セキュアな会議
セキュア会議機能は、会議を保護するために認証と暗号化を提供します。会議は、すべての参加デバイスが暗号化されたシグナリングとメディアを持っている場合、セキュアと見なされます。セキュアな会議機能は、セキュアな TLS または IPSec 接続を介した SRTP 暗号化をサポートします。
システムには、会議の全体的なセキュリティステータスを示すセキュリティアイコンが表示されます。これは、参加しているデバイスの最も低いセキュリティレベルによって決定されます。たとえば、2つの暗号化接続と1つの認証済み接続を含むセキュアな会議には、認証済みの会議セキュリティステータスがあります。
セキュアなアドホック会議と会議室の会議を設定するには、セキュアな会議ブリッジを設定します。
-
ユーザが認証済みまたは暗号化済みの電話から電話会議を開始すると、Unified Communications Manager はセキュアな会議ブリッジを割り当てます。
-
ユーザが非セキュアな電話からコールを開始すると、Unified Communications Manager は非セキュアな会議ブリッジを割り当てます。
会議ブリッジ リソースを非セキュアとして設定すると、電話のセキュリティ設定にかかわらず、会議は非セキュアになります。
![]() (注) |
Unified Communications Manager は会議を開始している電話のメディア リソース グループ リスト(MRGL)から会議ブリッジを割り当てます。セキュアな会議ブリッジを使用できない場合は、Unified Communications Manager は非セキュアな会議ブリッジを割り当て、会議は非セキュアになります。同様に、非セキュアな会議ブリッジを使用できない場合、Unified Communications Manager はセキュアな会議ブリッジを割り当て、会議は非セキュアになります。会議ブリッジが使用できない場合、コールは失敗します。 |
会議コールの場合、会議を開始する電話機は、会議番号に設定されている最小のセキュリティ要件を満たしている必要があります。セキュアな会議ブリッジを使用できないか、発信者のセキュリティ レベルが最小要件を満たさない場合、Unified Communications Manager は会議の試行を拒否します。
割り込みを使用する会議を保護するには、暗号化モードを使用するよう電話を設定します。デバイスが認証済みまたは暗号化済みの場合に [Barge] キーを押すと、Unified Communications Manager は割り込み相手とターゲット デバイスでの組み込みブリッジの間でセキュアな接続を確立します。システムは、割り込みコールで接続されているすべての通話者に対して会議のセキュリティステータスを提供します。
![]() (注) |
リリース 8.3 以降を実行している非セキュアまたは認証済みの Cisco Unified IP 電話 は暗号化済みコールに割り込めるようになりました。 |