この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
ディザスタ リカバリ システム(DRS)には、システムを復元するプロセスを実行するためのガイドとなるウィザードが用意されています。
クラスタの各ノードで自動的にマスター エージェント サービスが起動されますが、マスター エージェントは第 1 ノードでだけ機能します。後続ノードのマスター エージェントは、何の機能も実行しません。
サーバには、バックアップおよび復元機能を実行するローカル エージェントが搭載されています。
マスター・エージェントを含むノードを含む Cisco Unified Communications Manager クラスタの各ノードは、バックアップおよび復元機能を実行する独自のローカル エージェントがなければなりません。
(注) | デフォルトでは、ローカル エージェントは IM and Presence ノードなど、クラスタの各ノードで自動的に開始します。 |
バージョンの要件を満たしていることを確認します。
すべての Cisco Unified Communications Manager クラスタ ノードは、同じバージョンの Cisco Unified Communications Manager アプリケ−ションを実行している必要があります。
すべての IM and Presence Service クラスタ ノードは、同じバージョンの IM and Presence Service アプリケーションを実行している必要があります。
バックアップ ファイルに保存されるバージョンが、クラスタ ノードで実行中のバージョンと一致している必要があります。
バージョン文字列全体が一致している必要があります。たとえば、IM and Presence データベース パブリッシャ ノードがバージョン 11.5.1.10000-1 の場合、すべての IM and Presence サブスクライバ ノード は 11.5.1.10000-1 でなければなりません。また、バックアップ ファイルは 11.5.1.10000-1 でなければなりません。現在のバージョンと一致しないバックアップ ファイルからシステムを復元しようすると、復元は失敗します。
サーバの IP アドレス、ホスト名、DNS 設定および導入タイプが、バックアップ ファイルに保存される IP アドレス、ホスト名、DNS 設定および導入タイプと必ず一致するようにしてください。
バックアップを実行した後にクラスタ セキュリティ パスワードを変更した場合は、必ず古いパスワードの記録を保管してください。この記録がないと、復元することができません。
復元プロセス中、[Cisco Unified Communications Manager OS の管理(Cisco Unified Communications Manager OS Administration)] または [Cisco Unified IM and Presence OS の管理(Cisco Unified IM and Presence OS Administration)] に関するタスクを実行しないでください。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | 最初のノードのみの復元 | (オプション)クラスタの最初のパブリッシャ ノードを復元する場合にのみ、この手順を使用します。 |
ステップ 2 | クラスタ内の後続ノードの復元 | (オプション)クラスタのサブスクライバ ノードを復元するにはこの手順を使用します。 |
ステップ 3 | パブリッシャ再構築後の 1 ステップでのクラスタの復元 |
(オプション)パブリッシャがすでに再構築されている場合、1 ステップでクラスタ全体を復元するには、この手順に従います。 |
ステップ 4 | クラスタ全体の復元 |
(オプション)パブリッシャノードを含むクラスタ内のすべてのノードを復元するには、この手順を使用します。主要なハード ドライブで障害またはアップグレードが発生した場合や、ハード ドライブを移行する場合には、クラスタ内のすべてのノードの再構築が必要になる場合があります。 |
ステップ 5 | 前回正常起動時の設定へのノードまたはクラスタの復元 |
(オプション)ノードを前回正常起動時の設定に復元する場合に限り、この手順を使用します。ハード ドライブ障害やその他のハードウェア障害の後には使用しないでください。 |
ステップ 6 | ノードの再起動 |
ノードを再起動するにはこの手順を使用します。 |
ステップ 7 | 復元ジョブのステータスの確認 |
(オプション)復元ジョブ ステータスを確認するには、この手順を使用します。 |
ステップ 8 | 復元履歴の表示 |
(オプション)復元履歴を確認するには、この手順を使用します。 |
再構築後に最初のノードを復元する場合は、バックアップ デバイスを設定する必要があります。
この手順は Cisco Unified Communications Manager の最初のノード(パブリッシャ ノード)に適用されます。その他の Cisco Unified Communications Manager ノードとすべての IM and Presence サービス ノードは、セカンダリ ノードまたはサブスクライバと見なされます。
クラスタ内に IM and Presence サービス ノードがある場合は、最初のノードの復元時にこのサービス ノードが稼働しておりアクセス可能であることを確認します。これは、復元手順で有効なバックアップ ファイルが見つかるようにするために必要です。
(オプション)復元のステータスを表示するには、次を参照してください。 復元ジョブのステータスの確認 ノードを再起動するには、次を参照してください。 ノードの再起動
この手順は、Cisco Unified Communications Manager サブスクライバ(後続)ノードだけに適用されます。インストールされている最初の Cisco Unified Communications Manager ノードはパブリッシャ ノードです。その他のすべての Cisco Unified Communications Manager ノードとすべての IM and Presence Service ノードは、サブスクライバ ノードです。
クラスタ内の 1 つまたは複数の Cisco Unified Communications Manager サブスクライバ ノードを復元するには、次の手順に従ってください。
復元操作を実行する場合は事前に、復元のホスト名、 IP アドレス、 DNS 設定、および導入タイプが、復元するバックアップ ファイルのホスト名、 IP アドレス、 DNS 設定、および導入タイプに一致することを確認します。ディザスタ リカバリ システムでは、ホスト名、IP アドレス、DNS 設定、および導入タイプが異なると復元が行われません。
サーバにインストールされているソフトウェアのバージョンが、復元するバックアップ ファイルのバージョンに一致することを確認します。ディザスタ リカバリ システムは、一致するソフトウェア バージョンだけを復元操作でサポートします。再構築後に後続ノードを復元している場合は、バックアップ デバイスを設定する必要があります。
ステップ 1 | [ディザスタ リカバリ システム(Disaster Recovery System)] で を選択します。 | ||
ステップ 2 | [復元ウィザード ステップ 1(Restore Wizard Step 1)] ウィンドウの [バックアップデバイスの選択(Select Backup Device)] エリアで、復元するバックアップ デバイスを選択します。 | ||
ステップ 3 | [次へ(Next)] をクリックします。 | ||
ステップ 4 | [復元ウィザード ステップ 2(Restore Wizard Step 2)] ウィンドウで、復元するバックアップ ファイルを選択します。 | ||
ステップ 5 | [次へ(Next)] をクリックします。 | ||
ステップ 6 | [復元ウィザード ステップ 3(Restore Wizard Step 3)] ウィンドウで、復元する機能を選択します。
| ||
ステップ 7 | [次へ(Next)] をクリックします。[復元ウィザード ステップ 4(Restore Wizard Step 4)] ウィンドウが表示されます。 | ||
ステップ 8 | [復元ウィザード ステップ 4(Restore Wizard Step 4)] ウィンドウで、復元するノードの選択を求められたら、後続ノードだけを選択します。 | ||
ステップ 9 | [復元(Restore)] をクリックします。 | ||
ステップ 10 | 後続ノードにデータが復元されます。復元ステータスの表示方法については、「次の作業」セクションを参照してください。
| ||
ステップ 11 | [復元ステータス(Restore Status)] ウィンドウの [完了率(Percentage Complete)] フィールドに 100% と表示されたら、復元したセカンダリ サーバを再起動します。クラスタ内のすべてのノードの再起動が必要となるのは、最初のノードだけに復元する場合です。必ず最初のノードを再起動してから、後続ノードを再起動してください。サーバの再起動方法については、「次の作業」セクションを参照してください。
|
(オプション)復元のステータスを表示するには、次を参照してください。 復元ジョブのステータスの確認 ノードを再起動するには、次を参照してください。 ノードの再起動
復元するデータベースとコンポーネントのサイズによっては、復元が完了するまでに数時間かかることがあります。パブリッシャがすでに再構築されているか、または新規にインストールされたものである場合、1 ステップでクラスタ全体を復元するには、次の手順に従ってください。
ステップ 1 | [ディザスタ リカバリ システム(Disaster Recovery System)] で を選択します。 | ||
ステップ 2 | [復元ウィザード ステップ 1(Restore Wizard Step 1)] ウィンドウの [バックアップデバイスの選択(Select Backup Device)] エリアで、復元するバックアップ デバイスを選択します。 | ||
ステップ 3 | [次へ(Next)] をクリックします。 | ||
ステップ 4 | [復元ウィザード ステップ 2(Restore Wizard Step 2)] ウィンドウで、復元するバックアップ ファイルを選択します。
バックアップ ファイル名から、バックアップ ファイルが作成された日付と時刻がわかります。 クラスタ全体を復元するクラスタのバックアップ ファイルだけを選択します。 | ||
ステップ 5 | [次へ(Next)] をクリックします。 | ||
ステップ 6 | [復元ウィザード ステップ 3(Restore Wizard Step 3)] ウィンドウで、復元する機能を選択します。
バックアップ ファイルに保存されている機能だけが画面に表示されます。 | ||
ステップ 7 | [次へ(Next)] をクリックします。 | ||
ステップ 8 | [復元ウィザード ステップ 4(Restore Wizard Step 4)] ウィンドウで [1 ステップでの復元(One-Step Restore)] をクリックします。
このオプションは、復元対象として選択されたバックアップ ファイルがクラスタのバックアップ ファイルであり、復元対象として選択された機能に、パブリッシャとサブスクライバの両方のノードに登録された機能が含まれている場合にのみ、[復元ウィザード ステップ 4(Restore Wizard Step 4)] ウィンドウに表示されます。詳細については、最初のノードのみの復元およびクラスタ内の後続ノードの復元を参照してください。
| ||
ステップ 9 | 復元するノードの選択を求められたら、クラスタ内のすべてのノードを選択します。
最初のノードを復元すると、ディザスタ リカバリ システムが自動的に後続ノードに Cisco Unified Communications Manager データベース(CCMDB)を復元します。そのため、復元しているノードの数とデータベースのサイズによっては、数時間かかることがあります。 | ||
ステップ 10 | [復元(Restore)] をクリックします。 クラスタ内のすべてのノードでデータが復元されます。 | ||
ステップ 11 | [復元ステータス(Restore Status)] ウィンドウの [完了率(Percentage Complete)] フィールドに 100% と表示されたら、サーバを再起動します。クラスタ内のすべてのノードの再起動が必要となるのは、最初のノードだけに復元する場合です。必ず最初のノードを再起動してから、後続ノードを再起動してください。サーバの再起動方法については、「次の作業」セクションを参照してください。 |
(オプション)復元のステータスを表示するには、次を参照してください。 復元ジョブのステータスの確認 ノードを再起動するには、次を参照してください。 ノードの再起動
主要なハード ドライブで障害またはアップグレードが発生した場合や、ハード ドライブを移行する場合には、クラスタ内のすべてのノードの再構築が必要です。クラスタ全体を復元するには、次の手順を実行します。
ネットワーク カードの交換やメモリの増設など他のほとんどのハードウェア アップグレードでは、次の手順を実行する必要はありません。
ステップ 1 | ディザスタ リカバリ システムから、 を選択します。 | ||||
ステップ 2 | [バックアップ デバイスの選択(Select Backup Device)] エリアで、復元する適切なバックアップ デバイスを選択します。 | ||||
ステップ 3 | [次へ(Next)] をクリックします。 | ||||
ステップ 4 | [復元ウィザード ステップ 2(Restore Wizard Step 2)] ウィンドウで、復元するバックアップ ファイルを選択します。
| ||||
ステップ 5 | [次へ(Next)] をクリックします。 | ||||
ステップ 6 | [復元ウィザード ステップ 3(Restore Wizard Step 3)] ウィンドウで [次へ(Next)] をクリックします。 | ||||
ステップ 7 | [復元ウィザード ステップ 4(Restore Wizard Step 4)] ウィンドウで復元ノードの選択を求められたら、すべてのノードを選択します。 | ||||
ステップ 8 | [復元(Restore)] をクリックして、データを復元します。
最初のノードを復元すると、ディザスタ リカバリ システムが自動的に後続ノードに Cisco Unified Communications Manager データベース(CCMDB)を復元します。そのため、ノードの数とデータベースのサイズによっては、最大数時間かかることがあります。 すべてのノードでデータが復元されます。
| ||||
ステップ 9 | 復元プロセスが完了したら、サーバを再起動します。サーバの再起動方法の詳細については、「次の作業」セクションを参照してください。
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ステップ 10 | レプリケーションはクラスタのリブート後に自動的にセットアップされます。『Command Line Interface Reference Guide for Cisco Unified Communications Solutions』の説明に従って "utils dbreplication runtimestate" CLI コマンドを使用して、すべてのノードで [レプリケーション ステータス(Replication Status)] の値を確認します。各ノードの値は 2 になっているはずです。
|
(オプション)復元のステータスを表示するには、次を参照してください。 復元ジョブのステータスの確認 ノードを再起動するには、次を参照してください。 ノードの再起動
ステップ 1 | [ディザスタ リカバリ システム(Disaster Recovery System)] で を選択します。 | ||
ステップ 2 | [バックアップ デバイスの選択(Select Backup Device)] エリアで、復元する適切なバックアップ デバイスを選択します。 | ||
ステップ 3 | [次へ(Next)] をクリックします。 | ||
ステップ 4 | [復元ウィザード ステップ 2(Restore Wizard Step 2)] ウィンドウで、復元するバックアップ ファイルを選択します。
| ||
ステップ 5 | [次へ(Next)] をクリックします。 | ||
ステップ 6 | [復元ウィザード ステップ 3(Restore Wizard Step 3)] ウィンドウで [次へ(Next)] をクリックします。 | ||
ステップ 7 | 復元ノードの選択を求められたら、適切なノードを選択します。 選択されたノードでデータが復元されます。 | ||
ステップ 8 | クラスタ内のすべてのノードを再起動します。最初の Cisco Unified Communications Manager ノードを再起動してから、後続の Cisco Unified Communications Manager ノードを再起動します。クラスタに Cisco IM and Presence ノードも含まれている場合は、最初の Cisco IM and Presence ノードを再起動してから、後続の IM and Presence ノードを再起動してください。詳細については、「次の作業」の項を参照してください。 |
データの復元後にノードを再起動する必要があります。
パブリッシャノード(最初のノード)を復元する場合は、パブリッシャ ノードを最初に再起動する必要があります。サブスクライバ ノードの再起動は、必ずパブリッシャ ノードが再起動し、復元されたソフトウェア バージョンが正常に実行された後に実行してください。
注意 | この手順を実行すると、システムが再起動し、一時的に使用できない状態になります。 |
ステップ 1 | [Cisco Unified OS の管理(Cisco Unified OS Administration)] で を選択します。 | ||
ステップ 2 | ノードを再起動するため、[再起動(Restart)] をクリックします。 | ||
ステップ 3 | レプリケーションはクラスタのリブート後に自動的にセットアップされます。utils dbreplication runtimestate CLI コマンドを使用して、すべてのノードで [レプリケーション ステータス(Replication Status)] の値を確認します。各ノードの値は 2 になっているはずです。CLI コマンドの情報については、以下の「関連トピック」セクションを参照してください。
レプリケーションが正しくセットアップされない場合は、『Command Line Interface Reference Guide for Cisco Unifed Communications Solutions』の説明に従って utils dbreplication reset CLI コマンドを使用します。CLI コマンドの情報については、以下の「関連トピック」セクションを参照してください。
|
(オプション)復元のステータスを表示するには、復元ジョブのステータスの確認を参照してください。
トラブルシューティング中、またはログの収集中には、次のトレース ファイルの場所が使用されます。
マスター エージェント、GUI、各ローカル エージェント、および JSch ライブラリのトレース ファイルは、次の場所に書き込まれます。
マスター エージェントの場合、トレース ファイルは platform/drf/trace/drfMA0* にあります。
各ローカル エージェントの場合、トレース ファイルは platform/drf/trace/drfLA0* にあります。
GUI の場合、トレース ファイルは platform/drf/trace/drfConfLib0* にあります。
JSch の場合、トレース ファイルは platforms/drf/trace/drfJSch* にあります。
詳細については、『Command Line Interface Reference Guide for Cisco Unified Communications Solutions』(http://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/unified-communications-manager-callmanager/products-command-reference-list.html)を参照してください。
ディザスタ リカバリ システムでは、表 3 に示すように、バックアップおよび復元機能のサブセットにコマンドラインからアクセスできます。これらのコマンドの内容とコマンドライン インターフェイスの使用方法の詳細については、『Command Line Interface(CLI)Reference Guide for Cisco Unified Presence』(http://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/unified-communications-manager-callmanager/products-command-reference-list.html)を参照してください。
コマンド(Command) |
説明 |
---|---|
utils disaster_recovery estimate_tar_size |
SFTP/Local デバイスからのバックアップ tar の概算サイズを表示し、機能リストのパラメータを 1 つ要求します。 |
utils disaster_recovery backup |
Disaster Recovery System インターフェイスに設定されている機能を使用して、手動バックアップを開始します。 |
utils disaster_recovery jschLogs |
JSch ライブラリのロギングを有効化または無効化します。 |
utils disaster_recovery restore |
復元を開始します。復元するバックアップ場所、ファイル名、機能、およびノードを指定するためのパラメータが必要です。 |
utils disaster_recovery status |
進行中のバックアップ ジョブまたは復元ジョブのステータスを表示します。 |
utils disaster_recovery show_backupfiles |
既存のバックアップ ファイルを表示します。 |
utils disaster_recovery cancel_backup |
進行中のバックアップ ジョブをキャンセルします。 |
utils disaster_recovery show_registration |
現在設定されている登録を表示します。 |
utils disaster_recovery device add |
ネットワークデバイスを追加します。 |
utils disaster_recovery device delete |
デバイスを削除します。 |
utils disaster_recovery device list |
すべてのデバイスを一覧表示します。 |
utils disaster_recovery schedule add |
スケジュールを追加します。 |
utils disaster_recovery schedule delete |
スケジュールを削除します。 |
utils disaster_recovery schedule disable |
スケジュールを無効にします。 |
utils disaster_recovery schedule enable |
スケジュールを有効にします。 |
utils disaster_recovery schedule list |
すべてのスケジュールを一覧表示します。 |
utils disaster_recovery backup |
Disaster Recovery System インターフェイスに設定されている機能を使用して、手動バックアップを開始します。 |
utils disaster_recovery restore |
復元を開始します。復元するバックアップ場所、ファイル名、機能、およびノードを指定するためのパラメータが必要です。 |
utils disaster_recovery status |
進行中のバックアップ ジョブまたは復元ジョブのステータスを表示します。 |
utils disaster_recovery show_backupfiles |
既存のバックアップ ファイルを表示します。 |
utils disaster_recovery cancel_backup |
進行中のバックアップ ジョブをキャンセルします。 |
utils disaster_recovery show_registration |
現在設定されている登録を表示します。 |
Disaster Recovery System は、バックアップまたは復元手順の実行時に発生するさまざまなエラーのアラームを発行します。次の表に、 Cisco Disaster Recovery System のアラームの一覧を示します。
アラーム名 |
説明 |
説明 |
---|---|---|
DRFBackupDeviceError |
DRF バックアップ プロセスでデバイスへのアクセスに関する問題が発生しています。 |
DRS バックアップ プロセスでデバイスへのアクセス中にエラーが発生しました。 |
DRFBackupFailure |
シスコ DRF バックアップ プロセスが失敗しました。 |
DRS バックアップ プロセスでエラーが発生しました。 |
DRFBackupInProgress |
別のバックアップの実行中は、新規バックアップを開始できません。 |
DRS は、別のバックアップの実行中は新規バックアップを開始できません。 |
DRFInternalProcessFailure |
DRF 内部プロセスでエラーが発生しました。 |
DRS 内部プロセスでエラーが発生しました。 |
DRFLA2MAFailure |
DRF ローカル エージェントが、マスター エージェントに接続できません。 |
DRS ローカル エージェントが、マスター エージェントに接続できません。 |
DRFLocalAgentStartFailure |
DRF ローカル エージェントが開始されません。 |
DRS ローカル エージェントがダウンしている可能性があります。 |
DRFMA2LAFailure |
DRF マスター エージェントがローカル エージェントに接続しません。 |
DRS マスター エージェントがローカル エージェントに接続できません。 |
DRFMABackupComponentFailure |
DRF は、少なくとも 1 つのコンポーネントをバックアップできません。 |
DRS は、コンポーネントのデータをバックアップするように要求しましたが、バックアップ プロセス中にエラーが発生し、コンポーネントはバックアップされませんでした。 |
DRFMABackupNodeDisconnect |
バックアップされるノードが、バックアップの完了前にマスター エージェントから切断されました。 |
DRS マスター エージェントが Cisco Unified Communications Manager ノードでバックアップ操作を実行しているときに、そのノードはバックアップ操作が完了する前に切断されました。 |
DRFMARestoreComponentFailure |
DRF は、少なくとも 1 つのコンポーネントを復元できません。 |
DRS は、コンポーネントのデータを復元するように要求しましたが、復元プロセス中にエラーが発生し、コンポーネントは復元されませんでした。 |
DRFMARestoreNodeDisconnect |
復元されるノードが、復元の完了前にマスター エージェントから切断されました。 |
DRS マスター エージェントが Cisco Unified Communications Manager ノードで復元操作を実行しているときに、そのノードは復元操作が完了する前に切断されました。 |
DRFMasterAgentStartFailure |
DRF マスター エージェントが開始されませんでした。 |
DRS マスター エージェントがダウンしている可能性があります。 |
DRFNoRegisteredComponent |
使用可能な登録済みコンポーネントがないため、バックアップが失敗しました。 |
使用可能な登録済みコンポーネントがないため、DRS バックアップが失敗しました。 |
DRFNoRegisteredFeature |
バックアップする機能が選択されませんでした。 |
バックアップする機能が選択されませんでした。 |
DRFRestoreDeviceError |
DRF 復元プロセスでデバイスへのアクセスに関する問題が発生しています。 |
DRS 復元プロセスは、デバイスから読み取ることができません。 |
DRFRestoreFailure |
DRF 復元プロセスが失敗しました。 |
DRS 復元プロセスでエラーが発生しました。 |
DRFSftpFailure |
DRF SFTP 操作でエラーが発生しています。 |
DRS SFTP 操作でエラーが発生しています。 |
DRFSecurityViolation |
DRF システムが、セキュリティ違反となる可能性がある悪意のあるパターンを検出しました。 |
DRF ネットワーク メッセージには、コード インジェクションやディレクトリ トラバーサルなど、セキュリティ違反となる可能性がある悪意のあるパターンが含まれています。DRF ネットワーク メッセージがブロックされています。 |
DRFTruststoreMissing |
ノードで IPsec 信頼ストアが見つかりません。 |
ノードで IPsec 信頼ストアが見つかりません。DRF ローカル エージェントが、マスター エージェントに接続できません。 |
DRFUnknownClient |
パブリッシャの DRF マスター エージェントが、クラスタ外部の不明なサーバからクライアント接続要求を受け取りました。要求は拒否されました。 |
パブリッシャの DRF マスター エージェントが、クラスタ外部の不明なサーバからクライアント接続要求を受け取りました。要求は拒否されました。 |
DRFBackupCompleted |
DRF バックアップが正常に完了しました。 |
DRF バックアップが正常に完了しました。 |
DRFRestoreCompleted |
DRF 復元が正常に完了しました。 |
DRF 復元が正常に完了しました。 |
DRFNoBackupTaken |
現在のシステムの有効なバックアップが見つかりませんでした。 |
アップグレード/移行または新規インストール後に、現在のシステムの有効なバックアップが見つかりませんでした。 |
DRFComponentRegistered |
DRF により、要求されたコンポーネントが正常に登録されました。 | DRF により、要求されたコンポーネントが正常に登録されました。 |
DRFRegistrationFailure |
DRF 登録操作が失敗しました。 |
内部エラーが原因で、コンポーネントに対する DRF 登録操作が失敗しました。 |
DRFComponentDeRegistered |
DRF により、要求されたコンポーネントが正常に登録解除されました。 |
DRF により、要求されたコンポーネントが正常に登録解除されました。 |
DRFDeRegistrationFailure |
DRF が、コンポーネントの登録解除要求に失敗しました。 |
DRF が、コンポーネントの登録解除要求に失敗しました。 |
DRFFailure |
DRF バックアップまたは復元プロセスが失敗しました。 |
DRF バックアップまたは復元プロセスでエラーが発生しました。 |
DRFRestoreInternalError |
DRF 復元オペレーションでエラーが発生しました。復元は内部的にキャンセルされました。 |
DRF 復元オペレーションでエラーが発生しました。復元は内部的にキャンセルされました。 |
DRFLogDirAccessFailure |
DRF は、ログ ディレクトリにアクセスできませんでした。 |
DRF は、ログ ディレクトリにアクセスできませんでした。 |
DRFDeRegisteredServer |
DRF により、サーバのすべてのコンポーネントが自動的に登録解除されました。 |
サーバは、 Unified Communications Manager クラスタから切断される可能性があります。 |
DRFSchedulerDisabled |
設定された機能がバックアップで使用できないため、DRF スケジューラは無効になっています。 |
設定された機能がバックアップで使用できないため、DRF スケジューラは無効になっています。 |
DRFSchedulerUpdated |
機能が登録解除されたため、DRF でスケジュールされたバックアップ設定が自動的に更新されます。 |
機能が登録解除されたため、DRF でスケジュールされたバックアップ設定が自動的に更新されます。 |
制約事項 |
説明 |
---|---|
輸出制限 |
DRS バックアップの復元は、制限バージョンのバックアップから制限バージョンへの復元 、および非制限バージョンのバックアップから非制限バージョンへの復元のみが可能です。Cisco Unified Communications Manager の米国輸出無制限バージョンにアップグレードした場合、その後でこのソフトウェアの米国輸出制限バージョンへアップグレードしたり、新規インストールを実行したりすることはできません。 |
プラットフォームの移行 |
ディザスタ リカバリ システムを使用して、プラットフォームの間でデータを移行することはできません(Windows から Linux へ、または Linux から Windows へなど)。復元は、バックアップと同じ製品バージョンで実行する必要があります。Windows ベースのプラットフォームから Linux ベースのプラットフォームへのデータ移行については、『Data Migration Assistant User Guide』を参照してください。 |
ハードウェアの交換と移行 |
DRS 復元を実行してデータを新しいサーバに移行する場合、新しいサーバに古いサーバが使用していたのと同じ IP アドレスとホスト名を割り当てる必要があります。さらに、バックアップの取得時に DNS が設定されている場合、復元を実行する前に、同じ DNS 設定がある必要があります。 サーバの交換の詳細については、『Replacing a Single Server or Cluster for Cisco Unified Communications Manager』ガイドを参照してください。 また、ハードウェア交換後に、証明書信頼リストの(CTL)クライアントを実行する必要があります。後続ノード(サブスクライバ)サーバを復元しない場合には、CTL クライアントを実行する必要があります。他の場合、DRS は必要な証明書をバックアップします。詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Security Guide』の「Installing the CTL Client」と「Configuring the CTL Client」の手順を参照してください。 |
クラスタ間のエクステンション モビリティ(Extension Mobility Cross Cluster) |
バックアップ時にリモート クラスタにログインしていた Extension Mobility Cross Cluster ユーザは、復元後もログインしたままとなります。 |
IM and Presence サービス ノードをディスク容量がより小さい VM に復元すると、データベースの復元が失敗することがあります。
大きいディスク サイズから小さいディスク サイズに移行したときに、この障害が発生します。
2 個の仮想ディスクがある OVA テンプレートから、復元用の VM を展開します。