Cisco UCS Manager を使用して Cisco UCS domain内のすべてのシステム I/O コントローラ(SIOC)を管理およびモニタできます。
シャーシから SIOC の取り外しや交換ができます。SIOC の取り外しと交換はサービスに影響する操作であるため、シャーシ全体の電源をオフにする必要があります。
SIOC をシステムから取り外すには、次の手順を実行してください。
SIOC をシステムから取り外し、別の SIOC に置き換えるには、次の手順を実行してください。
シャット ダウンして、シャーシ全体の電源を切ります。完全に電源を切るためには、すべての電源コードを抜く必要があります。
SIOC をシステムに接続しているケーブルを取り外します。
システムから SIOC を取り外します。
新しい SIOC をシステムに接続します。
ケーブルを SIOC に接続します。
電源コードを接続し、システムの電源をオンにします。
新しい SIOC を認識させます。
置き換えられた SIOC に接続されているサーバを再度検出します。
![]() (注) | 置き換えられた SIOC のファームウェアのバージョンがピア SIOC と異なる場合、シャーシ プロファイルの関連付けを再度トリガーして、置き換えられた SIOC のファームウェアを更新することが推奨されます。 |
Cisco UCS Manager にはシャーシの特定の SIOC を認識する機能もあります。シャーシの SIOC を交換したときには、次の手順を実行します。
![]() 注意 | この操作では、SIOC とその接続先ファブリック インターコネクトとの間に、ネットワーク接続が再構築されます。この SIOC に対応するサーバは到達不能になり、トラフィックは中断されます。 |
Chassis Management Controller(CMC)のセキュア ブートにより、シスコの署名が付加されたファームウェア イメージのみインストールでき、CMC で実行できます。CMC が更新されると、イメージは、ファームウェアがフラッシュされる前に認証されます。認証に失敗すると、ファームウェアはフラッシュされません。これにより、CMC ファームウェアへの不正アクセスを防止します。
CMC セキュア ブートは、Cisco UCS S3260 chassis 上でのみサポートされます。
シャーシの関連付けの実行中、1 つの SIOC でセキュア ブートを有効にすると、操作は失敗します。
CMC セキュア ブートを有効にした後で、無効にすることはできません。
CMC セキュア ブートはそれが有効にされた SIOC に固有です。CMC セキュア ブートが有効になっている SIOC を置き換えると、[Secure boot operational state] フィールドには新しい SIOC のセキュア ブートのステータスが表示されます。
CMC セキュア ブートがシャーシで有効にされると、そのシャーシをスタンドアロン モードに戻すことはできず、CMC のファームウェア イメージを Cisco IMC リリース 2.0(13) 以前にダウングレードできなくなります。
[Secure boot operational state] フィールドには、セキュア ブートのステータスが表示されます。次のいずれかになります。