この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
• 「ポリシー」
(注) 当該アプライアンスにログインしてからでないと、以下の手順はいずれも実行できません。
Cisco UCS Director は、セルフサービス ポータルを提供します。このポータルでは、管理者が設定した事前定義ポリシーに基づいて、割り当て済みリソースから成るプールを起点に仮想マシンのプロビジョニングが実行されます。
ポリシーとは、新しい VM がシステム リソースの可用性に基づいてインフラストラクチャ内でプロビジョニングされる場所と仕組みを決定する一連のルールのことです。
Cisco UCS Director では、VM をプロビジョニングするために、コンピューティング、ストレージ、ネットワーク、システムという 4 つのポリシーを設定する必要があります。
コンピューティング ポリシーによって、プロビジョニング中に使用されるコンピューティング リソースのうち、グループ要件または負荷要件を満たすものが判断されます。
管理者は、コンピューティング ポリシーでさまざまな条件を併用してマッチングし、詳細なポリシーを定義できます。
(注) 条件の組み合わせによってはセルフサービス プロビジョニングの際にホスト マシンが 1 台もない結果になりかねないので、コンピューティング ポリシーの全フィールドについて十分に理解しておくことをお勧めします。
ステップ 1 [ポリシー] > [コンピューティング] の順にクリックします。
ステップ 2 [VMwareコンピューティングポリシー] タブを選択します。
ステップ 4 [コンピューティングポリシーの追加] ダイアログボックスで、以下のフィールドを入力します。
(注) カタログを定義する際は、この名前が使用されます。 | |
(注) すべてのオプションを選択するか、選択したオプションを含めるか、または選択したオプションを除外するように指定すると、導入のスコープを狭められます。選択した内容に応じて表示される新しいフィールドで、必要なホストまたはクラスタを選択できます。 | |
満たすべき条件に対応しているチェックボックスを 1 つ以上オンにします。これらの条件を満たさないホストは、処理の対象から除外されます。条件を複数選択した場合は、選択した条件のすべてを満たす必要があります。 |
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オンにすると、テンプレートのプロパティがすべてオーバーライドされます。CPU とメモリについては、カスタム設定を入力するオプションが用意されています。 |
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vCPU のカスタム数を指定します1。1 つの VM に対する vCPU の数は、ホスト ノードまたはクラスタのスコープとして選択されたコアの総数を超えないようにしてください。 |
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VM に対する、CPU の制限 1 。CPU の制限値は、ホスト ノードまたはクラスタ用に選択されたスコープによって決定されます。 |
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CPU 共有の度合い(低、ノーマル、高のいずれか)を選択します 1 。複数の VM 間で CPU リソースの奪い合いが発生したときに CPU リソースを取得する VM は、CPU 共有の設定によって決定されます。 |
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VM に対するメモリの制限 1 。メモリの制限値は、ホスト ノードまたはクラスタ用に選択されたスコープによって決定されます。 |
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メモリ共有の度合い(低、ノーマル、高のいずれか)を選択します 1 。複数の VM 間でメモリ リソースの奪い合いが発生したときにメモリ リソースを取得する VM は、メモリ共有の設定によって決定されます。 |
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VM のプロビジョニング中、または既存の VM のサイズ変更中に使用される vCPU の範囲 2 。選択されたクラウド(vCenter)が 5 以上で、その VM のバージョンが 8 である場合に限り、VM のプロビジョニング中またはサイズ変更中に 8 を超す範囲が表示されます。このフィールドで指定した値だけが表示されます。 |
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VM のプロビジョニング中、または既存の VM のサイズ変更中に使用されるメモリの範囲 2 。 例:512、768、1024、1536、2048、3072、4096 など。このフィールドで指定した値だけが表示されます。 |
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このポリシーを使用して作成された VM はカスタム フォルダに展開できます。Cisco UCS Director では、グループ名に基づいてフォルダ名を自動的に作成できます。「${GROUPNAME}」と指定すると、そのポリシーを使用するグループ名に基づいてフォルダが作成されます。新規のフォルダ名も既存のフォルダ名も指定できます。 |
ストレージ ポリシーは、データストアのスコープ、使用するストレージのタイプ、容量の最低条件、遅延などのリソースを定義するポリシーです。
ストレージ ポリシーでは、マルチディスクに対応した追加ディスク ポリシーを設定できるほか、サービス リクエストの作成中にデータストアを選択するオプションを指定できます。
Cisco UCS Director では、複数のデータストア上で、マルチディスクによる VM プロビジョニングを実行できます。
ディスクは、システム、データ、データベース、スワップ、ログという 5 つのタイプに分類されます。システム ディスク ポリシーを先に設定し、次にそれ以外のディスクを要件に応じて設定できます。ディスク タイプ別にディスク ポリシーを設定することも、ディスクごとにデフォルトのシステム ディスク ポリシーを選択することも可能です。
(注) マルチディスクに対応したテンプレートのストレージ ポリシーを作成する場合は、第 10 章「 マルチディスク VM プロビジョニング」を参照してください。
Cisco UCS Director では、VM プロビジョニングのサービス リクエストを作成している最中にデータストアを選択できます。また、サービス リクエストの作成中にエンド ユーザがデータストアを選択できるかどうかを指定するオプションが用意されています。リストに表示されるデータストアは、サービス リクエストの作成中、vDC に関連付けられたストレージ ポリシーで指定したスコープ条件によって異なります。
ステップ 1 [ポリシー] > [ストレージ] の順にクリックします。
ステップ 2 [VMwareストレージポリシー] タブを選択します。
ステップ 4 [ストレージリソース割り当てポリシーの追加] ダイアログボックスで、以下のフィールドを入力します。
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導入のスコープを狭める場合は、すべてのデータストアを選択するか、選択したデータストアを含めるか、または選択したデータストアを除外するように指定します。 |
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満たすべき条件を 1 つ以上選択します。これらの条件を満たさないデータストアは、処理の対象から除外されます。条件を複数選択した場合は、すべてを満たす必要があります。 |
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オンにすると、テンプレートのプロパティがすべてオーバーライドされます。使用するシン プロビジョニングやカスタム ディスク サイズなどのカスタム設定を入力するオプションが用意されています。 |
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VM のプロビジョニング中に選択するディスク サイズ値のカスタム範囲。例:1、5、10、50、100、500、1024、5120、10240 など2。 |
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null |
ステップ 6 [追加のディスクポリシー] ペインで、設定するディスク タイプを選択します。
ステップ 7 [編集](鉛筆)をクリックしてディスク タイプを編集します。
(注) デフォルトでは、当該ディスクのディスク ポリシーは [システムディスクポリシー] の内容と同じになります。ステップ 8 [ディスクポリシーエントリの編集] ダイアログボックスで、[システムディスクポリシーと同じ] チェックボックスをオフにしてディスク ポリシーを設定します。
ステップ 10 [エントリの編集] ダイアログボックスで追加のディスク ポリシーを設定します。
(注) この手順は、ストレージ リソース割り当てポリシーの設定方法とほぼ同じです。 (注) 作成したストレージ ポリシーと追加のディスク ポリシーを併用するには、作成したストレージ ポリシーと VM プロビジョニングに使用する vDC を関連付ける必要があります。 (注) ポリシーの中で設定した追加のディスク ポリシーを使用する場合は、マルチディスク テンプレートのカタログを作成するとき、[単一データストアのすべてのディスクをプロビジョニングします] オプションを必ずオフにしてください。カタログ作成の詳細については、第 8 章「 カタログの管理」を参照してください。仮想ストレージ カタログを使用して、ストレージ ポリシーをカスタマイズできます。
仮想ストレージ カタログを使用すると、複数のストレージ ポリシーを選択して、それにカスタム ストレージ エントリ名を付けられるようになります。
カタログの作成中に有効にすると、ストレージ カタログは任意のカタログにマッピングされます。マッピングされたカタログを使用してサービスを発行すると、ストレージ階層を選択できるようになります。
ステップ 1 [ポリシー] > [ストレージ] の順にクリックします。
ステップ 2 [仮想ストレージのカタログ] タブを選択します。
ステップ 4 [仮想ストレージのカタログ] ダイアログボックスで、以下のフィールドを入力します。
エントリの数を 1 ~ 10 の範囲で選択します。選択した数に応じて、ストレージ エントリ オプションが次のダイアログボックスに表示されます。 |
ステップ 6 [エントリの追加] ペインで、以下のフィールドを入力します。
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ネットワーク ポリシーには、ネットワーク設定、DHCP、固定 IP などのリソースと、このポリシーでプロビジョニングされる VM 用に複数の vNIC を追加するオプションが含まれます。
ステップ 1 [ポリシー] > [ネットワーク] の順にクリックします。
ステップ 2 [VMwareネットワークポリシー] タブを選択します。
ステップ 4 [VMネットワークポリシー] ダイアログボックスで、以下のフィールドを入力します。
[選択] をクリックし、ポート グループを選択します。このリストは、選択したポート グループ タイプに応じて変化します。 |
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アダプタのタイプを選択します3。 |
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固定 IP アドレスまたは固定 IP アドレス プール。IP アドレスの範囲で指定します4。 |
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nullnull |
ステップ 6 [VMネットワーク] ペインでは、複数の vNIC の追加と設定を実行できます。これらの vNIC は、当該ポリシーを使用してプロビジョニングされる VM に適用できます。
(注) プロビジョニングされた VM または検出された VM 用に VM アクションを使用して vNIC を追加または置換する場合は、その vNIC を設定しておく必要があります。ステップ 7 (オプション)[追加](+)をクリックします。
ステップ 8 [VMネットワークへのエントリの追加] ダイアログボックスで、以下のフィールドを入力します。
[選択] をクリックし、ポート グループを選択します。このリストは、選択したポート グループ タイプに応じて変化します。 |
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アダプタのタイプを選択します5。 |
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null |
ネットワーク プロビジョニング ポリシーは、オーケストレーション ワークフロー タスクで使用されます。このポリシーは、ネットワーク内のスイッチに対して、レイヤ 2 ネットワークの設定とアクセス コントロール リスト(ACL)を定義するポリシーです。
ステップ 1 [ポリシー] > [ネットワーク] の順にクリックします。
ステップ 2 [ネットワークプロビジョニングポリシー] タブを選択します。
ステップ 4 [ネットワークリソース割り当てポリシーの追加] ダイアログボックスで、以下のフィールドを入力します。
[選択] をクリックし、ポート グループを選択します。このリストは、選択したポート グループ タイプに応じて変化します。 |
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アダプタのタイプを選択します6。 |
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null |
VLAN プール ポリシーは、データセンターの VLAN 範囲を定義するポリシーです。このポリシーは、ポリシーで指定された定義済みの範囲を起点とした、空いている VLAN ID を生成するオーケストレーション ワークフローで使用されます。
ステップ 1 [ポリシー] > [ネットワーク] の順にクリックします。
ステップ 2 [VLANプールポリシー] タブを選択します。
ステップ 4 [ポリシーの追加] ダイアログボックスで、以下のフィールドを入力します。
システム ポリシーは、使用するテンプレート、タイム ゾーン、OS 固有情報など、システム固有の情報を定義するポリシーです。
ステップ 1 [ポリシー] > [サービスの提供] の順にクリックします。
ステップ 2 [VMwareシステムポリシー] タブを選択します。
ステップ 4 [ポリシーの追加] ダイアログボックスで、以下のフィールドを入力します。
(注) Cisco UCS Director では VM 名を自動作成できます。VM 名は、一連の変数名を使用して自動的に作成できます。各変数は、${VARIABLE_NAME} という形式にする必要があります。例:vm-${GROUP_NAME}-SR${SR_ID} |
ステップ 5 [VM名のテンプレート] のオプション機能を選択します。
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Cisco UCS Director では VM ホスト名を自動作成できます。ホスト名は、一連の変数名を使用して自動的に作成できます。各変数は、${VARIABLE} という形式にする必要があります。 |
ステップ 6 [ホスト名のテンプレート] の変数名を選択します。例:${VMNAME}
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DNS ルックアップ用に設定する DNS サフィックス。サフィックスが複数ある場合は、それぞれをカンマで区切ることができます。 |
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VM にインストールするイメージの OS を選択します。[WindowsとLinux] または [Linuxのみ] を選択します。 |
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Windows の製品 ID またはライセンス キー。製品 ID またはライセンス キーは、このフィールドまたは OS ライセンス プールで入力できます。OS ライセンス プールで入力したキーが、ここで入力したキーよりも優先されます。 |
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ワークグループの名前7。 |
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Windows ドメインの名前8。 |
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nullnull |
Cisco UCS Director では、[OSライセンス] で Windows OS ライセンスを追加できます。これらのライセンスは、カタログの作成時に Windows イメージへマッピングされます。
VMware システム ポリシーで Windows イメージに Windows OS ライセンスを提供することも、カタログの作成時に OS バージョン フィールドからキーを選択することもできます。
(注) カタログの OS バージョン フィールドから選択した Windows キーが、VMware システム ポリシーで提供された Windows ライセンス キーよりも優先されます。
ステップ 1 [ポリシー] > [サービスの提供] の順にクリックします。
ステップ 4 [ライセンスの詳細の追加] ダイアログボックスで、以下のフィールドを入力します。
Windows の製品 ID またはライセンス キー。このフィールドには、KMS クライアントの設定キーも入力できます。 |
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