この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、バージョン 7.1 以降の Cisco Unity Express のソフトウェア アクティベーション プロセスについて説明します。同様のプロセスが Cisco IOS ソフトウェアのアクティブ化に使用されます。Cisco IOS ソフトウェアのライセンスのインストール、移動、検証、および管理に関する、ソフトウェア アクティベーションの概念、プロセス、タスク、およびコマンドの詳細については、『 Cisco IOS Software Activation Configuration Guide 』の「 Cisco Software Activation Conceptual Overview 」と 『 Cisco Software Activation Tasks and Commands 』を参照してください 。 これらの概念、タスク、およびコマンドの多くは、Cisco Unity Express のソフトウェア アクティベーション プロセスにも適用されます。
• 「Cisco Unity Express ソフトウェア アクティベーションの前提条件」
• 「Cisco Unity Express のソフトウェア アクティベーションの概要」
• 「用語集」
Cisco Unity Express ソフトウェアをインストールしてアクティブにする前に、適切な Cisco IOS ソフトウェアをインストールしてアクティブにする必要があります。詳細については、次のガイドを参照してください。
• 『 Cisco IOS Software Activation Configuration Guide 』の「 Cisco Software Activation Conceptual Overview 」
• 『Cisco Software Activation Tasks and Commands』
• 『Software Activation on Cisco Integrated Services Routers』
• 『Release Notes for Cisco Unity Express』
(注) 新しいルータを注文した場合は、Cisco IOS ソフトウェア イメージと指定したパッケージおよび機能に対応するライセンスがプレインストールされた状態でルータが出荷されます。Cisco IOS ソフトウェアを使用前にアクティブ化または登録する必要はありません。ルータのフラッシュ メモリにソフトウェア ライセンス ファイルが格納されています。
Cisco Unity Express 7.1 以降では、CSL ライセンシングと呼ばれる新しいタイプのライセンスがサポートされます。CSL ライセンスでは、メールボックスのライセンス カウントに、個人用メールボックスと GDM の両方が含まれます。メールボックスのタイプは、設定時に決まります。また、コール エージェントは、これまでのようにライセンスを使って指定するのではなく、インストール後プロセスの一部として、または起動中に設定できるようになりました。
次のタイプの機能に対応する CLS ライセンスを購入できます。
たとえば、4 つの IVR セッション、10 個のポート、および 265 個のメールボックスに対応する CSL ライセンスを購入した場合は、自動受付またはボイスメール用に 6 つのポートを使用し、IVR 用に 4 つのポートを使用できます。
(注) 基本的な IVR アプリケーションのボイス メールおよび自動受付のみ使用する場合は、IVR セッションのライセンスを購入する必要はありません。IVR セッションのライセンスは、電子メール、ファクス、データベース アクセスまたは VXML スクリプトなどの高度な IVR 機能がアプリケーションに含まれるときにだけ必要です。各 IVR セッションで 1 つのポートが使用されるため、ボイスメールまたは自動受付アプリケーションで使用できるポートの数が減少します。必要な IVR セッション ライセンスの数を慎重に考慮し、その必要な IVR セッション数のライセンスのみインストールまたはアクティブにしてください。
IVR セッションのライセンス数がポート数以上の場合、ボイス メールおよび自動受付アプリケーションは、使用可能なポートが不足しているために無効になります。show license status application コマンドは、この状態を「voicemail disabled, ivr session quantity (x) is equal to or exceeds available ports (Y)」(X は IVR セッションの数で、Y はポートの数)というエラー メッセージで示します。この状態を変更するには、license activate ivr sessions N(N はポートの数未満で、IVR セッションをすべて非アクティブにする場合は 0)コマンドで IVR セッションの数を減らすか、IVR セッション ライセンスを削除するか、またはポート ライセンスを追加して、reload コマンドを実行します。
購入した「ポート」ライセンス数は、ボイス メールと自動受付の両方のコールに使用できます。ボイス メールおよび自動受付のみ使用する場合は IVR ポート ライセンスを購入する必要はありません。IVR ポート ライセンスは、アプリケーションが電子メール、ファクス、またはデータベース アクセスなどの IVR 機能を含める場合に必要です。
Cisco Unity Express 7.1 以降が付属している新しいネットワーク モジュールを注文した場合は、Cisco Unity Express イメージと指定したパッケージおよび機能に対応するライセンスがプレインストールされた状態でネットワーク モジュールが出荷されます。ソフトウェアを使用前にアクティブ化または登録する必要はありません。ネットワーク モジュールのフラッシュ メモリにソフトウェア ライセンス ファイルが格納されています。
格納されていない場合は、次の手順を実行し、Cisco Unity Express をインストールしてアクティブにする必要があります。
詳細については、「必要な機能の選択」を参照してください。
ステップ 2 適切な CSL ライセンス ファイルを取得します。
(注) 通常は、ステップ 3 またはステップ 4 のどちらか一方を実行します。
ステップ 3 ライセンスをインストールしてデバイスをリロードします。
詳細については、「ライセンスのインストール」を参照してください。
ステップ 4 評価ライセンスを使用する場合は、ライセンスをアクティブにする必要があります。
詳細については、「評価ライセンスのアクティブ化」を参照してください。
詳細については、「コール エージェントの設定」を参照してください。
必要な機能の CSL ライセンスを取得するために使用する SKU を決定するには、次のシナリオについて検討してください。
• メールボックス、ポート、および IVR セッションの数を変更せずに、Cisco Unity Express 7.0.x 以前のバージョンを 7.1 以降にアップグレードするには、次のシナリオを参照してください。
• バージョン 7.1 への移行が完了した後に、メールボックス、ポート、IVR セッション、および TimeCardView ユーザのライセンスの数を増やすには、次のシナリオを参照してください。
「メールボックス、ポート、IVR セッション、および TimeCardView ユーザの追加」
• RMA の CSL ライセンスを取得するには、次のシナリオを参照してください。
• 再ホストの CSL ライセンスを取得するには、次のシナリオを参照してください。
バージョン 7.1 以降にアップグレードする場合は、CSL 以前のライセンスを CSL ライセンスに置き換える必要があります。メールボックス機能とポート機能のライセンスを移行する必要があります。オプションの IVR 機能を購入した場合は、IVR 機能のライセンスも移行する必要があります。これら各タイプのライセンスの移行手順については、下の別の項で説明します。
(注) 以前にライセンスを取得した機能をそのままアップグレードする場合、CSL ライセンスは無料です。
Cisco Unity Express 7.1 以降の機能のライセンスを取得する場合、ライセンスは次に示す単位でだけ追加できます。次のタイプのライセンスを取得できます。
(注) CSL ライセンスは、サポートされているすべてのデバイスについて同じです。サポートされているデバイスのリストについては、『Release Notes for Cisco Unity Express』を参照してください。
1. 所有している CSL 以前のライセンスを確認するには、 show software license コマンドを使用します。
CSL 以前のライセンスの名前には、ライセンスの追加単位数が含まれます (例:SCUE-LIC-25CME)。
2. メールボックスの場合は、使用するグループ配信メールボックス(GDM)の数を追加します。この数は CSL 以前のライセンスの数には含まれませんが、CSL ライセンスの数には含まれます。
3. CSL 以前のライセンスを取得した機能の総数を、該当する CSL SKU の名前に含まれる追加単位数で除算します。
メールボックスの場合は、5 で除算します。ポートの場合は、2 で除算します。IVR セッションの場合は、2 で除算します。
結果が整数にならない場合は、端数を切り上げます。これにより、必要な CSL 差分ライセンスの明確な数がわかります。
たとえば、次の CSL 以前のライセンスと 10 個の GDM を所有しているとします。
(注) ご使用のハードウェアがサポートするポートの最大数の詳細については、『Release Notes for Cisco Unity Express』を参照してください。
SKU を使用して新しいライセンスを無料で取得するには、「移行ポータルの使用」に進んでください。
Cisco Unity Express 7.1 以降のバージョンの追加機能のライセンスを購入する場合、ライセンスは次に示す単位でだけ追加できます。これらのライセンスは、サポートされているすべてのデバイスについて同じです。サポートされているデバイスのリストについては、『 Release Notes for Cisco Unity Express 』を参照してください。次のタイプのライセンスを取得できます。
必要なライセンスの総数を特定するには、CSL ライセンスの名前に含まれる追加単位数と購入する追加ライセンスの明確な数を乗算します。たとえば、FL-CUE-MBX-5 はメールボックスの追加単位数が 5 であることを表しています。FL-CUE-MBX-5 の明確な数として 4 を選択した場合、総数は 5 を 4 で乗算して 20 になります。
(注) ご使用のハードウェアがサポートするポートの最大数の詳細については、『Release Notes for Cisco Unity Express』を参照してください。
SKU を使用して CSL ライセンスを取得するには、「新しいライセンスまたは追加のライセンスの取得」に進んでください。
RMA ライセンスの場合、必要な機能を特定する必要はありません。必要なのは、欠陥のある RMA デバイスの製品 ID(PID)とシリアル番号(SN)だけです。
SKU を使用して CSL ライセンスを取得するには、「RMA ライセンスの取得」に進んでください。
再ホスト ライセンスの場合、必要な機能を特定する必要はありません。必要なのは、再ホスト操作の移動元デバイスと移動先デバイスの製品 ID(PID)とシリアル番号(SN)だけです。
SKU を使用して CSL ライセンスを取得するには、「再ホスト ライセンスの取得」に進んでください。
ライセンスの取得シナリオについては、次の項を参照してください。
CSL 移行ライセンスは、次の 2 つの方法で取得できます。
• 「必要な情報」
これは「必要な機能の選択」で特定した情報です。
(注) 次の手順で使用する URL のいくつかは、Cisco.com のパスワードがないとアクセスできません。
既存の Cisco Unity Express 7.1 機能の移行ライセンスを取得するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 www.cisco.com/go/license にあるライセンシング ポータルにアクセスし、ページの下部のリンクをクリックして、ライセンス移行ポータルに移動します。
ステップ 2 移行する機能を実行しているルータで show inventory コマンドを入力し、対応する製品 ID とシリアル番号を確認します。
ステップ 3 適切な製品 ID とシリアル番号を入力し、[続行(Continue)] をクリックします。
製品 ID は、使用しているネットワーク モジュールのタイプです(AIM-CUE など)。
ステップ 4 製品ファミリ、製品、および機能(SKU)をドロップダウン メニューで選択し、[続行(Continue)] をクリックします。
製品には、前の項で移行する機能について特定した SKU を使用します。
会社名や電子メール アドレスなどの登録情報を入力し、[続行(Continue)] をクリックします。
ステップ 5 すべてのライセンス情報を確認し、[送信(Submit)] をクリックして無料の CSL アップグレード ライセンス ファイルを電子メールで受け取ります。
ステップ 6 移行する機能を実行している各デバイスについて、上記の該当する手順を繰り返します。
ステップ 7 ライセンス ファイルを FTP または TFTP サーバに コピーします。
CSL ライセンスをインストールするには、「ライセンスのインストール」に進んでください。
Cisco License Manager は、シスコからのライセンスの取得、ネットワーク内のシスコ デバイスへのライセンスの配置、デバイスの検出、およびライセンスとデバイスのインベントリの管理と表示を支援するソフトウェア アプリケーションです。
• Cisco License Manager(CLM)は、Windows XP がインストールされているサーバでだけ動作します。
• Cisco License Manager サーバと GUI クライアントの間にファイアウォールを置くことはできません。
• デバイス通知が正常に行われるようにするには、Cisco License Manager ホスト名がドメイン ネーム サービス(DNS)に存在すること、またはメッセージを受信する Cisco License Manager ホスト名または IP アドレスがデバイスに設定されていることを確認します。
(注) これらのコマンドの概要については、『Getting Started with Cisco License Manager on Windows XP』を参照してください。デバイスで Cisco License Agent を有効にする方法の詳細については、Cisco License Agent のドキュメントを参照してください。
• Cisco License Manager サーバから Cisco.com への有効な接続が存在することを確認します。
(注) その他の要件およびガイドラインについては、Cisco.com の『Cisco License Manager Documentation』を参照してください。
ネットワーク全体にわたる配置の場合、Cisco License Manager は、セキュリティで保護された方法で Cisco.com のバックエンド ライセンス取得システムと通信し、取得したライセンスをネットワーク全体の管理対象デバイスに配置することで、ライセンスに関連するすべてのワークフローを自動化できます。また、このアプリケーションは、配置したライセンスのインベントリを保持し、ライセンス レポートを生成します。
Cisco License Manager のアプリケーション プログラミング インターフェイス(API)を使用すると、特定のライセンシング タスクのためのプログラムを記述できます。Cisco License Manager は Windows XP 上で動作し、Java を使用して Cisco.com およびシスコのデバイスに接続します。
無料の Cisco License Manager Client および Server アプリケーションのダウンロードとインストール、またはオプションの Cisco License Manager ソフトウェア開発キット(SDK)の注文の詳細については、次の URL にアクセスしてください。
Cisco License Manager は、暗号化汎用ソフトウェア イメージまたは非暗号化汎用ソフトウェア イメージのいずれかを実行しているデバイスをサポートします。ルータで暗号化ソフトウェア イメージが実行されている場合、Cisco License Manager サーバと通信するには、ルータにデバイス証明書が必要です。詳細については、Cisco.com にある次のドキュメントを参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/ps7138/tsd_products_support_series_home.html
ライセンスをまだインストールしていない場合は、「ライセンスのインストール」に進んでください。インストールしている場合は、「評価ライセンスのアクティブ化」または「コール エージェントの設定」のいずれかに進んでください。
CSL 移行ライセンスは、次の 2 つの方法で取得できます。
• 「必要な情報」
新しい CSL ライセンスまたは追加の CSL ライセンスを取得するには、次の情報が必要です。
これは「必要な機能の選択」で特定した情報です。
(注) 次の手順で使用する URL のいくつかは、Cisco.com のパスワードがないとアクセスできません。
Cisco Unity Express 7.1 以降の機能の追加ライセンスを取得するには、次の手順に従ってください:
ステップ 1 ライセンスを注文するには、 www.cisco.com/go/ordering にアクセスして、オーダー プロセス(パートナー、Cisco ダイレクトなど)のいずれかを選択します。SKU は、必要な Cisco Unity Express 機能に必要なライセンスを指定するために、注文処理で使用します。ライセンスを購入すると、製品アクティベーション キー(PAK)が送られてきます。PAK は英数字の文字列で、ライセンスを購入したことを示します。
ステップ 2 ライセンス ファイルを取得するには、 www.cisco.com/go/license の Cisco Product License Registration Portal に戻り、適切な情報を入力します。
ライセンスをインストールするデバイスの PAK と一意のデバイス ID(UDI)を入力する必要があります。UDI は、ほとんどのシスコ ハードウェア デバイスの背面にあるラベル、または現場交換可能マザーボードの前面パネルにあるラベル トレイに印刷されています。UDI は、ソフトウェアで確認することもできます。これを行うには、特権 EXEC モードで show license udi コマンドを使用します。UDI の主要なコンポーネントは、製品 ID(PID)とシリアル番号(SN)の 2 つです。
ステップ 3 ライセンス ファイルをダウンロードするか、電子メールでライセンス ファイルを受け取ります。
ステップ 4 ライセンスを取得する各デバイスについて、上記の該当する手順を繰り返します。
ステップ 5 ライセンス ファイルを FTP または TFTP サーバに コピーします。
ライセンスをまだインストールしていない場合は、「ライセンスのインストール」に進んでください。インストールしている場合は、「評価ライセンスのアクティブ化」または「コール エージェントの設定」のいずれかに進んでください。
「Cisco License Manager の使用」を参照してください。
CSL RMA ライセンスは、次の 2 つの方法で取得できます。
• 「必要な情報」
(注) 次の手順で使用する URL のいくつかは、Cisco.com のパスワードがないとアクセスできません。
Cisco Unity Express 機能の追加ライセンスを取得するには、次の手順に従ってください:
ステップ 1 www.cisco.com/go/license にあるライセンシング ポータルにアクセスし、RMA のリンクをクリックします。
ステップ 2 RMA デバイスの一意のデバイス ID(UDI)を入力します。
UDI は、ほとんどのシスコ ハードウェア デバイスの背面にあるラベル、または現場交換可能マザーボードの前面パネルにあるラベル トレイに印刷されています。UDI は、ソフトウェアで確認することもできます。これを行うには、特権 EXEC モードで show license udi コマンドを使用します。UDI の主要なコンポーネントは、製品 ID(PID)とシリアル番号(SN)の 2 つです。
ステップ 3 ライセンス ファイルをダウンロードするか、電子メールでライセンス ファイルを受け取ります。
ステップ 4 ライセンスを取得する各デバイスについて、上記の該当する手順を繰り返します。
ステップ 5 ライセンス ファイルを FTP または TFTP サーバに コピーします。
ステップ 6 「次の作業」を参照してください。
「Cisco License Manager の使用」を参照してから、「次の作業」を参照してください。
ライセンスをまだインストールしていない場合は、「ライセンスのインストール」に進んでください。インストールしている場合は、「コール エージェントの設定」に進んでください。
CSL 再ホスト ライセンスは、次の 2 つの方法で取得できます。
(注) 次の手順で使用する URL のいくつかは、Cisco.com のパスワードがないとアクセスできません。
Cisco Unity Express 機能の追加ライセンスを取得するには、次の手順に従ってください:
ステップ 1 www.cisco.com/go/license にあるライセンシング ポータルにアクセスし、「 Upload a Rehost Ticket 」というラベルが付いているリンクをクリックします。
ステップ 2 「 Look Up a License 」というラベルが付いているリンクをクリックします。
ステップ 3 デバイスの一意のデバイス ID(UDI)と認定証を入力し、[続行(Continue)] をクリックします。
UDI は、ほとんどのシスコ ハードウェア デバイスの背面にあるラベル、または現場交換可能マザーボードの前面パネルにあるラベル トレイに印刷されています。UDI は、ソフトウェアで確認することもできます。これを行うには、特権 EXEC モードで show license udi コマンドを使用します。UDI の主要なコンポーネントは、製品 ID(PID)とシリアル番号(SN)の 2 つです。
ステップ 4 再ホスト チケットを入力し、[続行(Continue)] をクリックします。
ステップ 5 再ホスト チケットが適切な機能をカバーしていることを確認し、[続行(Continue)] をクリックします。
ステップ 6 必要なライセンス所有者の情報を入力し、[続行(Continue)] をクリックします。
ステップ 7 すべてのライセンス情報を確認し、[送信(Submit)] をクリックします。
ステップ 8 ライセンス ファイルをダウンロードするか、電子メールでライセンス ファイルを受け取ります。
ステップ 9 ライセンスを取得する各デバイスについて、上記の該当する手順を繰り返します。
ステップ 10 ライセンス ファイルを FTP または TFTP サーバに コピーします。
ステップ 11 「次の作業」を参照してください。
「Cisco License Manager の使用」を参照してから、「次の作業」を参照してください。
ライセンスをまだインストールしていない場合は、「ライセンスのインストール」に進んでください。インストールしている場合は、「評価ライセンスのアクティブ化」または「コール エージェントの設定」のいずれかに進んでください。
• 「Cisco License Manager を使用したライセンスのインストール」
シスコ ライセンシング ポータルからライセンスを取得して FTP または TFTP サーバにコピーしたら、 次の CLI コマンドを使用してライセンスをインストールします。次の手順では、FTP だけを使用しています。
1. license install ftp:// username:password @ ip_address/path/license_file
ステップ 1 license install ftp:// username:password @ ip_address/path/license_file
すべてのライセンスをインストールするには、このコマンドを使用します。次の例(読みやすくするために一部省略しています)に示すように、このコマンドを実行すると、いくつかのアクションが開始され、その結果、エンド ユーザ ライセンス契約とそれに同意するように求めるプロンプト(拡張ライセンスの場合だけ)か、ライセンスがインストールされていることを示すメッセージが表示されます。ライセンスが正常にインストールされると、インストールを確認し、ライセンスを取得した機能が現在のイメージに存在するかどうかを示すメッセージが表示されます。
service-module# license install ftp://192.1.1.53/lic/nme-159/nme-159.lic
Installing...Feature:VMIVR-IVR-SESS...Successful:Supported
Application will evaluate this change upon next reload
Installing...Feature:VMIVR-VM-MBX...Successful:Supported
Application will evaluate this change upon next reload
Installing...Feature:TCV-USER...Successful:Supported
Application will evaluate this change upon next reload
Installing...Feature:VMIVR-PORT...Successful:Supported
Application will evaluate this change upon next reload
4/4 licenses were successfully installed
0/4 licenses were existing licenses
0/4 licenses were failed to install
インストール プロセスでは、重複するライセンスはインストールされません。重複するライセンスが検出されると、次のメッセージが表示されます。
Installing...Feature:xxx-xxx-xxx...Skipped:Duplicate
(注) 次の手順に進む前に、すべてのライセンスをインストールしてください。
特権 EXEC モードを開始するには、このコマンドを使用します。
モジュールにインストールされているすべてのライセンスの概要を表示するには、このコマンドを使用します。
(注) モジュールが Cisco Unity Express 7.1 以降に付属していたものである場合は、上記のように、CSL ベースの評価ライセンスが出力に表示されます。
モジュールで使用されているライセンスに関する情報を表示するには、このコマンドを使用します。
ステップ 6 show license status application application-name
モジュールにインストールされているアプリケーションに関する情報を表示するには、このコマンドを使用します。アプリケーション名を指定しない場合は、ボイスメールと IVR に関する情報が表示されます。
「Cisco License Manager の使用」を参照してください。
評価ライセンス使用する場合は、「評価ライセンスのアクティブ化」に進んでください。使用しない場合は、「コール エージェントの設定」に進んでください。
Cisco Unity Express 7.1 以降では、ソフトウェア イメージに評価ライセンスが含まれています。これらのライセンスにより、恒久ライセンスを購入する前に、機能を評価できます。ただし、これらのライセンスは、一定期間が経過すると有効期限が切れます。ライセンスの有効期限がいつ切れるかを確認するには、 show license evaluation コマンドを使用します。
シスコでは、評価ライセンスの有効期限が切れる前に、恒久ライセンスをインストールしてアクティブにすることをお勧めします。恒久ライセンスをインストールするには、「ソフトウェア ライセンスの取得」および「ライセンスのインストール」を参照してください。恒久ライセンスは、インストールすると自動的にアクティブになります。
次の手順では、バージョン 7.1 で導入されたコマンドを使用します。これらのコマンドを使用すると、次の操作を実行できます。
• サービス モジュールに存在する評価ライセンスを表示する。
• メールボックスの評価ライセンスをアクティブにしてエンド ユーザ ライセンス契約(EULA)に同意する。
2. license activate voicemail mailboxes アクティブにするメールボックスの数
3. license activate ports アクティブにするポートの数
4. license activate ivr sessions アクティブにする ivr セッションの数
5. license activate timecardview アクティブにする TimeCardView ユーザの数
ステップ 1 show license evaluation
システムに存在する評価ライセンスを表示するには、このコマンドを使用します。このコマンドの出力を次に示します。
ステップ 2 license activate voicemail mailboxes アクティブにするメールボックスの数
メールボックスのライセンスをアクティブにするには、このコマンドを使用します。以前にエンド ユーザ ライセンス契約に同意していなかった場合は、このコマンドを実行すると、次の出力に示すように、エンド ユーザ ライセンス契約が表示されます。
ステップ 3 license activate ports アクティブにするポートの数
ポートのライセンスをアクティブにするには、このコマンドを使用します。出力は、上記のメールボックスのライセンスをアクティブにした場合の出力と似ています。
ステップ 4 license activate ivr sessions アクティブにする ivr セッションの数
IVR セッションのライセンスをアクティブにするには、このコマンドを使用します。出力は、上記のメールボックスのライセンスをアクティブにした場合の出力と似ています。
ステップ 5 license activate timecardview users
TimeCardView ユーザのライセンスをアクティブにするには、このコマンドを使用します。この手順を実行する前に、TimeCardView アドオン パッケージをインストールする必要があります。
アクティブになっている評価ライセンスを確認するには、このコマンドを使用します。
(注) 再起動後にメールボックス、ポート、または IVR セッションを無効にするには、該当する license activate コマンドの no 形式を、数を指定せずに使用します。
Cisco Unity Express バージョン 7.1 以降で CSL ライセンスを使用する場合、コール エージェントはライセンスによって決定されません。
ただし、Cisco Unified CME と Cisco Unified Communications Manager のどちらを使用するかを選択して、コール エージェントを設定する必要があります。これを行うには、次の 2 つの方法のいずれかを使用します。
• サービス モジュールの起動後に call-agent コマンドを使用して設定する。
• 「ポストインストール プロセス中のコール エージェントの設定」
次の出力は、Cisco Unity Express 7.1 以降のイメージのポストインストール プロセスの一部として Cisco Unified CME のコール エージェントを設定する方法を示しています。
(注) ポストインストール プロセスは、一部のデバイスではサポートされません。
次の show コマンドを使用すると、選択されているコール エージェントを確認できます。
次の出力は、サービス モジュールの起動後に Cisco Unified Communications Manager のコール エージェントを設定する方法を示しています。この操作は元に戻せないため、この方法は注意して使用してください。
ここでは、Cisco Software Activation の機能に関連する参考資料を示します。
Cisco License Manager :ライセンスを追跡および管理するためのグラフィカル ユーザ インターフェイス(GUI)を提供するソフトウェア ツール。
PAK :製品認証キー。PAK は、特定のプラットフォーム向けのフィーチャ セットの使用権を注文して購入すると提供されます。PAK は受領書の代わりになるもので、ライセンスの取得プロセスの一部として使用されます。
RMA :返品許可。お客様が欠陥のある製品を返品するプロセスです。
SKU :在庫保管単位。インベントリの追跡および監視に使用される、一意の個別部品番号です。シスコ ソフトウェア ライセンシング SKU は、1 つ以上のソフトウェア機能にマップされます。
SWIFT :ソフトウェア インフラストラクチャおよび取得テクノロジー。インターネット上で HTTPS を使用してアクセスできるシスコ ライセンシング インフラストラクチャです。Cisco License Manager は、さまざまなデバイスに代わってシスコ ライセンシング インフラストラクチャと通信します。お客様は、Cisco IOS ソフトウェアのコマンドを使用して、シスコ ライセンシング インフラストラクチャと通信できます。
UDI :一意のデバイス ID。UDI は、シスコ全体で使用される製品識別スキーマです。UDI には、製品 ID、バージョン ID、およびシリアル番号が含まれます。UDI は導入時に変更されません。UDI という用語がライセンシングのコンテキストで使用される場合、通常は製品 ID とシリアル番号だけを指します。
永続ストレージ :ライセンスが付与されたデバイスのライフタイムにわたって存続し、イメージが変更された場合でも削除されないファイル。このファイルの最適な格納場所は、書き込みが一度しかできないストレージ領域です。永続ファイルでは、デバイスのライセンス履歴と、ライセンスの削除、期限切れ、再ホストなどに関する特定の情報が保持されます。
永続ライセンス :使用権が恒久的に継続するライセンス。これらのライセンスは、必要な限り恒久的に使用できます。
再ホスト :あるプラットフォームから別のプラットフォームに有効なライセンスを移動するプロセス。これは、元のプラットフォームでライセンスが無効になることを意味します。
シグニチャ サーバ :製品のライセンスを生成するサーバ。シスコの製造所にあります。権限ファイル ジェネレータと呼ばれることもあります。
スタック :スイッチ スタック。StackWise ポートを介して接続された、最大 9 個の Catalyst 3750 スイッチのセットです。
登録ベースのライセンス :ユーザによる定期的な更新を必要とする時間ベースのライセンス。ユーザが定期的に更新しないと、契約期間の経過後にライセンスの有効期限が切れます。
ノード固定 :一意のライセンスの、一意のハードウェア プラットフォームへの明示的なバインディング。ノード固定ライセンスは、システム内の UDI の 1 つに固定されます。非ノード固定ライセンスは、どの UDI にも固定されません。
汎用イメージ :Cisco IOS のすべての機能レベルを含む単一のソフトウェア イメージ。これらのレベルは、適切なライセンスをインストールすることで有効化できます。
ライセンス キー :Cisco IOS フィーチャ セットの使用権を有効にする一意の値。
ライセンス行 :特定の形式で配置された文字列。1 つの機能のライセンスを保持します。1 つの行には、必要なすべてのフィールドと属性が含まれています。これにより、有効で、改ざんできない、完成したライセンスになります。単一の行は個別に存在できます。
ライセンス サーバ :ハードウェアの製造所にあるソフトウェア ツール。製品ライセンスを生成します。
ライセンス ストレージ :ライセンス行のコレクションを格納するファイル。ライセンス ファイルは、ライセンスを取得したデバイス(ルータまたはスイッチなど)にあります。このファイルは永続ストレージ内にあります。
ライセンス ファイル :シスコ ライセンシング ツールで生成されるファイル。製品にライセンスをインストールするために使用されます。ライセンス ファイルには、1 つ以上のライセンス行が格納されます。
ライセンス マネージャ :お客様のライセンスの追跡および管理に使用されるアプリケーション。
リムーバブル ストレージ :データの保存およびアクセスに使用されるポータブル デバイス(コンパクト フラッシュまたは USB など)。