ラックマウント サーバ ハードウェア管理

ラックマウント サーバー管理

Cisco UCS Manager を使用して、Cisco UCS ドメインに統合されているすべてのラックマウント サーバーを管理およびモニターすることができます。電力制限を除くすべての管理およびモニターリング機能がラックマウント サーバーでサポートされます。電源状態の変更など一部のラックマウント サーバー管理タスクは、サーバーとサービス プロファイルの両方から行うことができます。残りの管理タスクは、サーバー上でのみ実行できます。

Cisco UCS Manager は、検出された各ラックマウント サーバーに関する情報、エラー、および障害を提供します。


ヒント


サポートされる Cisco UCS ラックマウント サーバーと Cisco UCS Manager との統合方法については、ご使用の Cisco UCS Manager のリリースに応じた Cisco UCS C シリーズ サーバー統合ガイドまたは Cisco UCS S シリーズ サーバー統合ガイドを参照してください。


ラックエンクロージャ サーバー管理

このガイドで特に明記されていない限り、リリース4.0(1a)以降のCisco UCS ManagerではCisco UCS C125 M5 サーバの既存の機能すべてがサポートされます。

Cisco UCS C125 M5 サーバは Cisco UCS C4200 シリーズ ラック サーバ シャーシに収容されています。各 Cisco UCS C4200 シリーズ ラック サーバ シャーシは、2 〜 4個の Cisco UCS C125 M5 サーバノードをサポートします。Cisco UCS C125 M5 サーバノードを管理するため、Cisco UCS Managerは以下をサポートします。

  • ラック

    Cisco UCS ManagerGUI パス -[Equipment] > [Rack-Mounts] > [Enclosures]

    Cisco UCS Managerにより管理されているすべての Cisco UCS C4200 シリーズ ラック サーバ シャーシのリストを表示します。

  • [Rack Enclosure]rack_enclosure_number:

    Cisco UCS Manager GUI パス:Equipment > Rack-Mounts > Enclosures > Rack Enclosure rack_enclosure_number

    [Rack Enclosure]は、1 個の Cisco UCS C4200 シリーズ ラック サーバ シャーシであり、最大 4 つのCisco UCS C125 M5 サーバノード、4 つのファン ユニット、2 つの PSU を含むことができます。サーバのスロット ID については、Cisco UCS C125 M5 サーバスロット ID の表示を参照してください。

Cisco UCS C125 M5 サーバは、[Rack Enclosure]rack_enclosure_numberから他のラック サーバと同じ方法で管理できます。


(注)  


Cisco UCS C125 M5 サーバ では Cisco UCS 6400 シリーズ ファブリック インターコネクト および Fabric Interconnect 6300 シリーズをサポートします。


ラックマウント サーバーの削除および解放に関するガイドライン

Cisco UCS Manager を使ってラックマウント サーバーを削除するか解放するかを決定する場合は、次のガイドラインを考慮してください。

ラックマウント サーバーの解放

解放は、ラックマウント サーバーが物理的に存在し接続されているが、一時的に設定から削除する必要がある場合に実行します。解放されたラックマウント サーバーは最終的に再稼働することが予測されるので、サーバーの情報部分は、将来の使用に備え、Cisco UCS Manager によって保持されます。

ラックマウント サーバーの削除

削除は、ラックマウント サーバーをファブリック エクステンダから接続解除して、システムから物理的に削除する(取り外す)場合に実行します。ラックマウント サーバーが物理的に存在し、ファブリック エクステンダに接続しているときは、Cisco UCS Manager から削除できません。ラックマウント サーバーの接続を解除した後、その設定を Cisco UCS Manager から削除できます。

削除時、管理インターフェイスは接続解除され、すべてのエントリがデータベースから削除されます。サーバーは検出時に割り当てられたすべてのサーバー プールから自動的に削除されます。


(注)  


自動的に削除されるのは、検出時に自動的にサーバー プールに追加されたサーバーのみです。サーバー プールに手動で追加したサーバーは手動で削除する必要があります。


削除したラックマウント サーバーを再び設定に追加する場合は、再接続して再度検出する必要があります。Cisco UCS Manager に再導入したサーバーは新規サーバーとみなされ、詳細なディスカバリ プロセスが実施されます。このため、Cisco UCS Manager によって以前とは異なる新しい ID がサーバーに割り当てられることがあります。

予期しないサーバー電力変更を回避するための推奨事項

サーバーがサービス プロファイルに関連付けられていない場合は、サーバーの物理的な [Power] または [Reset] ボタンなど、サーバーの電源状態を変更するために使用可能な手段をすべて使用できます。

サーバーがサービス プロファイルに関連付けられているか、サービス プロファイルに割り当てられている場合は、サーバーの電源状態の変更は次の方法でのみ行う必要があります。

  • Cisco UCS Manager GUI で、サーバーに関連付けられたサーバーまたはサービス プロファイルの [General] タブに移動し、[Actions] 領域で [Boot Server] または [Shutdown Server] を選択します。

  • Cisco UCS Manager CLI で、サーバー、またはサーバーに関連付けられたサービス プロファイルに対して power up または power down コマンドを使用します。


重要


電源がオフになっている関連サーバーには、次のオプションのいずれも使用しないでください。

  • GUI の [Reset]

  • cycle cycle-immediate または CLI のreset hard-reset-immediate

  • サーバーの物理的な [Power] または [Reset] ボタン


現在電源がオフになっているサーバーに対して、リセットまたはサイクルを実施するか、サーバーの物理的な [Power] ボタンを使用すると、サーバーの実際の電力状態がサービス プロファイルで必要とされる電源状態の設定と同期しなくなる可能性があります。サーバーと Cisco UCS Manager 間の通信が中断したり、サービス プロファイルの設定が変更されると、Cisco UCS Manager によって、必要とされる電源の状態がサービス プロファイルからサーバーに適用される場合があり、この結果予期しない電力変化が発生する可能性があります。

電源の同期に関する問題は、次に示すように予期しないサーバーの再起動につながる可能性があります。

サービス プロファイルで必要とされる電源状態

現在のサーバーの電源状態

通信が中断された後のサーバーの電源状態

アップ

電源オフ

[電源オン(Powered On)]

ダウン

電源オン

電源オン

(注)  

 

実行中のサーバーは、サービス プロファイルに必要とされる電源状態に関係なくシャットダウンされません。

ラックマウント サーバーのブート

[Actions] 領域で [Boot Server] リンクがグレー表示されている場合は、まず、サーバをシャットダウンする必要があります。

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器] > [ラックマウント] > [サーバ]を展開します。

(注)  

 

Cisco UCS C125 M5 サーバ では、[機器(Equipment)] > [ラックマウント(Rack Mounts)] > [エンクロージャ(Enclosures)] > [ラック エンクロージャ rack_enclosure_number(Rack Enclosure rack_enclosure_number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

ステップ 3

ブートするサーバを選択します。

ステップ 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

ステップ 5

[Actions] 領域の [Boot Server] をクリックします。

ステップ 6

確認ダイアログボックスが表示されたら、[はい]をクリックします。


サーバがブートされると、[General] タブの [Overall Status] フィールドに [OK] ステータスが表示されます。

サービス プロファイルからのラックマウント サーバのブート

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[サーバ]をクリックします。

ステップ 2

[サーバ] > [サービスプロファイル]を展開します。

ステップ 3

サービス プロファイルを作成する組織のノードを展開します。

システムにマルチテナント機能が備えられていない場合は、[root] ノードを展開します。

ステップ 4

関連付けられたサーバをブートする必要があるサービス プロファイルを選択します。

ステップ 5

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

ステップ 6

[Actions] 領域の [Boot Server] をクリックします。

ステップ 7

確認ダイアログボックスが表示されたら、[はい]をクリックします。

ステップ 8

[Boot Server] ダイアログボックスで [OK] をクリックします。

サーバがブートした後は、[General] タブの [Overall Status] フィールドに [ok] ステータスまたは [up] ステータスが表示されます。


ラックマウント サーバのブート順序の決定


ヒント


サーバに関連付けられているサービス プロファイルの [General] タブからもブート順序タブを表示できます。


手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器] > [ラックマウント] > [サーバ]を展開します。

(注)  

 

Cisco UCS C125 M5 サーバ では、[機器(Equipment)] > [ラックマウント(Rack Mounts)] > [エンクロージャ(Enclosures)] > [ラック エンクロージャ rack_enclosure_number(Rack Enclosure rack_enclosure_number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

ステップ 3

ブート順序を決定するサーバをクリックします。

ステップ 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

ステップ 5

[Boot Order Details] 領域が展開されていない場合は、見出しの右側の [Expand] アイコンをクリックします。

ステップ 6

サーバに割り当てられているブート順序を表示するには、[Configured Boot Order] タブをクリックします。

ステップ 7

物理サーバ構成内のさまざまなデバイスから何がブートされるかを表示するには、[Actual Boot Order] タブをクリックします。

(注)  

 

[Actual Boot Order] では、[Internal EFI Shell] は常にブート順リストの最下部に表示されます。


ラックマウント サーバーのシャットダウン

この手順を使用して、インストールされているオペレーティング システムとともにサーバをシャットダウンした場合、Cisco UCS Manager により、この OS のグレースフル シャットダウン シーケンスがトリガーされます。

[Actions] 領域の [Shutdown server] リンクがグレー表示されている場合、そのサーバは動作していません。

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器] > [ラックマウント] > [サーバ]を展開します。

(注)  

 

Cisco UCS C125 M5 サーバ では、[機器(Equipment)] > [ラックマウント(Rack Mounts)] > [エンクロージャ(Enclosures)] > [ラック エンクロージャ rack_enclosure_number(Rack Enclosure rack_enclosure_number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

ステップ 3

シャットダウンするサーバを選択します。

ステップ 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

ステップ 5

[Actions] 領域で、[Shutdown Server] をクリックします。

ステップ 6

確認ダイアログボックスが表示されたら、[はい]をクリックします。


サーバが正常にシャットダウンされると、[General] タブの [Overall Status] フィールドに電源オフ状態が表示されます。

サービス プロファイルからのサーバのシャットダウン

この手順を使用して、インストールされているオペレーティング システムとともにサーバをシャットダウンした場合、Cisco UCS Manager により、この OS のグレースフル シャットダウン シーケンスがトリガーされます。

[Actions] 領域の [Shutdown Server] リンクがグレー表示されている場合、そのサーバは動作していません。

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[サーバ]をクリックします。

ステップ 2

[サーバ] > [サービスプロファイル]を展開します。

ステップ 3

サービス プロファイルを作成する組織のノードを展開します。

システムにマルチテナント機能が備えられていない場合は、[root] ノードを展開します。

ステップ 4

関連付けられたサーバをシャットダウンする必要があるサービス プロファイルを選択します。

ステップ 5

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

ステップ 6

[Actions] 領域で、[Shutdown Server] をクリックします。

ステップ 7

確認ダイアログボックスが表示されたら、[はい]をクリックします。


サーバが正常にシャットダウンされると、[General] タブの [Overall Status] フィールドに [down] ステータスまたは [power-off] ステータスが表示されます。

ラックマウント サーバのリセット

サーバをリセットすると、Cisco UCS Manager により、リセット ライン上にパルスが送信されます。オペレーティング システムのグレースフル シャットダウンを選択することができます。オペレーティング システムでグレースフル シャットダウンがサポートされていない場合、サーバ電源の再投入が行われます。サーバをリセットする前に Cisco UCS Manager にすべての管理操作を完了させるオプションの場合、それらの操作がサーバのリセット前に完了する保証はありません。


(注)  


電源切断状態からサーバをブートする場合は、[リセット(Reset)] を使用しないでください。

この手順を使用して電源投入を続けると、サーバの望ましい電源状態が実際の電源状態と同期しなくなり、サーバが後で予期せずシャットダウンすることがあります。選択したサーバを電源切断状態から安全にリブートするには、[キャンセル(Cancel)] をクリックし、[ブート サーバ(Boot Server)] アクションを選択します。


手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器] > [ラックマウント] > [サーバ]を展開します。

(注)  

 

Cisco UCS C125 M5 サーバ では、[機器(Equipment)] > [ラックマウント(Rack Mounts)] > [エンクロージャ(Enclosures)] > [ラック エンクロージャ rack_enclosure_number(Rack Enclosure rack_enclosure_number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

ステップ 3

リセットするサーバを選択します。

ステップ 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

ステップ 5

[Actions] 領域で [Reset] をクリックします。

ステップ 6

[Reset Server] ダイアログボックスで、次の手順を実行します。

  1. [Power Cycle] オプションをクリックします。

  2. (任意) このサーバの保留中の管理操作を Cisco UCS Manager によってすべて完了させる場合は、チェックボックスをオンにします。

  3. [OK] をクリックします。


リセットが完了するまでに数分かかる場合があります。サーバがリセットされると、[General] タブの [Overall Status] フィールドに OK ステータスが表示されます。

ラックマウント サーバーの出荷時のデフォルト設定へのリセット

ラックマウント サーバーを出荷時の設定にリセットできるようになりました。デフォルトでは、出荷時へのリセット操作は、ストレージ ドライブおよび flexflash ドライブなどのストレージに影響しません。これはデータの損失を防止するためです。ただし、これらのデバイスを既知の状態にリセットすることもできます。


重要


ストレージ デバイスをリセットすると、データが失われる可能性があります。


サーバーを出荷時のデフォルト設定にリセットするには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器] > [ラックマウント] > [サーバ]を展開します。

(注)  

 

Cisco UCS C125 M5 サーバ では、[機器(Equipment)] > [ラックマウント(Rack Mounts)] > [エンクロージャ(Enclosures)] > [ラック エンクロージャ rack_enclosure_number(Rack Enclosure rack_enclosure_number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

ステップ 3

出荷時のデフォルト設定にリセットするサーバを選択します。

ステップ 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

ステップ 5

[Actions] 領域の [Server Maintenance] をクリックします。

ステップ 6

[Maintenance] ダイアログボックスで、[Reset to Factory Default] をクリックし、[OK] をクリックします。

ステップ 7

表示される [Maintenance Server] ダイアログ ボックスから適切なオプションを選択します。

  • すべてのストレージを削除するには、[Scrub Storage] チェックボックスを選択します。

  • すべてのストレージを削除してからすべてのディスクを初期状態に戻すには、[Create Initial Volumes] チェックボックスを選択します。

    [Scrub Storage] チェックボックスを選択した場合のみ、このチェックボックスを選択できます。JBOD をサポートするサーバの場合、ディスクは JBOD 状態になります。JBOD をサポートしないサーバの場合、各ディスクはディスク内のすべての領域を占有する単一 R0 ボリュームで初期化されます。

    重要

     

    ストレージ プロファイルを使用するには、[Create Initial Volumes] チェックボックスを選択しないでください。ストレージ プロファイルを使用しているときに初期ボリュームを作成すると、設定エラーが発生する可能性があります。

  • すべての flexflash ストレージを削除するには、[Scrub FlexFlash] チェックボックスを選択します。

  • Persistent Memory ストレージをすべて削除するには、[永続メモリ スクラブ(Persistent Memory Scrub)] チェックボックスをオンにします。

Cisco UCS Manager サーバを出荷時のデフォルト設定にリセットします。


永続メモリ スクラブ

永続メモリ スクラブを使用すると、サーバの永続メモリ モジュールから永続メモリの設定とデータを削除することができます。

Cisco IMC では、永続メモリ モジュールを工場出荷時の初期状態にリセットすることにより、永続メモリをスクラブできます。

Cisco UCS Manager では、次の方法のいずれかを使用して永続メモリをスクラブできます。

  • 永続メモリ スクラブ オプション設定が [yes (はい)] に設定されたサービス プロファイルおよびスクラブ ポリシーとの関連付け解除

  • 永続メモリ スクラブ オプションが [yes (はい)] に設定されたサーバでの 工場出荷時のデフォルト動作へのリセット の実行

  • ゴールの削除

永続的メモリ スクラブが完了すると、次のことが発生します。

  • すべての永続メモリ データが消去されます。

  • 永続メモリの設定はが工場出荷時のデフォルト設定にリセットされます。

    B シリーズおよび C シリーズ サーバの場合、100% のメモリ モードが適用されます。S シリーズ サーバの場合、0% のメモリ モードとアプリケーションのダイレクト非インターリーブ タイプが に適用されます。

  • 永続メモリ モジュールのセキュリティが無効になっています。

ラックマウント サーバの再確認

サーバ、およびそのサーバのエンドポイントすべてを再検出するには、次の手順を実行します。たとえば、サーバがディスカバリ状態など、予期していなかった状態から抜け出せなくなっている場合に、この手順を使用します。

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器] > [ラックマウント] > [サーバ]を展開します。

(注)  

 

Cisco UCS C125 M5 サーバ では、[機器(Equipment)] > [ラックマウント(Rack Mounts)] > [エンクロージャ(Enclosures)] > [ラック エンクロージャ rack_enclosure_number(Rack Enclosure rack_enclosure_number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

ステップ 3

再確認するサーバを選択します。

ステップ 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

ステップ 5

[Actions] 領域の [Server Maintenance] をクリックします。

ステップ 6

[Maintenance] ダイアログボックスで、次の手順を実行します。

  1. [Re-acknowledge] をクリックします。

  2. [OK] をクリックします。

Cisco UCS Manager サーバを切断し、その後、サーバとシステム内の 1 つまたは複数のファブリック インターコネクトとの接続を確立します。確認が終了するまでに数分かかる場合があります。サーバが認識されると、[General] タブの [Overall Status] フィールドに [OK] ステータスが表示されます。


ラックマウント サーバからのインバンド設定の削除

この手順では、ラック サーバからインバンド管理 IP アドレスの設定を削除します。このアクションがグレー表示されている場合、インバンド設定は設定されていません。

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[サーバ]をクリックします。

ステップ 2

[機器(Equipment)] > [ラックマウント(Rack Mounts)] > [サーバ(Servers)] > [サーバ番号(Server Number)] の順に展開します。

ステップ 3

[作業(Work)] 領域の [インベントリ(Inventory)] タブをクリックします。

ステップ 4

[CIMC] サブタブをクリックします。

ステップ 5

[アクション(Actions)] 領域で、[インバンド構成の削除(Delete Inband Configuration)] をクリックします。

ステップ 6

[削除(Delete)] 確認ダイアログボックスで [はい(Yes)] をクリックします。

サーバのインバンド構成が削除されます。

(注)  

 

Cisco UCS Manager でインバンド サービス プロファイルがデフォルト VLAN とプール名で設定されている場合、ここでインバンド設定を削除してから約 1 分後に、サーバ CIMC が自動的にインバンド プロファイルからインバンド設定を取得します。


ラックマウント サーバーの解放

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器] > [ラックマウント] > [サーバ]を展開します。

(注)  

 

Cisco UCS C125 M5 サーバ では、[機器(Equipment)] > [ラックマウント(Rack Mounts)] > [エンクロージャ(Enclosures)] > [ラック エンクロージャ rack_enclosure_number(Rack Enclosure rack_enclosure_number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

ステップ 3

稼働を停止するサーバを選択します。

ステップ 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

ステップ 5

[Actions] 領域の [Server Maintenance] をクリックします。

ステップ 6

[Maintenance] ダイアログボックスで、[Decommission] をクリックし、[OK] をクリックします。

サーバが Cisco UCS構成から削除されます。

(注)  

 

ラック エンクロージャ から最後のCisco UCS C125 M5 サーバを使用停止にする場合、Cisco UCS Managerは [navigation] ペインからすべての Rack Enclosure rack_enclosure_number エントリを削除します。


ラックマウント サーバの再稼動

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[Equipment] で、[Rack-Mounts] ノードを選択します。

ステップ 3

[Work] ペインで [Decommissioned] タブをクリックします。

ステップ 4

再稼動する各ラックマウント サーバーの行で、次の手順を実行します。

  1. [Recommission] カラムでチェックボックスをオンにします。

  2. [Save Changes] をクリックします

ステップ 5

確認ダイアログボックスが表示されたら、[はい]をクリックします。

ステップ 6

(任意) サーバの再稼動と検出の進行状況を、そのサーバの [FSM] タブでモニタします。


ラックマウント サーバーの番号付け直し

始める前に

サーバ間で ID を交換する場合は、まず両方のサーバを解放し、サーバ解放 FSM が完了するのを待ってから、番号の再設定手順に進みます。

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器] > [ラックマウント] > [サーバ]を展開します。

(注)  

 

Cisco UCS C125 M5 サーバ では、[機器(Equipment)] > [ラックマウント(Rack Mounts)] > [エンクロージャ(Enclosures)] > [ラック エンクロージャ rack_enclosure_number(Rack Enclosure rack_enclosure_number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

ステップ 3

[Servers] ノードを展開し、以下が含まれていないことを確認します。

  • 番号を付け直すラックマウント サーバー

  • 使用する番号を持つラックマウント サーバー

これらのサーバのいずれかが [Servers] ノードに表示されている場合は、それらのサーバを解放します。続行前に、解放 FSM が完了し、サーバがノードにリストされなくなるまで待機する必要があります。これには数分かかる場合があります。

ステップ 4

番号を付け直すラックマウント サーバを選択します。

ステップ 5

[Equipment] タブで [Rack-Mounts] ノードをクリックします。

ステップ 6

[Work] ペインで [Decommissioned] タブをクリックします。

ステップ 7

番号を付け直す各ラックマウント サーバの行で、次の手順を実行します。

  1. [ID] フィールド内でダブルクリックし、ラックマウント サーバに割り当てる新しい番号を入力します。

  2. [Recommission] カラムでチェックボックスをオンにします。

  3. [Save Changes] をクリックします

ステップ 8

確認ダイアログボックスが表示されたら、[はい]をクリックします。

ステップ 9

(任意) サーバの再稼動と検出の進行状況を、そのサーバの [FSM] タブでモニタします。


存在しないラックマウント サーバの設定データベースからの削除

サーバを解放せずにサーバ ハードウェアを物理的に外した場合は、次の手順を実行します。サーバが物理的に存在する場合はこの手順を実行できません。

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器] > [ラックマウント] > [サーバ]を展開します。

(注)  

 

Cisco UCS C125 M5 サーバ では、[機器(Equipment)] > [ラックマウント(Rack Mounts)] > [エンクロージャ(Enclosures)] > [ラック エンクロージャ rack_enclosure_number(Rack Enclosure rack_enclosure_number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

ステップ 3

設定データベースから削除するサーバを選択します。

ステップ 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

ステップ 5

[Actions] 領域で、[Server Maintenance] をクリックします。

ステップ 6

[Maintenance] ダイアログボックスで、[Remove] をクリックし、[OK] をクリックします。

Cisco UCS Manager は、設定データベースからそのサーバに関するすべてのデータを削除します。サーバ スロットは、新しいサーバ ハードウェアの挿入に使用できます。


ラックマウント サーバのロケータ LED の切り替え

Procedure


Step 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

Step 2

[機器] > [ラックマウント] > [サーバ]を展開します。

Note

 

Cisco UCS C125 M5 サーバ では、[機器(Equipment)] > [ラックマウント(Rack Mounts)] > [エンクロージャ(Enclosures)] > [ラック エンクロージャ rack_enclosure_number(Rack Enclosure rack_enclosure_number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

Step 3

ロケータ LED のオン/オフを切り替えるサーバを選択します。

Step 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

Step 5

[Actions] 領域で、次のいずれかをクリックします。

  • [Turn on Locator LED]
  • Turn off Locator LED

ラックマウント サーバのローカル ディスク ロケータ LED のオン/オフ切り替え

始める前に

  • ディスクが配置されるサーバの電源が投入されていることを確認します。サーバがオフの場合、ローカル ディスクのロケータ LED のオン/オフを切り替えることはできません。

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器] > [ラックマウント] > [サーバ]を展開します。

(注)  

 

Cisco UCS C125 M5 サーバ では、[機器(Equipment)] > [ラックマウント(Rack Mounts)] > [エンクロージャ(Enclosures)] > [ラック エンクロージャ rack_enclosure_number(Rack Enclosure rack_enclosure_number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

ステップ 3

ローカル ディスクのロケータ LED のオン/オフを切り替えるサーバを選択します。

ステップ 4

[Work] ペインで、[Inventory] > [Storage] > [Disks] タブの順にクリックします。

ストレージ コントローラ インベントリが表示されます。

ステップ 5

ディスクをクリックします。

ディスクの詳細が表示されます。

ステップ 6

[Details] 領域で、[Toggle Locator LED] をクリックします。

[Locator LED] の状態が [On] の場合は、[Off] に切り替わります。[Locator LED] の状態が [Off] の場合は、[On] に切り替わります。

ステップ 7

[Save Changes] をクリックします。


ラックマウント サーバーの CMOS のリセット

サーバのトラブルシューティングに CMOS のリセットが必要になることがあります。CMOS のリセットは、通常のサーバメンテナンスには含まれません。

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器] > [ラックマウント] > [サーバ]を展開します。

(注)  

 

Cisco UCS C125 M5 サーバ では、[機器(Equipment)] > [ラックマウント(Rack Mounts)] > [エンクロージャ(Enclosures)] > [ラック エンクロージャ rack_enclosure_number(Rack Enclosure rack_enclosure_number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

ステップ 3

CMOS をリセットするサーバを選択します。

ステップ 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

ステップ 5

[Actions] 領域の [Recover Server] をクリックします。

ステップ 6

[Recover Server] ダイアログボックスで、[Reset CMOS] をクリックし、[OK] をクリックします。


ラックマウント サーバーの CIMC のリセット

ファームウェアで、サーバのトラブルシューティングに CIMC のリセットが必要になることがあります。CIMC のリセットは、通常のサーバメンテナンスには含まれません。CIMC をリセットすると、CIMC はブレード サーバの管理コントローラを再起動します。

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器] > [ラックマウント] > [サーバ]を展開します。

(注)  

 

Cisco UCS C125 M5 サーバ では、[機器(Equipment)] > [ラックマウント(Rack Mounts)] > [エンクロージャ(Enclosures)] > [ラック エンクロージャ rack_enclosure_number(Rack Enclosure rack_enclosure_number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

ステップ 3

CIMC をリセットするサーバを選択します。

ステップ 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

ステップ 5

[Actions] 領域の [Recover Server] をクリックします。

ステップ 6

[Recover Server] ダイアログボックスで、[Reset CIMC (Server Controller)] をクリックし、[OK] をクリックします。


ラックマウント サーバーの TPM のクリア

TPM がサポートされている Cisco UCS M4 以降のブレード サーバーおよびラックマウント サーバーでのみ、TPM をクリアできます。


Caution


TPM のクリアは危険性のある操作です。OS が起動を停止することがあります。また、データを損失する可能性もあります。


Before you begin

TPM が有効である必要があります。

Procedure


Step 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

Step 2

[機器] > [ラックマウント] > [サーバ]を展開します。

Note

 

Cisco UCS C125 M5 サーバ では、[機器(Equipment)] > [ラックマウント(Rack Mounts)] > [エンクロージャ(Enclosures)] > [ラック エンクロージャ rack_enclosure_number(Rack Enclosure rack_enclosure_number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

Step 3

TPM をクリアするサーバを選択します。

Step 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

Step 5

[Actions] 領域の [Recover Server] をクリックします。

Step 6

[Recover Server] ダイアログボックスで、[Clear TPM] をクリックし、[OK] をクリックします。


ラックマウント サーバーからの NMI の発行

システムの無応答状態が続き、Cisco UCS Managerによって IMC から BIOS またはオペレーティング システムに NMI(マスク不能割り込み)を発行する必要がある場合には、次の手順を実行します。このアクションにより、サーバにインストールされているオペレーティング システム応じて、コア ダンプまたはスタック トレースが作成されます。

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器] > [ラックマウント] > [サーバ]を展開します。

(注)  

 

Cisco UCS C125 M5 サーバ では、[機器(Equipment)] > [ラックマウント(Rack Mounts)] > [エンクロージャ(Enclosures)] > [ラック エンクロージャ rack_enclosure_number(Rack Enclosure rack_enclosure_number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

ステップ 3

NMI を発行するサーバを選択します。

ステップ 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

ステップ 5

[Actions] 領域の [Server Maintenance] をクリックします。

ステップ 6

[Maintenance] ダイアログボックスで [Diagnostic Interrupt] をクリックし、[OK] をクリックします。

Cisco UCS Manager BIOS またはオペレーティング システムに NMI を送信します。


ラックマウント サーバのヘルス イベントの表示

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器] > [ラックマウント] > [サーバ]を展開します。

(注)  

 

Cisco UCS C125 M5 サーバ では、[機器(Equipment)] > [ラックマウント(Rack Mounts)] > [エンクロージャ(Enclosures)] > [ラック エンクロージャ rack_enclosure_number(Rack Enclosure rack_enclosure_number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

ステップ 3

ヘルス イベントを表示するサーバを選択します。

ステップ 4

[Work] ペインで、[Health] タブをクリックします。

このサーバでトリガーされたヘルス イベントが表示されます。このタブのフィールドは次のとおりです。

名前

説明

[Health Summary] 領域

[Health Qualifier] フィールド

コンポーネントに対してトリガーされるすべてのヘルス イベントのカンマ区切りの名前。

[Health Severity] フィールド

コンポーネントに対してトリガーされるすべてのステータス イベントの最高シビラティ(重大度)。次のいずれかになります。

  • critical

  • major

  • minor

  • warning

  • info

  • cleared

(注)  

 

シビラティ(重大度)レベルが最高のものから順に記載されています。

[Health Details] 領域

[Severity] カラム

ヘルス イベントのシビラティ(重大度)。次のいずれかになります。

  • critical

  • major

  • minor

  • warning

  • info

  • cleared

(注)  

 

シビラティ(重大度)レベルが最高のものから順に記載されています。

[Name] カラム

ヘルス イベントの名前。

[Description] カラム

ヘルス イベントの詳細。

[Value] カラム

ヘルス イベントの現在の値。

[Details] 領域

[Details] 領域には、[Health Details] 領域で選択するヘルス イベントの [Name] 、[Description] 、[Severity] および [Value] の詳細が表示されます。


ラックマウント サーバの POST 結果の表示

サーバとそのアダプタに対する Power On Self-Test プロセスで収集された任意のエラーを表示できます。

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器] > [ラックマウント] > [サーバ]を展開します。

(注)  

 

Cisco UCS C125 M5 サーバ では、[機器(Equipment)] > [ラックマウント(Rack Mounts)] > [エンクロージャ(Enclosures)] > [ラック エンクロージャ rack_enclosure_number(Rack Enclosure rack_enclosure_number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

ステップ 3

POST の結果を表示するサーバを選択します。

ステップ 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

ステップ 5

[Actions] 領域で [View POST Results] をクリックします。

[POST Results] ダイアログボックスに、サーバとそのアダプタに対する POST の結果が一覧表示されます。

ステップ 6

(任意) アダプタのプロパティを表示するには、[Affected Object] カラムをクリックします。

ステップ 7

[OK] をクリックして [POST Results] ダイアログボックスを閉じます。


Power Transition Log の表示

Power Transition Log を確認できます。このログには、最後の 5 つのサーバの電力遷移が表示されます。表示される情報には、[Power Change Source] や [Timestamp] などがあります。

一意の電力遷移イベントだけが表示されます。UCSM により開始された電力遷移の場合、電力遷移を引き起こした FSM が表示されます。

手順


ステップ 1

[Equipment] > [Rack-Mounts] > [Servers] を選択します。

ステップ 2

Power Transition Log を表示するサーバを選択します。

[General] タブに [Power Transition Log] が表示されます。

Cisco UCS C125 M5 サーバスロット ID の表示

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[Equipment] > [Rack Mounts] > [Enclosures] > [Rack Enclosure][rack_enclosure_number] の順に展開します。

ステップ 3

[Work] ペインで、[Slots] タブをクリックします。