Cisco Aironet 8.5 dBi パッチ アンテナ(AIR-ANT2485P-R)
マニュアルの入手方法、テクニカル サポート、およびセキュリティ ガイドライン
【注意】シスコ製品をご使用になる前に、安全上の注意( www.cisco.com/jp/go/safety_warning/ )をご確認ください。 |
このドキュメントでは、AIR-ANT2460P 8.5 dBi パッチ アンテナの仕様、概要、および取り付け手順について説明します。アンテナは、2.4GHz 周波数範囲で動作し、屋内と屋外の両方の環境で使用できるように設計されています。
• 「技術仕様」
• 「システム要件」
(注) 図は、室内に取り付ける様子を示しています。室外に取り付ける場合は、アンテナの背面に印刷された矢印が上向きになるようにしてください。詳細は、「屋外での取り付け」を参照してください。 |
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このアンテナは Cisco Aironet アクセス ポイントおよびブリッジでの使用を目的として設計されていますが、RP-TNC コネクタを使用する 2.4GHz Cisco Aironet 無線デバイスでも使用できます。
次の安全上の警告の翻訳版は、『 Safety Warnings for Cisco Aironet Antennas 』で提供されています。
http://cisco.com からアクセスできます。
警告 この警告マークは、危険を示します。身体に傷害を受ける可能性があります。機器を動作させる前に、電気回路の危険性を認識し、事故を防止するための一般的な措置について把握しておいてください。警告の各国語版は、各警告の最後に記載されているステートメント番号を基に、装置に付属の「Translated Safety Warnings」を参照してください。ステートメント 1071
これらの注意事項を保管しておいてください。
警告 ANSI C95.1 標準に規定された RF 被爆制限値に準拠するために、PC カード クライアントが搭載されたラップトップを使用して長時間にわたり送信または操作する場合は、アダプタ一体型アンテナを自分自身または周囲の人から 5cm(1 インチ)以上離すようにしてください。アンテナとユーザとの距離が 5cm(2 インチ)以上離れていない場合は、ユーザの被爆時間を制限することをお勧めします。
警告 雷が発生している間は、システムを動作させたり、ケーブルの接続や切断を行ったりしないでください。
警告 送電線またはその他の電灯/電力回線に近い場所や、これらの回線に接触する可能性のある場所に、アンテナを設置しないでください。アンテナを設置するときには、死傷事故のおそれがあるので、これらの回線に絶対に接触しないよう十分に注意する必要があります。アンテナの適切な設置および接地の手順については、国および地域の規定を参照してください(たとえば、NFPA 70、National Electrical Code、Article 810(米国)やCanadian Electrical Code、Section 54(カナダ)など)。
アンテナを設置しようとして、毎年多くの方が亡くなったり怪我をしたりしています。事故に遭われた方の多くは感電の危険を認識していましたが、事故を避けるための適切な手順を取っていませんでした。
安全を確保し、適切に設置するために、ここに記載する安全に関する注意事項を読み、その指示に従ってください。これは、事故防止につながります。
1. はじめてアンテナを設置する場合は、自身と周囲の安全のため、専門家の指示を仰いでください。取り付けようとするアンテナのサイズやタイプに応じた取り付け方法は、シスコの営業担当者にご相談ください。
2. 設置場所を選択する際は、パフォーマンスと同様に安全性にも注意してください。電力線と電話線は似ているので、注意してください。安全のため、すべての電力線は死傷事故につながるおそれがあることを認識しておいてください。
3. 地域の電力会社に連絡してください。設置計画を通知し、設置案を実際に見て確認するよう依頼してください。これは、危険を防ぐには適切な要請といえます。
4. 慎重に設置計画を立てて、計画が完成してから実行に移ってください。マストやタワーを適切に建てられるかどうかは、連携作業の問題である場合がほとんどです。特定のタスクごとにそれぞれの担当者を割り当て、実行する内容とタイミングを認識してもらいます。責任者を 1 人割り当て、指示を出したり、トラブルの兆候がないかを監視してもらいます。
c. ゴム底の靴をはき、ゴム手袋をして、長袖のシャツまたはジャケットを着用する。
6. 組み立て部品が落下しかけたら、その部品を取ろうとせずにそのまま落としてください。アンテナ、マスト、ケーブル、金属支線ワイヤは、非常に優れた電流導体です。これらの部品の一部でも電力線に接触すると、アンテナや設置作業者に通電することを忘れないでください。
7. アンテナ システムの一部が電力線に接触している場合には、その部分に触ったり自分で取り除こうとしないでください。地域の電力会社に連絡してください。電力会社の担当者がその部品を安全に取り除きます。
アンテナは無線信号を送受信するため、RF 妨害物や干渉の一般的な発生源に影響されやすく、それにより、スループットが低下したり、アンテナが接続されているデバイスの通信範囲が狭まる可能性があります。次のガイドラインに従って、最大のパフォーマンスが得られるようにしてください。
• 伝播特性を利用するためにアンテナを取り付けます。必ず、アンテナを垂直に正しく置き、できるだけ高い位置に取り付けてください。
• アンテナは、暖房器具やエアコンのダクト、大型の天井トラス、建物の上部構造、主要な電力ケーブルなどの、金属製の妨害物から離した場所に取り付けます。必要に応じて、丈夫なコンジットを使用してアンテナを低くし、これらの妨害物との距離をとります。
• 十分な通信範囲を確保した上で、信号が何枚の壁を通過できるかは、建物に使用されている建材の密度によって決まります。アンテナを取り付ける場所を決定する前に、次の事項を考慮してください。
–ソリッド コンクリートおよびプレキャスト コンクリートの壁の場合、通信範囲を縮小せずに信号が通過できる壁の枚数は 1 ~ 2 枚です。
–コンクリートおよび木質ブロックの壁の場合、信号が通過できる壁の枚数は 3 ~ 4 枚です。
–ドライ壁または木製壁の場合、信号が通過できる壁の枚数は 5 ~ 6 枚です。
–厚い金属製の壁の場合は、信号が反射するため、ほとんど通過できません。
–2.5cm および 3.8cm(1 インチおよび 1 1/2 インチ)間隔の金網フェンスは、2.4GHz の無線信号をブロックする高調波リフレクタの働きをします。
• アンテナは、電子レンジおよび 2GHz のコードレス電話から離して取り付けてください。これらの製品は、アンテナが接続されるデバイスと同じ周波数帯で動作するため、信号干渉の原因となる場合があります。
• 信号伝播を最大限にするため、アンテナは垂直方向に取り付けてください。
アンテナを取り付ける前に、安全性とパフォーマンスに最適な場所を選択します。
ワイヤ、電力線、木からの安全な距離を決定する手順は、次のとおりです。
ステップ 2 この長さをタワーまたはマストの長さに加え、合計を 2 倍にします。これが安全を確保するための推奨最短距離になります。
一般に、アンテナと地面との間の距離が離れるほど、パフォーマンスは向上します。アンテナを適切に取り付けるには、屋根の線の上、約 1.5 ~ 3m(5 ~ 10 フィート)にすべての電力線と妨害物から離して設置します。可能な場合は、ご使用のワイヤレス デバイスのすぐ上に取り付け場所を設定してください。このようにすることで、引き込みケーブルをできるだけ短くできます。
アンテナは、平らな垂直面に取り付けることができます。ドライ壁にアンテナを取り付けるための部品が付属しています。アンテナを別の面に取り付ける場合は、適切な部品を準備する必要があります。
(注) アンテナを取り付けるための 4 つの取り付けネジが付属しています。安全で信頼性があり長期的な設置を可能にするには、4 つのすべてのネジを使用してアンテナを取り付ける必要があります。
アンテナには、取り付けキットが付属しています。このキットには、次の部品が入っています。
• #29(3.45mm(0.136 インチ)のドリル ビット(ドライ壁への取り付けの場合、その他の平面には、異なるサイズのドリルが必要)
垂直な面にアンテナを取り付ける手順は、次のとおりです。この手順は、ドライ壁へのアンテナの取り付けについて説明しています。その他のタイプの面にアンテナを取り付ける場合は、手順が少し異なる場合があります。
ステップ 2 アンテナをテンプレートとして使用し、取り付け用の 4 つの穴の位置に印を付けます。
ステップ 3 ドリルおよび #29 のドリル ビットを使用して、手順 2 で印を付けた位置に 4 つの穴をあけます。
ステップ 4 それぞれの穴にプラスチック製のアンカーを差し込みます。
ステップ 5 木づちまたは金づちを使用してアンカーを壁に固定します。
ステップ 6 アンテナを取り付けるための穴をアンカーに合わせます。
ステップ 7 アンテナを取り付けるためのそれぞれの穴に #8 x ¾ のネジをさし込みます。
ステップ 8 プラス ネジ用ライバを使用してアンテナを壁に固定します。きつく締めすぎないように注意してください。
ステップ 9 アンテナの取り付け穴にエンド キャップを取り付けます。
ステップ 10 アンテナ レードームから、屋外での取り付けに関する黄色の警告ラベルを剥がします。
このアンテナは屋外に取り付けることができます。アンテナを屋外に取り付ける場合は、取り付け用の部品を準備する必要があります。屋外での取り付けについては、アンテナの背面に印刷されている指示に従ってください。
このアンテナには、高品質で損失の少ないケーブルを使用することをお勧めします。
(注) 同軸ケーブルでは、周波数が高くなると効率性が失われ、信号損失が発生します。ケーブルの長さによって信号損失量が決まるため、ケーブルはできる限り短くする必要があります(ケーブルが長いほど、損失は大きくなります)。
アンテナは、0.91m(3 フィート)の短いケーブルの先の RP-TNC プラグで終端します。アンテナへの対応コネクタは、適切な RP-TNC ジャックです。相手側のコネクタは、使用されている機器のタイプに応じて異なります。
ケーブルをアンテナに接続したら、湿気やその他の天候条件などがパフォーマンスに影響しないように、接続部を覆います(屋外の場合)。屋外の接続部には同軸シール(CoaxSeal など)を使用することをお勧めします。シリコン シールや電気テープを使用して屋外の接続部を覆うことは、お勧めしません。
国内の電気関連法規に基づいてアンテナを接地する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 10 番の AWG 銅線、8 番以上の銅被鋼線、または青銅線を、マストおよび引き込み線用のアース線として使用します。マストの底面にしっかりとアース線を固定します。
ステップ 2 静電放電装置(避雷器、 Cisco Aironet AIR-ACC245LA-R または同等のもの)に引き込み線を固定し、1.2m(4 フィート)~ 2.4m(8 フィート)離れた場所の絶縁体がある建物にマストのアース線を固定します。
ステップ 3 建物への引き込み線の入口にできるだけ近い場所に、アンテナの放電装置を取り付けます。
ステップ 4 建物の壁の、引き込みケーブルを接続する機器にできるだけ近い場所に穴を開けます。
ステップ 5 穴からケーブルを引き出して、建物へのケーブルの入口付近にドリップ ループを作ります。
マニュアルの入手方法、テクニカル サポート、マニュアルに関するフィードバックの提供、セキュリティ ガイドライン、および推奨エイリアスや一般的なシスコのマニュアルについては、次の URL で、毎月更新される『 What's New in Cisco Product Documentation 』を参照してください。シスコの新規および改訂版の技術マニュアルの一覧も示されています。
http://www.cisco.com/en/US/docs/general/whatsnew/whatsnew.html
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(http://www.cisco.com/techsupport )の、利用頻度の高い ドキュメントを日本語で提供しています。
Service Request ツールには、次の URL からアクセスできます。
http://www.cisco.com/techsupport/servicerequest
日本語版のService Request ツールは次のURLからアクセスできます。
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『 What's New in Cisco Product Documentation 』は、シスコ製品の最新マニュアル リリースに関する情報を提供するオンライン資料です。毎月更新されるこの資料は、製品カテゴリ別にまとめられているため、目的の製品マニュアルを見つけることができます。
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