Cisco Collaboration Meeting Rooms(CMR)Hybrid コンフィギュレーション ガイド(TMS 15.0 - WebEx Meeting Center WBS30)
章のタイトル: ソリューション コンポーネントをセットアップする
ソリューション コンポーネントをセットアップする
会議ブリッジ、TelePresence Conductor、および Unified Communications Manager の設定
手順 | コマンドまたはアクション | 目的 |
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ステップ 1 | 『Cisco TelePresence Conductor with Unified CM Deployment Guide (XC4.0)』の次のタスクを完了します。- Cisco TelePresence MCU シリーズの設定(該当する場合)。
- TelePresence Server の設定。
- TelePresence Conductor の一般設定。
- Unified CM の一般設定。
| CMR Hybrid では、TelePresence Conductor は B2BUA を使用して展開されます。外部ポリシー サービス インターフェイスはサポートされていません。
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ステップ 2 | 個人用 CMR を有効化する
| これはオプションです。スケジュール済み会議で PMP ライセンスを使用する場合は、ライセンス グループごとにパーソナル CMR を有効にする必要があります。Cisco TMS がスケジュール済み会議を作成すると、TelePresence Conductor はパーソナル CMR のリストを検索します。ユーザに対して PMP ライセンスが定義されたパーソナル CMR がある場合は、PMP ライセンスが使用されます。一致するユーザが存在しない場合は、SMP ライセンスが使用されます。
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ステップ 3 | Multiparty ライセンスの管理
| シスコは Multiparty ライセンスを有効にすることをお勧めします。TelePresence Server 会議ブリッジがあり、Multiparty ライセンスを使用している場合、この手順を使用します。この場合は、ブリッジにスクリーン ライセンスをロードする代わりに、Cisco TelePresence Conductor 上でライセンスを一元管理します。
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ステップ 4 | スケジュール済み会議を有効にします。詳細については、TelePresence Conductor と Cisco TMS でのスケジューリングの有効化を参照してください。
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個人用 CMR を有効化する
パーソナル Collaboration Meeting Rooms(CMR)の主な機能は、ユーザが会議を開催して他のユーザと共同作業するための仮想ルームを提供することです。管理者は、Cisco TMSPE を使用して、TelePresence Conductor 上にユーザ グループ用のパーソナル CMR をプロビジョニングします。その後ユーザは、ユーザ ポータルから各自の CMR をアクティブにしてカスタマイズできます。
Multiparty ライセンスでのパーソナル CMR の役割
Multiparty ライセンスを使用する場合、パーソナル CMR には 2 次的な機能があります。Personal Multiparty(PMP)ライセンスと Shared Multiparty(SMP)ライセンスが混在する展開環境では、管理者が特定のユーザ グループ内の各ユーザに PMP または SMP ライセンスを割り当てる必要があるかどうかを定義するためのメカニズムが提供されます。このメカニズムは、スケジュール済み会議を含むすべての会議タイプに使用されます。
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ユーザがパーソナル CMR を持っていない場合、ユーザは自分が開始するすべてのスケジュール済み会議で SMP ライセンスを消費します。
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ユーザがパーソナル CMR を持っていて、CMR テンプレートの [Multiparty ライセンスモード(Multiparty Licensing Mode)] の値がデフォルト([Personal Multiparty])のままの場合、ユーザは PMP ライセンスを消費します。ユーザの PMP ライセンスは、そのユーザが開始するすべてのスケジュール済み会議または CMR 会議で使用されます。
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ユーザがパーソナル CMR を持っていて、[Multiparty ライセンスモード(Multiparty Licensing Mode)] の値が [Shared Multiparty] に変更された場合、ユーザは自分の会議の SMP ライセンスを消費します。
ユーザが自分の会議の SMP ライセンスを消費しないようにする必要があり、ユーザがまだパーソナル CMR を持っていない場合は、デフォルトのライセンス モード([Personal Multiparty])でパーソナル CMR をプロビジョニングする必要があります。ユーザがパーソナル CMR を持っていない場合は、以前にデフォルトのライセンス モードを変更していないかぎり、何もする必要はありません。
要約
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ユーザがパーソナル CMR を持っているか
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ユーザが消費するライセンス タイプ
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なし
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SMP
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はい(PMP モード)
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PMP
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はい(SMP モード)
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SMP
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マルチパーティ ランセンスの管理者タスクに関する詳細については、Multiparty ライセンスの管理を参照してください。
パーソナル CMR テンプレートと Conductor 会議テンプレート
CMR テンプレートは、TelePresence Conductor 上の会議テンプレートと会議エイリアスに対応します。Cisco TMSPE を使用して作成された CMR は、TelePresence Conductor Web ユーザ インターフェイスから変更できません。TelePresence Conductor を使用して作成された会議テンプレートおよびエイリアスは、Cisco TMSPE 経由で変更できません。
パーソナル CMR タスク フローの有効化
手順 | コマンドまたはアクション | 目的 |
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ステップ 1 | API アクセス権を持つ TelePresence Conductor ユーザの作成
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各 TelePresence Conductor またはクラスタでパーソナル CMR の API 対応ユーザ アカウントを作成します。
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ステップ 2 | TelePresence Conductor API ユーザの Cisco TMSPE への追加
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ステップ 3 | パーソナル CMR の WebEx の有効化
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これはオプションです。
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ステップ 4 | CMR テンプレートの作成
| 1 つまたは複数の CMR テンプレートを作成し、CMR URI と数値エイリアスの基本的なダイヤル プランを指定する必要があります。
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ステップ 5 | グループへの CMR テンプレートの適用
| Active Directory ユーザ グループにテンプレートを適用します。
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ステップ 6 | 個人用 CMR のモニタリングの有効化
| これはオプションです。モニタリングを有効にする場合は、TelePresence Conductor を Cisco TMS に追加します。TelePresence Conductor がすでに Cisco TMSPE に追加されている場合でも、この手順を実行する必要があります。
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ステップ 7 | CMR の同期
| Active Directory ユーザは Cisco TMS と定期的に同期されます。同期後、CMR の詳細に関する電子メールが TMS から対象ユーザに送信され、ユーザはその CMR をアクティブ化することができます。
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ステップ 8 | ユーザが CMR をアクティブ化します。
| ユーザが CMR をアクティブ化すると、TelePresence Conductor で CMR が作成されます。パーソナル CMR が作成されると、Cisco TMSPE によって、ユーザのグループに関連付けられている CMR テンプレートの設定が適用され、TelePresence Conductor でルームが作成されて、電子メールがユーザに送信されます。これ以上、管理者が実行する必要のある操作はありません。
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次の作業次の会議の方法を使用できるようになりました。
API アクセス権を持つ TelePresence Conductor ユーザの作成
手順TelePresence Conductor で、[ユーザ(Users)] > [管理者アカウント(Administrator accounts)] に移動して、次の属性を持つユーザを作成します。
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アクセス レベル:読み取り/書き込み
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Web アクセス:いいえ
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API アクセス:はい
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状態:有効
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TelePresence Conductor API ユーザの Cisco TMSPE への追加
手順
ステップ 1
| Cisco TMS で、 に移動します。 |
ステップ 2
| [TelePresence Conductorの設定(TelePresence Conductor Settings)] をクリックします。 |
ステップ 3
| [新規追加(Add New)] をクリックします。 |
ステップ 4
| TelePresence Conductor の設定のダイアログで、TelePresence Conductor の詳細とユーザ クレデンシャルを追加します。[ホスト名/IP(Hostname/IP)]:TelePresence Conductor のホスト名または IP アドレス。-
[ポート(Port)]:接続するためのポート(デフォルトはポート 443 上の HTTPS です)。
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[ユーザ名/パスワード(Username / Password)]:前のステップで作成した Conductor ユーザのクレデンシャル。
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[ドメイン(Domain)]:TelePresence Conductor は、Cisco TMSPE で作成されたすべての数値エイリアスにこのドメインを付加します。
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[保存(Save)] をクリックします。
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パーソナル CMR の WebEx の有効化
CMR Hybrid がすでに導入されている場合は、必要に応じてパーソナル CMR で CMR Hybrid を有効にして、Cisco WebEx ユーザと TelePresence ユーザによる共同参加を許可できます。これが初めての CMR Hybrid 展開である場合は、後で別のタスクとしてこの設定を行い(「パーソナル CMR での CMR Hybrid の使用」を参照)、その時点で CMR を再生成できます。または、CMR を定義する前にここでこの設定を行うこともできます。
手順
ステップ 1
| Cisco TMS で、[管理ツール(Administrative Tools)] > [設定(Configuration)] > [プロビジョニング拡張機能の設定(Provisioning Extension Settings)] に移動します。 |
ステップ 2
| Collaboration Meeting Room で、[WebEx接続を許可する(Allow WebEx Connections)] を [はい(Yes)] に設定します。 |
ステップ 3
| [保存(Save)] をクリックします。
ここでこの設定を行う場合は、次の手順で CMR のテンプレートを作成するときに必ず [WebExを含める(Include WebEx)] をオンにしてください。
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CMR テンプレートの作成
手順
ステップ 1
| Cisco TMS で、 に移動(して、Cisco TMSPE にアクセス)します。 |
ステップ 2
| [Collaboration Meeting Room テンプレート(Collaboration Meeting Room Templates)] で、必要に応じて 1 つ以上のテンプレートを作成します。- この CMR テンプレートが PMP ライセンスを持つユーザ用である場合は、CMR テンプレートの [Multiparty ライセンスモード(Multiparty License Mode)] を [Personal Multiparty] に設定します。
- [SIP エイリアス パターン(SIP Alias Pattern)] は、ユーザが CMR に接続するためにダイヤルする URI パターンを指定します。[数値 エイリアス パターン(Numeric Alias Pattern)] は、オプションで追加する数字ダイヤルを指定します。これは、番号範囲または正規表現パターン(Active Directory の [会社電話(Office Phone)] または [携帯電話(Mobile Phone)])に基づいて指定できます。
- CMR Hybrid を使用しており、WebEx ユーザが会議室にアクセスできるようにする場合は、[WebEx を含める(Include WebEx)] をオンにします。
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グループへの CMR テンプレートの適用
手順
ステップ 1
| Cisco TMS で、 に移動します。 |
ステップ 2
| 関連するグループを選択して、[アクティブ(Active)] 列で必要なテンプレート用のボタンを選択します。 |
個人用 CMR のモニタリングの有効化
これはオプションです。モニタリングを有効にするには、TelePresence Conductor が Cisco TMSPE に追加されていても、この手順を完了する必要があります。
手順
CMR の同期
Cisco TMSPE は、すべてのパーソナル CMR を 1 日に 1 回自動的に同期します。同期が発生するまで待つか、(パーソナル CMR または PMP ライセンスを使用する場合は)手動で CMR を同期できます。
手順
ステップ 1
| Cisco TMS で、 に移動します。 |
ステップ 2
| [Collaboration Meeting Roomテンプレート(Collaboration Meeting Room Templates)] で、[TelePresence Conductor の設定(TelePresence Conductor Settings)] をクリックします。 |
ステップ 3
| 開いたダイアログ ウィンドウで、関連する TelePresence Conductor を見つけ、そのアイコンをクリックします。このアイコンは右側にあります([TelePresence Conductor Multiparty ライセンス(TelePresence Conductor Multiparty Licensing)] というツールチップが表示されます)。 |
ステップ 4
| 開いたダイアログ ウィンドウで、[今すぐ同期(Synchronize Now)] をクリックします。 同期が完了すると、Cisco TMS は影響を受けるユーザに各自のパーソナル CMR が使用可能になったことを電子メールで通知します。これで、ユーザは Cisco TMSPE ユーザ ポータルから各自の CMR をアクティブにしてカスタマイズできます。ユーザが各自の CMR をアクティブにすると、TelePresence Conductor でその CMR が作成されます。 |
Multiparty ライセンスの管理
TelePresence Server 会議ブリッジがあり、Multiparty ランセンスを使用している場合、この項の手順を使用します。この場合は、ブリッジにスクリーン ライセンスをロードする代わりに、Cisco TelePresence Conductor 上でライセンスを一元管理します。
手順 | コマンドまたはアクション | 目的 |
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ステップ 1 | Multiparty ライセンスの有効化
| シスコは Multiparty ライセンスを有効にすることをお勧めします。
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ステップ 2 | ユーザへのライセンスの適用
| Shared Multiparty(SMP)ライセンスと Personal Multiparty(PMP)ライセンスが混在する場合は、特定のユーザ グループ内の各ユーザに PMP または SMP ライセンスを割り当てる必要があるかどうかを定義できます。特定のユーザ グループに対してどのライセンス タイプが使用されているかを確認するには、次の手順を実行します。
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ステップ 3 | ライセンス モードの変更
| 特定のユーザ グループのライセンス モードを変更するには、次の手順を実行します。
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ステップ 4 | ライセンスの手動同期
| 自動同期を待たずに PMP ライセンスをすぐに使用する場合は、次の手順を使用します。
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ステップ 5 | ライセンスの使用状況のモニタ
| インストールされているライセンスの数、ユーザに割り当てられた PMP ライセンスの数、および最近 60 日間の SMP ライセンスのピーク時使用状況を確認するには、次の手順を実行します。
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Multiparty ライセンスの有効化
シスコは Multiparty ライセンスを有効にすることをお勧めします。
手順
ステップ 1
| TelePresence Conductor にログインします。 |
ステップ 2
| TelePresence Conductor にアクティブなコールがないことを確認します。Multiparty ライセンスを有効にすると、現在アクティブなコールが終了します。 |
ステップ 3
| [メンテナンス(Maintenance)] > [オプション キー(Option keys)] に移動します。 |
ステップ 4
| [ソフトウェアオプション(Software option)] の [オプションキーの追加(Add option key)] フィールドに、購入した Personal Multiparty(PMP)または Shared Multiparty(SMP)ライセンスのオプション キーを入力します。 |
ステップ 5
| [オプションの追加(Add option)] をクリックします。 |
ステップ 6
| 購入した他の PMP および SMP ライセンス キーについて、この手順を繰り返します。ライセンス キーは追加式になっているため、たとえば、100 個の Personal Multiparty ライセンス用のオプション キーを 2 つ追加した場合は、200 個の Personal Multiparty ライセンスを使用できます。 |
ステップ 7
| 同じページで、[Multiparty ライセンス(Multiparty Licensing)] の [TelePresence Server の Multiparty ライセンス(Multiparty licensing for TelePresence Servers)] を [有効(Enabled)] に設定します。 |
ユーザへのライセンスの適用
Shared Multiparty(SMP)ライセンスと Personal Multiparty(PMP)ライセンスが混在する場合は、特定のユーザ グループ内の各ユーザに PMP または SMP ライセンスを割り当てる必要があるかどうかを定義できます。ユーザにパーソナル CMR がプロビジョニングされていて、そのパーソナル CMR が Personal Multiparty(PMP)ライセンス モード(デフォルト)に指定されている場合を除き、ユーザは自分の会議の Shared Multiparty(SMP)ライセンスを消費します。この指定は、パーソナル CMR を設定するときに行う必要があります。個人用 CMR を有効化するを参照してください。
特定のユーザ グループに対してどのライセンス タイプが使用されているかを確認するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1
| Cisco TMS で、 に移動します。 |
ステップ 2
| 該当するテンプレートを選択します。 |
ステップ 3
| [Multiparty ライセンスモード(Multiparty License Mode)] ドロップダウンで、このテンプレートが割り当てられたユーザ グループに対してどのライセンス タイプが使用されているかを確認します。 |
ライセンス モードの変更
特定のユーザ グループのライセンス モードを変更するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1
| 変更をサポートするのに十分な数の PMP ライセンスまたは SMP ライセンス(必要に応じて)が使用できることを確認します。 |
ステップ 2
| Cisco TMS で、 に移動します。 |
ステップ 3
| 該当するテンプレートを選択します。 |
ステップ 4
| 必要に応じて、[Multiparty ライセンスモード(Multiparty License Mode)] ドロップダウンを設定します。PMP ライセンスをユーザに適用するには、[Personal Multiparty] を選択します。 |
ステップ 5
| [保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 6
| [同期ステータスの確認(Check sync status)] の横にあるカウンタは、変更されたテンプレートと同期していない CMR の数を示しています。TelePresence Conductor 上の変更を同期させる場合は [CMRの再生成(Regenerate CMRs)] をクリックします。 |
ライセンスの手動同期
Personal Multiparty(PMP)ライセンスは、Cisco TMSPE による関連するパーソナル CMR の日次同期によって自動的に同期されます。自動同期を待たずに PMP ライセンスをすぐに使用する場合は、次のようにして手動で同期できます。
はじめる前に同期は、メンテナンス ウィンドウ中に行うか、少なくともとピーク時間を避けて行うことを推奨します。
手順
ステップ 1
| Cisco TMS で、 に移動します。 |
ステップ 2
| [Collaboration Meeting Room テンプレート(Collaboration Meeting Room Templates)] で、[TelePresence Conductor の設定(TelePresence Conductor Settings)] をクリックします。 |
ステップ 3
| 関連する TelePresence Conductor を見つけ、そのアイコンをクリックします。このアイコンは右側にあります([TelePresence Conductor Multipartyライセンス(TelePresence Conductor Multiparty Licensing)] というツールチップが表示されます)。 |
ステップ 4
| [今すぐ同期(Synchronize Now)] をクリックします。 |
ライセンスの使用状況のモニタ
インストールされているライセンスの数、ユーザに割り当てられた PMP ライセンスの数、および最近 60 日間の SMP ライセンスのピーク時使用状況を確認できます。
手順TelePresence Conductor で、 に移動します。
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