この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
シスコ サーバのハードウェア上の問題を診断するには、診断ツールを使用できます。ユーザ インターフェイスはテスト実行のステータスを表示し、ハードウェアの問題を解決するためにログ ファイルを検査します。
表 6-1 で、特定の診断機能を使用すべき場合について説明します。
ここでは、診断ツール コンポーネントを使用する手順について説明します。内容は次のとおりです。
UCS-SCU は、サーバのブート時にいくつかの定義済み診断テストを実行するオプションを提供します。F7 オプションを使用すれば、これらの診断テストを開始できます。この F7 オプションは、Secure Digital(SD)メモリ カード上にある使用可能な SCU イメージを起動し、自動的に一連の定義済み診断テストを実行します。
サーバ上に使用可能な SD カードがない場合は、vMedia を使用して SCU イメージをマップする必要があります。vMedia を使用して SCU イメージをマッピングしなかった場合や、SCU イメージを保存した SD カードがサーバ上にない場合は、これらの診断テストを完了できません。テストが完了すると、SCU インターフェイスが表示され、テスト結果が表示されます。インターフェイスには、診断テストの合格、不合格、完了待ちなどを示す進捗レポートが表示されます。
(注) このオプションは、サーバのブート時にのみ使用できます。
これらのテストを実行すると、迅速にハードウェアの問題を特定できます。通常は、少数のサブシステムの限定された機能を実行してこれらのテストが完了するまでに 20 ~ 30 分かかります。包括的なテストでは、より網羅的な診断を行います。
ステップ 1 左側のナビゲーション ペインで [診断ツール(Diagnostic Tools)]をクリックします。
ステップ 3 [クイック テスト(Quick Test)]折りたたみボタンをクリックし、実行可能なクイック テストの種類を表示します。
ステップ 4 サブシステム(メモリ、ビデオ、ネットワークなど)をクリックします。
ステップ 5 コンテンツ ペインで [テストの実行(Run Test)]をクリックします。
テストが実行され、ステータスが [テスト ステータス(Tests Status)]領域に表示されます。
表 6-2 で、クイック テストで網羅されるサブシステムについて説明します。
包括的テストの実行には何時間もかかるため、通常はクイック テストでサーバの問題を診断できない場合に実行します。このテストは、複数のハードウェア コンポーネントをテストし、サーバの複数のコンポーネントが原因で発生する可能性のある問題を検出するように設計されています。
個々のテストはユーザ定義の条件をテストするようにカスタマイズできます。一群のテストを実行することもできます。
ステップ 1 左側のナビゲーション ペインで [診断ツール(Diagnostic Tools)]をクリックします。
ステップ 3 [包括的テスト(Comprehensive Test)]折りたたみボタンをクリックし、実行可能な包括的テストの種類を表示します。
ステップ 4 サブシステム(プロセッサ、メモリ、またはネットワークなど)をクリックします。
ステップ 5 コンテンツ ペインで [テストの実行(Run Tests)]をクリックします。
テストが実行され、ステータスが [テスト ステータス(Tests Status)]領域に表示されます。
表 6-3 で、包括的テストで網羅されるサブシステムについて説明します。
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システムの仮想ディスクに負荷を与えるテストを実行します。仮想ディスクのサイズによっては、このテストは長時間実行されます。 |
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クイック タスクでは、診断ツールをただちに開始することができます。ここからすべてのテスト(クイックおよび包括的)を実行して、シスコに詳細を報告し、ログをトラブルシューティングしたり、システムの問題に関する情報を提供することができます。この機能を使用するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 左側のナビゲーション ペインで [診断ツール(Diagnostic Tools)]をクリックします。
ステップ 2 [クイック タスク(Quick Tasks)]をクリックします。
ステップ 3 ツールバーから [クイック テストの実行(Run Quick Tests)]または [包括的テストの実行(Run Comprehensive Test)] を選択します。
ステータスは、[テスト ステータス(Test Status)] ペインに表示されます。また、[テスト ログの概要(Tests log summary)] で詳細なテスト結果を参照できます。
テスト スイートを使用すると、クイック テストと包括テストを一括して実行することができます。使用可能なさまざまなテストが、テストの種類および説明とともに一覧表示されます。リストから実行する任意の数のテストを選択し、[テスト ステータス(Tests Status)] カラムでテストの結果を参照できます。
ステップ 1 左側のナビゲーション ペインで [テスト スイート(Tests Suite)]をクリックします
ステップ 2 必要なチェックボックスをクリックして実行するテストを選択します。
ステップ 3 [テスト スイートの実行(Run Tests Suite)]をクリックし、テスト スイートに追加したテストを実行します。
ステータスは、名前、スイート ID、結果、開始時刻および終了時刻とともに、[テスト ステータス(Tests Status)] ペインに表示されます。また、[テスト ログの概要(Tests Log Summary)] を表示して、テスト スイート中のテストの実行ステータスを確認できます。
トラブルシューティング用にテスト ログを調べる場合に、テスト ログの概要機能を使用します。テスト ログの概要を表示するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 左側のナビゲーション ペインで [診断ツール(Diagnostic Tools)]をクリックします。
ステップ 2 左側のナビゲーション ペインで [テスト ログの概要(Tests Log Summary)]をクリックします。
ステップ 3 フィルタ ドロップダウンからフィルタを選択し、[実行(Go)]をクリックします。テストのステータス、結果、開始時刻と終了時刻が表示されます。
ステップ 4 詳細については、特定のログ エントリをクリックします(たとえば、[メモリ テスト(memory test)]をクリックします)。
ログ、エラー ログ(テストに失敗した場合)、特定のテストの分析がコンテンツ ペインに表示されます。
左のナビゲーション領域の [テストの要約(Test Summary)] テーブルには、合格したテスト、キュー内のテスト、および不合格だったテストの要約が表示されます。
Cisco IMC バージョン 1.5(2) 以降の Cisco UCS C シリーズ サーバは、XMLAPI インターフェイスを使用した、手動による介入なしでのサーバ スナップショット テストの実行をサポートします。XMLAPI クライアントを使用して C シリーズ サーバでサーバ スナップショット プロセスを実行し、SFTP または SCP のいずれかを無人で使用して、サーバ スナップショットの出力結果を別のマシン(Windows または UNIX)にコピーできます。非インタラクティブ オフライン診断は、複数の C シリーズ サーバで同時に実行でき、ログをリモート サーバに自動的にアーカイブできます。
XML API の使用の詳細については、次の URL にある『 Cisco UCS Rack-Mount Servers Cisco IMC XML API Programmer’s Guide 』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/docs/unified_computing/ucs/c/sw/api/b_Cisco IMC_api_book.html