この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
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目次
次の表に、Packaged CCE、CCE PAC M1 で使用できる管理ツールを示します。
ツール |
サポート済み |
---|---|
プロビジョニング |
|
サービス作成環境 |
|
サービサビリティ |
Packaged CCE は Cisco Unified Customer Voice Portal を発信元とするコールをサポートしています。
Packaged CCE は、公衆電話交換網(PSTN)または他の SIP 宛先へのコール バックを送信する SIP REFER 転送をサポートしますが、Packaged CCE 内やその他のエージェントへのコール転送はサポートしません。 SIP REFER の後に Packaged CCE はコールが終了したことを判断し、コールへの制御をそれ以上維持しません。
(注) |
トランスレーション ルートは Packaged CCE ではサポートされません。 |
Packaged CCE とカスタマー リレーションシップ マネージメント(CRM)の統合は、Finesse API または CTI OS Toolkit で許可されます。
(注) |
Unified Communications Manager ベースのサイレント モニタリングが設定されている場合は、モバイル エージェントはモニタできません。 別のサイレント モニタリング サーバは SPAN ベースのサイレント モニタリングがモバイル エージェントをモニタするために必要です。 |
デフォルトの展開は、リアルタイムおよび履歴およびコール詳細データが保存される CCE データ サーバの Logger データベースから Unified Intelligence Center データを取得します。 履歴データは 400 日分、コール詳細データは 40 日分保持されます。
より長い保持期間または追加のレポーティング ユーザが必要な場合、あるいは、サードパーティ アプリケーションに接続して Workforce Management などのレポーティング データにアクセスする場合、管理サーバ、リアルタイム、履歴データ サーバ、詳細データ サーバ(AW-HDS-DDS)を最大 2 つの個別サーバにインストールするオプションがあります。
(注) |
Packaged CCE の仕様に遵守するため、ロガーのインストール中に Logger データベースは事前に 665GB/400 日に設定されます。 |
レポーティング データ ソース | サポートされるアプリケーション | ロガーへの保持期間 | 履歴データ サーバへの保持期間 |
---|---|---|---|
CCE データ サーバのロガー |
Cisco Unified Intelligence Center は、サポートされている唯一のレポーティング アプリケーションです。 |
ロガー データベースの保持期間は、履歴要約データは 400 日分(13 か月)、終了コールの詳細(TCD)およびルート コール詳細(RCD)レコードは 40 日分です。 Unified CCE Web セットアップを使用してデータベース保持設定テーブルを変更する方法の詳細については、『Cisco Packaged Contact Center Enterprise Installation and Upgrade Guide』を参照してください。 |
N/A:HDS はインストールされていません。 |
外部 AW-HDS-DDS |
ロガー データベースの保持期間は、履歴要約データは 30 日分(1 か月)、コールの詳細データは 14 日分(2 週間)です。 外部 HDS を使用する場合は、ロガーの拡張保持期間は必要ありません。 |
HDS の標準 Unified CCE 保持期間は 1095 日です。 |
各レポーティング ユーザは 4 つの同時リアルタイム レポートおよび 2 つの履歴レポートを実行できます。
Packaged CCE データ サーバが Cisco Unified Intelligence Center のデータ ソースの場合、最大 100 の同時レポーティング ユーザが Unified Intelligence Center ペアを介してサポートされます。
Live Data Agent Real Time および Agent SkillGroup Real Time レポートでは、100 の Intelligence Center レポーティング ユーザおよび 1000 の Finesse レポーティング ユーザがサポートされます。
外部 AW-HDS-DDS が Packaged CCE 展開に追加され、Cisco Unified Intelligence センターでデータ ソースとして使用される場合、最大 200 の同時レポーティング ユーザが Unified Intelligence Center ペアを介してサポートされます。
サイド B の CVP Reporting Server に仮想マシン(VM)をセット アップできます。 また、サイド A と同じネットワーク上に 1 つの外部 CVP Reporting Server を追加できます。
展開する Unified CVP Reporting Server の数と場所は、サービス コールバック機能および VXML レポーティングの使い方に基づきます。
WAN 経由の導入の場合、サービス コールバック機能と VXML 詳細レポート機能は相互に排他的です。
LAN | WAN | サイド B の CVP VM が必要 | 外部 CVP Server が必要 | |
---|---|---|---|---|
サービス コールバック機能のみ | Yes | Yes | Yes | No |
VXML レポーティングのみ | Yes | — | Yes | No |
VXML レポーティングのみ* | — | Yes | Yes | Yes |
コールバック機能と VXML レポーティング | Yes | No | Yes | No |
* ネットワーク遅延は WAN ベースの CVP レポーティングに影響します。
この図は、Packaged CCE でサポートされるリモート オフィス オプションを示しています。
Unified CVP VXML Server がサポートされます。
Packaged CCE はコールが 2 ポイント間で最初に接続するときにオーディオ コーデックをネゴシエートします。 たとえば、コーデックは、次の場合にネゴシエートされます:
コーデックの選択は、各コンポーネントでサポートされるコーデックに応じて、コールの各レッグで変更できます。
G.711 の音声コーデックには 2 種類あります。
Packaged CCE は両方の音声コーデックをサポートします。
負荷容量を参照してください。
Packaged CCE は、Cisco Voice Portal および Unified Communications Manager に接続された ISR G2 ベースの Cisco Unified Border Element(Unified Border Element)を使用して SIP サービス プロバイダー トランキングをサポートします。
Cisco UBE は、SIP サービス プロバイダーから Unified CVP へのコールをエージェントに配信する SIP 正規化および相互運用性のためのセッション ボーダー コントローラ(SBC)の役割を実行します(SP CLOUD <--> Unified Border Element <--> CVP)。
次の点に注意してください。
サイド A ホストおよびサイド B ホスト上の Unified Communications Manager パブリッシャおよびサブスクライバをインストールすることも、外部サーバに展開された既存の Unified Communications Manager と統合することもできます。
いずれの場合も、エージェント デバイスおよびバックオフィス デバイス(Packaged CCE Unified Communications Manager に接続されているが、エージェントの電話として使用されないデバイス)はこの項で次の警告のあるすべての音声インフラストラクチャ要件の影響を受けます。 外部 Unified Communications Manager のバックオフィス デバイスは、コンタクト センターと連携しない限り何の制約も受けません。 コンタクト センターと連携する場合、外部エージェント デバイスと同じコーデックを使用する必要があります。
(注) |
Unified Communications Manager クラスタ間モビリティ機能はこの展開ではサポートされません。 |
Packaged Contact Center Enterprise は、入力、VXML および SIP アウトバウンド ダイヤラ用に組み合わせた、または個別の TDM ゲートウェイと音声ゲートウェイでのみ ISR-G2 ゲートウェイをサポートします。
配置モデルを設計する場合、ゲートウェイのキャパシティを考慮してください。
3925E および 3945E はこの導入に最適なゲートウェイです。 次の表に、サポートされるオプションを示します。 これらの IOS リリース トレインおよびそれ以降の M トレインがサポートされます。
カテゴリ | 要件 | ||
---|---|---|---|
ハードウェア オプション | ISR G2 29xx、39xx |
||
ソフトウェア オプション | ハードウェア モデル | バージョン | ソフトウェア フィーチャ セット |
ISR G2 29xx、39xx |
15.1(4)M7 15.2(4)M4 15.3(3)M1 |
Universal |
次のゲートウェイ プロファイルは提示されますが、CCE PAC M1 の導入に必須ではありません。 独自のゲートウェイ プロファイルを構築する場合はガイドラインとして使用してください。
ゲートウェイ ポートの最大容量は、実行中の(通話)エージェントと CVP でキューイングされた着信コール(IVR ポート)の間で共有されます。
最大 1000 のコールを同時に処理できる最大 2000 のデバイスが登録されます。
すべてのエージェントのデバイスは同じノードのペアになります。
外部 Unified Communications Manager を使用すると、この制限はエージェント デバイスのノードだけに適用されます。
Packaged CCE は、電話機がビルトイン ブリッジ(BIB)、SIP(Session Initiation Protocol; セッション開始プロトコル)での CTI 制御機能をサポートする限り、Unified CCE でサポートされるすべての電話機をサポートします。
複数の電話機能がサポートされます。
ビデオ オプションと Skinny Call Control Protocol(SCCP)の電話機はサポートされません。
次の表に、サポートされる電話機を示します。 特に断りがない限り、CTI OS、Finesse はどちらもサポートされます。 ここに記載されるすべての電話機は BIB をサポートし、SIP として設定される必要があります。
電話機 | 注記 |
---|---|
99xx シリーズ | Finesse は電話機が単一回線だけに設定されている場合に 99xx シリーズ電話機をサポートします。 複数回線はサポートされません。 システムのすべての電話機は、[最大コール数(Max Calls)] を 2、[ビジー トリガー(Busy Trigger)] を 1 に設定する必要があります。 CTI OS はサポート 9951 および 9971 をサポートします。 |
89xx シリーズ | Finesse は電話機が単一回線だけに設定されている場合に 89xx シリーズ電話機をサポートします。 複数回線はサポートされません。 システムのすべての電話機は、[最大コール数(Max Calls)] を 2、[ビジー トリガー(Busy Trigger)] を 1 に設定する必要があります。 CTI OS は 8941、8945、および 8961 をサポートします。 |
797x シリーズ | 7975 がサポートされます。 |
796x シリーズ | 7961、7962、および 7965 がサポートされます。 |
794x シリーズ | 7941、7942、および 7945 がサポートされます。 |
791xx シリーズ | 7911 がサポートされます。 |
78xx シリーズ | 7821、7841、7845、および 7861 が完全にサポートされます |
69xx シリーズ | 6921、6941、6961、および 6945 がサポートされます。 |
Cisco IP Communicator | バージョン 8.6(x) がサポートされます。 |
Windows 9.2 での Jabber | Finesse は音声メディアの終端をサポートします。 ビデオはサポートされません。 CTI OS は、現時点では Jabber をサポートしません。 |
DX650 | Cisco IP Phone の DX650 バージョンがサポートされます。 |
負荷容量を参照してください。
次のリストは、実稼働中に、既知または予期しない動作によってアプリケーションに負荷のある状態で Packaged CCE でサポートされる VMware 機能を指定します。 実稼働でサポートできない VMware 機能の多くは、中断されても業務に影響を与えないカスタマーの予定されたメンテナンス ダウンタイム中に使用できます。 一部のサポートされない機能は Packaged CCE 検証ルールの機能が原因の違反によって決定されます。
VMware 機能 |
Packaged CCE のサポート |
||
---|---|---|---|
VM テンプレート(OVA) |
Yes |
||
仮想マシンのコピー |
Yes |
||
異なる ESXi ホストでの仮想マシンの再起動 |
Yes |
||
仮想マシンのサイズ変更 |
No |
||
VMware Hot Add |
No |
||
複数の物理 NIC および vNIC |
Yes |
||
VMware High Availability(HA) |
No |
||
VMware Site Recovery Manager(SRM) |
No |
||
VMware vNetwork Distributed Switch |
No |
||
VMware vMotion |
No |
||
VMware Dynamic Resource Scheduler(DRS) |
No |
||
VMware Dynamic Power Management |
No |
||
Long Distance vMotion |
No |
||
VMware Storage VMotion |
No |
||
VMware Update Manager(VUM) |
ホストのパッチ適用がサポートされます。 VM OS のパッチ適用はサポートされません。 |
||
VMware Consolidated Backup(VCB) |
No |
||
VMware Data Recovery(DR、VDR) |
No |
||
VMware Snapshots |
No |
||
VMware Fault Tolerance(FT) |
No |
||
VMware vCenter Converter |
No |
||
VMsafe |
No |
||
VMware vShield |
No
|
||
UC アプリケーションをパッケージングした仮想アプライアンス |
No |
||
サードパーティ製の VM ベースのバックアップ ツール |
No |
||
サードパーティ製の VM ベースの展開ツール |
No |
||
サードパーティ製の Physical To Virtual(P2V)移行ツール |
No |
||
SAN からの VMware ブート |
No |
ESXi サーバおよび仮想マシンは、これらの重要な ESXi パフォーマンス カウンタの制限内で動作する必要があります。
カテゴリ | オブジェクト | 測定内容 | 単位 | 説明 | パフォーマンス指標およびしきい値 |
ディスク |
|
Disk Command Aborts |
番号(Number) |
期間内にこのディスクで中止されたディスク コマンドの数。 ディスク アレイによるコマンドへの応答に時間がかかり過ぎている場合、ディスク コマンドは中止されます。 (コマンド タイムアウト) |
このカウンタはゼロである必要があります。 ゼロ以外の値は、ストレージ パフォーマンスに問題があることを示します。 |
ディスク |
|
Disk Command Latency |
ミリ秒 |
ゲスト OS から見た、コマンドに要する時間の平均値。 Disk Command Latency は、Kernel Command Latency と Physical Device Command Latency の合計です。 |
24 ミリ秒以上の遅延は、ディスク アレイの過使用、誤動作、または設定ミスの可能性があることを示します。 |
ディスク |
|
Kernel Disk Command Latency |
ミリ秒 |
ESXi Server VMKernel で 1 コマンドあたりに費やされた平均処理時間 |
Kernel Command Latency は、Physical Device Command Latency に比べて非常に小さく、ゼロに近い値である必要があります。 ESXi カーネルに多数のキューが発生している場合は、Kernel Command Latency が大きくなり、Physical Device Command Latency を上回ることもあります。 |
目次
- 特徴と機能
- 管理ツール
- エージェントおよびスーパーバイザ
- コール フロー
- CRM 統合
- デスクトップおよびデスクトップのカスタマイズ
- 録音(Recording)
- サイレント モニタリング
- レポート
- Unified Intelligence Center レポーティング
- Unified CVP レポーティング
- リモート オフィス オプション
- サードパーティ統合
- データベース統合
- 音声のインフラストラクチャ要件
- G.711 オーディオ コーデックのサポート
- 会議(Conferences)
- Cisco Unified Border Element
- Unified Communications Manager
- IVR およびキューイング
- ゲートウェイ
- 提示されたゲートウェイ プロファイル
- デバイス数
- 電話機
- 転送
- Packaged CCE の仮想化
コール フロー
Packaged CCE は Cisco Unified Customer Voice Portal を発信元とするコールをサポートしています。
Packaged CCE は、公衆電話交換網(PSTN)または他の SIP 宛先へのコール バックを送信する SIP REFER 転送をサポートしますが、Packaged CCE 内やその他のエージェントへのコール転送はサポートしません。 SIP REFER の後に Packaged CCE はコールが終了したことを判断し、コールへの制御をそれ以上維持しません。
(注)
トランスレーション ルートは Packaged CCE ではサポートされません。
関連情報
CRM 統合
Packaged CCE とカスタマー リレーションシップ マネージメント(CRM)の統合は、Finesse API または CTI OS Toolkit で許可されます。
次の方法を使用して CRM と統合できます。
- Finesse コンテナの CRM iFrame。 この方法はシンプルかつ簡単ですが、詳細 CRM との詳細な統合は実現しません。
- Finesse コンテナのサードパーティ ガジェット。 この方法は完全な CRM 統合を実現しますが、サードパーティおよび Finesse API を使用したカスタム開発が必要になります。
- CRM ブラウザ ベースのデスクトップの Finesse ガジェット。 この方法は CRM アプリケーションに軽量の統合を実現します。
- Finesse Web API または CTI OS API または CRM アプリケーションに統合する CTI サーバ プロトコル。 この方法は CRM 統合を実現しますが、カスタム開発が必要になります。
- Cisco Solution Plus プログラムを通じて販売されている CRM コネクタ。
Unified Intelligence Center レポーティング
レポート データ ソース
デフォルトの展開は、リアルタイムおよび履歴およびコール詳細データが保存される CCE データ サーバの Logger データベースから Unified Intelligence Center データを取得します。 履歴データは 400 日分、コール詳細データは 40 日分保持されます。
より長い保持期間または追加のレポーティング ユーザが必要な場合、あるいは、サードパーティ アプリケーションに接続して Workforce Management などのレポーティング データにアクセスする場合、管理サーバ、リアルタイム、履歴データ サーバ、詳細データ サーバ(AW-HDS-DDS)を最大 2 つの個別サーバにインストールするオプションがあります。
(注)
Packaged CCE の仕様に遵守するため、ロガーのインストール中に Logger データベースは事前に 665GB/400 日に設定されます。
レポーティング データ ソース サポートされるアプリケーション ロガーへの保持期間 履歴データ サーバへの保持期間 CCE データ サーバのロガー
Cisco Unified Intelligence Center は、サポートされている唯一のレポーティング アプリケーションです。
ロガー データベースの保持期間は、履歴要約データは 400 日分(13 か月)、終了コールの詳細(TCD)およびルート コール詳細(RCD)レコードは 40 日分です。
Unified CCE Web セットアップを使用してデータベース保持設定テーブルを変更する方法の詳細については、『Cisco Packaged Contact Center Enterprise Installation and Upgrade Guide』を参照してください。
N/A:HDS はインストールされていません。
外部 AW-HDS-DDS
ロガー データベースの保持期間は、履歴要約データは 30 日分(1 か月)、コールの詳細データは 14 日分(2 週間)です。
外部 HDS を使用する場合は、ロガーの拡張保持期間は必要ありません。
HDS の標準 Unified CCE 保持期間は 1095 日です。
合計レポーティング ユーザ
Packaged CCE データ サーバが Cisco Unified Intelligence Center のデータ ソースの場合、最大 100 の同時レポーティング ユーザが Unified Intelligence Center ペアを介してサポートされます。
Live Data Agent Real Time および Agent SkillGroup Real Time レポートでは、100 の Intelligence Center レポーティング ユーザおよび 1000 の Finesse レポーティング ユーザがサポートされます。
外部 AW-HDS-DDS が Packaged CCE 展開に追加され、Cisco Unified Intelligence センターでデータ ソースとして使用される場合、最大 200 の同時レポーティング ユーザが Unified Intelligence Center ペアを介してサポートされます。
Unified CVP レポーティング
サイド B の CVP Reporting Server に仮想マシン(VM)をセット アップできます。 また、サイド A と同じネットワーク上に 1 つの外部 CVP Reporting Server を追加できます。
展開する Unified CVP Reporting Server の数と場所は、サービス コールバック機能および VXML レポーティングの使い方に基づきます。
WAN 経由の導入の場合、サービス コールバック機能と VXML 詳細レポート機能は相互に排他的です。
LAN WAN サイド B の CVP VM が必要 外部 CVP Server が必要 サービス コールバック機能のみ Yes Yes Yes No VXML レポーティングのみ Yes — Yes No VXML レポーティングのみ* — Yes Yes Yes コールバック機能と VXML レポーティング Yes No Yes No * ネットワーク遅延は WAN ベースの CVP レポーティングに影響します。
音声のインフラストラクチャ要件
- 会議(Conferences)
- Cisco Unified Border Element
- Unified Communications Manager
- IVR およびキューイング
- ゲートウェイ
- デバイス数
- 電話機
- 転送
G.711 オーディオ コーデックのサポート
Packaged CCE はコールが 2 ポイント間で最初に接続するときにオーディオ コーデックをネゴシエートします。 たとえば、コーデックは、次の場合にネゴシエートされます:
- コールがシステムに着信し、メディアは入力ゲートウェイと VXML ブラウザの間で確立されます。
- キュー内のコールがエージェントに接続し、メディアが入力ゲートウェイとエージェントの電話機の間で確立されます。
- エージェントはコール会議をし、すべての参加者と会議リソース間のコールおよびメディアが確立されます。
コーデックの選択は、各コンポーネントでサポートされるコーデックに応じて、コールの各レッグで変更できます。
G.711 の音声コーデックには 2 種類あります。
Packaged CCE は両方の音声コーデックをサポートします。
Cisco Unified Border Element
Packaged CCE は、Cisco Voice Portal および Unified Communications Manager に接続された ISR G2 ベースの Cisco Unified Border Element(Unified Border Element)を使用して SIP サービス プロバイダー トランキングをサポートします。
Cisco UBE は、SIP サービス プロバイダーから Unified CVP へのコールをエージェントに配信する SIP 正規化および相互運用性のためのセッション ボーダー コントローラ(SBC)の役割を実行します(SP CLOUD <--> Unified Border Element <--> CVP)。
次の点に注意してください。
- ソフトウェア ライセンスは Unified Border Element を実行する必要があります。 次の URL の発注ガイドを参照してください。http://www.cisco.com/en/US/prod/collateral/voicesw/ps6790/gatecont/ps5640/order_guide_c07_462222.html
- VXML ゲートウェイは、Ingress Unified Border Element から分離されている必要があります。 ゲートウェイの組み合わせは、容量要件によってニーズが増大しない場合は、より小規模な展開で使用できます。
- Packaged CCE は IVR に G.711 をサポートしますが、エージェントで G.711 と G.729 の両方をサポートするため、エージェントが G.729 を使用している場合は、通話中のコーデック変更に細心の注意を払うことが重要です。
- SIP キャリア プロバイダーでサポートできる場合はコーデックでの通話を再ネゴシエーションします。 そうでない場合は、Unified Border Element はコールをトランスコーディングする必要があります。 これは Unified Border Element キャパシティに影響します。
- Cisco Voice Portal に付属するデフォルトのプロンプトは u-law にあります。 展開に a-law コーデックを使用する必要がある場合は、これらは a-law プロンプトと交換する必要があります。
関連コンセプト
Unified Communications Manager
サイド A ホストおよびサイド B ホスト上の Unified Communications Manager パブリッシャおよびサブスクライバをインストールすることも、外部サーバに展開された既存の Unified Communications Manager と統合することもできます。
いずれの場合も、エージェント デバイスおよびバックオフィス デバイス(Packaged CCE Unified Communications Manager に接続されているが、エージェントの電話として使用されないデバイス)はこの項で次の警告のあるすべての音声インフラストラクチャ要件の影響を受けます。 外部 Unified Communications Manager のバックオフィス デバイスは、コンタクト センターと連携しない限り何の制約も受けません。 コンタクト センターと連携する場合、外部エージェント デバイスと同じコーデックを使用する必要があります。
(注)
Unified Communications Manager クラスタ間モビリティ機能はこの展開ではサポートされません。
関連資料
ゲートウェイ
Packaged Contact Center Enterprise は、入力、VXML および SIP アウトバウンド ダイヤラ用に組み合わせた、または個別の TDM ゲートウェイと音声ゲートウェイでのみ ISR-G2 ゲートウェイをサポートします。
配置モデルを設計する場合、ゲートウェイのキャパシティを考慮してください。
3925E および 3945E はこの導入に最適なゲートウェイです。 次の表に、サポートされるオプションを示します。 これらの IOS リリース トレインおよびそれ以降の M トレインがサポートされます。
提示されたゲートウェイ プロファイル
次のゲートウェイ プロファイルは提示されますが、CCE PAC M1 の導入に必須ではありません。 独自のゲートウェイ プロファイルを構築する場合はガイドラインとして使用してください。
ゲートウェイ ポートの最大容量は、実行中の(通話)エージェントと CVP でキューイングされた着信コール(IVR ポート)の間で共有されます。
関連情報
デバイス数
最大 1000 のコールを同時に処理できる最大 2000 のデバイスが登録されます。
すべてのエージェントのデバイスは同じノードのペアになります。
外部 Unified Communications Manager を使用すると、この制限はエージェント デバイスのノードだけに適用されます。
電話機
Packaged CCE は、電話機がビルトイン ブリッジ(BIB)、SIP(Session Initiation Protocol; セッション開始プロトコル)での CTI 制御機能をサポートする限り、Unified CCE でサポートされるすべての電話機をサポートします。
複数の電話機能がサポートされます。
ビデオ オプションと Skinny Call Control Protocol(SCCP)の電話機はサポートされません。
次の表に、サポートされる電話機を示します。 特に断りがない限り、CTI OS、Finesse はどちらもサポートされます。 ここに記載されるすべての電話機は BIB をサポートし、SIP として設定される必要があります。
電話機 注記 99xx シリーズ Finesse は電話機が単一回線だけに設定されている場合に 99xx シリーズ電話機をサポートします。 複数回線はサポートされません。 システムのすべての電話機は、[最大コール数(Max Calls)] を 2、[ビジー トリガー(Busy Trigger)] を 1 に設定する必要があります。
CTI OS はサポート 9951 および 9971 をサポートします。
89xx シリーズ Finesse は電話機が単一回線だけに設定されている場合に 89xx シリーズ電話機をサポートします。 複数回線はサポートされません。 システムのすべての電話機は、[最大コール数(Max Calls)] を 2、[ビジー トリガー(Busy Trigger)] を 1 に設定する必要があります。
CTI OS は 8941、8945、および 8961 をサポートします。
797x シリーズ 7975 がサポートされます。 796x シリーズ 7961、7962、および 7965 がサポートされます。 794x シリーズ 7941、7942、および 7945 がサポートされます。 791xx シリーズ 7911 がサポートされます。 78xx シリーズ 7821、7841、7845、および 7861 が完全にサポートされます
69xx シリーズ 6921、6941、6961、および 6945 がサポートされます。 Cisco IP Communicator バージョン 8.6(x) がサポートされます。 Windows 9.2 での Jabber Finesse は音声メディアの終端をサポートします。 ビデオはサポートされません。
CTI OS は、現時点では Jabber をサポートしません。
DX650 Cisco IP Phone の DX650 バージョンがサポートされます。 Packaged CCE の仮想化
VMware 機能のサポート
次のリストは、実稼働中に、既知または予期しない動作によってアプリケーションに負荷のある状態で Packaged CCE でサポートされる VMware 機能を指定します。 実稼働でサポートできない VMware 機能の多くは、中断されても業務に影響を与えないカスタマーの予定されたメンテナンス ダウンタイム中に使用できます。 一部のサポートされない機能は Packaged CCE 検証ルールの機能が原因の違反によって決定されます。
VMware 機能
Packaged CCE のサポート
VM テンプレート(OVA)
Yes
仮想マシンのコピー
Yes
異なる ESXi ホストでの仮想マシンの再起動
Yes
仮想マシンのサイズ変更
No
VMware Hot Add
No
複数の物理 NIC および vNIC
Yes
VMware High Availability(HA)
No
VMware Site Recovery Manager(SRM)
No
VMware vNetwork Distributed Switch
No
VMware vMotion
No
VMware Dynamic Resource Scheduler(DRS)
No
VMware Dynamic Power Management
No
Long Distance vMotion
No
VMware Storage VMotion
No
VMware Update Manager(VUM)
ホストのパッチ適用がサポートされます。
VM OS のパッチ適用はサポートされません。
VMware Consolidated Backup(VCB)
No
VMware Data Recovery(DR、VDR)
No
VMware Snapshots
No
VMware Fault Tolerance(FT)
No
VMware vCenter Converter
No
VMsafe
No
VMware vShield
No
(注) ゴールデン テンプレートのプロセスについては、次の URL の『Installation and Upgrade Guide』を参照してください。 http://www.cisco.com/en/US/products/ps12586/prod_installation_guides_list.html UC アプリケーションをパッケージングした仮想アプライアンス
No
サードパーティ製の VM ベースのバックアップ ツール
No
サードパーティ製の VM ベースの展開ツール
No
サードパーティ製の Physical To Virtual(P2V)移行ツール
No
SAN からの VMware ブート
No
ESXi カウンタ
ESXi サーバおよび仮想マシンは、これらの重要な ESXi パフォーマンス カウンタの制限内で動作する必要があります。
カテゴリ オブジェクト 測定内容 単位 説明 パフォーマンス指標およびしきい値 ディスク
Disk Command Aborts
番号(Number)
期間内にこのディスクで中止されたディスク コマンドの数。 ディスク アレイによるコマンドへの応答に時間がかかり過ぎている場合、ディスク コマンドは中止されます。 (コマンド タイムアウト)
このカウンタはゼロである必要があります。 ゼロ以外の値は、ストレージ パフォーマンスに問題があることを示します。
ディスク
Disk Command Latency
ミリ秒
ゲスト OS から見た、コマンドに要する時間の平均値。 Disk Command Latency は、Kernel Command Latency と Physical Device Command Latency の合計です。
24 ミリ秒以上の遅延は、ディスク アレイの過使用、誤動作、または設定ミスの可能性があることを示します。
ディスク
Kernel Disk Command Latency
ミリ秒
ESXi Server VMKernel で 1 コマンドあたりに費やされた平均処理時間
Kernel Command Latency は、Physical Device Command Latency に比べて非常に小さく、ゼロに近い値である必要があります。 ESXi カーネルに多数のキューが発生している場合は、Kernel Command Latency が大きくなり、Physical Device Command Latency を上回ることもあります。