Cisco Aironet 3600 シリーズ Lightweight アクセス ポイント
Cisco Aironet アクセス ポイントの使用に関するガイドライン
Cisco Aironet アクセス ポイントの使用に関するガイドライン(日本の場合)
European Community, Switzerland, Norway, Iceland, and Liechtenstein
Declaration of Conformity with regard to the R&TTE Directive 1999/5/EC & Medical Directive 93/42/EEC
このデバイスは電波被爆に関するカナダ産業省ガイドラインに適合
Administrative Rules for Cisco Aironet Access Points in Taiwan
Operation of Cisco Aironet Access Points in Brazil
DHCP オプション 43 および DHCP オプション 60 の設定
このマニュアルでは、Cisco Aironet 3600 シリーズ アクセス ポイントの設置と設定の方法を解説しています。また、取り付け手順および限定的なトラブルシューティング手順も含まれています。
3600 シリーズは、クライアントにサービスを提供する際に高い信頼性と展開可能な距離で 3 つの空間ストリーム レートを維持する高性能スペクトル インテリジェンスをサポートしています。3600 シリーズは、高い信頼性と全体的なワイヤレス パフォーマンスを提供します。
3600 シリーズは、統合および外部アンテナ オプションを備えたデュアルバンド無線(2.4 GHz と 5 GHz)を提供します。アクセス ポイントは、主要な 802.11n クライアントとの完全な相互運用性をサポートし、他のアクセス ポイントおよびコントローラとの混合配置をサポートします。
3600 シリーズ アクセス ポイントはコントローラ ベースの(Unified)製品で、次をサポートします。
• 3602I アクセス ポイント モデルの統合アンテナ(AIR-CAP3602I-x-K9)
• 耐久型 3602E アクセス ポイント モデルの外部アンテナ(AIR-CAP3602E-x-K9)
(注) モデル番号の「x」は規制ドメインを表します。サポートされている規制ドメインの一覧については、「規制ドメイン」を参照してください。
• サブシステム(CPU およびメモリを含む)および次をサポートする無線ハードウェアの処理
– CleanAir:RF 干渉の自動検出、分類、位置特定、および緩和
– ClientLink+:802.11n クライアントおよびレガシー 802.11a/g OFDM クライアントへのビーム形成
– 3 つの空間ストリーム 450 Mbps データ レートを満たすように拡張されたスループット、転送、およびフィルタリング性能
– CDP(Cisco Discovery Protocol)
• 次の機能を備えた 2.4 GHz と 5 GHz 802.11n 無線
– 3 つの空間ストリーム、450 Mbps の PHY レート
– Cisco Vector Beamforming:.11ag クライアントおよび 1x1 11n クライアント用の暗黙的な共通位相ビーム形成
次の安全についての警告の翻訳は、ご使用のアクセス ポイントに付属の、安全についての警告の翻訳済みマニュアルに含まれています。この翻訳された警告は、Cisco.com から入手できる『Translated Safety Warnings for Cisco Aironet Access Points』にも含まれています。
警告 安全上の重要事項
「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。警告の各国語版については、各警告文の末尾に提示されている番号をもとに、この機器に付属している各国語で記述された安全上の警告を参照してください。ステートメント 1071
これらの注意事項を保存しておいてください。
警告 設置手順を読んでから、システムを電源に接続してください。ステートメント 1004
警告 装置は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。ステートメント 1074
警告 この製品は、設置する建物に回路短絡(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。保護対象の装置は次の定格を超えないようにします。
20A。ステートメント 1005
警告 シールドされていない雷管の近くや爆発の可能性のある場所では、そうした環境での使用が想定されていない無線ネットワーク デバイスを使用しないでください。ステートメント 245B
警告 FCC の Radio Frequency(RF; 無線周波数)被曝制限値に準拠するため、アンテナは身体から 20 cm(7.9 インチ)以上離れた場所に設置してください。
ステートメント 332
(注) 本アクセス ポイントは、National Electrical Code の 300.22.C 項、Canadian Electrical Code の Part 1、C22.1 の 2-128、12-010(3)、および 12-100 に準拠した空調空間での使用に適しています。空調空間には、電源またはパワー インジェクタを設置しないでください。
(注) リストに記載されている ITE 機器だけを使用してください。
ステップ 1 梱包を解いて、アクセス ポイントとアクセサリ キットを梱包箱から取り出します。
ステップ 2 梱包材は、後で使用できるように、梱包箱にすべて戻します。
ステップ 3 次に示す品目を受け取っていることを確認します。欠品または損傷品が見つかった場合は、製品の購入代理店まで問い合わせてください。
– 調整可能な天井用レール クリップ(アクセス ポイント注文時に選択)
3600 シリーズ アクセス ポイントには、2 つの同時デュアル バンド無線(2.4 GHz および 5 GHz 802.11n MIMO 無線)が搭載されています。3600 シリーズ アクセス ポイント構成は次のとおりです。
• AIR-CAP3602E-x-K9:2 つの 2.4 GHz/5 GHz デュアルバンド無線、最大 4 本の外部デュアルバンド ダイオポール アンテナ
• AIR-CAP3602I-x-K9:2 つの 2.4 GHz/5 GHz デュアルバンド無線と統合デュアルバンド逆 F アンテナ
規制ドメイン(モデル番号の「x」)については、 「規制ドメイン」 を参照してください。
3602E モデルは、最大 4 本の外部デュアルバンド ダイポール アンテナおよび 2 つの 2.4 GHz/5 GHz 無線で構成されています。無線およびアンテナは、共通デュアルバンド RF インターフェイスを介して周波数帯域 2400 ~ 2500 MHz および 5150 ~ 5850 MHz をサポートします。外部デュアルバンド ダイポール アンテナの特徴は次のとおりです。
3602E モデル アクセス ポイントは、モデルの上部に外部アンテナ コネクタと LED インジケータがあります( 図 1 を参照)。3602I モデル アクセス ポイントにはアンテナが内蔵されており、ユニットの上部に外部コネクタはありませんが、ユニットの上部に LED インジケータがあります( 図 2 を参照)。
図 1 アクセス ポイントのポートと接続部(上部)- 3602E モデル
図 2 アクセス ポイントの LED インジケータ(上部)-- 3602I モデル
アクセス ポイントの下部にあるポートおよび接続部を 図 3 に示します。
図 3 アクセス ポイントのポートと接続部(下部)- AIR3602E および 3602I モデル
この項では、アクセス ポイントをワイヤレス LAN コントローラに接続する方法を説明します。設定プロセスはコントローラで実行するので、詳細については、『Cisco Wireless LAN Controller Configuration Guide』を参照してください。このガイドは、Cisco.com で入手できます。
アクセス ポイントは、コントローラとネットワーク上のその他のワイヤレス アクセス ポイント間の通信に、標準の Control and Provisioning of Wireless Access Points Protocol(CAPWAP)を使用します。CAPWAP は標準の相互運用プロトコルであり、アクセス コントローラではこのプロトコルを利用して、ワイヤレス終端地点の集合を管理します。CAPWAP を使用する検出プロセスは、以前の Cisco Aironet アクセス ポイントで使用した Lightweight Access Point Protocol(LWAPP; Lightweight アクセス ポイント プロトコル)と同じです。LWAPP 対応のアクセス ポイントは CAPWAP と互換性があり、CAPWAP コントローラにシームレスに変換できます。CAPWAP ソフトウェアのコントローラと LWAPP ソフトウェアのコントローラを組み合わせて配置することができます。
CAPWAP でサポートされていないレイヤ 2 配置を使用している場合を除き、コントローラがもたらす機能に変わりはありません。
CAPWAP 環境では、ワイヤレス アクセス ポイントが CAPWAP 検出方式によってコントローラを検出し、コントローラに CAPWAP 接続要求を送信します。これに対し、コントローラはアクセス ポイントに CAPWAP join response を返し、アクセス ポイントはコントローラに join できるようになります。アクセス ポイントがコントローラに join すると、コントローラによってアクセス ポイントの構成、ファームウェア、制御トランザクション、およびデータ トランザクションが管理されます。
(注) 検出プロセスと CAPWAP の詳細については、『Cisco Wireless LAN Controller Software Configuration Guide』を参照してください。このドキュメントは、Cisco.com で入手できます。
(注) CAPWAP のサポートは、コントローラ ソフトウェア リリース 5.2 以降で提供されます。ただし、コントローラは、3600 シリーズ アクセス ポイントをサポートするためにリリース 7.1.91.0 以降を実行している必要があります。
(注) アクセス ポイントの名前にスペースが含まれていると、コントローラの CLI を使用してアクセス ポイントを編集したり、アクセス ポイントにクエリーを送信したりすることができません。
(注) コントローラが現在の時刻に設定されていることを確認してください。コントローラをすでに経過した時刻に設定すると、その時刻には証明書が無効である可能性があり、アクセス ポイントがコントローラに join できない場合があります。
アクセス ポイントをネットワークでアクティブにするには、コントローラがそのアクセス ポイントを検出する必要があります。アクセス ポイントでは、次のコントローラ検出プロセスをサポートしています。
• レイヤ 3 CAPWAP の検出:アクセス ポイントとは異なるサブネットで実行できます。レイヤ 2 検出で使用される MAC アドレスではなく、IP アドレスおよび UDP パケットが使用されます。
• ローカルに保存されたコントローラ IP アドレスの検出:アクセス ポイントが以前にコントローラに接続していた場合、第 1、第 2、第 3 のコントローラの IP アドレスがアクセス ポイントの不揮発性メモリに保存されています。今後の展開用にアクセス ポイントにコントローラの IP アドレスを保存するこのプロセスは、「アクセス ポイントのプライミング」と呼ばれます。プライミングの詳細については、「設置前の設定」を参照してください。
• DHCP サーバの検出:この機能では、DHCP オプション 43 を使用してアクセス ポイントにコントローラの IP アドレスを割り当てます。Cisco スイッチでは、通常この機能に使用される DHCP サーバ オプションをサポートしています。DHCP オプション 43 の詳細については、「DHCP オプション 43 および DHCP オプション 60 の設定」を参照してください。
• DNS の検出:アクセス ポイントでは、ドメイン ネーム サーバ(DNS)を介してコントローラを検出できます。アクセス ポイントでこれを実行するには、CISCO-CAPWAP-CONTROLLER.localdomain への応答としてコントローラの IP アドレスを返すよう、DNS を設定する必要があります。ここで、localdomain はアクセス ポイント ドメイン名です。CISCO-CAPWAP-CONTROLLER を設定することにより、既存のお客様の環境で下位互換性が実現します。アクセス ポイントは、DHCP サーバから IP アドレスと DNS の情報を受信すると、DNS に接続して CISCO-CAPWAP-CONTROLLER.localdomain を解決します。DNS からコントローラの IP アドレスのリストを受信すると、アクセス ポイントはコントローラに discovery request を送信します。
アクセス ポイントを取り付けて導入する前に、サイトの調査を行って(またはサイト計画ツールを使用して)アクセス ポイントを設置する最適な場所を判断することを推奨します。
ご使用のワイヤレス ネットワークについて次の情報を知っておく必要があります。
• アクセス ポイントの取り付けオプション:吊り天井の下面、水平面、またはデスクトップ。
(注) 吊り天井の上面にアクセス ポイントを取り付けることもできますが、取り付け用部品を追加購入する必要があります。詳細については、「アクセス ポイントの取り付け」を参照してください。
• アクセス ポイントの電源オプション:推奨される外部電源(Cisco AIR-PWR-B)からの電力供給、DC 電源、ネットワーク デバイスからの PoE、または PoE パワー インジェクタ/ハブ(通常、ワイヤリング クローゼット内にあります)。
(注) 建物の空調空間に取り付けたアクセス ポイントには、安全規則に準拠するために、PoE を使用して電力を供給する必要があります。
アクセス ポイントの場所を示すサイト マップを作成し、各場所からデバイスの MAC アドレスを記録して、それらをワイヤレス ネットワークを計画または管理している担当者に渡すことができるようにすることを推奨します。
次に、アクセス ポイントの設置と初期操作が正常に行われるように設計した手順を説明します。設置前の設定は、「アクセス ポイントのプライミング」とも呼ばれます。この手順は任意です。
(注) 設置前の設定は、オプションの手順です。ネットワーク コントローラが適切に設定されている場合は、アクセス ポイントを最終位置に取り付けて、そこからネットワークに接続することができます。詳細については、「ワイヤレス ネットワークへのアクセス ポイントの配置」を参照してください。
設置前の設定を 図 4 に示します。
ステップ 1 Cisco ワイヤレス LAN コントローラ DS ポートがネットワークに接続されていることを確認します。該当するCisco ワイヤレス LAN コントローラガイドの説明に従って、CLI、Web ブラウザ インターフェイス、またはCisco WCSの手順を使用します。
a. アクセス ポイントに、Cisco ワイヤレス LAN コントローラ管理および AP マネージャ インターフェイスへのレイヤ 3 接続が存在することを確認します。
b. アクセス ポイントが接続するスイッチを設定します。詳細については、『Cisco Wireless LAN Controller Configuration Guide, Release x.x』を参照してください。
c. 新しいアクセス ポイントが常に接続できるよう、Cisco ワイヤレス LAN コントローラをマスターとして設定します。
d. ネットワーク上で DHCP が有効であることを確認します。アクセス ポイントは、DHCP を介して IP アドレスを受信する必要があります。
e. CAPWAP UDP ポートがネットワーク内でブロックされないようにします。
f. アクセス ポイントは、コントローラの IP アドレスを検出できる必要があります。これには、DHCP、DNS、または IP サブネット ブロードキャストを使用します。このガイドでは、コントローラの IP アドレスを提供する DHCP 方式について説明します。その他の方式については、製品マニュアルを参照してください。詳細については、 「DHCP オプション 43 の使用方法」 も参照してください。
a. アクセス ポイントは 802.3af(15.4 W)に準拠しており、次のいずれかの 802.3af 準拠デバイスから電力を供給することができます。
–WS-C3550、WS-C3560、および WS-C3750 スイッチ
–2600、2610、2611、2621、2650、および 2651 マルチサービス プラットフォーム
–2610XM、2611XM、2621XM、2650XM、2651XM、および 2691 マルチサービス プラットフォーム
–2811、2821、および 2851 サービス統合型ルータ
–3620、3631-telco、3640、および 3660 マルチサービス プラットフォーム
–3725 および 3745 マルチサービス アクセス ルータ
アクセス ポイントに推奨される外部電源は、Cisco AIR-PWR-B 電源です。アクセス ポイントには、次のオプションの外部電源から電力を供給することもできます。
–1250 シリーズ アクセス ポイント パワー インジェクタ(AIR-PWRINJ4)
(注) ワイヤレス トラフィックの速度が 10/100 イーサネット ポートの伝送速度を超えるためにイーサネット ポートがトラフィックのボトルネックにならないよう、3602 シリーズ アクセス ポイントにはギガビット イーサネット リンクが必要です。
b. アクセス ポイントがコントローラに接続しようとすると、LED が緑色、赤色、オレンジ色の順に切り替わります。この動作は、最大で 5 分間続きます。
(注) アクセス ポイントが 5 分を超えてもこのモードのままの場合、アクセス ポイントはマスター Cisco ワイヤレス LAN コントローラを検出できません。アクセス ポイントとCisco ワイヤレス LAN コントローラとの接続をチェックし、いずれも同じサブネット上にあることを確認します。
c. アクセス ポイントがシャットダウンした場合は、電源をチェックします。
d. アクセス ポイントはCisco ワイヤレス LAN コントローラを検出したあと、アクセス ポイントのコード バージョンとCisco ワイヤレス LAN コントローラのコード バージョンが異なる場合に、新しいオペレーティング システム コードのダウンロードを試みます。この動作中は、ステータス LED が濃い青色に点滅します。
e. オペレーティング システムのダウンロードに成功すると、アクセス ポイントがリブートします。
ステップ 3 必要に応じて、アクセス ポイントを設定します。コントローラの CLI、コントローラの GUI、または Cisco WCS を使用して、アクセスポイント固有の 802.11n ネットワーク設定をカスタマイズします。
ステップ 4 設置前の設定に成功すると、ステータス LED が緑色になり、通常の動作を示します。アクセス ポイントを接続解除して、ワイヤレス ネットワーク上の配置予定場所に取り付けます。
ステップ 5 アクセス ポイントが通常の動作を示さない場合、電源を切り、設置前の設定を繰り返します。
(注) Cisco ワイヤレス LAN コントローラとは異なるサブネット上にレイヤ 3 アクセス ポイントを設置する場合、アクセス ポイントを設置するサブネットから DHCP サーバにアクセスできること、また、Cisco ワイヤレス LAN コントローラに戻るルートがサブネットに存在することを確認します。また、Cisco ワイヤレス LAN コントローラに戻るルートで、CAPWAP 通信用の宛先 UDP ポート 5246 および 5247 が開かれていることを確認します。第 1、第 2、および第 3 のワイヤレス LAN コントローラに戻るルートで、IP パケットのフラグメントが許可されていることを確認します。最後に、アドレス変換を使用する場合は、アクセス ポイントとCisco ワイヤレス LAN コントローラに外部アドレスとの 1 対 1 のスタティックな NAT が存在することを確認します (ポート アドレス変換はサポートされていません)。
Cisco Aironet 3602 シリーズ アクセス ポイントは、吊り天井、天井または壁面、電気またはネットワーク ボックス、吊り天井の上面など、さまざまな構成で設置できます。アクセス ポイントの完全な取り付け手順を参照するには、次の URL をクリックしてください。
http://www.cisco.com/en/US/docs/wireless/access_point/mounting/guide/apmount.html
アクセス ポイントを取り付けたあとは、次の手順に従ってアクセス ポイントをワイヤレス ネットワークに配置します。
ステップ 2 アクセス ポイントの LED を確認します(LED の説明については、 「アクセス ポイントの LED の確認」 を参照してください)。
a. アクセス ポイントの電源を入れると、電源投入シーケンスが開始されたことをアクセス ポイントの LED で確認できます。電源投入シーケンスに成功すると、検出および接続プロセスが開始されます。このプロセスの間、LED は緑色、赤色、オフの順序で点滅します。アクセス ポイントがコントローラに接続したときに、クライアントが関連付けられていない場合は LED が緑色になり、1 つ以上のクライアントが関連付けられている場合は青色になります。
b. LED が点灯していない場合は、おそらくアクセス ポイントに電源が供給されていません。
c. LED が 5 分以上順次点滅している場合、アクセス ポイントは第 1、第 2、および第 3 のCisco ワイヤレス LAN コントローラを検出できていません。アクセス ポイントとCisco ワイヤレス LAN コントローラの接続をチェックし、アクセス ポイントとCisco ワイヤレス LAN コントローラがいずれもサブネット上にあること、または、アクセス ポイントに第 1、第 2、および第 3 のCisco ワイヤレス LAN コントローラに戻るルートが存在することを確認します。また、アクセス ポイントが Cisco ワイヤレス LAN コントローラと同一サブネット上にない場合は、アクセス ポイントと同じサブネット上に正しく設定された DHCP サーバがあることを確認します。 詳細については 、 「DHCP オプション 43 および DHCP オプション 60 の設定」 を参照してください。
ステップ 3 Cisco ワイヤレス LAN コントローラがマスターにならないように再設定します。
(注) マスターCisco ワイヤレス LAN コントローラは、作業ネットワーク以外でアクセス ポイントを設定する場合のみ使用します。
アクセス ポイントの設置と実行に問題が生じた場合は、このガイドまたはその他のアクセス ポイント マニュアルで、問題に対する解決策を見つけてください。これらのドキュメントまたはその他のドキュメントは、Cisco.com から入手できます。
3602 シリーズ lightweight アクセス ポイントを使用する場合は、次のガイドラインに留意してください。
• アクセス ポイントは、2500、WiSM2、および 5500 シリーズ コントローラなどの Cisco ワイヤレス LAN コントローラのみと通信できます。
• アクセス ポイントは、Wireless Domain Services(WDS; 無線ドメイン サービス)をサポートしていないので、WDS デバイスとは通信できません。ただし、アクセス ポイントがコントローラに接続すると、コントローラが WDS に相当する機能を果たします。
• CAPWAP はレイヤ 2 をサポートしていません。アクセス ポイントでは、レイヤ 3、DHCP、DNS、または IP サブネットのブロードキャストを使用して IP アドレスを取得し、コントローラを検出する必要があります。
• アクセス ポイントのコンソール ポートは、モニタリングおよびデバッグ用に有効になっています。アクセス ポイントがコントローラに接続すると、すべてのコンフィギュレーション コマンドが無効になります。
DHCP オプション 43 を使用すると、コントローラの IP アドレスのリストがアクセス ポイントに提供されるため、アクセス ポイントがコントローラを検出し、コントローラに接続できるようになります。詳細は、 「DHCP オプション 43 および DHCP オプション 60 の設定」 を参照してください。
アクセス ポイントのステータス LED の位置を 図 5 に示します。
(注) LED ステータスの色は、装置ごとに色の強さおよび色彩が若干異なります。これは、LED メーカーの仕様の正常な範囲内であり、障害ではありません。
アクセス ポイントのステータス LED はさまざまな状況を示します( 表 1 を参照)。
アクセス ポイントは、多くの理由でコントローラに接続できない場合があります。たとえば、RADIUS 認証が保留中である、コントローラで自己署名証明書が無効である、アクセス ポイントとコントローラの規制ドメインが一致しない、などの理由があります。
コントローラ ソフトウェアの利用により、CAPWAP 関連のすべてのエラーを syslog サーバに送信するようにアクセス ポイントを設定できます。すべての CAPWAP エラー メッセージは syslog サーバ自体から表示できるので、コントローラでデバッグ コマンドを有効にする必要はありません。
アクセス ポイントからの CAPWAP 接続要求を受信するまで、コントローラではアクセス ポイントの状態は維持されません。したがって、特定のアクセス ポイントからの CAPWAP 検出要求が拒否された理由を判断することは難しい場合があります。コントローラで CAPWAP デバッグ コマンドを有効にせずにこのような接続問題のトラブルシューティングを行えるよう、コントローラでは検出メッセージを送信してきたすべてのアクセス ポイントの情報を収集し、正常に接続したアクセス ポイントの情報を維持します。
コントローラは、CAPWAP discovery request を送信してきた各アクセス ポイントについて、join 関連のすべての情報を収集します。収集は、アクセス ポイントから最初に受信した discovery メッセージから始まり、コントローラからアクセス ポイントに送信された最後の設定ペイロードで終わります。
2500 シリーズ コントローラのプラットフォームおよび Cisco 28/37/38xx シリーズ サービス統合型ルータ内のコントローラ ネットワーク モジュールによりサポートされたアクセス ポイントの最大 3 倍のアクセス ポイントの join 関連情報を表示できます。
(注) アクセス ポイントの最大数は、Cisco WiSM2 の場合使用されているコントローラ ソフトウェア リリースによって異なります。
コントローラが最大数のアクセス ポイントの join 関連情報を維持している場合、それ以上のアクセス ポイントの情報は収集されません。
デフォルトでは、次の条件のいずれかと一致している場合、1 つのアクセス ポイントからすべての syslog メッセージが IP アドレス 255.255.255.255 に送信されます。
• ソフトウェア リリース 5.2 以降を稼働するアクセス ポイントが、新たに配備されている。
• ソフトウェア リリース 5.2 以降を稼働する既存アクセス ポイントが、設定クリア後にリセットされている。
以上のいずれかの条件と一致しているのにアクセス ポイントがコントローラに join しない場合には、DHCP サーバを設定し、サーバ上のオプション 7 を使用して syslog サーバの IP アドレスをアクセス ポイントに戻すこともできます。それにより、アクセス ポイントではすべての syslog メッセージがこの IP アドレスへ送信されるようになります。
アクセス ポイントが最初にコントローラに接続される際に、コントローラはグローバルな syslog サーバの IP アドレス(デフォルトは 255.255.255.255)をアクセス ポイントに送信します。その後、IP アドレスが次のいずれかのシナリオで上書きされるまで、アクセス ポイントはすべての syslog メッセージをこの IP アドレスに送信します。
• アクセス ポイントは同じコントローラに接続されたままで、コントローラ上のグローバル syslog サーバの IP アドレスの設定が config ap syslog host global syslog_server_IP_address コマンドを使用して変更された。この場合、コントローラは新しいグローバル syslog サーバの IP アドレスをアクセス ポイントに送信します。
• アクセス ポイントは同じコントローラに接続されたままで、特定の syslog サーバの IP アドレスが config ap syslog host specific Cisco_AP syslog_server_IP_address コマンドを使用してコントローラ上のアクセス ポイントに対して設定された。この場合、コントローラは新しい特定の syslog サーバの IP アドレスをアクセス ポイントへ送信します。
• アクセス ポイントはコントローラから接続を切断されており、別のコントローラに接続されている。この場合、新しいコントローラはそのグローバル syslog サーバの IP アドレスをアクセス ポイントに送信します。
• 新しい syslog サーバの IP アドレスが既存の syslog サーバの IP アドレスを上書きするたびに、古いアドレスは固定記憶域から消去され、新しいアドレスがそこに保存される。アクセス ポイントはその syslog サーバの IP アドレスに接続できれば、すべての syslog メッセージを新しい IP アドレスに送信するようになります。
アクセス ポイントの syslog サーバを設定して、アクセス ポイントの接続情報をコントローラの CLI 以外では表示しないようにできます。
接続プロセスの詳細な説明は、次の URL の Cisco.com にあります。
http://www.Cisco.com/en/US/products/ps6366/products_tech_note09186a00808f8599.shtml
この項では、Cisco Aironet 3602 シリーズ アクセス ポイントに関する適合宣言および規制情報を示します。次の URL で、詳細情報を参照できます。
www.cisco.com/go/aironet/compliance
Cisco Systems, Inc.
170 West Tasman Drive
San Jose, CA 95134-1706
USA
このデバイスは、Part 15 の規定に適合しており、 次の 2 つの条件に従って動作するものとします。
1. このデバイスによって、有害な干渉が発生することはない。
2. このデバイスは、予想外の動作を引き起こす可能性のある干渉も含め、すべての干渉を受け入れなければならない。
このデバイスは 5150 ~ 5250MHz および 5470 ~ 5725MHz 帯域で動作し、そのため FCC ガイダンスに従い屋内動作のみに制限されます。
この装置はテスト済みであり、FCC 規定 Part 15 に規定された仕様のクラス B デジタル装置の制限に準拠していることが確認済みです。これらの制限は、住宅地環境で装置を使用したときに、干渉を防止する適切な保護を規定しています。この装置は、無線周波エネルギーを生成、使用、または放射する可能性があり、指示に従って設置および使用しなかった場合、有害な干渉を発生させるおそれがあります。ただし、指示に従った場合でも、干渉が起きないことを保証するものではありません。装置がラジオまたはテレビ受信に干渉する場合には、次の方法で干渉が起きないようにしてください。干渉しているかどうかは、装置の電源のオン/オフによって判断できます。
• 販売業者またはラジオやテレビに詳しい技術者に連絡します。
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この項では、日本で Cisco Aironet アクセス ポイントを使用する際に、干渉を回避するためのガイドラインを示します。このガイドラインは、日本語と英語で提供されています。
This equipment operates in the same frequency bandwidth as industrial, scientific, and medical devices such as microwave ovens and mobile object identification (RF-ID) systems (licensed premises radio stations and unlicensed specified low-power radio stations) used in factory production lines.
1. Before using this equipment, make sure that no premises radio stations or specified low-power radio stations of RF-ID are used in the vicinity.
2. If this equipment causes RF interference to a premises radio station of RF-ID, promptly change the frequency or stop using the device; contact the number below and ask for recommendations on avoiding radio interference, such as setting partitions.
3. If this equipment causes RF interference to a specified low-power radio station of RF-ID, contact the number below.
When installing the product, please use the provided or designated connection cables/power cables/AC adaptors.Using any other cables/adaptors could cause a malfunction or a fire.Electrical Appliance and Material Safety Law prohibits the use of UL-certified cables (that have the "UL" shown on the code) for any other electrical devices than products designated by CISCO.The use of cables that are certified by Electrical Appliance and Material Safety Law (that have "PSE" shown on the code) is not limited to CISCO-designated products.
This Class B Digital apparatus meets all the requirements of the Canadian Interference-Causing Equipment Regulations.
Cet appareil numerique de la classe B respecte les exigences du Reglement sur le material broilleur du Canada.
This device complies with Class B Limits of Industry Canada.Operation is subject to the following two conditions:
1. This device may not cause harmful interference, and
2. This device must accept any interference received, including interference that may cause undesired operation.
Cisco Aironet Access Points are certified to the requirements of RSS-210.The use of this device in a system operating either partially or completely outdoors may require the user to obtain a license for the system according to the Canadian regulations.For further information, contact your local Industry Canada office.
This device has been designed to operate with antennas having a maximum gain of 6 dBi.Antennas having a gain greater than 6 dBi are strictly prohibited for use with this device.The required antenna impedance is 50 ohms.
To reduce potential radio interference to other users, the antenna type and its gain should be so chosen that the equivalent isotropically radiated power (EIRP) is not more than that permitted for successful communication.
The following standards were applied:
EMC--EN 301.489-1 v1.8.1; EN 301.489-17 v2.1.1
Health & Safety--EN60950-1: 2005; EN 50385: 2002
Radio--EN 300 328 v 1.7.1; EN 301.893 v 1.5.1
The conformity assessment procedure referred to in Article 10.4 and Annex III of Directive 1999/5/EC has been followed.
This device also conforms to the EMC requirements of the Medical Devices Directive 93/42/EEC.
(注) This equipment is intended to be used in all EU and EFTA countries.Outdoor use may be restricted to certain frequencies and/or may require a license for operation.For more details, contact Cisco Corporate Compliance.
The product carries the CE Mark:
シスコ製品は、人体の無線周波被曝に関する次の国内および国際規格に準拠するように設計されています。
• 米国規格協会(ANSI)/米国電気電子技術者協会/IEEE C 95.1 (99)
• 保健省(カナダ)安全規定 6。3kHz ~ 300 GHz の範囲内の無線周波数電磁場における人体の被曝の制限
電磁場(EMF)に関するさまざまな国内および国際規格に準拠するために、シスコが承認したアンテナとアクセサリだけを使用してシステムを動作させる必要があります。
3600 シリーズのデバイスには無線トランスミッタとレシーバが含まれています。国際ガイドラインで推奨されている電波(無線周波数電磁場)被曝の制限を超えないように設計されています。ガイドラインは、独立した科学機関(ICNIRP)によって開発され、年齢や健康状態に関係なくいかなる人の安全も確保することを目的とした十分な安全限界が含まれます。
したがって、システムはエンド ユーザがアンテナに接触せずに動作するように設計されています。ユーザまたはオペレータの全体的な被曝を軽減することを目的とした規制ガイドラインに従い、ユーザから少なくとも指定されている最小距離離してアンテナを設置できる場所にシステムを設定することを推奨します。
世界保健機関は、現在の科学情報はワイヤレス デバイスの使用に関して特別な注意が必要であることを示していないと述べています。さらに被曝を軽減する簡単な方法としてアンテナの向きをユーザから離れるように変えるか、推奨距離以上離してアンテナを配置することを推奨しています。
3600 シリーズのデバイスには無線トランスミッタとレシーバが含まれています。FCC Part 1.1310 に示されている電波(無線周波数電磁場)被曝の制限を超えないように設計されています。ガイドラインは IEEE ANSI C 95.1 (92) に基づいており、年齢や健康状態に関係なくいかなる人の安全も確保することを目的とした十分な安全限界が含まれます。
したがって、システムはエンド ユーザがアンテナに接触せずに動作するように設計されています。ユーザまたはオペレータの全体的な被曝を軽減することを目的とした規制ガイドラインに従い、ユーザから少なくとも指定されている最小距離離してアンテナを設置できる場所にシステムを設定することを推奨します。
デバイスはテスト済みで、無線認証プロセスの一部として該当する規制に準拠していることが確認されています。
米国食品医薬品局は、現在の科学情報はワイヤレス デバイスの使用に関して特別な注意が必要であることを示していないと述べています。FCC は、さらに被曝を軽減する簡単な方法としてアンテナの向きをユーザから離れるように変える、推奨距離以上離してアンテナを配置する、またはトランスミッタの出力を下げることを推奨しています。
3600 シリーズのデバイスには無線トランスミッタとレシーバが含まれています。カナダ健康省安全規定 6 に示されている電波(無線周波数電磁場)被曝の制限を超えないように設計されています。ガイドラインには、年齢や健康状態に関係なくいかなる人の安全も確保するための制限を目的とした十分な安全限界が含まれます。
したがって、システムはエンド ユーザがアンテナに接触せずに動作するように設計されています。ユーザまたはオペレータの全体的な被曝を軽減することを目的とした規制ガイドラインに従い、ユーザから少なくとも指定されている最小距離離してアンテナを設置できる場所にシステムを設定することを推奨します。
カナダ健康省は、現在の科学情報はワイヤレス デバイスの使用に関して特別な注意が必要であることを示していないと述べています。さらに被曝を軽減する簡単な方法としてアンテナの向きをユーザから離れるように変える、推奨距離以上離してアンテナを配置する、またはトランスミッタの出力を下げることを推奨しています。
• ホワイト ペーパー『Cisco Systems Spread Spectrum Radios and RF Safety』(次の URL):
http://www.cisco.com/warp/public/cc/pd/witc/ao340ap/prodlit/rfhr_wi.htm
• FCC Bulletin 56:『Questions and Answers about Biological Effects and Potential Hazards of Radio Frequency Electromagnetic Fields』
• FCC Bulletin 65:『Evaluating Compliance with the FCC guidelines for Human Exposure to Radio Frequency Electromagnetic Fields』
• FCC Bulletin 65C (01-01):『Evaluating Compliance with the FCC guidelines for Human Exposure to Radio Frequency Electromagnetic Fields: Additional Information for Evaluating Compliance for Mobile and Portable Devices with FCC limits for Human Exposure to Radio Frequency Emission』
• 次の URL の世界保健機関・国際非電離放射線防護委員会: www.who.int/emf
• 次の URL の英国放射線防護委員会: www.nrpb.org.uk
• 次の URL のセルラー通信・インターネット協会: www.wow-com.com
• 次の URL のモービル マニュファクチュア フォーラム: www.mmfai.org
This section provides administrative rules for operating Cisco Aironet access points in Taiwan.The rules for all access points are provided in both Chinese and English.
Administrative Rules for Low-power Radio-Frequency Devices
For those low-power radio-frequency devices that have already received a type-approval, companies, business units or users should not change its frequencies, increase its power or change its original features and functions.
The operation of the low-power radio-frequency devices is subject to the conditions that no harmful interference is caused to aviation safety and authorized radio station; and if interference is caused, the user must stop operating the device immediately and can't re-operate it until the harmful interference is clear.
The authorized radio station means a radio-communication service operating in accordance with the Communication Act.
The operation of the low-power radio-frequency devices is subject to the interference caused by the operation of an authorized radio station, by another intentional or unintentional radiator, by industrial, scientific and medical (ISM) equipment, or by an incidental radiator.
Low-power Radio-frequency Devices Technical Specifications
This section contains special information for operation of Cisco Aironet access points in Brazil.
図 6 contains Brazil regulatory information for the access point models identified in the previous section.
図 6 Brazil Regulatory Information
Este equipamento opera em caráter secundário, isto é, não tem direito a proteção contra interferência prejudicial, mesmo de estações do mesmo tipo, e não pode causar interferência a sistemas operando em caráter primário.
This equipment operates on a secondary basis and consequently must accept harmful interference, including interference from stations of the same kind. This equipment may not cause harmful interference to systems operating on a primary basis.
本製品に関するすべての適合宣言は、次の場所で確認できます。 http://www.ciscofax.com
ここでは、Windows 2003 エンタープライズ DHCP サーバを Cisco Aironet lightweight アクセス ポイントと共に使用できるようにするための DHCP オプション 43 の設定例を示します。その他の DHCP サーバの実装に関する DHCP オプション 43 の設定については、製品マニュアルを参照してください。オプション 43 では、コントローラ管理インターフェイスの IP アドレスを使用する必要があります。
(注) DHCP オプション 43 では、1 つの DHCP プールを 1 種類のアクセス ポイントだけに割り当てることができます。アクセス ポイントの種類別に、異なる DHCP プールを設定する必要があります。
3600 シリーズ アクセス ポイントでは、DHCP オプション 43 に Type-Length-Value(TLV)形式を使用します。DHCP サーバは、アクセス ポイントの DHCP Vendor Class Identifier(VCI)文字列に基づいてオプションを返すようにプログラムする必要があります(DHCP オプション 60)。3600 シリーズ アクセス ポイントの VCI 文字列は、次のとおりです。
(注) アクセス ポイントが Ordering Tool で選択されたサービス プロバイダー オプション(AIR-OPT60-DHCP)とともに注文された場合、アクセス ポイントの VCI 文字列には ServiceProvider が含まれます。たとえば、このオプションが指定されている 3600 は次の VCI 文字列を返します。
Cisco AP c3600-ServiceProvider
組み込みの Cisco IOS DHCP サーバに DHCP オプション 43 を設定する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 Cisco IOS の CLI でコンフィギュレーション モードに切り替えます。
ステップ 2 デフォルトのルータやネーム サーバなどの必要なパラメータを指定して、DHCP プールを作成します。DHCP スコープの例を次に示します。
ステップ 3 次の構文に従って、オプション 60 の行を追加します。
ステップ 4 次の構文に従って、オプション 43 の行を追加します。
hex string には、次の TLV 値を組み合わせて指定します。
型は、常に f1(16 進数)です。長さは、コントローラの管理 IP アドレスの数に 4 を掛けた値です(16 進数)。値には、コントローラの IP アドレスを順番に指定します(16 進数)。
たとえば、管理インターフェイスの IP アドレス 10.126.126.2 および 10.127.127.2 を持ったコントローラが 2 つあるとします。型は、f1(16 進数)です。長さは、2 * 4 = 8 = 08(16 進数)です。IP アドレスは、0a7e7e02 および 0a7f7f02 に変換されます。文字列を組み合わせて、f1080a7e7e020a7f7f02 と指定します。DHCP スコープに追加される Cisco IOS のコマンドは、option 43 hex f1080a7e7e020a7f7f02 となります。
表 2 に、3602 シリーズ アクセス ポイントの技術仕様を示します。