この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
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この章は、次の項で構成されています。
Cisco UCS Central リリース 1.5 では、データセンターとリモート管理ロケーションの両方において高可用性を持ち、単一の管理ポイントから Cisco UCS ドメインを管理することができる、使いやすい統合ソリューションによってデータセンター環境を管理することができます。Cisco UCS Central 1.5 では、効率的にサーバ、ストレージ、およびネットワーク ポリシーを管理し、データセンター全体のネットワーク トラフィックのレポートを生成できます。
このリリースには、現在のデフォルト ユーザ インターフェイスである HTML 5 ベースのユーザ インターフェイスのフル サポートが含まれています。従来のフラッシュ ベースのユーザ インターフェイスは、http://UCSCentral_IP/flex.html で入手できます。
(注) | フラッシュベースのユーザ インターフェイスは、1.5 より後のリリースの Cisco UCS Central ではサポートされません。 |
リリース 1.5(1a) は、HTML5 ベースのユーザ インターフェイスの次の新しい機能をサポートします。
機能 | 内容 |
---|---|
160 の LDAP グループ マッピングのサポート |
160 の LDAP グループ マッピングを Cisco UCS Central から管理できます。 |
vNIC/vHBA ペアリング |
vNIC と vHBA の冗長性ペアを作成できます。 |
トラフィック モニタリング |
スイッチド ポート アナライザ(SPAN)を使用してネットワーク トラフィックをモニタできます。 |
UUID 同期 |
UUID が M3 以上のサーバ上のオペレーティング システムと一致するように同期することができます。 |
PCI 用の管理ホストポートの配置 |
管理ホスト ポートを vCON に接続する vNIC または vHBA から選択できます。 |
オブジェクト タギング |
タグを作成して、オブジェクトの編成、インフラストラクチャ ファームウェア アップデートの実行、およびハードウェア互換性レポートの実行ができます。 |
タグを使用したインフラストラクチャ ファームウェア アップデート |
ドメイン グループ外からインフラストラクチャ ファームウェア アップデートを実行できます。 |
ハードウェア互換性レポート |
Cisco UCS コンポーネントおよび設定の相互運用性情報を確認できます。 |
Cisco UCS Central からのドメイン登録 |
Cisco UCS Manager の代わりに Cisco UCS Central からドメインを直接登録できます。 |
ローカル サービス プロファイルの表示 |
Cisco UCS Manager で作成されたサービス プロファイルを Cisco UCS Central で表示できるようになりました。 |
エラー メッセージの改良 |
エラー メッセージの意味を明確にするために付加的なテキストが追加されました。 |
UI のローカリゼーション |
次の言語の UI サポートが追加されました。 |
テクニカル サポートの強化 |
サーバ、シャーシ、FEX およびその他のオプションのテクニカル サポート ファイルを生成できます。 |
Cisco UCS Central HTML5 ベースのユーザ インターフェイスは、管理のための柔軟性とタスク ベースの操作性を提供します。
ダッシュボードには、システム内のコンポーネントの概要が表示されます。頻繁に使用するコンポーネントを固定表示して、運用要件に合わせてダッシュボードをカスタマイズすることができます。ダッシュボード上のオブジェクトをクリックすると、システム内の関連ページに移動できます。
ダッシュボード ウィジェットを固定表示し、組織の要件に合わせてダッシュボードをカスタマイズできます。管理タスクを実行するときに使用する基本的なダッシュボード構成およびナビゲーション アイコンを説明します。
Cisco UCS M シリーズ モジュラ サーバは廃止されたため、Cisco UCS Central リリース 1.5 ではサポートされません。
統計情報管理機能は廃止予定であり、1.5 より後のリリースの Cisco UCS Central ではサポートされません。
2017 年 3 月 3 日以降、Cisco UCS Central バージョン 1.4 以前では更新されたファームウェア イメージ リストを Cisco.com から取得できなくなります。Cisco UCS Central バージョン 1.4 以前を実行している場合は、手動で Cisco.com からファームウェア イメージを直接ダウンロードして、Cisco UCS Central にインポートできます。引き続き 、使用可能なイメージ データを Cisco UCS Central が Cisco.com から取得して、ファームウェア イメージを [Image Library] に配置するため、Cisco UCS Central リリース 1.5 以降にアップグレードすることをお勧めします。
Cisco UCS Central HA 構成で使用する RDM ベースの共有ストレージは、Cisco UCS Central リリース 1.5 ではサポートされなくなりました。
従来のフラッシュベースのユーザ インターフェイスで使用可能な次の機能は、現時点では、HTML5 ユーザ インターフェイスではサポートされていません。
(注) | Cisco UCS Central リリース 1.4(1a) 以降のリリースで導入される機能はすべて、HTML5 ユーザ インターフェイスでのみ使用できます。 |
サービス プロファイルを作成する前に、グローバル サービス プロファイル テンプレートを作成する必要があります。
vNIC および vHBA 配置はインターフェイス配置と呼ばれるようになりました。
登録ポリシーはドメイン グループ資格ポリシーと呼ばれるようになりました。
ID 範囲資格ポリシーは ID 範囲アクセス コントロール ポリシーと呼ばれるようになりました。
ID 範囲アクセス コントロール ポリシー用として認定された IP アドレスは存在しません。
Cisco UCS Central では、設定のエクスポート(all-config)オプションとバックアップ(full-state)オプションのみが使用されます。論理設定やシステム設定などの他のバックアップ タイプはサポートされません。
Cisco UCS Central では、Cisco UCS Manager の異なるバージョンを使用する複数の Cisco UCS ドメイン を同時に管理することができます。Cisco UCS Central では、ドメイン登録時に各 Cisco UCS ドメインの機能が識別されます。この機能により、複数バージョンの Cisco UCS Manager を Cisco UCS Central とシームレスに統合し、管理とグローバル サービス プロファイルの展開を実現できます。
Cisco UCS Central を新しいリリースにアップグレードする場合は、使用している機能によっては、登録された UCS ドメインが Cisco UCS Central と互換性があることを確認するのに Cisco UCS Manager のリリース バージョンすべてをアップグレードする必要がない場合があります。
Cisco UCS ドメインを Cisco UCS Central に登録するときは、Cisco UCS Central はインベントリ情報とともにドメインから次の情報を取得します。
使用可能な機能は、管理機能マトリクスとして Cisco UCS Central に送信されます。この情報に基づいて、Cisco UCS Central は登録済みの各ドメインでサポートされる機能のリストを作成します。Cisco UCS ドメインの機能に基づいて、Cisco UCS Central は特定のグローバル管理オプションがドメインで使用可能かどうかを決定します。Cisco UCS Manager インスタンスの旧バージョンを含むドメインのグループ上でのグローバル サービス プロファイルの配置などの管理タスクを実行するときは、機能マトリクスに基づいて Cisco UCS Central が次の項目を実行します。
Cisco UCS Central CLI を使用して Cisco UCS ドメインでサポートされている機能を確認できます。登録された Cisco UCS ドメインの Cisco UCS Manager のバージョンに基づいて、Cisco UCS Central CLI はサポートされる機能のリストを次の 4 つのカテゴリで作成します。
マルチバージョンのサポートでは、グローバル管理から一部の機能を除外する機能も提供されます。登録された UCS ドメインにログインし、Cisco UCS Manager CLI から特定の機能をオフにできます。次のグローバル管理機能を無効にできます。
グローバル サービス プロファイルの展開:サーバ プールでグローバル サービス プロファイルを展開し、プール内のサーバの 1 つでグローバル サービス プロファイルの展開を無効にすると、Cisco UCS Central はグローバル サービス プロファイルの展開からサーバを除外します。
インバンド管理:インバンド管理機能を有するサービス プロファイルは、インバンド管理機能を除外したサーバには展開されません。
ポリシー マッピング:この Cisco UCS ドメインから Cisco UCS Central へのポリシーまたはポリシー コンポーネントのインポートを無効にします。
リモート管理:Cisco UCS Central からの Cisco UCS ドメイン内の物理デバイスの制御を制限します。
いつでも Cisco UCS Manager CLI を使用してこれらの機能を有効にして、登録された Cisco UCS ドメインのグローバル管理機能をいつでも復元できます。
次の表に、Cisco UCS Central の機能と、それらの機能がサポートされる Cisco UCS Manager のリリース バージョンのリストを示します。
(注) | 一部の機能は、今後の Cisco UCS Manager のリリースとの互換性を確保するために Cisco UCS Central で構築されています。 |
Cisco UCS Central の機能 |
サポートされる Cisco UCS Central のバージョン |
サポートされる Cisco UCS Manager のバージョン |
|||
---|---|---|---|---|---|
2.1 |
2.2 |
3.0 |
3.1 |
||
Cisco UCS S3260 ストレージ サーバ サポート |
1.5(1a) |
No |
No |
No |
3.1(2) 以降 |
vNIC/vHBA ペアリング |
1.5(1a) |
No |
2.2(7) 以降 |
No |
3.1(2) 以降 |
トラフィック モニタリング |
1.5(1a) |
No |
2.2(7) 以降 |
No |
3.1(1) 以降 |
UUID 同期 |
1.5(1a) |
No |
2.2(7) 以降 |
No |
3.1(2) 以降 |
PCI 用の管理ホストポートの配置 |
1.5(1a) |
No |
No |
No |
3.1(1e) 以降 |
160 の LDAP グループ マッピングのサポート |
1.5(1a) |
No |
2.2(8) 以降 |
No |
3.1(2) 以降 |
Cisco UCS Central の機能 |
サポートされる Cisco UCS Central のバージョン |
サポートされる Cisco UCS Manager のバージョン |
||||
---|---|---|---|---|---|---|
2.1 |
2.2 |
2.5 |
3.0 |
3.1 |
||
ポート設定 |
1.4(1a) |
No |
2.2(7) 以降 |
No |
No |
3.1(1) 以降 |
高度なローカル ストレージ設定 |
1.4(1a) |
No |
2.2(7) 以降 |
2.5(1) 以降 |
No |
3.1(1) 以降 |
ブート ポリシー内の複数の LUN |
1.4(1a) |
No |
2.2(7) 以降 |
2.5(1) 以降 |
No |
3.1(1) 以降 |
一貫したデバイスの命名 |
1.4(1a) |
No |
2.2(4) 以降 |
2.5(1) 以降 |
3.0(1) 以降 |
3.1(1) 以降 |
ダイレクト アタッチド ストレージ/FC ゾーン分割 |
1.4(1a) |
No |
2.2(7) 以降 |
No |
No |
3.1(1) 以降 |
高度なホスト ファームウェア パック |
1.4(1a) |
No |
2.2(6) 以降 |
No |
No |
3.1(1) 以降 |
usNIC 接続ポリシー |
1.4(1a) |
No |
2.2(6) 以降 |
No |
No |
3.1(1) 以降 |
VMQ 接続ポリシー |
1.4(1a) |
No |
2.2(6) 以降 |
No |
No |
3.1(1) 以降 |
装置ポリシー |
1.4(1a) |
No |
2.2(7) 以降 |
No |
No |
3.1(1) 以降 |
次回のリブート時のメンテナンス ポリシー |
1.4(1a) |
No |
No |
No |
No |
3.1(1) 以降 |
Cisco UCS Central の機能 |
サポートされる Cisco UCS Central のバージョン |
サポートされる Cisco UCS Manager のバージョン |
||||
---|---|---|---|---|---|---|
2.1 |
2.2 |
2.5 |
3.0 |
3.1 |
||
マルチバージョン管理のサポートとサポートされる Cisco UCS Manager 機能の表示 |
1.1(2a) |
No |
2.2(1b) 以降 |
2.5(1a) 以降 |
3.0(1c) 以降 |
3.1(1a) 以降 |
ポリシー/ポリシー コンポーネントおよびリソースのインポート |
No |
2.2(1b) 以降 |
2.5(1a) 以降 |
3.0(1c) 以降 |
3.1(1a) 以降 |
|
バックアップ イメージ ファイル用のリモート ロケーションの指定 |
No |
2.2(2b) 以降 |
2.5(1a) 以降 |
3.0(1c) 以降 |
3.1(1a) 以降 |
|
サードパーティ証明書 |
No |
2.2(2c) 以降 |
2.5(1a) 以降 |
3.0(1c) 以降 |
3.1(1a) 以降 |
|
IPv6 インバンド管理サポート |
No |
2.2(2c) 以降 |
2.5(1a) 以降 |
3.0(1c) 以降 |
3.1(1a) 以降 |
|
再接続への予測影響 |
1.2(1a) |
No |
2.2(3a) 以降 |
2.5(1a) 以降 |
3.0(1c) 以降 |
3.1(1a) 以降 |
高精度のブート順制御 |
No |
2.2(1b) 以降 |
2.5(1a) 以降 |
3.0(1c) 以降 |
3.1(1a) 以降 |
|
スクリプト可能な vMedia |
1.2(1e) 以降 |
No |
2.2(2c) 以降 |
2.5(1a) 以降 |
3.0(2c) 以降 |
3.1(1a) 以降 |