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目次
この章の内容は、次のとおりです。
(注) |
システムの設置、操作、または保守を行う前に、『Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco UCS』を参照して重要な安全情報を確認してください。 |
警告 |
「危険」の意味です。 人身事故を予防するための注意事項が記述されています。. 装置の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止策に留意してください。 警告の各国語版は、各注意事項の番号を基に、装置に付属の「Translated Safety Warnings」を参照してください。 ステートメント 1071 |
警告 |
この装置は、立ち入りが制限された場所への設置を前提としています。 立ち入りが制限された場所とは、特殊な工具、錠と鍵、またはその他のセキュリティ手段を使用しないと入れない場所を意味します。 ステートメント 1017 |
警告 |
この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。 ステートメント 1030 |
ここでは、標準的なオープン ラックの設置に関する要件を示します。この要件は、周囲温度が 10 ~ 35 °C(50 ~ 95 °F)の範囲にあることを前提とします。
(注) |
障害物のあるラックを使用しないでください。 これらの障害物が原因で現場交換可能ユニット(FRU)にアクセスしにくくなる場合があります。 |
Cisco R シリーズ ラックは最適な選択です。 他のラックを使用する場合、次のタイプのラックを使用する必要があります。
標準 48.3 cm(19 インチ)4 支柱ラック、奥行き 100 cm(39.4 インチ)以上、ANSI/EIA-310-D-1992 のセクション 1 に準拠した英国ユニバーサル ピッチに適合するマウント レール付き。
シャーシに付属する工具不要のラックマウント キットが必要です。 各エンクロージャに付属の調節可能ラック レールは、73.66 cm(29 インチ)から 88.9 cm(35 インチ)まで伸縮します。
前面扉および背面扉:閉じる形式の前面扉および背面扉がサーバ ラックにある場合は、適切なエアーフローを確保するため、穴あき部分(全体の 65 %)が扉の上部から下部まで均一に分散している必要があります。
注意 |
ブランク パネルを使用して、ラック内に残っているすべての空の前面パネル U スペースを必ず埋めてください。 これにより、適切なエアーフローを確保できます。 ブランク パネルなしでラックを使用すると、冷却が不十分になり、温熱損傷を引き起こすおそれがあります。 |
ケーブル管理に利用するために、ラック内のシャーシの上下に追加スペースを設けます。こうすると、ラックを通した銅ケーブル(および Cisco UCS 5108 サーバ シャーシあたり最大 8 本の銅ケーブル)の配線が容易になります。
過熱の問題を防ぐ上で、ケーブル管理は重要な要素になる場合があります。 次の図にある「Before(導入前)」の図は、シャーシの背面を塞いで、シャーシからの暖かい空気のファンによる排出を妨げているケーブルを示しています。 内部温度が仕様を超えると、この状況により、ブレード サーバの DIMM の障害や、一見すると偶発的なサーバのシャットダウンが発生します。 「After(導入後)」の図に示すように、ケーブル タイや他の配線方法を使用して、シャーシの背面に障害物がない状態を保ってください。
シャーシ内の通気は前面から背面に向かって流れます。 空気はシャーシ前面にあるブレード サーバと電源装置の網目を通ってシャーシ内に入り、シャーシ背面にあるファン モジュールから外に出ます。 適切なエアーフローが確保されるように、次の注意事項に従ってください。
空調要件を決定するときには、すべての機器の熱放散を考慮してください。 あるシステムの排気が別のシステムの吸気にならないようにします。
通気要件を評価する際は、ラックの一番下にある機器によって暖められた空気がその上の機器の空気取り入れ口から取り込まれる可能性について考慮します。
シャーシ背面の少なくとも 61 cm(24 インチ)の範囲において、排気の障害物がないことを 確認します。 これには、乱雑なケーブル配線による障害物も含まれます。
一部のブレードサーバには、DIMM および CPU 上に配置する内部シュラウドが付属しています。 これらを使用して、最も必要とされる場所にエアーフローを導きます。 ブレードは、装着されているシュラウドを使用して稼働するように設計されているため、シュラウドが装着されていないとシステムは適切に冷却されません。
サーバへの適切なエアーフローを確保するため、閉鎖型ラックを使用する場合、前面扉は 65% の穴あき型である必要があります。
シャーシを持ち上げるときは重量に注意するとともに、次のガイドラインに従います。
注意 |
側面にあるハンドルを使用してシャーシを持ち上げようとしないでください。 これらのハンドルは、シャーシの位置の移動や調整だけに使用してください。 |
1 人でシャーシを持ち上げないでください。シャーシを持ち上げる際は常に 2 人で作業してください。 使用可能な場合は、シザー ジャッキ、または重量のある機器をデータセンターのラックに設置することを目的に設計された吊り上げ装置を使用してください。
システムは、背筋を伸ばしてゆっくりと持ち上げてください。 背中ではなく足を伸ばして持ち上げます。 腰ではなくひざを曲げるようにしてください。
注意 |
シャーシ背面にある配電ユニット(PDU)は取り外さないでください。 |
シャーシを取り付ける前に、設置場所を検討して準備します。 設置場所を計画する際に推奨される作業については、設置場所の準備およびメンテナンス記録を参照してください。 詳細については、『 Cisco UCS Site Preparation Guide』を参照してください。
シャーシを設置および設定するときに、設置場所の準備およびメンテナンス記録に示された情報を記録します。
空調が、技術仕様 に記載されている熱放散の要件に適合していることを確認してください。
キャビネットまたはラックが、ラックに関する要件に記載された要件に適合していることを確認します。
(注) |
ラックではジャンパ電源コードを使用できます。 Cisco UCS 5108 ブレード サーバ シャーシの電源ユニットの仕様を参照してください。 |
設置場所の電源が、技術仕様に記載された電源要件に適合していることを確認します。 UCS システムを保護するため、無停電電源装置(UPS)を使用することを推奨します。 保護されていない電源装置を使用すると、入力供給電圧の変動または障害が原因でシステム障害が発生するリスクが生じます。
鉄共振テクノロジーを使用する UPS タイプは使用しないでください。 このタイプの UPS は、Cisco UCS などのシステムに使用すると、データ トラフィック パターンの変化によって入力電流が大きく変動し、動作が不安定になるおそれがあります。
回路の容量が、各国および地域の規格に準拠していることを確認します。 北米では、電源装置には 20 A の回路が必要です。
入力電力の損失を防ぐため、シャーシに電力を供給する回路上の最大負荷の合計が、配線およびブレーカーの定格電流の範囲内に収まるようにしてください。
注意 |
シャーシのコンポーネントを取り扱うときは、静電気防止用ストラップを着用し、モジュールのフレームの端だけを持ってください。 |
ヒント |
シャーシの輸送が必要となる場合に備えて、輸送用の箱は保管しておいてください。 |
(注) |
シャーシは厳密に検査したうえで出荷されています。 輸送中の破損や内容品の不足がある場合には、ただちにカスタマー サービス担当者に連絡してください。 |
ステップ 1 | 段ボール箱からシャーシを取り出します。 梱包材はすべて保管しておいてください。 |
ステップ 2 | カスタマー サービス担当者から提供された機器リストと梱包品の内容を照合し、次の品目が揃っていることを確認します。 |
ステップ 3 | 使用されていないすべてのブレード スロットと電源装置ベイにブランク カバーが取り付けられていることを確認します。 |
(注) |
工具不要シャーシ レールは、正方形の取り付け穴が付いたラック向けに設計されています。 丸形の取り付け穴が付いたラックにシャーシを設置するには、丸形穴アダプタ(N20-CRMK2-RHA=)を使用する必要があります。 |
この丸形穴アダプタ キットを使用すると、レール キット(N20-CRMK2=)を適合させて、ネジ付きまたはネジなしの丸形穴を使用するラック支柱(前面または背面(あるいは両方))に取り付けることができます。 キットの 4 つのアダプタは、ネジ付きの丸形穴が付いたラック支柱にレール キットを取り付けられるように適合させるものであり、キットの別の 4 つのアダプタは、ネジなしの丸形穴が付いたラック支柱にレール キットを取り付けられるように適合させるものです。 ラック支柱の穴のタイプに基づいて、アダプタを組み合わせて使用できます。 キットには、さまざまなサイズおよび長さのネジも含まれています。
ここでは、シャーシの取り付け方法について説明します。 これは 2 つのプロセスから成ります。まずレールをラックに取り付けてから、そのレールにシャーシを取り付けます。
注意 |
取り付けたモジュールのハンドルを握ってシャーシを持ち上げようとしないでください。 シャーシ側面のハンドルだけを使用してください。 |
注意 |
ラックにキャスターが付いている場合は、ブレーキがかかっていること、固定用パッドが適切に使用されていること、または他の方法でラックが固定されていることを確認してください。 |
警告 |
いつでも装置の電源を切断できるように、プラグおよびソケットにすぐ手が届く状態にしておいてください。 ステートメント 1019 |
丸形穴ラックにシャーシを取り付ける前にレールへの丸形穴アダプタ キットの取り付け(オプション)の手順に従って、アダプタ キットを追加してレールを準備します。
ステップ 1 |
他の人の助けを借りて(または特殊な吊り上げ装置を使用して)シャーシを持ち上げ、図に示すようにマウント レールの上に置きます。
|
||
ステップ 2 | フロント フランジがケージ ナットに対して水平になるまで、シャーシをラックに押し込みます。 (丸形穴ラックでは、ケージ ナットは必要ありません。) | ||
ステップ 3 |
図に示すように、6 個の丸ワッシャ頭プラス ネジとケージ ナット(正方形穴による取り付けにおいて使用)を使用して、シャーシのフランジをラックに固定します。
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ステップ 4 | それぞれのシャーシ スロットに、すべてのサーバ、ファン、および電源装置を再度取り付けます。 | ||
ステップ 5 | シャーシの電源を投入するには、取り付け済みの各電源装置に対応する電源コネクタに適切な AC 電源ケーブルを接続してから、ケーブルのもう一方の端を電源に接続します。 DC による設置の場合は、DC 電源装置の接続を参照してください。特定の構成に必要な電源装置の数を判別するには、Cisco UCS Power Calculator ツールを使用します。 | ||
ステップ 6 | FEX モジュールとファブリック インターコネクト ポートの適切な接続の説明に従って、サーバ シャーシをファブリック インターコネクトに接続します。 |
ここでは、UCS 5108 DC 電源装置(UCSB-PSU-2500DC48)に対応する DC バージョン シャーシ(UCSB-5108-DC)の背面 PDU 端子に電源を接続する方法について説明します。
警告 |
より線が必要な場合は、認定された導線端子(閉回路、くわ型など)および上向きのラグを使用してください。 これらの端子は導線に適したサイズのものを使用し、絶縁体と導体の両方に圧着する必要があります。 ステートメント 1002 |
警告 |
次の作業を行う前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認します。 ステートメント 1003 |
警告 |
容易にアクセス可能な二極切断装置を固定配線に組み込む必要があります。 ステートメント 1022 |
警告 |
警告 |
この製品は、設置する建物に回路短絡(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。 一般および地域の電気規格に準拠するように設置する必要があります。 ステートメント 1045 |
警告 |
装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。 ステートメント 1046 |
警告 |
装置は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。 ステートメント 1074 |
警告 |
DC 電源端子には、危険な電圧またはエネルギーが存在している可能性があります。 端子が使用されていない場合は必ずカバーを取り付けてください。 カバーを取り付けるときに絶縁されていない伝導体に触れないことを確認してください。 ステートメント 1075 |
Cisco UCS 2200 シリーズ FEX と Cisco UCS 6200 シリーズ ファブリック インターコネクト間のリンクをファブリック ポート チャネル モードで設定する際、アダプタ上の使用可能な VIF ネームスペースはその FEX のアップリンクがファブリック インターコネクト ポートに接続されている場所によって異なります。
6248 ファブリック インターコネクト内には、8 個の連続ポートが 6 セットあり、ポートのセットのそれぞれがシングル チップによって管理されます。 アップリンクが接続されて、FEX からのすべてのアップリンクが 1 つのチップによって管理される一連のポートに接続されると、Cisco UCS Manager はシャーシ内のブレードで展開されているサービス プロファイルで使用する VIF の数を最大化します。 IOM からのアップリンク接続が別々のチップで管理されるポート間に分散された場合、VIF カウントは減少します。
注意 |
ファブリック ポート チャネルのポート グループに 2 番目のリンクを追加すると、混乱が生じ、VIF 名前空間の使用可能な容量が、63 から 118 まで自動的に増加します。 ただし、さらにリンクを追加しても混乱は生じないため、VIF 名前空間は 118 のままになります。 |
注意 |
2 つのファブリック ポート チャネル ポート グループにシャーシをリンクすると中断が発生し、VIF ネームスペースは、手動で確認されないかぎり影響を受けません。 その結果、VIF ネームスペースは 2 つのグループのうち、より小さいサイズのファブリック ポート チャネル ポート グループを使用するように自動的に設定されます(63 または 118 の VIF)。 |
ハイ アベイラビリティのクラスタ モード アプリケーションの場合、対称なケーブル設定を強く推奨します。 ケーブル接続が非対称の場合、使用可能な VIF の最大数は 2 つのケーブル設定より小さくなります。
Cisco UCS 環境の VIF の最大数については、ご使用のハードウェアおよびソフトウェア設定用の設定制限についてのマニュアルを参照してください。
(注) |
次の図は例として示しています。今後の拡張のために使用可能なポートをスキップする必要はありません。 FI ポート設定の考慮事項と制限の詳細については、『UCS Manager Configuration Guide』を参照してください。 |
サーバ シャーシをファブリック インターコネクトに接続するときは、FEX をファブリック インターコネクトの拡張モジュールに接続しないでください。 拡張モジュールは、外観はファブリック インターコネクトの他のポートと似ていますが、シャーシへの直接接続には使用されません。 これらは一般的に、SAN 接続またはネットワーク アップリンクに使用されます。
特定の FEX のポートはすべて、1 つのファブリック インターコネクトだけに接続する必要があります。 各ファブリック インターコネクトは、それぞれ固有の FEX を介してシャーシに接続する必要があります。
2 つ目のファブリック インターコネクトへの接続が必要な場合:
シャーシに 2 つ目の FEX が取り付けられている必要があります。
2 つ目の FEX のすべてのポートは、2 つ目のファブリック インターコネクトだけに接続する必要があります。これは、FEX はファブリック エクステンダとして機能し、単一のスイッチ(つまり、この場合はファブリック インターコネクト)にしか接続できないためです。
次の図に、FEX から 2 つの別個のファブリック インターコネクトへの無効な接続を示します。
両方のファブリック インターコネクトの配線が同一である必要があります。シャーシの FEX のポート 1 を FI-A ポート5 に接続し、FEX 2 のポート 1 を FI-B ポート 5 に接続します。
次の図に、2 つのシャーシの FEX から 2 つの別個のファブリック インターコネクトへの有効な接続を示します。 サーバ シャーシをファブリック インターコネクトに接続するときは、FEX をファブリック インターコネクトの拡張モジュールに接続しないでください。 拡張モジュールは、外観はファブリック インターコネクトの他のポートと似ていますが、シャーシへの直接接続には使用せず、アップリンクまたは SAN 接続に使用します。
ステップ 1 |
Cisco UCS Manager を使用するには、次の操作を行う必要があります。
詳細については、使用している Cisco UCS Manager のバージョンのコンフィギュレーション ガイド。 コンフィギュレーション ガイドは、 次の URL で入手できます。http://www.cisco.com/en/US/products/ps10281/products_installation_and_configuration_guides_list.htmlを参照してください。 |
ステップ 2 | シャーシから電源コードとネットワーク ケーブルを外します。 |
ステップ 3 | シャーシからすべてのモジュールとブレードを取り外し、重量を軽くします。 |
ステップ 4 | 前面のラックマウント フランジをラックに固定しているネジを外します。 |
ステップ 5 | 2 人でシャーシを持ち、シャーシの重量が完全に支えられていることを確認します。 |
ステップ 6 | シャーシをゆっくりとレールから引き出し、ラックから取り外します。 |
ステップ 7 | サーバ シャーシ内にモジュールとブレードを取り付け直します。 |
シャーシをシスコに返品する場合は、シスコへの返品輸送を手配するためにシスコ カスタマー サービス担当者にご連絡ください。
シャーシ内の各 FEX は、Small Form-Factor Pluggable(SFP+)銅トランシーバまたは光トランシーバをサポートしています。 各トランシーバは 10 ギガビットで動作します。
FEX は、Twinax 銅トランシーバもサポートしています。 拡張 SFP+ 10 ギガビット イーサネット トランシーバは、同じ物理パッケージ内にトランスミッタとレシーバを備えた双方向機器です。 電気的インターフェイス上に 20 ピンのコネクタがあります。
下の図に、SFP-H10GB-CU5M トランシーバを示します。 I/O モジュールのポートから SFP+ を取り外すためにゴム ループが使用されています。
距離が 10 m(33 フィート)を超える場合は、FEX では銅 SFP+ トランシーバの代わりに光 SFP+ トランシーバを使用することもできます。 SFP+ 10 ギガビット イーサネット光トランシーバは、同じ物理パッケージ内にトランスミッタとレシーバを備えた双方向機器です。 光インターフェイス上にデュプレックス LC コネクタがあります。
FET-10G |
Cisco 10G ファブリック エクステンダ トランシーバ、LC デュプレックス コネクタ |
SFP+ 10 ギガビット イーサネット光トランシーバのマニュアルは、次の場所にあります。
http://www.cisco.com/en/US/docs/interfaces_modules/transceiver_modules/installation/note/78_15160.html
UCS 6324 ファブリック インターコネクトでは、最大 4 台の SFP 光トランシーバまたは銅トランシーバがサポートされています。
FET-10G |
Cisco 10G ファブリック エクステンダ トランシーバ、LC デュプレックス コネクタ |
モデル |
説明 |
---|---|
GLC-T |
1 GB イーサネット銅 SFP モジュール |
GLC-SX-MM |
1 GB イーサネット短距離(最大 550 m/1804.46 フィート)SFP モジュール |
GLC-LH-SM |
1 GB イーサネット長距離(10 km/32808.4 フィート)SFP モジュール |
SFP-GE-T |
1 GB イーサネット拡張温度範囲モジュール |
UCS 6324 ファブリック インターコネクトは、Twinax 銅トランシーバもサポートしています。 拡張 SFP+ 10 ギガビット イーサネット トランシーバは、同じ物理パッケージ内にトランスミッタとレシーバを備えた双方向機器です。 電気的インターフェイス上に 20 ピンのコネクタがあります。
UCS 6324 ファブリック インターコネクトでは、さまざまな長さの Twinax 銅ケーブルを使用できます。 7 m および 10 m ケーブルはアクティブ ケーブルです。つまり、信号品質強化のために SFP+ コネクタ ハウジングにアクティブなコンポーネントが内蔵されています。 これらのケーブルの両端には、SFP レセプタクルに直接接続できるコネクタがあります。
UCS 6324 ファブリック インターコネクトは、1 つの銅トランシーバまたは光トランシーバをサポートします。
40GBASE-CR4 QSFP+ と 4 つの 10GBASE-CU SFP+ の直接接続ブレークアウト ケーブル アセンブリ、5 m パッシブ |
|
QSFP-4SFP10G-CU3M |
40GBASE-CR4 QSFP+ と 4 つの 10GBASE-CU SFP+ の直接接続ブレークアウト ケーブル アセンブリ、3 m パッシブ |
QSFP-4SFP10G-CU1M |
40GBASE-CR4 QSFP+ と 4 つの10GBASE-CU SFP+ の直接接続ブレークアウト ケーブル アセンブリ、1 m パッシブ |
QSFP-4x10G-AC7M |
40GBASE-CR4 QSFP+ と 4 つの 10GBASE-CU SFP+ の直接接続ブレークアウト ケーブル アセンブリ、7 m アクティブ |
QSFP-4x10G-AC10M |
40GBASE-CR4 QSFP+ と 4 つの 10GBASE-CU SFP+ の直接接続ブレークアウト ケーブル アセンブリ、10 m アクティブ |
ステップ 1 |
銅 Twinax SFP+ のゴム ループをゆっくりと引いて、FEX から銅 Twinax SFP+ を取り外します。 ケーブルと SFP+ トランシーバが一体として外れ、FEX のポートが空きます。
|
ステップ 2 | FEX ポートに光 SFP+ トランシーバを挿入します。 カチッという音がしてしっかりと差し込まれたことを確認します。 |
ステップ 3 |
光ファイバ ケーブルを光 SFP+ トランシーバに差し込みます。
|
目次
- インストール
- Cisco UCS 5108 サーバシャーシの設置に関する注意事項
- ラックに関する要件
- ケーブル管理
- 通気に関する注意事項
- サーバ シャーシの移動
- 取り付けに関するガイドライン
- 必要な工具
- シャーシの開梱と点検
- レールへの丸形穴アダプタ キットの取り付け(オプション)
- シャーシの取り付け
- レールの取り付け
- 丸形穴アダプタ キットの取り付け
- ラックへのシャーシの取り付け
- DC 電源装置の接続
- 必要な工具
- DC 電源装置の取り付け手順
- ファブリック ポート チャネルのケーブル接続の考慮事項
- FEX モジュールとファブリック インターコネクト ポートの適切な接続
- ラックからのシャーシの取り外し
- シャーシの再梱包
- SFP+ トランシーバ
- SFP+ Twinax 銅トランシーバ
- 光 SFP+ トランシーバ
- UCS 6324 ファブリック インターコネクトの SFP および SFP+ 銅トランシーバまたは光トランシーバ
- UCS 6324 ファブリック インターコネクトの Twinax 銅ケーブル
- UCS 6324 ファブリック インターコネクトの QSFP+ 銅トランシーバまたは光トランシーバ
- 銅 Twinax SFP+ トランシーバから光 SFP+ トランシーバへの交換
この章の内容は、次のとおりです。
Cisco UCS 5108 サーバシャーシの設置に関する注意事項
(注)
システムの設置、操作、または保守を行う前に、『Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco UCS』を参照して重要な安全情報を確認してください。
警告
「危険」の意味です。 人身事故を予防するための注意事項が記述されています。. 装置の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止策に留意してください。 警告の各国語版は、各注意事項の番号を基に、装置に付属の「Translated Safety Warnings」を参照してください。 ステートメント 1071
警告
この装置は、立ち入りが制限された場所への設置を前提としています。 立ち入りが制限された場所とは、特殊な工具、錠と鍵、またはその他のセキュリティ手段を使用しないと入れない場所を意味します。 ステートメント 1017
警告
この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。 ステートメント 1030
ラックに関する要件
ここでは、標準的なオープン ラックの設置に関する要件を示します。この要件は、周囲温度が 10 ~ 35 °C(50 ~ 95 °F)の範囲にあることを前提とします。
(注)
障害物のあるラックを使用しないでください。 これらの障害物が原因で現場交換可能ユニット(FRU)にアクセスしにくくなる場合があります。
Cisco R シリーズ ラックは最適な選択です。 他のラックを使用する場合、次のタイプのラックを使用する必要があります。
標準 48.3 cm(19 インチ)4 支柱ラック、奥行き 100 cm(39.4 インチ)以上、ANSI/EIA-310-D-1992 のセクション 1 に準拠した英国ユニバーサル ピッチに適合するマウント レール付き。
シャーシに付属する工具不要のラックマウント キットが必要です。 各エンクロージャに付属の調節可能ラック レールは、73.66 cm(29 インチ)から 88.9 cm(35 インチ)まで伸縮します。
前面扉および背面扉:閉じる形式の前面扉および背面扉がサーバ ラックにある場合は、適切なエアーフローを確保するため、穴あき部分(全体の 65 %)が扉の上部から下部まで均一に分散している必要があります。
注意
ブランク パネルを使用して、ラック内に残っているすべての空の前面パネル U スペースを必ず埋めてください。 これにより、適切なエアーフローを確保できます。 ブランク パネルなしでラックを使用すると、冷却が不十分になり、温熱損傷を引き起こすおそれがあります。
ケーブル管理
ケーブル管理に利用するために、ラック内のシャーシの上下に追加スペースを設けます。こうすると、ラックを通した銅ケーブル(および Cisco UCS 5108 サーバ シャーシあたり最大 8 本の銅ケーブル)の配線が容易になります。
過熱の問題を防ぐ上で、ケーブル管理は重要な要素になる場合があります。 次の図にある「Before(導入前)」の図は、シャーシの背面を塞いで、シャーシからの暖かい空気のファンによる排出を妨げているケーブルを示しています。 内部温度が仕様を超えると、この状況により、ブレード サーバの DIMM の障害や、一見すると偶発的なサーバのシャットダウンが発生します。 「After(導入後)」の図に示すように、ケーブル タイや他の配線方法を使用して、シャーシの背面に障害物がない状態を保ってください。
通気に関する注意事項
シャーシ内の通気は前面から背面に向かって流れます。 空気はシャーシ前面にあるブレード サーバと電源装置の網目を通ってシャーシ内に入り、シャーシ背面にあるファン モジュールから外に出ます。 適切なエアーフローが確保されるように、次の注意事項に従ってください。
空調要件を決定するときには、すべての機器の熱放散を考慮してください。 あるシステムの排気が別のシステムの吸気にならないようにします。
通気要件を評価する際は、ラックの一番下にある機器によって暖められた空気がその上の機器の空気取り入れ口から取り込まれる可能性について考慮します。
シャーシ背面の少なくとも 61 cm(24 インチ)の範囲において、排気の障害物がないことを 確認します。 これには、乱雑なケーブル配線による障害物も含まれます。
一部のブレードサーバには、DIMM および CPU 上に配置する内部シュラウドが付属しています。 これらを使用して、最も必要とされる場所にエアーフローを導きます。 ブレードは、装着されているシュラウドを使用して稼働するように設計されているため、シュラウドが装着されていないとシステムは適切に冷却されません。
サーバへの適切なエアーフローを確保するため、閉鎖型ラックを使用する場合、前面扉は 65% の穴あき型である必要があります。
サーバ シャーシの移動
シャーシを持ち上げるときは重量に注意するとともに、次のガイドラインに従います。
注意
側面にあるハンドルを使用してシャーシを持ち上げようとしないでください。 これらのハンドルは、シャーシの位置の移動や調整だけに使用してください。
1 人でシャーシを持ち上げないでください。シャーシを持ち上げる際は常に 2 人で作業してください。 使用可能な場合は、シザー ジャッキ、または重量のある機器をデータセンターのラックに設置することを目的に設計された吊り上げ装置を使用してください。
システムは、背筋を伸ばしてゆっくりと持ち上げてください。 背中ではなく足を伸ばして持ち上げます。 腰ではなくひざを曲げるようにしてください。
注意
シャーシ背面にある配電ユニット(PDU)は取り外さないでください。
取り付けに関するガイドライン
シャーシを取り付ける前に、設置場所を検討して準備します。 設置場所を計画する際に推奨される作業については、設置場所の準備およびメンテナンス記録を参照してください。 詳細については、『 Cisco UCS Site Preparation Guide』を参照してください。
シャーシを設置および設定するときに、設置場所の準備およびメンテナンス記録に示された情報を記録します。
空調が、技術仕様 に記載されている熱放散の要件に適合していることを確認してください。
キャビネットまたはラックが、ラックに関する要件に記載された要件に適合していることを確認します。
(注)
ラックではジャンパ電源コードを使用できます。 Cisco UCS 5108 ブレード サーバ シャーシの電源ユニットの仕様を参照してください。
設置場所の電源が、技術仕様に記載された電源要件に適合していることを確認します。 UCS システムを保護するため、無停電電源装置(UPS)を使用することを推奨します。 保護されていない電源装置を使用すると、入力供給電圧の変動または障害が原因でシステム障害が発生するリスクが生じます。
鉄共振テクノロジーを使用する UPS タイプは使用しないでください。 このタイプの UPS は、Cisco UCS などのシステムに使用すると、データ トラフィック パターンの変化によって入力電流が大きく変動し、動作が不安定になるおそれがあります。
回路の容量が、各国および地域の規格に準拠していることを確認します。 北米では、電源装置には 20 A の回路が必要です。
入力電力の損失を防ぐため、シャーシに電力を供給する回路上の最大負荷の合計が、配線およびブレーカーの定格電流の範囲内に収まるようにしてください。
シャーシの開梱と点検
手順
注意
シャーシのコンポーネントを取り扱うときは、静電気防止用ストラップを着用し、モジュールのフレームの端だけを持ってください。
ヒント
シャーシの輸送が必要となる場合に備えて、輸送用の箱は保管しておいてください。
(注)
シャーシは厳密に検査したうえで出荷されています。 輸送中の破損や内容品の不足がある場合には、ただちにカスタマー サービス担当者に連絡してください。
ステップ 1 段ボール箱からシャーシを取り出します。 梱包材はすべて保管しておいてください。 ステップ 2 カスタマー サービス担当者から提供された機器リストと梱包品の内容を照合し、次の品目が揃っていることを確認します。 ステップ 3 使用されていないすべてのブレード スロットと電源装置ベイにブランク カバーが取り付けられていることを確認します。
レールへの丸形穴アダプタ キットの取り付け(オプション)
手順
(注)
工具不要シャーシ レールは、正方形の取り付け穴が付いたラック向けに設計されています。 丸形の取り付け穴が付いたラックにシャーシを設置するには、丸形穴アダプタ(N20-CRMK2-RHA=)を使用する必要があります。
この丸形穴アダプタ キットを使用すると、レール キット(N20-CRMK2=)を適合させて、ネジ付きまたはネジなしの丸形穴を使用するラック支柱(前面または背面(あるいは両方))に取り付けることができます。 キットの 4 つのアダプタは、ネジ付きの丸形穴が付いたラック支柱にレール キットを取り付けられるように適合させるものであり、キットの別の 4 つのアダプタは、ネジなしの丸形穴が付いたラック支柱にレール キットを取り付けられるように適合させるものです。 ラック支柱の穴のタイプに基づいて、アダプタを組み合わせて使用できます。 キットには、さまざまなサイズおよび長さのネジも含まれています。
ステップ 1 コールアウト 1 に示すように、取り付けレールにアダプタ タブを挿入します。 ステップ 2 コールアウト 2 に示すように、アダプタをスライドさせて位置を固定します。 ステップ 3 コールアウト 3 に示すように、付属のなべネジを使用してアダプタを固定します。 ステップ 4 他の 3 つのアダプタに対して、ステップ 1 ~ 3 を繰り返します。
シャーシの取り付け
ここでは、シャーシの取り付け方法について説明します。 これは 2 つのプロセスから成ります。まずレールをラックに取り付けてから、そのレールにシャーシを取り付けます。
注意
取り付けたモジュールのハンドルを握ってシャーシを持ち上げようとしないでください。 シャーシ側面のハンドルだけを使用してください。
注意
ラックにキャスターが付いている場合は、ブレーキがかかっていること、固定用パッドが適切に使用されていること、または他の方法でラックが固定されていることを確認してください。
警告
いつでも装置の電源を切断できるように、プラグおよびソケットにすぐ手が届く状態にしておいてください。 ステートメント 1019
- レールの取り付け
- 丸形穴アダプタ キットの取り付け
- ラックへのシャーシの取り付け
- DC 電源装置の接続
- ファブリック ポート チャネルのケーブル接続の考慮事項
- FEX モジュールとファブリック インターコネクト ポートの適切な接続
- ラックからのシャーシの取り外し
レールの取り付け
手順
ステップ 1 アクセサリ ボックスから取り付けテンプレート(Cisco 78-19093-01)を取り外します。 このテンプレートは、レールとケージ ナットを配置する適切な穴を確認するために使用します。 テンプレートをラックの穴に合わせて、テンプレートを離した後もその位置がわかるように穴に印をつけます。 ステップ 2 ラックの深さに合うようにレールの端を前後にスライドさせて、レールの長さを調整します。 ステップ 3 レールの両端にある 2 つのフックを、ラック ユニット境界から見て最初の 2 つの穴に合わせます。 次の図は、ラック ユニットの境界を基準として、ラックの適切な位置に取り付けられたレールを示しています。 図中の数値は穴の中心間の距離(インチ単位)です。
ステップ 4 レールを押し下げてフックを穴にしっかりとはめ込み、バネ式のクリップ ラッチをかけます。 ステップ 5 同じ手順を繰り返してもう一方のレールを取り付けます。 ステップ 6 メジャーと水準器を使用して、ラック レールが水平で同じ高さにあることを確認します。 ステップ 7 次に示すように、ラック内の必要な正方形穴にケージ ナットを挿入します。 レールをラック ユニット境界に取り付けたら、レールの水平面から 7 個上の穴に最初の 2 個のケージ ナットを取り付けます。 次に、最初のケージ ナットの 5 個上の穴に次の 2 つのケージ ナットを取り付けます。 最後に、2 番目のケージ ナットの 4 個上の穴に 2 つのケージ ナットを取り付けます。 ステップ 8 電源装置、ファン アセンブリ、サーバ ブレード、およびファブリック エクステンダをすべて取り外して、シャーシを軽くします。 デバイスを取り外しても、シャーシの重量は 40.83 kg(90 ポンド)あります。
丸形穴アダプタ キットの取り付け
手順丸形穴ラックにシャーシを取り付ける前にレールへの丸形穴アダプタ キットの取り付け(オプション)の手順に従って、アダプタ キットを追加してレールを準備します。
ステップ 1 アクセサリ ボックスから取り付けテンプレート(Cisco 78-19093-01)を取り外します。 このテンプレートは、レールとケージ ナットを配置する適切な穴を確認するために使用します。 テンプレートをラックの穴に合わせて、テンプレートを離した後もその位置がわかるように穴に印をつけます。 ステップ 2 ラックの深さに合うようにレールの端を前後にスライドさせて、レールの長さを調整します。 ステップ 3 レール両端のラック境界に合わせて、同じ高さになるようにアダプタとレールを配置します。 ステップ 4 次に示すように、付属のなべネジを使用してレールをラックに固定します。 ステップ 5 次に示すように、同じ手順を繰り返してもう一方のレールを取り付けます。 ステップ 6 メジャーと水準器を使用して、両方のラック レールが水平で同じ高さにあることを確認します。 ステップ 7 電源装置、ファン アセンブリ、サーバ ブレード、および I/O モジュールをすべて取り外して、シャーシを軽くします。 デバイスを取り外しても、シャーシの重量は 40.83 kg(90 ポンド)あります。
ラックへのシャーシの取り付け
手順
ステップ 1 他の人の助けを借りて(または特殊な吊り上げ装置を使用して)シャーシを持ち上げ、図に示すようにマウント レールの上に置きます。 ステップ 2 フロント フランジがケージ ナットに対して水平になるまで、シャーシをラックに押し込みます。 (丸形穴ラックでは、ケージ ナットは必要ありません。) ステップ 3 図に示すように、6 個の丸ワッシャ頭プラス ネジとケージ ナット(正方形穴による取り付けにおいて使用)を使用して、シャーシのフランジをラックに固定します。 ステップ 4 それぞれのシャーシ スロットに、すべてのサーバ、ファン、および電源装置を再度取り付けます。 ステップ 5 シャーシの電源を投入するには、取り付け済みの各電源装置に対応する電源コネクタに適切な AC 電源ケーブルを接続してから、ケーブルのもう一方の端を電源に接続します。 DC による設置の場合は、DC 電源装置の接続を参照してください。特定の構成に必要な電源装置の数を判別するには、Cisco UCS Power Calculator ツールを使用します。
(注) 電源の冗長システムの両方のグリッドには、同じ数の電源装置が必要です。 システムのグリッド冗長性が設定されている場合、スロット 1 およびスロット 2 はグリッド 1 に割り当てられ、スロット 3 およびスロット 4 はグリッド 2 に割り当てられます。 冗長モードのシャーシで電源装置(PS)が 2 つだけである場合、これらはスロット 1 およびスロット 3 にある必要があります。 次に、スロットおよびコードの接続番号を示します。
ステップ 6 FEX モジュールとファブリック インターコネクト ポートの適切な接続の説明に従って、サーバ シャーシをファブリック インターコネクトに接続します。
DC 電源装置の接続
DC 電源装置の取り付け手順
手順
警告
より線が必要な場合は、認定された導線端子(閉回路、くわ型など)および上向きのラグを使用してください。 これらの端子は導線に適したサイズのものを使用し、絶縁体と導体の両方に圧着する必要があります。 ステートメント 1002
警告
次の作業を行う前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認します。 ステートメント 1003
警告
容易にアクセス可能な二極切断装置を固定配線に組み込む必要があります。 ステートメント 1022
警告
警告
この製品は、設置する建物に回路短絡(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。 一般および地域の電気規格に準拠するように設置する必要があります。 ステートメント 1045
警告
装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。 ステートメント 1046
警告
装置は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。 ステートメント 1074
警告
DC 電源端子には、危険な電圧またはエネルギーが存在している可能性があります。 端子が使用されていない場合は必ずカバーを取り付けてください。 カバーを取り付けるときに絶縁されていない伝導体に触れないことを確認してください。 ステートメント 1075
ステップ 1 シャーシ背面の DC PDU の適切な端子に配線を確実に接続できるように、ベイ番号をメモしてシャーシに DC 電源装置を取り付けます。 ステップ 2 取り付ける電源装置の DC 回路に電気が流れていないことを確認します。 ステップ 3 設置場所の電源およびアースのすべての要件が満たされていることを確認します。 ステップ 4 カバーの上部と下部にあるフランジを圧迫して、DC 端子からプラスチック カバーを取り外します。 ステップ 5 電源装置の端子ブロックにアース線(下の図では緑色の配線)を接続します。 最大4 つの DC 接続を使用できますが、必要なアース接続は 1 つだけです。 ステップ 6 電源装置端子ブロックに DC 入力線を接続します。 正しい配線順序は、プラスからプラス(赤の線)、およびマイナスからマイナス(黒の線)です。 下図に、端子1 への接続を示します。
(注) 端子カバーを使用する限りは、右側または左側を向いているプラスおよびマイナスの配線を設置できます。 下図に、右側を向いている場合を示します。 供給線および帰線には Panduit LCD4-14A-L コネクタを使用できます。また、90 度のアース ラグ配線には、Panduit LCD4-14AF-L または同等品のコネクタを使用できます。 どちらのコネクタにも、中心から中心までの長さが 1.59 cm(0.625 インチ)の 0.64 cm(0.25 インチ)穴付きのダブルラグがあります。
ステップ 7 図に示すように、端子カバーを再度取り付けます。 端子に電力を印可する際には、このカバーが必ず取り付けられている必要があります。 ステップ 8 電源配線のもう一方の端を、DC 入力電源コンセントに接続します。 ステップ 9 回線の DC 切断スイッチを ON に設定します。
注意 複数の電源装置が搭載されているシステムでは、各電源装置をそれぞれ別の DC 電源に接続してください。 電源障害が発生した場合に、2 番目の電源がまだ使用可能な場合は、システム動作を維持できます。
ステップ 10 電源装置の前面パネル LED で、電源装置の動作を確認します。 次のものが表示されます。 ステップ 11 GUI を使用するか、または show system コマンドまたはshow power コマンドを入力して、UCS コンソールから電源装置およびシステムの状態を確認します。 これらのコマンドの詳細については、ご使用のソフトウェアのコマンド リファレンス マニュアルを参照してください。
ファブリック ポート チャネルのケーブル接続の考慮事項
Cisco UCS 2200 シリーズ FEX と Cisco UCS 6200 シリーズ ファブリック インターコネクト間のリンクをファブリック ポート チャネル モードで設定する際、アダプタ上の使用可能な VIF ネームスペースはその FEX のアップリンクがファブリック インターコネクト ポートに接続されている場所によって異なります。
6248 ファブリック インターコネクト内には、8 個の連続ポートが 6 セットあり、ポートのセットのそれぞれがシングル チップによって管理されます。 アップリンクが接続されて、FEX からのすべてのアップリンクが 1 つのチップによって管理される一連のポートに接続されると、Cisco UCS Manager はシャーシ内のブレードで展開されているサービス プロファイルで使用する VIF の数を最大化します。 IOM からのアップリンク接続が別々のチップで管理されるポート間に分散された場合、VIF カウントは減少します。
注意
ファブリック ポート チャネルのポート グループに 2 番目のリンクを追加すると、混乱が生じ、VIF 名前空間の使用可能な容量が、63 から 118 まで自動的に増加します。 ただし、さらにリンクを追加しても混乱は生じないため、VIF 名前空間は 118 のままになります。
注意
2 つのファブリック ポート チャネル ポート グループにシャーシをリンクすると中断が発生し、VIF ネームスペースは、手動で確認されないかぎり影響を受けません。 その結果、VIF ネームスペースは 2 つのグループのうち、より小さいサイズのファブリック ポート チャネル ポート グループを使用するように自動的に設定されます(63 または 118 の VIF)。
ハイ アベイラビリティのクラスタ モード アプリケーションの場合、対称なケーブル設定を強く推奨します。 ケーブル接続が非対称の場合、使用可能な VIF の最大数は 2 つのケーブル設定より小さくなります。
Cisco UCS 環境の VIF の最大数については、ご使用のハードウェアおよびソフトウェア設定用の設定制限についてのマニュアルを参照してください。
FEX モジュールとファブリック インターコネクト ポートの適切な接続
(注)
次の図は例として示しています。今後の拡張のために使用可能なポートをスキップする必要はありません。 FI ポート設定の考慮事項と制限の詳細については、『UCS Manager Configuration Guide』を参照してください。
サーバ シャーシをファブリック インターコネクトに接続するときは、FEX をファブリック インターコネクトの拡張モジュールに接続しないでください。 拡張モジュールは、外観はファブリック インターコネクトの他のポートと似ていますが、シャーシへの直接接続には使用されません。 これらは一般的に、SAN 接続またはネットワーク アップリンクに使用されます。
特定の FEX のポートはすべて、1 つのファブリック インターコネクトだけに接続する必要があります。 各ファブリック インターコネクトは、それぞれ固有の FEX を介してシャーシに接続する必要があります。
2 つ目のファブリック インターコネクトへの接続が必要な場合:
シャーシに 2 つ目の FEX が取り付けられている必要があります。
2 つ目の FEX のすべてのポートは、2 つ目のファブリック インターコネクトだけに接続する必要があります。これは、FEX はファブリック エクステンダとして機能し、単一のスイッチ(つまり、この場合はファブリック インターコネクト)にしか接続できないためです。
両方のファブリック インターコネクトの配線が同一である必要があります。シャーシの FEX のポート 1 を FI-A ポート5 に接続し、FEX 2 のポート 1 を FI-B ポート 5 に接続します。
次の図に、2 つのシャーシの FEX から 2 つの別個のファブリック インターコネクトへの有効な接続を示します。 サーバ シャーシをファブリック インターコネクトに接続するときは、FEX をファブリック インターコネクトの拡張モジュールに接続しないでください。 拡張モジュールは、外観はファブリック インターコネクトの他のポートと似ていますが、シャーシへの直接接続には使用せず、アップリンクまたは SAN 接続に使用します。
ラックからのシャーシの取り外し
手順
ステップ 1 Cisco UCS Manager を使用するには、次の操作を行う必要があります。 詳細については、使用している Cisco UCS Manager のバージョンのコンフィギュレーション ガイド。 コンフィギュレーション ガイドは、 次の URL で入手できます。http://www.cisco.com/en/US/products/ps10281/products_installation_and_configuration_guides_list.htmlを参照してください。
ステップ 2 シャーシから電源コードとネットワーク ケーブルを外します。 ステップ 3 シャーシからすべてのモジュールとブレードを取り外し、重量を軽くします。 ステップ 4 前面のラックマウント フランジをラックに固定しているネジを外します。 ステップ 5 2 人でシャーシを持ち、シャーシの重量が完全に支えられていることを確認します。 ステップ 6 シャーシをゆっくりとレールから引き出し、ラックから取り外します。 ステップ 7 サーバ シャーシ内にモジュールとブレードを取り付け直します。
シャーシの再梱包
シャーシを再梱包する場合は、 ラックからのシャーシの取り外しの手順を逆に行ってシャーシをラックから取り外し、輸送のために梱包します。 可能であれば、納入時に使用されていた梱包材と箱を使用してシャーシを梱包します。 代替の梱包材は、次の PIDS を使用して発注できます。シャーシをシスコに返品する場合は、シスコへの返品輸送を手配するためにシスコ カスタマー サービス担当者にご連絡ください。
SFP+ トランシーバ
- SFP+ Twinax 銅トランシーバ
- 光 SFP+ トランシーバ
- UCS 6324 ファブリック インターコネクトの SFP および SFP+ 銅トランシーバまたは光トランシーバ
- UCS 6324 ファブリック インターコネクトの Twinax 銅ケーブル
- UCS 6324 ファブリック インターコネクトの QSFP+ 銅トランシーバまたは光トランシーバ
- 銅 Twinax SFP+ トランシーバから光 SFP+ トランシーバへの交換
SFP+ Twinax 銅トランシーバ
光 SFP+ トランシーバ
距離が 10 m(33 フィート)を超える場合は、FEX では銅 SFP+ トランシーバの代わりに光 SFP+ トランシーバを使用することもできます。 SFP+ 10 ギガビット イーサネット光トランシーバは、同じ物理パッケージ内にトランスミッタとレシーバを備えた双方向機器です。 光インターフェイス上にデュプレックス LC コネクタがあります。
1 SFP-10G-LR はファブリック インターコネクトと I/O モジュールの両方でサポートされますが、最大距離では全体的なパフォーマンスに影響を与える遅延の問題が生じます。SFP+ 10 ギガビット イーサネット光トランシーバのマニュアルは、次の場所にあります。
http://www.cisco.com/en/US/docs/interfaces_modules/transceiver_modules/installation/note/78_15160.html
UCS 6324 ファブリック インターコネクトの SFP および SFP+ 銅トランシーバまたは光トランシーバ
UCS 6324 ファブリック インターコネクトでは、最大 4 台の SFP 光トランシーバまたは銅トランシーバがサポートされています。
表 5 SFP 光トランシーバ モデル
説明
GLC-T
1 GB イーサネット銅 SFP モジュール
GLC-SX-MM
1 GB イーサネット短距離(最大 550 m/1804.46 フィート)SFP モジュール
GLC-LH-SM
1 GB イーサネット長距離(10 km/32808.4 フィート)SFP モジュール
SFP-GE-T
1 GB イーサネット拡張温度範囲モジュール
UCS 6324 ファブリック インターコネクトは、Twinax 銅トランシーバもサポートしています。 拡張 SFP+ 10 ギガビット イーサネット トランシーバは、同じ物理パッケージ内にトランスミッタとレシーバを備えた双方向機器です。 電気的インターフェイス上に 20 ピンのコネクタがあります。
UCS 6324 ファブリック インターコネクトの Twinax 銅ケーブル
UCS 6324 ファブリック インターコネクトの QSFP+ 銅トランシーバまたは光トランシーバ
UCS 6324 ファブリック インターコネクトは、1 つの銅トランシーバまたは光トランシーバをサポートします。
表 8 QSFP+ 銅トランシーバまたは光トランシーバ 40GBASE-CR4 QSFP+ と 4 つの 10GBASE-CU SFP+ の直接接続ブレークアウト ケーブル アセンブリ、5 m パッシブ
QSFP-4SFP10G-CU3M
40GBASE-CR4 QSFP+ と 4 つの 10GBASE-CU SFP+ の直接接続ブレークアウト ケーブル アセンブリ、3 m パッシブ
QSFP-4SFP10G-CU1M
40GBASE-CR4 QSFP+ と 4 つの10GBASE-CU SFP+ の直接接続ブレークアウト ケーブル アセンブリ、1 m パッシブ
QSFP-4x10G-AC7M
40GBASE-CR4 QSFP+ と 4 つの 10GBASE-CU SFP+ の直接接続ブレークアウト ケーブル アセンブリ、7 m アクティブ
QSFP-4x10G-AC10M
40GBASE-CR4 QSFP+ と 4 つの 10GBASE-CU SFP+ の直接接続ブレークアウト ケーブル アセンブリ、10 m アクティブ