この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
サーバ プールは複数のサーバで構成されています。これらのサーバは通常、同じ特性を持っています。これらの特性は、シャーシ内の位置であったり、サーバ タイプ、メモリ容量、ローカル ストレージ、CPU のタイプ、ローカル ドライブ設定などの属性だったりします。サーバを手動でサーバ プールに割り当てることも、サーバ プール ポリシーとサーバ プール ポリシー資格情報を使用して割り当てを自動化することもできます。
システムが組織を通じて、マルチテナント機能を実装している場合、特定の組織で使用されるサーバ プールを 1 つ以上、指定できます。たとえば、CPU を 2 個搭載したサーバをすべて含むプールをマーケティング組織に割り当て、メモリのサイズが 64GB のサーバをすべて、財務組織に割り当てることができます。
サーバ プールには、システム内のどのシャーシにあるサーバでも入れることができます。1 つのサーバは複数のサーバ プールに属することができます。
特定のサーバ プールを選択すると、プール内のサーバ数や関連する資格ポリシーなど、そのプールに関する詳細を個別に表示できます。
サーバ プールの作成に関するビデオを観るには、『Video: Creating a Server Pool』を参照してください。
サーバ プールを作成したら、それをサービス プロファイル テンプレートに割り当てることができます。『Video: Assigning a Server Pool to a Global Service Profile Template』を参照してください。
ステップ 1 | タスクバーで、「Create Server Pool」と入力して、Enter キーを押します。
これにより、[サーバ プールの作成(Create Server Pool)]ダイアログボックスが開きます。 |
ステップ 2 | [基本(Basic)]で、[組織(Organization)] をクリックして、サーバ プールを作成する場所を選択します。 |
ステップ 3 | [名前(Name)]とオプションの [説明(Description)] を入力します。 |
ステップ 4 | [資格(Qualification)]で、[追加(Add)] をクリックして新しい資格ポリシーを追加するか、[削除(Delete)] をクリックして既存のポリシーを削除します。
詳細については、サーバ プール資格ポリシーの作成または編集を参照してください。 |
ステップ 5 | [サーバ(Servers)]で、プールに含めるサーバを追加します。 |
ステップ 6 | [作成(Create)]をクリックします。 |
サーバ プール資格ポリシーは、検出プロセス中に実施されたサーバ インベントリに基づいてサーバを認定します。ポリシーに資格情報や個別ルールを設定し、サーバが選択基準を満たしているどうかを判断することができます。たとえば、データセンター プールのサーバの最小メモリ容量を指定するルールを作成できます。
資格情報は、サーバ プール ポリシーだけではなく、その他のポリシーでも、サーバを配置するために使用されます。たとえば、サーバがある資格ポリシーの基準を満たしている場合、このサーバを 1 つ以上のサーバ プールに追加したり、自動的にサービス プロファイルと関連付けたりできます。サーバ プール ポリシー資格情報を使用すると、次の基準に従ってサーバを資格認定できます。
アダプタのタイプ
シャーシの場所
メモリのタイプと設定
電源グループ
CPU のコア数、タイプ、および設定
ストレージの設定と容量
サーバ モデルまたはサーバ タイプ
オーナー
サイト
アドレス
ドメイン グループ
ドメイン名
製品ファミリ
実装によっては、サーバ プール ポリシー資格情報を使用して、次を含む複数のポリシーを設定する必要があります。
IP プールは、IPv4 または IPv6 アドレスの集合です。次のいずれかの手段として、Cisco UCS Central で IP プールを使用できます。
(注) | サーバまたはサービス プロファイルのスタティック IP アドレスとして割り当てられている IP アドレスが、IP プールに含まれていてはなりません。 |
同じ IP アドレスを 2 つの異なる Cisco UCS ドメインに割り当てると、障害が発生します。同じ IP アドレスを使用する場合は、[スコープ(scope)]プロパティを使用して、ブロック内の IP アドレスがパブリックまたはプライベートのいずれであるかを指定できます。
[パブリック(public)]:ブロック内の IPアドレスを 1 つの登録済み Cisco UCS ドメインにのみ割り当てることができます。
[プライベート(private)]:ブロック内の IPアドレスを複数の Cisco UCS ドメインに割り当てることができます。
デフォルトでは、Cisco UCS Central はパブリック IP プールを作成します。
グローバル IP プールは、類似の地理的場所で使用する必要があります。IP アドレッシング スキームが異なる場合は、これらのサイトに同じ IP プールを使用できません。
Cisco UCS Central は、IP プール内での IPv4 ブロックと IPv6 ブロックの作成および削除をサポートしています。ただし、iSCSI ブート イニシエータは IPv4 ブロックしかサポートしません。
IP プールを作成した後、IP プールを選択してその総括ページで [編集(Edit)]アイコンをクリックすると、IP プールを編集できます。IP プールを選択するには、[すべてのプール(All Pools)]ページに移動して、編集する IP プールを選択します。このページから、選択した IP プールの総括ページにリダイレクトされます。
IQN プールは、iSCSI vNIC が Cisco UCS ドメインでイニシエータ ID として使用する iSCSI 修飾名(IQN)の集合です。Cisco UCS Central で作成された IQN プールは、Cisco UCS ドメイン間で共有できます。
IQN プール メンバは、プレフィックス:サフィックス:数字の形式になります。ここで、プレフィックス、サフィックス、および数字のブロック(範囲)を指定することができます。
IQN プールには、番号の範囲とサフィックスが異なる(ただし、同じプレフィックスを共有する)複数の IQN ブロックを含めることができます。
(注) | ほとんどの場合、iSCSI 修飾名(IQN)の最大サイズ(プレフィックス + サフィックス + その他の文字)は 223 文字です。Cisco UCS NIC M51KR-B アダプタを使用する場合、IQN サイズを 128 文字に制限する必要があります。 IQN プールを作成した後、IQN プールを選択してその総括ページで [編集(Edit)]アイコンをクリックすると、IQN プールを編集できます。IQN プールを選択するには、[すべてのプール(All Pools)]ページにアクセスして、編集する IQN プールを選択します。このページから、選択した IQN プールの総括ページにリダイレクトされます。 |
サービス プロファイルまたはサービス プロファイル テンプレートに IQN サフィックス プールを含めます。
UUID サフィックス プールは、サーバへの割り当てに使用できる SMBIOS UUID の集まりです。UUID の接頭辞を構成する先頭の桁の数字は固定されています。残りの桁を構成している UUID サフィックスは変数値です。サービス プロファイルで特定の UUID サフィックス プールを使用すると、そのプロファイルに関連付けられているサーバの変数値が一意のものになり、競合を避けることができます。
サービス プロファイルで UUID サフィックス プールを使用する場合は、サービス プロファイルに関連付けられているサーバの UUID を手動で設定する必要はありません。Cisco UCS Central から Cisco UCS Central 内または Cisco UCS Manager 内のサービス プロファイルにグローバル UUID サフィックス プールを割り当てることにより、それらを Cisco UCS ドメイン間で共有できるようになります。
UUID プールを作成した後、UUID プールを選択してその総括ページで [編集(Edit)]アイコンをクリックすると、UUID プールを編集できます。UUID プールを選択するには、[すべてのプール(All Pools)]ページにアクセスして、編集する UUID プールを選択します。このページから、選択した UUID プールの総括ページにリダイレクトされます。
UUID サフィックス プールをサービス プロファイルまたはサービス プロファイル テンプレートに含めます。