コマンド リファレンス
この付録では、Cisco IOS コマンドのコマンド リファレンスまたは ML-Series カードに固有の Cisco IOS コマンドの特徴について説明します。標準的な Cisco IOS Release 12.1 コマンドの詳細については、Cisco.com のホームページから入手できる Cisco IOS のマニュアルを参照してください。Select an Area プルダウン メニューから、Products and Services > Technical Documentation を選択します。Cisco Product Documentation のページで、Cisco IOS Software ドロップダウン リストから Release 12.1 を選択します。
[no] bridge bridge-group-number protocol {drpri-rstp | ieee | rstp}
ブリッジ グループで使用するプロトコルを定義するには、 bridge protocol グローバル設定コマンドを使用します。ブリッジ グループでプロトコルを使用しない場合、このコマンドは必要ありません。ブリッジ グループからプロトコルを削除するには、このコマンドの no 形式を、適切なキーワードおよび引数と一緒に使用します。
シンタックスの説明
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drpri-rstp |
ML-Series カードの Dual RPR Interconnect(DRPRI; デュアル RPR 相互接続)機能をイネーブルにするプロトコル。 |
ieee |
IEEE 802.1D スパニングツリー プロトコル。 |
rstp |
IEEE 802.1D 高速スパニングツリー プロトコル。 |
bridge-group-number |
プロトコルに割り当てられているブリッジ グループの識別番号。 |
コマンド モード
グローバル設定
使用上のガイドライン
プロトコル DRPRI-RSTP は、ML-Series カードを DRPRI の一部として設定する場合にのみ使用します。DRPRI 付きのブリッジ グループでは、プロトコルは 1 つに制限されるためそのブリッジ グループには、高速スパニングツリー プロトコル(RSTP)またはスパニングツリー プロトコル(STP)を併せて実装することはできません。
例
次の例では、ブリッジ グループ番号 100 のブリッジ グループに DRPRI プロトコルを割り当てます。
Router(config)#
bridge 100 protocol drpri-rstp
[no] clock auto
システム クロック パラメータが TCC2 カードから自動的に設定されたかどうかを確認するには、 clock auto コマンドを使用します。このコマンドが有効になっていると、サマータイムと時間帯が両方とも自動的に設定され、システム クロックが定期的に TCC2 カードに同期されます。この機能を無効にする場合は、このコマンドの no 形式を使用します。
シンタックスの説明
このコマンドには、引数もキーワードも指定しません。
デフォルト
デフォルトの設定は clock auto です。
コマンド モード
グローバル設定
使用上のガイドライン
このコマンドの no 形式は、サマータイム、時間帯、またはクロックを手動で設定するまでは必須です。no 形式は、Network Time Protocol (NTP) が Cisco IOS で設定されている場合は必須です。ONS 15454 SONET/SDH も Cisco Transport Controller (CTC) から設定され、NTP または Simple Network Time Protocol(SNTP; 簡易ネットワーク タイム プロトコル)サーバーを使用してノードの日付と時刻が設定できるようになっています。
例
Router(config)# no clock auto
関連コマンド
clock summertime
clock timezone
clock set
interface spr 1
Resilient Packet Ring(RPR; 復元パケット リング)に対して ML-Series カード上で Shared Packet Ring(SPR: 共有パケット リング)を作成するには、このコマンドを使用します。インターフェイスがすでに作成されている場合は、このコマンドによって spr インターフェイス設定モードに入ります。有効な spr インターフェイス番号は 1 のみです。
コマンド モード
グローバル設定
使用上のガイドライン
このコマンドを使用すると、RPR/SPR に対して仮想インターフェイスを作成できます。さらに、spr wrap や spr station-id などのコマンドを SPR 設定コマンド モードから RPR に適用できます。
例
次の例では、共有パケット リング インターフェイスを作成します。
Router(config)# interface spr 1
関連コマンド
spr drpri-id
spr-intf-id
spr station-id
spr wrap
[no] pos flag c2 value
送信および受信したフレームに対して C2 バイト値を指定するには、このコマンドを使用します。C2 バイトをデフォルト値に戻す場合は、このコマンドの no 形式を使用します。
デフォルト
LEX と Point-to-Point Protocol/high-level data link control(PPP; ポイントツーポイント プロトコル / HDLC; ハイレベル データ リンク制御)の間の Packet over SONET/SDH(POS)ポート上でカプセル化を変更すると、 表A-1 に基づいてスクランブリングと c2 の設定が自動的にデフォルト値に変更されます。
表A-1 スクランブリングと c2 のデフォルト値
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LEX |
pos scramble-atm |
pos flag c2 0x01 |
PPP/HDLC |
no pos scramble-spe |
pos flag c2 0xCF |
PPP/HDLC カプセル化では、スクランブリングを変更すると、 表A-2 に基づいて「pos flag c2」が自動的にデフォルト値に変更されます。LEX のカプセル化では、スクランブリングの変更は c2 に影響しません。
表A-2 pos flag c2 のデフォルト値
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PPP/HDLC |
pos scramble-atm |
pos flag c2 0xCF |
PPP/HDLC |
no pos scramble-spe |
pos flag c2 0x16 |
コマンド モード
インターフェイス設定モード(packet over SONET [POS] のみ)
使用上のガイドライン
通常、この値は、Peer Path Terminating Equipment(PTE; ピア パス終端装置)の設定と一致するように設定します。操作を正しい順序で行うと、カプセル化を変更したときに、デフォルト以外の設定が上書きされることはありません。推奨する順序は次のとおりです。
1. カプセル化を PPP/HDLC に設定します。
2. スクランブリングを設定します(デフォルト以外の設定が必要な場合)。
3. c2 を設定します(デフォルト以外の設定が必要な場合)。
なお、Cyclic Redundandy Check(CRC; 巡回冗長チェック)設定は PTE の種類によって異なります。ML-Series カード上でのデフォルト CRC は、他の設定に関係なく 32 ビットです。ほとんどの場合、デフォルト設定は正しいものですが、PTE のマニュアルで確認してください。
例
Gateway(config)# int pos0
Gateway(config-if)# pos flag c2 0x16
関連コマンド
pos trigger defects
pos report
[no] pos pdi holdoff time
VCAT メンバ回線が Virtual Concatenation Group(VCG; 仮想連結グループ)に追加されている場合に、Path Defect Indication(PDI; パス障害表示)を遠端に送信しないでいる時間をミリ秒単位で指定するには、このコマンドを使用します。デフォルト値を使用するには、このコマンドの no 形式を使用します。
シンタックスの説明
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time |
ミリ秒単位の遅延時間、100 ~ 1000 |
コマンド モード
インターフェイス設定モード(POS のみ)
使用上のガイドライン
通常、この値は PTE の設定と一致するように設定します。このコマンドの最小単位は 1 ミリ秒です。
例
Gateway(config)# int pos0
Gateway(config-if)# pos pdi holdoff 500
関連コマンド
pos trigger defects
[no] pos report alarm
アラームまたは信号をコンソールに記録するかどうかを指定するには、このコマンドを使用します。このコマンドは、アラームが TCC2/CTC に報告されるかどうかに影響しません。このような条件は、Telcordia GR-253 に従ってソークされ、クリアされます。このコマンドの no 形式を使用すると、特定のアラームや信号の報告が無効になります。
シンタックスの説明
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alarm |
all:すべてのアラームまたは信号 pais:パス アラーム表示信号 plm:パス ラベル ミスマッチ plop:パス ポインタ異常 ppdi:パス ペイロード障害表示 prdi:パス リモート障害表示 ptim:パス トレース ミスマッチ puneq:パス ラベル ゼロ sd-ber-b3:PBIP BER SD しきい値超過 sf-ber-b3:PBIP BER SF しきい値超過 |
デフォルト
デフォルトではすべてのアラームを報告します。
コマンド モード
インターフェイス設定モード(POS のみ)
使用上のガイドライン
通常、この値はピア PTE の設定と一致するように設定します。
例
Gateway(config)# int pos0
Gateway(config-if)# pos report all
Gateway(config-if)# pos flag c2 1
03:16:51: %SONET-4-ALARM: POS0: PPLM
Gateway(config-if)# pos flag c2 0x16
03:17:34: %SONET-4-ALARM: POS0: PPLM cleared
関連コマンド
pos trigger defects
[non] pos trigger defects condition
関連付けられた POS リンク ステートが条件によって変わるように指定するには、このコマンドを使用します。これらの条件は、pos trigger delay コマンドで指定した遅延を使用してソークまたはクリアされます。このコマンドの no 形式を使用すると、特定の条件でトリガーが無効になります。
シンタックスの説明
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condition |
all:すべてのリンク ダウン アラーム障害 ber_sd_b3:PBIP BER SD しきい値超過障害 ber_sf_b3:PBIP BER SD しきい値超過障害 pais:パス アラーム表示信号障害 plop:パス ポインタ異常障害 ppdi:パス ペイロード障害表示障害 prdi:パス リモート障害表示障害 puneq:パス ラベル ゼロ障害 |
デフォルト
カプセル化 PPP のデフォルト条件は ber_sf_b3、pais、および plop です。カプセル化 LEX の場合は、ppdi もデフォルトに設定されています(たとえば、ber_sf_b3、pais、plop、および ppdi)。
コマンド モード
インターフェイス設定モード(POS のみ)
使用上のガイドライン
通常、この値はピア PTE の設定と一致するように設定します。
例
Gateway(config)# int pos0
Gateway(config-if)# pos trigger defects all
[no] pos trigger delay time
関連付けられた POS リンク ステートが条件によって変わるように指定するには、このコマンドを使用します。pos trigger defects コマンドで指定した条件は、遅延を使用してソークまたはクリアされます。デフォルト値を使用するには、このコマンドの no 形式を使用します。
コマンド モード
インターフェイス設定モード(POS のみ)
使用上のガイドライン
通常、この値は PTE の設定と一致するように設定します。このコマンドの最小単位は 50 ミリ秒です。
例
Gateway(config)# int pos0
Gateway(config-if)# pos trigger delay 500
関連コマンド
pos trigger defects
[no] pos scramble-spe
スクランブリングを有効にするには、このコマンドを使用します。
シンタックスの説明
このコマンドには、引数もキーワードも指定しません。
デフォルト
デフォルト値はカプセル化によって異なります。
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LEX |
pos scramble-atm |
PPP/HDLC |
no pos scramble-spe |
コマンド モード
インターフェイス設定モード(POS のみ)
使用上のガイドライン
通常、この値はピア PTE の設定と一致するように設定します。このコマンドによって pos flag c2 の設定が変わる可能性があります。
例
Gateway(config)# int pos0
Gateway(config-if)# pos scramble-spe
[no] pos vcat defect {immediate | delayed}
VCAT 障害処理モードを、ステートの変化を検出したら直ちに処理するように設定するか、またはpos trigger delay で指定した時間を待つように設定します。デフォルト値を使用するには、このコマンドの no 形式を使用します。
シンタックスの説明
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immediate |
ステートの変化を検出したら直ちに障害を処理します。 |
delayed |
コマンド pos trigger delay で指定した時間が経過してから障害を処理します。遅延を設定していて、かつ回線が RPR 上にある場合は、RPR 障害処理も指定した遅延時間だけ遅れます。 |
デフォルト
デフォルトの設定は immediate です。
コマンド モード
POS インターフェイス設定
使用上のガイドライン
VCAT 回線が非保護 SONET 回線を使用している場合は、immediate を使用する必要があります。VCAT 回線が SONET
保護回線(Bidirectional Line Switch Ring (BLSR; 双方向ライン スイッチ型リング) または Unidirectional Path Switch Ring (UPSR; 単方向パス スイッチ型リング))を使用している場合、delayed を使用する必要があります。
例
次の例では、ML-Series カードを delayed に設定しています。
Router(config)# interface pos 1
Router(config-if)# pos vcat defect delayed
関連コマンド
interface spr 1
spr wrap
interface pos 1
pos trigger delay
show controller pos interface-number [details]
POS コントローラの状態を表示するには、このコマンドを使用します。 特定の追加情報を取得するには、details 引数を使用します。
シンタックスの説明
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interface-number |
POS インターフェイスの番号(0 ~ 1) |
コマンド モード
特権 EXEC
使用上のガイドライン
このコマンドは、POS と SONET の問題を診断して切り分けるために使用できます。
Continuous Concatenation Circuit(CCAT)の Show Controller の出力例
Router# show controller pos 0
Hardware is Packet/Ethernet over Sonet
PAIS = 0 PLOP = 0 PRDI = 0 PTIM = 0
PPLM = 0 PUNEQ = 0 PPDI = 0 PTIU = 0
BER_SF_B3 = 0 BER_SD_B3 = 0 BIP(B3) = 20 REI = 2
NEWPTR = 0 PSE = 0 NSE = 0
Alarms reportable to CLI: PAIS PLOP PUNEQ PTIM PPLM PRDI PPDI BER_SF_B3 BER_SD_B3 VCAT_OOU_TPT LOM SQM
Link state change defects: PAIS PLOP PUNEQ PTIM PPLM PRDI PPDI BER_SF_B3
Link state change time : 200 (msec)
DOS FPGA channel number : 0
Starting STS (0 based) : 0
VT ID (if any) (0 based) : 255
C2 (tx / rx) : 0x01 / 0x01
SFBER = 1e-4, SDBER = 1e-7
5 total input packets, 73842 post-HDLC bytes
0 input short packets, 73842 pre-HDLC bytes
0 input long packets , 0 input runt packets
67 input CRCerror packets , 0 input drop packets
0 input packets dropped by ucode
0 total output packets, 0 output pre-HDLC bytes
Carrier delay is 200 msec
VCAT の Show Controller の出力例
Router# show controller POS 1
Hardware is Packet/Ethernet over Sonet
Defect Processing Mode: IMMEDIATE
PDI Holdoff Time: 100 (msec)
*************** Member 1 ***************
VCG Member State: VCG_MEMBER_NORMAL
PAIS = 0 PLOP = 0 PRDI = 0 PTIM = 0
PPLM = 0 PUNEQ = 0 PPDI = 0 PTIU = 0
BER_SF_B3 = 0 BER_SD_B3 = 0 BIP(B3) = 16 REI = 17
NEWPTR = 0 PSE = 0 NSE = 0
Alarms reportable to CLI: PAIS PLOP PUNEQ PTIM PPLM PRDI PPDI BER_SF_B3 BER_SD_B3 VCAT_OOU_TPT LOM SQM
Link state change defects: PAIS PLOP PUNEQ PTIM PPLM PRDI PPDI BER_SF_B3
Link state change time : 200 (msec)
DOS FPGA channel number : 2
Starting STS (0 based) : 3
VT ID (if any) (0 based) : 255
C2 (tx / rx) : 0x01 / 0x01
SFBER = 1e-4, SDBER = 1e-7
*************** Member 2 ***************
VCG Member State: VCG_MEMBER_NORMAL
PAIS = 0 PLOP = 0 PRDI = 0 PTIM = 0
PPLM = 0 PUNEQ = 0 PPDI = 0 PTIU = 0
BER_SF_B3 = 0 BER_SD_B3 = 0 BIP(B3) = 15 REI = 35
NEWPTR = 0 PSE = 0 NSE = 0
Alarms reportable to CLI: PAIS PLOP PUNEQ PTIM PPLM PRDI PPDI BER_SF_B3 BER_SD_B3 VCAT_OOU_TPT LOM SQM
Link state change defects: PAIS PLOP PUNEQ PTIM PPLM PRDI PPDI BER_SF_B3
Link state change time : 200 (msec)
DOS FPGA channel number : 3
Starting STS (0 based) : 24
VT ID (if any) (0 based) : 255
C2 (tx / rx) : 0x01 / 0x01
SFBER = 1e-4, SDBER = 1e-7
13 total input packets, 5031 post-HDLC bytes
0 input short packets, 5031 pre-HDLC bytes
0 input long packets , 0 input runt packets
0 input CRCerror packets , 0 input drop packets
0 input packets dropped by ucode
13 total output packets, 5031 output pre-HDLC bytes
5031 output post-HDLC bytes
Carrier delay is 200 msec
関連コマンド
show interface pos
clear counters
show interface pos interface-number
POS の状態を表示するには、このコマンドを使用します。
シンタックスの説明
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interface-number |
POS インターフェイスの番号(0 ~ 1) |
コマンド モード
特権 EXEC
使用上のガイドライン
このコマンドは、POS と SONET/SDH の問題を診断して切り分けるために使用できます。
例
Gateway# show interfaces pos0
POS0 is up, line protocol is up
Hardware is Packet/Ethernet over Sonet
MTU 4470 bytes, BW 155520 Kbit, DLY 100 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation HDLC, crc 32, loopback not set
Last input 00:00:09, output never, output hang never
Last clearing of "show interface" counters 05:17:30
Input queue: 0/75/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 0
Output queue :0/40 (size/max)
5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
2215 total input packets, 223743 post-HDLC bytes
0 input short packets, 223951 pre-HDLC bytes
0 input long packets , 0 input runt packets
0 input CRCerror packets , 0 input drop packets
0 input packets dropped by ucode
Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 throttles
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
2216 total output packets, 223807 output pre-HDLC bytes
224003 output post-HDLC bytes
0 packets output, 0 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 applique, 8 interface resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
関連コマンド
show controller pos
clear counters
show ons alarm
カード上でアクティブなすべてのアラームを表示するには、このコマンドを使用します。
シンタックスの説明
このコマンドには、引数もキーワードも指定しません。
コマンド モード
特権 EXEC
使用上のガイドライン
このコマンドは、カードの問題を診断して切り離すために使用できます。
例
router# show ons alarm
Equipment Alarms
Active: CONTBUS-IO-A CTNEQPT-PBWORK
Port Alarms
POS0 Active: None
POS1 Active: None
FastEthernet0 Active: None
FastEthernet1 Active: None
FastEthernet2 Active: None
FastEthernet3 Active: None
FastEthernet4 Active: None
FastEthernet5 Active: None
FastEthernet6 Active: None
FastEthernet7 Active: None
FastEthernet8 Active: None
FastEthernet9 Active: None
FastEthernet10 Active: None
FastEthernet11 Active: None
POS0
Active Alarms : None
Demoted Alarms: None
POS1 VCG State: VCG_NORMAL
VCAT Group
Active Alarms : None
Demoted Alarms: None
Member 0
Active Alarms : None
Demoted Alarms: None
Member 1
Active Alarms : None
Demoted Alarms: None
関連コマンド
show controller pos
show ons alarm defects
show ons alarm failures
show ons alarm defect eqpt
装置レイヤの障害を表示するには、このコマンドを使用します。
シンタックスの説明
このコマンドには、引数もキーワードも指定しません。
コマンド モード
特権 EXEC
使用上のガイドライン
装置レイヤのアクティブな障害と、設定可能な障害を表示するには、このコマンドを使用します。
例
router# show ons alarm defect eqpt
Reportable to TCC/CLI: CONTBUS-IO-A CONTBUS-IO-B CTNEQPT-PBWORK CTNEQPT-PBPROT EQPT RUNCFG-SAVENEED ERROR-CONFIG
関連コマンド
show ons alarm failures
show ons alarm defect port
ポート レイヤの障害を表示するには、このコマンドを使用します。
シンタックスの説明
このコマンドには、引数もキーワードも指定しません。
コマンド モード
特権 EXEC
使用上のガイドライン
リンク レイヤのアクティブな障害と、設定可能な障害を表示するには、このコマンドを使用します。 TPTFAIL 障害は POS ポート上でのみ発生し、CARLOSS 障害はイーサネット ポート上でのみ発生します。
例
router# show ons alarm defect port
Reportable to TCC: CARLOSS TPTFAIL
Reportable to TCC: CARLOSS TPTFAIL
Reportable to TCC: CARLOSS TPTFAIL
Reportable to TCC: CARLOSS TPTFAIL
関連コマンド
show interface
show ons alarm failures
show ons alarm defect pos interface-number
リンク レイヤの障害を表示するには、このコマンドを使用します。
シンタックスの説明
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interface-number |
POS インターフェイスの番号(0 ~ 1) |
コマンド モード
特権 EXEC
使用上のガイドライン
POS レイヤのアクティブな障害と、設定可能な障害を表示するには、このコマンドを使用します。
例
router# show ons alarm defect pos0
Alarms reportable to TCC/CLI: PAIS PRDI PLOP PUNEQ PPLM PTIM PPDI BER_SF_B3 BER_SD_B3
関連コマンド
show controller pos
show ons alarm failures
show ons alarm failure eqpt
装置レイヤの障害を表示するには、このコマンドを使用します。
シンタックスの説明
このコマンドには、引数もキーワードも指定しません。
コマンド モード
特権 EXEC
使用上のガイドライン
装置レイヤのアクティブな障害を表示するには、このコマンドを使用します。EQPT アラームが存在する場合は、アラームの原因である Board Fail 障害が表示されます。
例
router# show ons alarm failure eqpt
関連コマンド
show ons alarm defect
show ons alarm failure port
ポート レイヤの障害を表示するには、このコマンドを使用します。
シンタックスの説明
このコマンドには、引数もキーワードも指定しません。
コマンド モード
特権 EXEC
使用上のガイドライン
リンク レイヤのアクティブな障害を表示するには、このコマンドを使用します。
例
router# show ons alarm failure port
GigabitEthernet0 Active: None
GigabitEthernet1 Active: None
関連コマンド
show interface
show ons alarm defect
show ons alarm failure pos interface-number
リンク レイヤの障害を表示するには、このコマンドを使用します。
コマンド モード
特権 EXEC
使用上のガイドライン
POS レイヤにある特定のインターフェイスのアクティブな障害を表示するには、このコマンドを使用します。Telcordia GR-253 に規定されているようにアラームが降格されたかどうかも表示されます。
例
router# show ons alarm failure pos 0
関連コマンド
show controller pos
show ons alarm defect
spr drpri-id { 0 | 1 }
DRPRI 保護機能用にペアにされた ML-Series カードを区別するために、0 または 1 の DRPRI 識別番号を作成します。
コマンド モード
Shared Packet Ring(SPR; 共有パケット リング)インターフェイス設定
使用上のガイドライン
DRPRI ペアの 2 つのカードは同じ SPR ステーション ID を共有するため、DRPRI 識別番号を使用すると、DRPR ペアの一方を簡単に特定できます。
例
次の例では、ゼロ(0)という DRPRI 識別番号を ML-Series カードの SPR インターフェイスに割り当てます。
Router(config)# interface spr 1
Router(config-if)# spr drpri-id 0
関連コマンド
interface spr 1
spr-intf-id
spr station-id
spr wrap
spr-intf-id shared-packet -ring-number
POS インターフェイスを SPR インターフェイスに割り当てます。
シンタックスの説明
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shared-packet-ring-number |
有効な共有パケット リング番号(SPR 番号)は 1 のみです。 |
コマンド モード
POS インターフェイス設定
使用上のガイドライン
• SPR 番号は必ず 1 に設定します。これは、SPR インターフェイスに割り当てられた SPR 番号と同じです。
• SPR インターフェイスのメンバは POS インターフェイスにする必要があります。
• SPR インターフェイスは、EtherChannel(port-channel)インターフェイスと同じように設定します。メンバの定義には、channel-group コマンドではなく、spr-intf-ID コマンドを使用してください。さらに、port-channel と同じように、POS インターフェイスではなく SPR インターフェイスを設定します。
例
次の例では、共有パケット リング番号が 1 の SPR インターフェイスに ML-Series カードの POS インターフェイスを 割り当てます。
Router(config)# interface pos 0
Router(config-if)# spr-intf-id 1
関連コマンド
interface spr 1
spr drpri-id
spr station-id
spr wrap
[no] spr load-balance { auto | port-based }
ユニキャスト パケットに対して RPR 負荷バランシング方式を指定します。
シンタックスの説明
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auto |
デフォルトの auto オプションは、MAC アドレスまたは IP パケットのソース アドレスと宛先アドレスに基づいて負荷を平準化します。 |
port-based |
port-based 負荷バランシング オプションは、偶数ポートを POS 0 インターフェイスに、奇数ポートを POS 1 インターフェイスにマップします。 |
コマンド モード
SPR インターフェイス設定
例
次の例では、port-based 負荷バランシングを使用するように SPR インターフェイスを設定します。
Router(config)# interface spr 1
Router(config-if)# spr load-balance port-based
spr station-id station-id-number
ステーション ID を設定します。
シンタックスの説明
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staion-id-number |
RPR に接続した SPR インターフェイスごとに異なる番号を設定する必要があります。有効なステーション ID 番号は 1 ~ 254 です。 |
コマンド モード
SPR インターフェイス設定
使用上のガイドライン
RPR に接続している異なる ML-Series カードはすべて同じインターフェイス タイプであり、番号 spr1 を持っています。ステーション ID は、 SPR インターフェイスの区別に便利です。
例
次の例では、ML-Series カードの SPR ステーション ID を 100 に設定します。
Router(config)# interface spr 1
Router(config-if)# spr station-id 100
関連コマンド
interface spr 1
spr drpri-id
spr-intf-id
spr wrap
spr wrap immediate | delayed
RPR ラップ モードを、リンク ステートの変化を検出したら直ちにトラフィックをラップするように設定するか、または障害を登録して リンクのダウンを宣言するための SONET 保護時間を設けるために、伝送の遅延後にトラフィックをラップするように設定します。
シンタックスの説明
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immediate |
リンク ステートの変化を検出したら直ちに RPR トラフィックをラップします。 |
delayed |
伝送の遅延時間が経過してから RPR トラフィックをラップします。 |
デフォルト
デフォルトの設定は immediate です。
コマンド モード
SPR インターフェイス設定
使用上のガイドライン
RPR が非保護 SONET 回線を使用している場合は、immediate を使用します。SONET 保護回線(BLSR または UPSR)の場合は delayed を使用します。
例
次の例では、ML-Series カードを delayed に設定しています。
Router(config)# interface spr 1
Router(config-if)# spr wrap delayed
関連コマンド
interface spr 1
spr drpri-id
spr-intf-id
spr station-id