Cisco Spark Hybrid Media Service の概要
Cisco Spark Hybrid Media Service は、オンプレミスとクラウドの会議リソースの最適な組み合わせを動的に検出します。十分なローカル リソースがある場合は、オンプレミスの会議はオンプレミスで実行されます。ローカルのリソースがすべて使用されている場合は、会議はクラウドに拡張されます。
Cisco Spark Hybrid Media Node は、Cisco UCS サーバにインストールされ、Cisco Spark Control Hub で管理されるソフトウェアです。Cisco Spark(基本および高度)のミーティング、Cisco WebEx を利用するミーティング、および Cisco Spark コール(2 者間)は、ローカルのオンネット Hybrid Media Node にルーティングできます。Hybrid Media Service は、利用可能なリソースを使用するために最も効率的な方法を選択します。
Hybrid Media Service を利用すると、以下のようなメリットがもたらされます。
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コールをオンプレミスで維持できるため、品質が向上し、遅延が減少します。
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オンプレミスのリソースが限界に達しているか、利用不可能な場合に、コールを透過的にクラウドに拡張することができます。
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Hybrid Media Node クラスタを単一のインターフェイスである Cisco Spark Control Hub(https://admin.ciscospark.com)を使用してクラウドから管理できます。
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リソースを最適化し、必要に応じて容量を拡張できます。
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クラウドとオンプレミスの会議機能を 1 つのシームレスなユーザ エクスペリエンスとして統合することができます。
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追加の会議リソースが必要な場合にいつでもクラウドを利用できるため、容量に関する心配が少なくなります。最悪のシナリオを考慮して容量を計画する必要がありません。
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https://admin.ciscospark.com で容量と使用量に関する高度なレポートを提供します。
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ユーザが、以下の標準的なオンプレミスの SIP エンドポイントおよびクライアントから、Cisco WebEx ミーティング(ビデオ プラットフォーム 2.0)または Cisco Spark ミーティングにダイヤルインする場合には、ローカルのメディア処理が使用されます。
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オンプレミスのコール制御(Cisco Unified Communications Manager または Expressway)に登録され、Cisco WebEx ミーティングまたは Cisco Spark ミーティングに発信する SIP ベースのエンドポイントとクライアント(Cisco エンドポイント、Jabber、サード パーティの SIP)
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Cisco WebEx ミーティングに参加する Cisco Spark アプリ(会議室端末とのペアを含む)
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Cisco WebEx ミーティングに直接参加する Cisco Spark 会議室端末とデスク デバイス(Cisco Spark Board を含む)
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オンネットの SIP エンドポイントとクライアントに対して、最適化された音声およびビデオによる自動音声応答(IVR)を提供します。
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Cisco WebEx クライアント(内部および外部)がクラウドからミーティングに参加し続けることができます。
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H.323、IP ダイヤルイン、Skype for Business(S4B)エンドポイントがクラウドからミーティングに参加し続けることができます。
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1080p をサポート可能なミーティングの参加者が、ローカルのオンプレミス ハイブリッド メディア ノード経由でホストされている場合、1080p、30 fps の高画質ビデオをミーティングのオプションとしてサポートします(参加者がクラウドから進行中のミーティングに参加した場合、オンプレミスのユーザはサポートされているエンドポイントで引き続き 1080p、30 fps の高画質を利用できます)。