ネットワーク関連の設定
サーバ NIC 設定
サーバ NIC
NIC モード
NIC モード設定は、Cisco IMCに到達できるポートを決定します。プラットフォームに応じて、次のネットワーク モード オプションを使用できます。
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[専用(Dedicated)]:Cisco IMCへのアクセスに使用される管理ポート。
-
[共有 LOM(Shared LOM)]:Cisco IMCへのアクセスに使用できる LOM(LAN on Motherboard)ポート。
-
[共有 LOM 10G(Shared LOM 10G)]:どの 10G LOM ポートも、Cisco IMC へのアクセスに使用できます。
-
[CiscoCard]:Cisco IMC へのアクセスに使用できるアダプタ カード上の任意のポート。Cisco アダプタ カードは、ネットワーク通信サービス インターフェイス プロトコル サポート(NCSI)のあるスロットに取り付ける必要があります。
[共有 LOM 拡張(SharedLOM Extended)]:Cisco IMC へのアクセスに使用できる LOM ポートまたはアダプタ カードのポート。Cisco アダプタ カードは NCSI サポートのあるスロットに取り付ける必要があります。
 (注) |
[共有 LOM 拡張(Shared LOM Extended)]および [共有 LOM 10G(Shared LOM 10G)] は、一部の UCS C シリーズ サーバでのみ使用できます。
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NIC 冗長化
選択した NIC モードとプラットフォームに応じて、次の NIC 冗長化オプションを使用できます。
-
[なし(none)]:設定されているNIC モードに関連付けられた各ポートは個別に動作します。問題が発生した場合、ポートはフェールオーバーしません。
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[アクティブ-アクティブ(active-active)]:サポートされている場合、設定されているNIC モードに関連付けられたすべてのポートは同時に動作します。この機能により、スループットが増加し、Cisco IMCへの複数のパスが提供されます。
 (注) |
[アクティブ-アクティブ(active-active)]を使用する場合は、メンバー インターフェイスのアップストリーム スイッチに port-channel を設定しないでください。port-channel は、[アクティブ-スタンバイ(active-standby)]を使用する場合に設定できます。
|
-
[アクティブ-スタンバイ(active-standby)]:設定されている NIC モードに関連付けられたポートで障害が発生した場合、トラフィックは、NIC モードに関連付けられている他のポートの 1 つにフェールオーバーします。
 (注) |
このオプションを選択する場合は、設定されている NIC モードに関連付けられたすべてのポートが同じ VLAN に接続され、どのポートが使用されてもトラフィックの安全が保証されるようにする必要があります。
|
使用できる冗長化モードは、選択されているネットワーク モードとプラットフォームによって異なります。使用可能なモードについては、使用するサーバの 『Hardware Installation Guide』(HIG)を参照してください。C シリーズの HIG は次の URL で入手できます。http://www.cisco.com/en/US/products/ps10493/prod_installation_guides_list.html
サーバ NIC の設定
NIC モードと NIC 冗長化を設定する場合は、サーバ NIC を設定します。
はじめる前に
NIC を設定するには、admin 権限を持つユーザとしてログインする必要があります。
手順
ステップ 1
| [ナビゲーション(Navigation)]ペインの [管理者(Admin)] タブをクリックします。 |
ステップ 2
| [管理者(Admin)] タブの [ネットワーク(Network)] をクリックします。 |
ステップ 3
| [ネットワーク(Network)]ペインの [ネットワーク設定(Network Settings)] タブをクリックします。 |
ステップ 4
| [NIC のプロパティ(NIC Properties)]領域で、次のプロパティを更新します。
[名前(Name)] |
説明Cisco IMC |
[NIC モード(NIC Mode)]ドロップダウン リスト
|
Cisco IMCへのアクセスに使用できるポート。次のいずれかになります。
-
[専用(Dedicated)]:Cisco IMCへのアクセスに使用される管理ポート。
-
[共有 LOM(Shared LOM)]:Cisco IMCへのアクセスに使用できる LOM(LAN on Motherboard)ポート。
-
[共有 LOM 10G(Shared LOM 10G)]:どの 10G LOM ポートも、Cisco IMC へのアクセスに使用できます。
-
[CiscoCard]:Cisco IMC へのアクセスに使用できるアダプタ カード上の任意のポート。Cisco アダプタ カードは、ネットワーク通信サービス インターフェイス プロトコル サポート(NCSI)のあるスロットに取り付ける必要があります。
[共有 LOM 拡張(SharedLOM Extended)]:Cisco IMC へのアクセスに使用できる LOM ポートまたはアダプタ カードのポート。Cisco アダプタ カードは NCSI サポートのあるスロットに取り付ける必要があります。
(注)
|
[共有 LOM 拡張(Shared LOM Extended)]および [共有 LOM 10G(Shared LOM 10G)] は、一部の UCS C シリーズ サーバでのみ使用できます。
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(注)
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いずれかの共有 LOM オプションを選択した場合は、すべてのホスト ポートが同じサブネットに属することを確認してください。
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|
[VIC スロット(VIC Slot)]ドロップダウン リスト
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Cisco カード モードで管理機能に使用できる VIC スロット。次のいずれかになります。
C220 M4 サーバでは、VIC スロット オプションは次のとおりです。
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[ライザー 1(Riser 1)]:スロット1 が選択されます。
-
[ライザー 2(Riser 2)]:スロット2 が選択されます。
-
[FLEX LOM]:スロット3(MLOM)が選択されます。
C240 M4 サーバでは、VIC スロット オプションは次のとおりです。
-
[ライザー 1(Riser 1)]:スロット2 がプライマリ スロットですが、スロット 1 も使用できます。
-
[ライザー 2(Riser 2)]:スロット5 がプライマリ スロットですが、スロット 4 も使用できます。
-
[FLEX LOM]:スロット7(MLOM)が選択されます。
次のオプションを使用できるのは一部の UCS C シリーズ サーバだけです。
(注)
| このオプションを使用できるのは一部の UCS C シリーズ サーバだけです。
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[SIOC スロット(SIOC Slot)]ドロップダウン リスト
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Cisco IMC ネットワーク モードを設定します。システム I/O コントローラ(SIOC1)にあるカードに基づいて、ネットワーク モードを Cisco カード モードまたは共有 LOM モードに変更できます。
(注)
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このオプションを使用できるのは一部の UCS C シリーズ サーバだけです。
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[NIC 冗長性(NIC Redundancy)]ドロップダウン リスト
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使用可能な NIC 冗長オプションは、選択した NIC モードおよび使用しているサーバのモデルによって異なります。特定のオプションが表示されない場合、そのオプションは選択されているモードまたはサーバ モデルでは使用できません。
次のいずれかになります。
-
[なし(none)]:設定されているNIC モードに関連付けられた各ポートは個別に動作します。問題が発生した場合、ポートはフェールオーバーしません。
-
[アクティブ-アクティブ(active-active)]:サポートされている場合、設定されているNIC モードに関連付けられたすべてのポートは同時に動作します。この機能により、スループットが増加し、Cisco IMCへの複数のパスが提供されます。
(注)
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[アクティブ-アクティブ(active-active)]を使用する場合は、メンバー インターフェイスのアップストリーム スイッチに port-channel を設定しないでください。port-channel は、[アクティブ-スタンバイ(active-standby)]を使用する場合に設定できます。
|
-
[アクティブ-スタンバイ(active-standby)]:設定されている NIC モードに関連付けられたポートで障害が発生した場合、トラフィックは、NIC モードに関連付けられている他のポートの 1 つにフェールオーバーします。
(注)
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このオプションを選択する場合は、設定されている NIC モードに関連付けられたすべてのポートが同じ VLAN に接続され、どのポートが使用されてもトラフィックの安全が保証されるようにする必要があります。
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[MACアドレス(MAC Address)]フィールド
|
[NIC モード(NIC Mode)]フィールドで選択されている Cisco IMC ネットワーク インターフェイスの MAC アドレス。
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ステップ 5
| [変更の保存(Save Changes)]をクリックします。 |
共通プロパティ設定
共通プロパティの設定の概要
ホストネーム
ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル(DHCP)拡張機能は、ホスト名を DHCP パケットに追加することで利用でき、DHCP サーバ側でこれを解釈または表示できます。ホスト名は DHCP パケットのオプション フィールドに追加され、最初に DHCP サーバに送信される DHCP DISCOVER パケットで送信されます。
サーバのデフォルトのホスト名は ucs-c2XX から CXXX-YYYYYY に変更されます(XXX はサーバのモデル番号で、YYYYYY はシリアル番号です)。この一意のストリングはクライアント ID として機能し、DHCP サーバからCisco IMCにリースされる IP アドレスを追跡してマッピングするのに役立ちます。サーバのステッカーまたはラベルとしてデフォルト シリアル番号が製造者から提供され、サーバを識別するのに役立ちます。
ダイナミック DNS
ダイナミック DNS(DDNS)は、Cisco IMCから DNS サーバのリソース レコードを追加または更新するために使用されます。Web UI または CLI を使用してダイナミック DNS をイネーブルにできます。[DDNS] オプションをイネーブルにすると、DDNS サービスは現在のホスト名、ドメイン名、および管理 IP アドレスを記録し、Cisco IMCから DNS サーバのリソース レコードを更新します。
 (注) |
DDNS サーバは、次の DNS 設定のいずれかが変更された場合に、DNS サーバの以前のリソース レコード(もしあれば)を削除し、新しいリソース レコードを追加します。
-
ホストネーム
-
LDAP 設定のドメイン名
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DDNS と DHCP がイネーブルの場合に、ネットワークまたはサブネットの変更による新しい IP アドレスまたは DNS IP またはドメイン名を DHCP が取得する場合。
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DHCP がディセーブルの場合に、CLI または Web UI を使用してスタティック IP アドレスを設定する場合。
-
dns-use-dhcp コマンドを入力した場合。
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[ダイナミック DNS 更新ドメイン(Dynamic DNS UpdateDomain)]:ドメインを指定できます。このドメインは、メイン ドメインまたはサブ ドメインのどちらにもできます。このドメイン名は、DDNS 更新のため Cisco IMCのホスト名に付加されます。
共通プロパティの設定
サーバを説明するには、共通プロパティを使用します。
はじめる前に
共通プロパティを設定するには、admin 権限を持つユーザとしてログインする必要があります。
手順
ステップ 1
| [ナビゲーション(Navigation)]ペインの [管理者(Admin)] タブをクリックします。 |
ステップ 2
| [管理者(Admin)] タブの [ネットワーク(Network)] をクリックします。 |
ステップ 3
| [ネットワーク(Network)]ペインの [ネットワーク設定(Network Settings)] タブをクリックします。 |
ステップ 4
| [共通プロパティ(Common Properties)] 領域で、次のプロパティを更新します。- [ホスト名(Hostname)]フィールドに、ホストの名前を入力します。
デフォルトでは、ホスト名は CXXX-YYYYYY 形式で表示されます(XXX はサーバのモデル番号、YYYYYY はシリアル番号です)。
(注)
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DHCP が有効である場合、送信される DHCP DISCOVER パケットにも Cisco IMCホスト名が含まれます。
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- [ダイナミック DNS(Dynamic DNS)]チェックボックスをオンにします。
- [ダイナミック DNS 更新ドメイン(Dynamic DNS Update Domain)]フィールドに、ドメイン名を入力します。
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ステップ 5
| [変更の保存(Save Changes)]をクリックします。 |
IPv4 の設定
はじめる前に
IPv4 を設定するには、admin 権限を持つユーザとしてログインする必要があります。
手順
ステップ 1
| [ナビゲーション(Navigation)]ペインの [管理者(Admin)] タブをクリックします。 |
ステップ 2
| [管理者(Admin)] タブの [ネットワーク(Network)] をクリックします。 |
ステップ 3
| [ネットワーク(Network)]ペインの [ネットワーク設定(Network Settings)] タブをクリックします。 |
ステップ 4
| [IPv4 のプロパティ(IPv4 Properties)]領域で、次のプロパティを更新します。
[名前(Name)] |
説明 |
[IPv4 の有効化(Enable IPv4)]チェックボックス
|
オンにすると、IPv4 がイネーブルになります。
|
[DHCP の使用(Use DHCP)]チェックボックス
|
オンにすると、Cisco IMCは DHCP を使用します。
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[IPアドレス(IP Address)] フィールド
|
Cisco IMCの IP アドレス。
|
[サブネットマスク(Subnet Mask)]フィールド
|
IP アドレスのサブネット マスク。
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[ゲートウェイ(Gateway)]フィールド
|
IP アドレスのゲートウェイ。
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[DHCP から DNS サーバ アドレスを取得する(Obtain DNS Server Addresses from DHCP)]チェックボックス
|
オンにすると、Cisco IMCは DNS サーバ アドレスを DHCP から取得します。
|
[優先 DNS サーバ(Preferred DNS Server)]フィールド
|
プライマリ DNS サーバの IP アドレス。
|
[代替 DNS サーバ(Alternate DNS Server)]フィールド
|
セカンダリ DNS サーバの IP アドレス。
|
|
ステップ 5
| [変更の保存(Save Changes)]をクリックします。 |
IPv6 の設定
はじめる前に
IPv6 を設定するには、admin 権限を持つユーザとしてログインする必要があります。
手順
ステップ 1
| [ナビゲーション(Navigation)]ペインの [管理者(Admin)] タブをクリックします。 |
ステップ 2
| [管理者(Admin)] タブの [ネットワーク(Network)] をクリックします。 |
ステップ 3
| [ネットワーク(Network)]ペインの [ネットワーク設定(Network Settings)] タブをクリックします。 |
ステップ 4
| [IPv6 のプロパティ(IPv6 Properties)]領域で、次のプロパティを更新します。
[名前(Name)] |
説明 |
[IPv6 の有効化(Enable IPv6)]チェックボックス
|
オンにすると、IPv6 がイネーブルになります。
|
[DHCP の使用(Use DHCP)]チェックボックス
|
オンにすると、Cisco IMCは DHCP を使用します。
(注)
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ステートフル DHCP のみがサポートされます。
|
|
[IPアドレス(IP Address)]フィールド
|
Cisco IMCの IPv6 アドレス。
(注)
|
グローバル ユニキャスト アドレスだけがサポートされます。
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[プレフィクス長(Prefix Length)]フィールド
|
IPv6 アドレスのプレフィクス長。値は 1 ~ 127 の範囲で入力します。デフォルト値は 64 です。
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[ゲートウェイ(Gateway)]フィールド
|
IPv6 アドレスのゲートウェイ。
(注)
|
グローバル ユニキャスト アドレスだけがサポートされます。
|
|
[DHCP から DNS サーバ アドレスを取得する(Obtain DNS Server Addresses from DHCP)]チェックボックス
|
オンにすると、Cisco IMCは DNS サーバ アドレスを DHCP から取得します。
(注)
|
[DHCP の使用(Use DHCP)]オプションがイネーブルの場合にのみこのオプションを使用できます。
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[優先 DNS サーバ(Preferred DNS Server)]フィールド
|
プライマリ DNS サーバの IPv6 アドレス。
|
[代替 DNS サーバ(Alternate DNS Server)]フィールド
|
セカンダリ DNS サーバの IPv6 アドレス。
|
[リンク ローカル アドレス(Link Local Address)]フィールド
|
IPv6 アドレスのリンク ローカル アドレス。
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[ステートレス アドレス自動設定(Stateless Address Auto Configuration)]フィールド
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ステートレス アドレス自動設定(SLAAC)は、ネットワークのルータ アドバタイズメント(RA)によって決まります。
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ステップ 5
| [変更の保存(Save Changes)]をクリックします。 |
VLAN への接続
はじめる前に
VLAN に接続するには、admin としてログインしている必要があります。
手順
ステップ 1
| [ナビゲーション(Navigation)]ペインの [管理者(Admin)] タブをクリックします。 |
ステップ 2
| [管理者(Admin)] タブの [ネットワーク(Network)] をクリックします。 |
ステップ 3
| [ネットワーク(Network)]ペインの [ネットワーク設定(Network Settings)] タブをクリックします。 |
ステップ 4
| [VLAN のプロパティ(VLAN Properties)]領域で、次のプロパティを更新します。
[名前(Name)] |
説明 |
[VLAN の有効化(Enable VLAN)]チェックボックス
|
オンにすると、Cisco IMCは仮想 LAN に接続されます。
(注)
|
VLAN またはポート プロファイルを設定できますが、両方は使用できません。ポート プロファイルを使用する場合は、このチェックボックスがオフになっていることを確認してください。
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[VLAN ID]フィールド
|
VLAN ID。
|
[優先順位(Priority)]フィールド
|
VLAN でのこのシステムのプライオリティ。
|
|
ステップ 5
| [変更の保存(Save Changes)]をクリックします。 |
ポート プロファイルへの接続
 (注) |
ポート プロファイルまたは VLAN を設定できますが、両方を使用することはできません。ポート プロファイルを使用する場合は、[VLAN のプロパティ(VLAN Properties)]領域の [VLAN の有効化(Enable VLAN)] チェックボックスがオフになっていることを確認します。
|
はじめる前に
ポート プロファイルに接続するには、admin としてログインしている必要があります。
手順
ステップ 1
| [ナビゲーション(Navigation)]ペインの [管理者(Admin)] タブをクリックします。 |
ステップ 2
| [管理者(Admin)] タブの [ネットワーク(Network)] をクリックします。 |
ステップ 3
| [ネットワーク(Network)]ペインの [ネットワーク設定(Network Settings)] タブをクリックします。 |
ステップ 4
| [ポート プロファイル(Port Profile)]領域で、次のプロパティを更新します。
[名前(Name)] |
説明 |
[ポートプロファイル(Port Profile)]フィールド
|
Cisco UCS VIC 1225 仮想インターフェイス カードなど、サポートされているアダプタ カード上の管理インターフェイス、仮想イーサネット、および VIF を設定するために Cisco IMC が使用するポート プロファイル。
最大 80 文字の英数字で入力します。-(ハイフン)と _(アンダースコア)を除き、スペースなどの特殊文字は使用できません。ポート プロファイル名をハイフンで始めることもできません。
(注)
| ポート プロファイルは、このサーバが接続されているスイッチに定義されている必要があります。
|
|
|
ステップ 5
| [変更の保存(Save Changes)]をクリックします。 |
インターフェイス プロパティの設定
ネットワーク インターフェイス設定の概要
Cisco IMC管理ポートのネットワーク速度とデュプレックス モードを設定するために、このサポートが追加されています。自動ネゴシエーション モードは、専用モードでのみ設定できます。自動ネゴシエーションを有効にすると、ネットワーク ポート速度とデュプレックスの設定がシステムによって無視され、Cisco IMC がスイッチに設定された速度を保持します。自動ネゴシエーションを無効にする場合は、ネットワーク ポート速度(10 Mbps、100 Mbps、または1 Gbps)を設定し、デュプレックス値をフルまたはハーフで設定できます。
ポート プロパティは次の 2 つのモードで管理できます。
-
[管理モード(AdminMode)]:[自動ネゴシエーション(Auto Negotiation)]オプションを無効にすることで、ネットワーク速度とデュプレックス値を設定できます。管理モードでのネットワーク速度のデフォルト値は 100 Mbps で、デュプレックス モードは [フル(Full)] に設定されます。ネットワーク速度を変更する前に、接続したスイッチに同じポート速度があることを確認します。
-
[操作モード(OperationMode)]:運用ネットワークのポート速度とデュプレックス値が表示されます。自動ネゴシエーション モードを有効にした場合は、スイッチのネットワーク ポート速度とデュプレックスの詳細が表示されます。オフにした場合は、[管理モード(Admin Mode)]で設定したネットワーク ポート速度とデュプレックス値が表示されます。
Cisco IMC1.5(x)、2.0(1)、および 2.0(3) バージョンを工場出荷時の初期状態にリセットすると、[共有 LOM(Shared LOM)] モードがデフォルトで設定されます。
C3160 サーバの場合、工場出荷時の初期状態にリセットすると、[専用(Dedicated)]モードが [フル(Full)] デュプレックス モードに設定され、速度はデフォルトで 100 Mbps になります。
インターフェイス プロパティの設定
速度またはデュプレックスの不一致を回避するために、スイッチの設定を Cisco IMC設定と一致させる必要があります。
重要:
このアクションを使用できるのは一部の UCS C シリーズ サーバだけです。
手順
ステップ 1
| Cisco IMCWeb UI にログインします。 |
ステップ 2
| [ナビゲーション(Navigation)]ペインの [管理者(Admin)] タブをクリックします。 |
ステップ 3
| [管理者(Admin)] タブの [ネットワーク(Network)] をクリックします。 |
ステップ 4
| [ネットワーク(Network)]ペインの [ネットワーク設定(Network Settings)] タブをクリックします。 |
ステップ 5
| [NIC のプロパティ(NIC Properties)]領域で、[NIC モード(NIC Mode)] ドロップダウン リストから [専用(Dedicated)] モードを選択します。 ネット速度、デュプレックスなどのネットワーク構成を設定するには、NIC モードを専用にする必要があります。 |
ステップ 6
| [ポート プロパティ(Port Properties)]領域で次の手順を実行します。
- [自動ネゴシエーション(Auto Negotiation)]チェックボックスをオンにすると、デュプレックスの設定はシステムによって無視されます。Cisco IMCは、スイッチで設定された速度を保持します。
- [自動ネゴシエーション(Auto Negotiation)]チェックボックスをオフにすると、デュプレックスを設定できます。設定しない場合、デフォルト速度 100 Mbps が適用され、以前のデュプレックスの値が保持されます。
デフォルトでは、デュプレックス モードは [フル(Full)]に設定されます。 |
ステップ 7
| [変更の保存(Save Changes)]をクリックします。 |
Network Security Configuration
ネットワーク セキュリティ
Cisco IMCは、IP ブロッキングをネットワーク セキュリティとして使用します。IP ブロッキングは、サーバまたは Web サイトと、特定の IP アドレスまたはアドレス範囲との間の接続を防ぎます。IP ブロッキングは、事実上これらのコンピュータから Web サイト、メール サーバ、またはその他のインターネット サーバへの不要な接続を禁止します。
禁止 IP の設定は、一般的に、サービス拒否(DoS)攻撃から保護するために使用されます。Cisco IMCは、IP ブロッキングの失敗回数を設定して、IP アドレスを禁止します。
ネットワーク セキュリティの設定
IP ブロッキングの失敗回数を設定する場合は、ネットワーク セキュリティを設定します。
はじめる前に
ネットワーク セキュリティを設定するには、admin 権限を持つユーザとしてログインする必要があります。
手順
ステップ 1
| [ナビゲーション(Navigation)]ペインの [管理者(Admin)] タブをクリックします。 |
ステップ 2
| [管理者(Admin)] タブの [ネットワーク(Network)] をクリックします。 |
ステップ 3
| [ネットワーク(Network)]ペインの [ネットワーク セキュリティ(Network Security)] タブをクリックします。 |
ステップ 4
| [IP ブロッキング プロパティ(IP Blocking Properties)]領域で、次のプロパティを更新します。
[名前(Name)] |
説明 |
[IP ブロッキングを有効にする(Enable IP Blocking)]チェックボックス
|
IP ブロッキングをイネーブルにするには、このボックスをオンにします。
|
[IP ブロッキングの失敗回数(IP Blocking Fail Count)]フィールド
|
指定された時間ユーザがロックアウトされる前に、ユーザが試行できるログインの失敗回数。
この回数のログイン試行の失敗は、[IP ブロッキングの失敗期間(IP Blocking Fail Window)]フィールドで指定されている期間内に発生する必要があります。
3 ~ 10 の整数を入力します。
|
[IP ブロッキングの失敗期間(IP Blocking Fail Window)]フィールド
|
ユーザをロックアウトするためにログイン試行の失敗が発生する必要のある期間(秒数)。
60 ~ 120 の整数を入力します。
|
[IP ブロッキングのペナルティ時間(IP Blocking Penalty Time)]フィールド
|
ユーザが指定されている期間内にログイン試行の最大回数を超えた場合に、ユーザがロックアウトされている秒数。
300 ~ 900 の整数を入力します。
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|
ステップ 5
| [IP フィルタリング(IP Filtering)]領域で、次のプロパティを更新します。
[名前(Name)] |
説明 |
[IP フィルタリングを有効にする(Enable IP Filtering)]チェックボックス
|
IP フィルタリングをイネーブルにするには、このボックスをオンにします。
|
[IP フィルタ(IP Filter)]フィールド
|
サーバへのセキュアなアクセスを提供するために、選択した IP のセットのみにアクセスを許可するフィルタを設定できます。このオプションでは、IP アドレスを保存するための 4 つのスロット(IP フィルタ 1、2、3、および 4)を指定します。IP フィルタの設定時に、単一の IP アドレスまたは IP アドレスの範囲を割り当てることができます。IP フィルタを設定すると、他の IP アドレスを使用してサーバにアクセスすることはできなくなります。
|
|
ステップ 6
| [変更の保存(Save Changes)]をクリックします。 |
ネットワーク タイム プロトコル設定
ネットワーク タイム プロトコル サービス設定
デフォルトでは、Cisco IMCがリセットされると、ホストと時刻が同期されます。NTP サービスを導入すれば、NTP サーバと時刻を同期するようにCisco IMCを設定することができます。デフォルトでは、NTP サーバはCisco IMCで動作しません。少なくとも 1 台、最大 4 台の、NTP サーバまたは時刻源サーバとして動作するサーバの IP/DNS アドレスを指定し、NTP サービスをイネーブルにして設定する必要があります。NTP サービスをイネーブルにすると、Cisco IMCは設定された NTP サーバと時刻を同期します。NTP サービスは Cisco IMCでのみ変更できます。
 (注) |
NTP サービスをイネーブルにするには、DNS アドレスではなく、サーバの IP アドレスを指定することを推奨します。
|
Configuring Network Time Protocol Settings
NTP を設定すると、IPMI の Set SEL time コマンドはディセーブルになります。
はじめる前に このタスクを実行するには、admin 権限でログインする必要があります。
手順
ステップ 1
| [ナビゲーション(Navigation)]ペインの [管理者(Admin)] タブをクリックします。 |
ステップ 2
| [管理者(Admin)] タブの [ネットワーク(Network)] をクリックします。 |
ステップ 3
| [ネットワーク(Network)]ペインの [NTP 設定(NTP Settings)] タブをクリックします。 |
ステップ 4
| [NTP 設定(NTP Settings)]領域で、次のプロパティを更新します。
[名前(Name)] |
説明 |
NTP を有効にする(Enable NTP)
|
NTP サービスをイネーブルにするには、このボックスをオンにします。
|
サーバ 1
|
NTP サーバまたはタイム ソース サーバとして機能する 4 台のサーバのうちの 1 台の IP/DNS アドレス。
|
サーバ 2
|
NTP サーバまたはタイム ソース サーバとして機能する 4 台のサーバのうちの 1 台の IP/DNS アドレス。
|
サーバ 3
|
NTP サーバまたはタイム ソース サーバとして機能する 4 台のサーバのうちの 1 台の IP/DNS アドレス。
|
サーバ 4
|
NTP サーバまたはタイム ソース サーバとして機能する 4 台のサーバのうちの 1 台の IP/DNS アドレス。
|
[ステータス(Status)]メッセージ
|
サーバがリモートの NTP サーバと時刻を同期できるかどうかを示します。次のいずれかになります。
-
[ストラタム 7 で NTP サーバ(RefID)に同期されます(synchronized to NTP server (RefID) at stratum7)]:NTP サービスが有効で、複数または個々の IPv4 または IPv6 ベースの NTP サーバが追加される場合。
-
[同期されません(unsynchronized)]:NTPサービスが有効で、不明または到達不能なサーバが追加される場合。
-
[NTP サービスが無効です(NTP service disabled)]:NTPサービスが無効な場合。
|
|
ステップ 5
| [変更の保存(Save Changes)]をクリックします。 |
Web UI からの IP アドレスの ping
このリリースでは、ツールバーに表示される [Ping]ボタンを使用して、Cisco IMC Web UI から IP アドレスの ping を実行できるようになりました。これは、Cisco IMC で使用できる IP アドレスへのネットワーク接続の検証に役立ちます。このボタンを使用して、IPv4、IPv6、またはホスト IP アドレスの ping を実行できます。
はじめる前に
このタスクを実行するには、user または admin 権限でログインする必要があります。
手順
ステップ 1
| 作業ウィンドウ上部のツールバーで、[Ping]アイコンをクリックします。 |
ステップ 2
| [Ping 詳細(Ping Details)]ダイアログボックスで、次のフィールドを更新します。
[名前(Name)] |
説明 |
[ホスト名/IP アドレス(Hostname/IP Address)]カラム
|
送信先のホスト名または IP アドレス。
|
[再試行回数(Number of Retries)]カラム
|
IP アドレスに ping を送ることが許可された再試行の最大数。デフォルト値は 3 です。値の範囲は 1 ~ 10 です。
|
[タイムアウト(Timeout)]カラム
|
ping の最大応答時間。デフォルト値は 10 秒です。有効な範囲は 1 ~ 20 秒です。
|
[Ping ステータス(Ping Status)]領域
|
ping の結果を表示します。
|
|
ステップ 3
| [Ping]をクリックします。 |