この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章は、次の項で構成されています。
ワークフローを実行すると、サービス リクエストが作成されます。ワークフローは直接実行することも、後で実行されるようにスケジュールすることもできます。あるいは、特定の条件を満たした時点でワークフローを実行するためのトリガーを作成することもできます。また、VM でワークフローを実行する際のポリシーを作成できます。
以下に、これらのオプションのそれぞれについて簡単に説明します。
ワークフローを直接実行する:選択したワークフローを直ちに実行できます。 を開き、[今すぐ実行(Execute Now)] を選択します。
に移動するか、[ワークフロー デザイナ(Workflow Designer)]後で実行されるようにサービス リクエストをスケジュールする:選択したワークフローの実行をスケジュールできます。 を選択します。
に移動して、[スケジュール(Schedule)]条件付きワークフローの実行をトリガーする:一連の条件を満たす場合にワークフローを実行するトリガーを作成できます。 を選択します。
に移動して、[トリガー(Triggers)]アクション ポリシーを作成する:仮想データセンター(vDC)内の VM でワークフローを実行するためのポリシーを作成できます。 を選択し、ポリシーを仮想データセンター(vDC)に追加します。
に移動して [ユーザの VM アクション ポリシー(User VM Action Policy)]以降のセクションで、詳しい手順と例を記載します。
[ワークフロー(Workflows)] ページまたは [ワークフロー デザイナ(Workflow Designer)] から、ワークフローを直ちに実行することができます。
[サービス リクエストの送信ステータス(Service Request Submit Status)] 画面の [詳細ステータスの表示(Show Detail Status)] をクリックすると、サービス リクエストの進捗状況を確認できます。
この例では、ワークフローを直接実行する方法を説明します。
例:ワークフローの作成の説明に従ってサンプル ワークフローを作成します。
ステップ 1 | [オーケストレーション(Orchestration)] を選択します。 | ||
ステップ 2 | [オーケストレーション(Orchestration)] ページで、[ワークフロー(Workflows)] をクリックします。 | ||
ステップ 3 | 例:ワークフローの作成で作成した PowerCycleVM ワークフローを探して選択します。 | ||
ステップ 4 | [ワークフローの実行(Executing Workflow)] 画面で、[送信(Submit)] をクリックします。 | ||
ステップ 5 | [サービス リクエストの送信ステータス(Service Request Submit Status)] 画面で、[詳細ステータスの表示(Show Detail Status)] をクリックします。 | ||
ステップ 6 | [サービス リクエスト(Service Request)] 画面で、[ワークフロー ステータス(Workflow Status)] をクリックします。 ステータス ページに、サービス リクエストの進行状況を示すグラフが表示されます。 | ||
ステップ 7 | サービス リクエストのログを表示するには、[ログ(Log)] をクリックします。
|
[ワークフロー ステータス(Workflow Status)] をクリックして、[リクエスト ID(Request ID)] に示されている値を記録します。この ID によって、サービス リクエストのステータスをいつでも確認できます。サービス リクエストの表示を参照してください。
[閉じる(Close)] をクリックして、[サービス リクエスト(Service Request)] 画面を閉じます。
特定の条件が満たされた時点でワークフローを実行するためのトリガーを定義できます。条件には、一般にさまざまなシステム コンポーネントの状態が使用されます。トリガーを有効にすると、Cisco UCS Director はシステム状態をモニタし、トリガーの条件が満たされた時点でユーザ指定のワークフローを実行します。
ワークフロー トリガーを作成するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | [オーケストレーション(Orchestration)] を選択します。 | ||||||||||||||
ステップ 2 | [オーケストレーション(Orchestration)] ページで、[トリガー(Triggers)] をクリックします。 | ||||||||||||||
ステップ 3 | [追加(Add)] をクリックします。 | ||||||||||||||
ステップ 4 | [トリガーの追加(Add Trigger)] の [トリガー情報(Trigger Information)] 画面で、次のフィールドに入力します。
トリガーされたサービス リクエストの実行中、同じトリガーによる追加の要求は無視されます。トリガーされたサービス リクエストが完了した後でのみ、[頻度(Frequency)] パラメータで定義されている次のポーリング イベントが別のサービス リクエストをトリガーします。 たとえば、ステートフル トリガー T の [頻度(Frequency)] パラメータは 5 分です。T は時刻 13:00 にパラメータ P をポーリングし、P がトリガー基準を満たしていることを確認するので、T は 8 分間実行されるサービス リクエスト SR の実行を行います。13:05 に、T が再びポーリングを行いますが、SR がまだ実行中のため、P の状態に関係なく、T は別のサービス リクエストを実行しません。13:08 に SR が終了します。T は、13:10 に再びポーリングを行うときに、P の基準が満たされていれば新しいサービス リクエストを実行します。 | ||||||||||||||
ステップ 5 | [次へ(Next)] をクリックします。 | ||||||||||||||
ステップ 6 | トリガー条件を指定します。 | ||||||||||||||
ステップ 7 | [次へ(Next)] をクリックします。 | ||||||||||||||
ステップ 8 | [トリガーの追加(Add Trigger)] の [ワークフローの指定(Specify Workflow)] 画面で、トリガーで実行する 1 つ以上のワークフローを選択します。 | ||||||||||||||
ステップ 9 | [次へ(Next)] をクリックします。 | ||||||||||||||
ステップ 10 | [トリガーの追加(Add Trigger)] の [ワークフロー入力の指定(Specify Workflow Inputs)] 画面で、ワークフローに必要なすべての入力と、必要なオプション入力を入力します。
| ||||||||||||||
ステップ 11 | [送信(Submit)] をクリックします。 |
画面でトリガーを選択し、[有効(Is Enabled)] のオン/オフを切り替えることで、トリガーを有効または無効にすることができます。
この例では、一連の条件が満たされるとワークフローを実行するためのトリガーを作成する方法を説明します。
ステップ 1 | 次のように、1 つのタスクだけが含まれるワークフローを作成します。 | ||||||||||||
ステップ 2 | [トリガー(Triggers)] をクリックします。 | ||||||||||||
ステップ 3 | [追加(Add)] を選択します。 | ||||||||||||
ステップ 4 | [トリガー情報(Trigger Information)] 画面で、次のフィールドに値を入力します。
| ||||||||||||
ステップ 5 | [条件を指定します(Specify Conditions)] 画面で、いくつかの条件を追加します。 | ||||||||||||
ステップ 6 | [ワークフローを指定します(Specify Workflow)] 画面で、次の値を使用してフィールドに入力します。
|
モニタ対象の VM のオン/オフにして、トリガーをテストします。VM の状態変更が 3 分以上維持されるようにします。トリガーは状態をポーリングするため、ポーリングの時点で変更が確認されなければ(たとえば、3 分の待機間隔の間にオンにされて再びオフにされた場合)、トリガーは起動されません。
ワークフローが特定の時刻に実行されるようにスケジュールできます。
ステップ 1 | [オーケストレーション(Orchestration)] を選択します。 | ||||||||||||||||
ステップ 2 | [オーケストレーション(Orchestration)] ページで、[ワークフロー(Workflows)] をクリックします。 | ||||||||||||||||
ステップ 3 | [ワークフロー(Workflows)] 画面で、スケジュールするワークフローを選択します。 | ||||||||||||||||
ステップ 4 | [スケジュール(Schedule)] をクリックします。 | ||||||||||||||||
ステップ 5 | [ワークフローのスケジュール設定(Schedule Workflow)] 画面で、次のフィールドに値を入力します。
|
スケジュール済みのワークフローを表示するには、[ワークフローのスケジュール(Workflow Schedules)] をクリックします。
ワークフローのスケジュールを変更するには、[ワークフローのスケジュール(Workflow Schedules)] 画面で、ワークフローを選択して [編集(Edit)] ボタンをクリックします。[ワークフロー スケジュールの変更(Modify Workflow Schedule)] 画面が表示されます。前の手順で説明したフィールドを変更します。[ワークフロー スケジュールの変更(Modify Workflow Schedule)] 画面は、[ワークフローのスケジュール設定(Schedule Workflow)] 画面と同じです。
この例では、ワークフローを後で実行するようにスケジュールする方法を説明しいます。
例:ワークフローの作成の説明に従ってサンプル ワークフローを作成します。
ステップ 1 | [オーケストレーション(Orchestration)] を選択します。 | ||||||||
ステップ 2 | [オーケストレーション(Orchestration)] ページで、[ワークフロー(Workflows)] をクリックします。 | ||||||||
ステップ 3 | [VMPowerCycle] ワークフローを選択します。 | ||||||||
ステップ 4 | [スケジュール(Schedule)] をクリックします。 | ||||||||
ステップ 5 | [ワークフローのスケジュール設定(Schedule Workflow)] ダイアログで、次のフィールドに値を入力します。
| ||||||||
ステップ 6 | [送信(Submit)] をクリックします。 |
[ワークフローのスケジュール(Workflow Schedules)] タブをクリックします。スケジュールが設定されたワークフローがリストされます。
[開始時刻(Start Time)] コントロールで指定した時刻にサービス リクエスト キューをオンにします。サービス リクエストの表示を参照してください。指定したワークフローのサービス リクエストが生成されます。
仮想データセンター(VDC)に適用するユーザ VM アクション ポリシーを作成できます。このポリシーには、VDC 内の VM 上で実行できるワークフローを含めます。
(注) | VDC ごとに割り当てることができる VM アクション ポリシーは 1 つのみです。 |
新しい VM アクション ポリシーを作成するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | [オーケストレーション(Orchestration)] を選択します。 | ||||||||
ステップ 2 | [オーケストレーション(Orchestration)] ページで、[ユーザの VM アクション ポリシー(User VM Action Policy)] をクリックします。 | ||||||||
ステップ 3 | [追加(Add)] をクリックします。 | ||||||||
ステップ 4 | [ポリシーの追加(Add Policy)] の [新しいポリシーの作成(Create New Policy)] 画面で、次のフィールドに入力します。
| ||||||||
ステップ 5 | [次へ(Next)] をクリックします。 | ||||||||
ステップ 6 | [ポリシーの追加(Add Policy)] の [VM アクションの追加(Add VM Actions)] 画面で、各 [VM アクション(VM Action)] の次のフィールドに値を入力します。
| ||||||||
ステップ 7 | [送信(Submit)] をクリックします。 |
管理者としてユーザ VM アクション ポリシーを作成した後は、VDC を作成する際にこのポリシーを選択できるようになります。VDC に属するすべての VM が、アクション ポリシーで指定されているワークフローを使用できます。