC CLI を終了してスイッチ CLI に戻る例を示します。
Console> (enable) switch console 15
Type ^C^C^C to switch back...
Telnet セッションから MSFC にアクセスする場合
session mod コマンドを入力して、スイッチ CLI から Telnet セッションによって MSFC にアクセスします。MSFC CLI を終了してスイッチ CLI に戻るには、Router> プロンプトで ^] または exit コマンドを入力します。
(注) mod 引数は、MSFC のモジュール番号を指定します。モジュール番号 15 は、MSFC がスロット 1 のスーパバイザ エンジンに搭載されていることを示します。モジュール番号 16 は、MSFC がスロット 2 のスーパバイザ エンジンに搭載されていることを示します。Supervisor Engine 720 の場合、mod 引数は MSFC3 のモジュール番号を指定します。モジュール番号 15 は、MSFC3 がスロット 5(6 または 9 スロットのスイッチ)またはスロット 7(13 スロットのスイッチ)にある Supervisor Engine 720 に搭載されていることを示します。モジュール番号 16 は、MSFC3 がスロット 6(6 または 9 スロットのスイッチ)またはスロット 8(13 スロットのスイッチ)にある Supervisor Engine 720 に搭載されていることを示します。
次に、スイッチ CLI から MSFC にアクセスし、MSFC CLI を終了してスイッチ CLI に戻る例を示します。
Console> (enable) session 15
Trying Router-15...
Connected to Router-15.
Escape character is '^]'.
スイッチ CLI コマンドのモード
スイッチ CLI は、2 つの操作モード、ユーザ モードとイネーブル モードをサポートします。どちらのモードもパスワードで保護されます。ユーザ モード コマンドは、日常的なシステム モニタリング作業に使用します。イネーブル モード コマンドは、システムを設定し、基本的なトラブルシューティングを実行する場合に使用します。
ログイン後、システムは自動的にユーザ モードになり、ユーザ モード コマンドだけが使用できます。イネーブル モードにアクセスするには、enable コマンドと、その後ろにイネーブル モード パスワードを入力します。イネーブル モードを終了してユーザ モードに戻るには、プロンプトに disable コマンドを入力します。
次に、イネーブル モードにアクセスする例を示します。
Enter Password: <password>
コマンドラインでのモジュール、ポート、および VLAN の指定
スイッチ コマンドに大文字と小文字の区別はありません。また、コマンドおよびパラメータは、現在使用可能な他のコマンドおよびパラメータと明確に区別できる文字数まで、省略することが可能です。
Catalyst 6500 シリーズ スイッチは、マルチモジュール システムです。CLI から入力したコマンドは、システム全体に適用することも、特定のモジュール、ポート、または VLAN(仮想 LAN)に適用することもできます。
モジュール、ポート、および VLAN には、1 から始まる番号が順番に与えられます。スーパバイザ エンジンはモジュール 1 で、スロット 1 に搭載します。スイッチに冗長スーパバイザ エンジンが搭載されている場合は、スロット 1 とスロット 2 にスーパバイザ エンジンを搭載します。Supervisor Engine 720 は、6 または 9 スロットのスイッチの場合はモジュール 5 で、スロット 5 に搭載します。また、13 スロットのスイッチの場合はモジュール 7 で、スロット 7 に搭載します。冗長 Supervisor Engine 720 を使用する場合、6 または 9 スロットのスイッチではスロット 5 と 6、13 スロットのスイッチではスロット 7 と 8 に Supervisor Engine 720 を搭載します。
特定のモジュールを指定するには、モジュール番号を使用します。
ポート 1 は常に左端のポートです。特定モジュールの特定ポートを指定するには、 mod/port というコマンド構文を使用します。たとえば、 3/1 はモジュール 3 のポート 1 を表します。 set trunk および set port channel などの一部のコマンドでは、ポートのリストを指定できます。
複数のポートを指定するには、カンマで区切って(スペースを入れずに)個々のポートを指定するか、2 つのポート番号をハイフン(-)でつないでポート範囲を指定します。ハイフンの方がカンマより優先されます。
表2-1 に、ポートおよびポート範囲の指定例を示します。
表2-1 ポートおよびポート範囲の指定
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2/1 |
モジュール 2 のポート 1 を指定します。 |
3/4-8 |
モジュール 3 のポート 4、5、6、7、8 を指定します。 |
5/2,5/4,6/10 |
モジュール 5 のポート 2 およびポート 4 を指定し、さらにモジュール 6 のポート 10 を指定します。 |
3/1-2,4/8 |
モジュール 3 のポート 1 およびポート 2 を指定し、さらにモジュール 4 のポート 8 を指定します。 |
VLAN は、各 VLAN に 1 つずつ対応付けられた番号である VLAN ID によって識別します。VLAN のリストを指定するには、カンマで区切って(スペースを入れずに)個々の VLAN を指定するか、2 つの VLAN 番号をハイフン(-)でつないで VLAN 範囲を指定します。
表2-2 に、VLAN および VLAN 範囲の指定例を示します。
表2-2 VLAN および VLAN 範囲の指定
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10 |
VLAN 10 を指定します。 |
5,10,15 |
VLAN 5、10、15 を指定します。 |
10-50,500 |
VLAN 10 ~ 50(両端を含む)および VLAN 500 を指定します。 |
MAC アドレス、IP アドレス、および IP エイリアスの指定
一部のコマンドでは、MAC(メディア アクセス制御)アドレス、IP アドレス、または IP エイリアスを標準形式で指定する必要があります。MAC アドレスの形式は、次のように、6 つの 16 進数字をハイフンで区切って指定します。
IP アドレスの形式は 32 ビットであり、次のように、ネットワーク セクション、オプションのサブネット セクション、およびホスト セクションを表す 4 つのオクテットをピリオドで区切って指定します(ドット付き 10 進表記)。
スイッチ上で IP エイリアスを設定している場合は、ドット付き 10 進表記の IP アドレスの代わりに IP エイリアスを使用できます。IP エイリアスは、IP アドレスまたは IP エイリアスを定義するコマンドを除き、IP アドレスを使用するほとんどのコマンドに使用できます。IP エイリアスの使用方法については、「スイッチ上での IP エイリアスの定義」を参照してください。
スイッチ上で Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)を設定している場合、IP アドレスの代わりに DNS ホスト名を使用できます。DNS の設定手順については、「DNS の設定」を参照してください。
コマンドラインの編集
最後に入力した 20 個のコマンドは、ヒストリ バッファに保存されます。これらのコマンドをスクロールし、プロンプトからコマンドを入力したり編集したりすることができます。 表2-3 に、スイッチ コマンドを入力および編集するときに使用するキーボード ショートカットを示します。
表2-3 コマンドライン編集用キーボード ショートカット
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Ctrl-A |
コマンドラインの先頭文字に移動します。 |
Ctrl-B または左矢印キー |
カーソルを 1 文字分だけ後退させます。 |
Ctrl-C |
エスケープしてプロンプトおよび作業を打ち切ります。 |
Ctrl-D |
カーソル位置の文字を削除します。 |
Ctrl-E |
現在のコマンドラインの末尾に移動します。 |
Ctrl-F または右矢印キー |
カーソルを 1 文字分だけ進めます。 |
Ctrl-K |
カーソル位置からコマンドラインの末尾までを削除します。 |
Ctrl-L 、 Ctrl-R |
現在のコマンドラインを改行して繰り返します。 |
Ctrl-N または下矢印キー 1 |
ヒストリ バッファ内の次のコマンドラインを入力します。 |
Ctrl-P または上矢印キー 1 |
ヒストリ バッファ内の 1 つ前のコマンドラインを入力します。 |
Ctrl-U 、 Ctrl-X |
カーソル位置からコマンドラインの先頭までを削除します。 |
Ctrl-W |
最後に入力した単語を削除します。 |
Esc B |
単語 1 つ分だけカーソルを後退させます。 |
Esc D |
カーソルから単語の末尾までを削除します。 |
Esc F |
単語 1 つ分だけカーソルを進めます。 |
Delete キーまたは Backspace キー |
コマンド入力時の誤りを消去し、このキーに続けてコマンドを再入力します。 |
ヒストリ置換
ヒストリ バッファには、端末セッションで最後に入力した 20 個のコマンドが保存されます。ヒストリ置換により、特殊な省略形式のコマンドを使用して、再入力せずにこれらのコマンドにアクセスできます。 表2-4 に、ヒストリ置換コマンドを示します。
表2-4 ヒストリ置換コマンド
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最後に入力したコマンドを反復 |
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最後から nn 番めのコマンドを反復 |
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コマンド n を反復 |
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文字列 aaa から始まるコマンドを反復 |
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文字列 aaa を含むコマンドを反復 |
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最後に入力したコマンドの文字列 aaa を文字列 bbb に置換 |
前に入力したコマンドの末尾に文字列を追加して反復する場合
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最後に入力したコマンドの末尾に文字列 aaa を追加 |
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コマンド n の末尾に文字列 aaa を追加 |
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文字列 aaa から始まるコマンドの末尾に文字列 bbb を追加 |
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文字列 aaa が含まれるコマンドの末尾に文字列 bbb を追加 |
コマンド ヘルプの利用方法
ユーザ モードまたはイネーブル モードで、 help または ? と入力すると、そのモードで使用できるコマンドが表示されます。特定のコマンドの後ろに help または ? を入力すると、コマンドの使用方法などの補足説明が表示されます。コマンドの入力時に引数の数を間違えた場合、または無効な引数を指定した場合には、コマンドの使い方、ヘルプ メニュー、および該当する場合にはパラメータ範囲が表示されます。また、 help または ? をコマンド カテゴリに追加すると、そのカテゴリのコマンド リストが表示されます。
MSFC CLI
ここでは、MSFC CLI について説明します。
• 「Cisco IOS コマンド モード」
• 「Cisco IOS CLI」
(注) 「スイッチから MSFC にアクセスする場合」で説明した方法に加えて、MSFC に Telnet で直接アクセスするように Cisco IOS ソフトウェアを設定できます。次の URL にある『Cisco IOS Security Configuration Guide』の「Configuring Authentication」を参照してください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121cgcr/secur_c/scprt1/scdathen.htm
Cisco IOS コマンド モード
Cisco IOS のユーザ インターフェイスには、さまざまなモードがあります。現在のモードによって、使用できるコマンドが決まります。現在のモードで使用できるコマンドのリストを表示するには、システム プロンプトで疑問符(?)を入力します。詳細については、「Cisco IOS コマンドおよび構文のリスト表示」を参照してください。
スイッチ上でセッションを開始するときは、ユーザ モード(別名ユーザ EXEC モード)で始めます。EXEC モードでは、限られた一部のコマンドしか使用できません。すべてのコマンドを使用できるようにするには、イネーブル EXEC モードを開始しなければなりません。イネーブル EXEC モードにアクセスするには、通常、パスワードの入力が必要です。イネーブル EXEC モードでは、任意の EXEC コマンドを入力できるほか、グローバル コンフィギュレーション モードにアクセスできます。EXEC コマンドのほとんどは、show コマンド(現在のコンフィギュレーション ステータスを表示)、 clear コマンド(カウンタまたはインターフェイスを消去)などのように、一回かぎりのコマンドです。スイッチを再起動しても EXEC コマンドが保存されることはありません。
コンフィギュレーション モードでは、実行コンフィギュレーションの変更を行うことができます。設定をあとで保存した場合、スイッチの再起動後もコマンドが保存されています。最初にグローバル コンフィギュレーション モードを開始する必要があります。グローバル コンフィギュレーション モードから、インターフェイス コンフィギュレーション モード、サブインターフェイス コンフィギュレーション モード、および各種プロトコル固有のモードを開始できます。
ROM モニタ モードは、スイッチが正常に起動できない場合に使用する個別のモードです。たとえば、スイッチの起動時に有効なシステム イメージが見つからない場合、またはスイッチのコンフィギュレーション ファイルが壊れている場合に、スイッチで ROM モニタ モードが開始される場合があります。詳細については、「ROM モニタの CLI」を参照してください。
表2-5 に、使用頻度の高い Cisco IOS モードを示します。
表2-5 使用頻度の高い Cisco IOS コマンド モード
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ユーザ EXEC |
リモート装置への接続、端末の一時的な設定変更、基本的なテストの実行、およびシステム情報の表示。 |
ログインします。 |
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イネーブル EXEC |
動作パラメータの設定。イネーブル コマンド セットには、ユーザ EXEC モードのコマンドのほかに configure コマンドが含まれます。このコマンドを使用して、別のコマンド モードにアクセスします。 |
ユーザ EXEC モードで、 enable コマンドおよびイネーブル パスワードを入力します。 |
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グローバル コンフィギュレーション |
システム全体に影響を及ぼす機能の設定。 |
イネーブル EXEC モードで、 configure terminal コマンドを入力します。 |
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インターフェイス コンフィギュレーション |
インターフェイス別に使用できるさまざまな機能があります。インターフェイス コマンドは、ギガビット イーサネットまたはファスト イーサネット インターフェイスの動作をイネーブルにし、変更します。 |
グローバル コンフィギュレーション モードで、 interface type location コマンドを入力します。 |
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コンソール コンフィギュレーション |
直接接続されたコンソールまたは Telnet 接続による仮想端末から、このコンフィギュレーション モードを使用してコンソール インターフェイスを設定します。 |
グローバル コンフィギュレーション モードで、 line console 0 コマンドを入力します。 |
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ユーザが入力したコマンドは、Cisco IOS コマンド インタープリタ(別名 EXEC)によって解析および実行されます。コマンドを入力する際、他のコマンドと区別がつく文字数だけを入力することにより、コマンドおよびキーワードを省略できます。たとえば、 show コマンドは sh 、 configure terminal コマンドは config t と省略できます。
exit と入力すると、スイッチは 1 レベル前に戻ります。コンフィギュレーション モードを完全に終了してイネーブル EXEC モードに戻るには、 Ctrl-Z キーを押します。
Cisco IOS コマンドおよび構文のリスト表示
どのコマンド モードでも、疑問符(?)を入力することにより、使用できるコマンドのリストを表示できます。
特定の文字シーケンスで始まるコマンドのリストを表示するには、それらの文字を入力し、その後ろに疑問符(?)を入力します。スペースは入れないでください。この形式のヘルプは、ユーザに代わって 1 つの単語を完成させるので、ワード ヘルプといいます。
キーワードまたは引数のリストを表示するには、キーワードまたは引数の代わりに疑問符を入力します。疑問符の前にスペースを 1 つ入れてください。この形式のヘルプは、すでに入力したコマンド、キーワード、および引数に基づいて、使用できるキーワードまたは引数を表示するので、コマンド構文ヘルプといいます。
memory Configure from NV memory
network Configure from a TFTP network host
overwrite-network Overwrite NV memory from TFTP network host
terminal Configure from the terminal
前に入力したコマンドを再表示するには、上矢印キーまたは Ctrl-P キーを押します。上矢印キーを続けて押すことにより、直前に入力した 20 個のコマンドを表示できます。
ヒント コマンドの入力について問題が生じた場合は、システム プロンプトを確認するとともに、疑問符(?)を入力して使用できるコマンドのリストを表示してください。コマンド モードが間違っているか、間違った構文を使用している可能性があります。
どのモードでも、 Ctrl-Z キーを押すとイネーブル EXEC モードに戻ることができます。1 つ前のモードに戻るには、 exit を入力します。
Cisco IOS コンフィギュレーション モードへのアクセス
Cisco IOS コンフィギュレーション モードにアクセスする手順は次のとおりです。
(注) switch console コマンドを使用して、スーパバイザ エンジンのコンソール ポートに直接接続されたスイッチ CLI から MSFC にアクセスします。Telnet セッションから MSFC にアクセスする方法については、「Telnet セッションから MSFC にアクセスする場合」を参照してください。
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ステップ 1 |
スイッチ CLI を使用している場合は、MSFC CLI を開始します。 |
Console> switch console [ mod ] |
ステップ 2 |
EXEC プロンプトで、イネーブル モードを開始します。 |
Router> enable |
ステップ 3 |
イネーブル EXEC プロンプトで、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
Router# configure terminal |
ステップ 4 |
各種コマンドを入力して、ルーティングを設定します |
(このマニュアルで後述する該当の設定手順を参照してください) |
ステップ 5 |
コンフィギュレーション モードを終了します。 |
Router(config)# Ctrl-Z |
Cisco IOS コンフィギュレーションの表示および保存
変更を行ったあと、設定を表示および保存する手順は次のとおりです。
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ステップ 1 |
イネーブル EXEC プロンプトで、現在の実行コンフィギュレーションを表示します。 |
Router# show running-config |
ステップ 2 |
NVRAM に保存されている設定を表示します。 |
Router# show startup-config |
ステップ 3 |
現在の設定を NVRAM に保存します。 |
Router# copy running-config startup-config |
MSFC インターフェイスをアップにする方法
状況によっては、MSFC インターフェイスが管理上のシャットダウン状態になることがあります。インターフェイスのステータスを確認するには、 show interface コマンドを使用します。
(注) 冗長スーパバイザ エンジンのセットアップ時に、1 つの MSFC 上のインターフェイスがシャットダウンすると、冗長 MSFC 上の対応する VLAN インターフェイスはパケット転送を停止します。したがって、冗長 MSFC 上の対応するインターフェイスを手動でシャットダウンする必要があります。
管理上のシャットダウン状態になっている MSFC インターフェイスをアップにするには、イネーブル モードで次の作業を行います。
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ステップ 1 |
アップにするインターフェイスを指定します。 |
Router(config)# interface interface_type interface_num |
ステップ 2 |
インターフェイスをアップにします。 |
Router(config-if)# no shutdown |
ステップ 3 |
コンフィギュレーション モードを終了します。 |
Router(config-if)# Ctrl-Z |